福森哲也の「ベトナム投資通信」
ベトナムでの定期預金
11月13日
先週30度前後のベトナムから寒い(コートが必要な・・・)日本に戻ってきました。既に乾季が近い筈のホーチミンでしたが、今回は雨の日が多く『変な天気だ・・」と皆言っていました。ハノイでは大洪水で、知人の会社の多くも社員が出社できずに業務はストップしていました。幸いのことに負傷者等は知り合いの中ではいなそうなので安心しましたが。。。
今回は安い(ベトナム航空<JAL)JAL便での帰国でしたが、日本語ができるようでできないCAの方々(「マニュアルどおりやるので精一杯です!」って感じで頑張っていました)や、相変わらずの早朝の不味い朝食のためのたたき起こしや、隣の大柄な米国人の方の領空侵犯なので、ちょっとイラッとする帰国便でした。JALが最初に朝食を廃止してその分金額を安くする英断をしてくれたら、本当にリスペクト!するのですが。。。でも成田到着後は、トイレ→荷物のピックアップ→成田エクスプレス→小田急線と全く待ち時間のない完璧なリレーで、過去最速で自宅まで戻れました(パチパチ)。
ベトナムでは、アグリバンクとサコムバンクに口座を開いて、現地で使うドン現金やカード決済に使っています。昔は居住者しか銀行口座を開けなかったのですが、最近は口座は開けるようになっています。サコムバンクではVISA付きカードなので、現地でのレストランやホテルなどでは活用できます(でも所謂カード決済ではなく、デビットカードのようなもので、使った翌日にはサコムバンク口座から引き落とされています。今回、使っていないカード決済を2回分も翌日に引き落とされていて、交渉して戻してもらいました)。
サコムバンクではビザがなくてもパスポートを持っていけば比較的簡単に口座は開けます。1週間後にはVISA付きカードももらえます。でも他の銀行では「ビザがなければ口座は開けません」と断られることがあります。支店や担当者次第です。知り合いもアグリバンクで口座を開こうとして断られました。私の口座を見せて幾ら説明しても、その担当者は理解できなかったのです。同じ銀行・同じ支店でも、担当者が違うとこんなことが未だに起きるのでが”ベトナム”です。私がアグリバンクで口座を開いた時は、2名ぐらいの女性が殆ど全ての書類に必要事項を書いてくれて、後はサインするだけという感じだったのですが。
せっかくの高金利のベトナムなので、定期預金をしようと思い、何度か銀行に足を運びました。「ビザのない外国人は定期預金はできない」「ベトナムで働いている証明がないと定期預金はできない」などなど、色々言われたのですが、ある日、サコムバンクある支店の若い女性が明快に教えてくれました。
「ビザの残存期間だけの定期預金ができます。日本人は2週間以内ならビザが必要ないので、2週間-滞在期間分の定期預金ができます。今なら、福森さんは1週間の定期預金なら組めますがどうしましか?」
今回試しに6ヶ月のマルチビザを取って5ヶ月の定期預金にチャレンジしてみました。ビザ取得の代行業者も多いようですが高いので、スケッチトラベルに召喚状なるものを作ってもらってメールで送ってもらい、ホーチミン空港内のビザ申請所でビザを申請しました。スケッチトラベルの費用が60ドル、空港でのビザ代が100ドルでした。空港での申請はちょっとドキドキしましたが、結構簡単にできました。
先週帰国までに明快にルールを教えてくれたサコムバンクの女性のところに行き、5ヶ月定期をお願いしました。私の口座が本店なので、本店とのやり取りに1〜2時間必要になるということで一端退散。手続きが無事終了したら携帯に電話をくれるということで待っていました。無事にThanhさんから電話が。夕方に書類への最終サインとパスポート・定期の証明券(昔の日本にあったようなやつ)をもらって無事終了。5ヶ月で6%強の利率になります。金額が金額なので、かかった費用との兼ね合いではトントンというところでしたが。。。でも、利子部分は海外送金できないようですので、念のため。
帰国したらベトナム航空からゴールドカードが来ていました。JALやANAなども使いながらですが、流石にこれだけ頻繁に行くとゴールドになりますね。。。なんか嬉しい気分です。ビジネスカウンターでチェックインできるのは、今までのチタンカードと同じですので、使い勝手は殆ど変わらないのでしょうが。
ヘンカップライ
ベトナムは落ち着いていますが。。
10月29日
1ヶ月ぶりにホーチミンに来ています。世界中の株価暴落の嵐の1ヶ月でしたが、ベトナム株式市場も320ポイントまで下落してしまいました。こちらの関係者の多くは320ポイントあたりを底と見ていたようですが、世界金融恐慌の動向次第では280ポイント当たりは十分にありそうだという見方が増えています。
しかしながら、「ロシア等のように株式市場を閉鎖したりする必要はないのか?」という質問に対しては、「ベトナムの最悪期は数ヶ月前で終わっており、今投資家はパニックにはなっていないし、これ以上は悪くはならないと思っている」ときっぱりと言っています。
確かに、石油・ガソリン価格や食料・資材価格の下落、外貨準備高の発表、落ち着きを取り戻している金融・為替政策など一時よりは皆の生活上が安定感が増している感じです。株式や不動産投機・投資をしていた一部の富裕層の懐はかなり痛んでいますし、日本人・韓国人なども意気消沈しているので、そういった人を対象にした商売はめっきり売上が落ち込んでいます。NAKASUなどの日本人・韓国人向けカラオケラウンジなども客数は10月にがくんと落ち込みました。
日本以上に心配なのは韓国の状況です。本国も経済・株式市場・為替全て大変なことになっていますし、ベトナム・カンボジア・ラオスに腰をすえて事業投資や株式・不動産投資をしてきた人たちも相当な痛手を負っています。「夜の娯楽にお金を使えない」と韓国人のお客さんが言っているとNAKASUのマネジャーも嘆いていました。韓国系資金が絡んでいる不動産開発案件やホテルゴルフ場などがストップすることが心配です。
また来年にかけてFDIや越僑のお金も落ち込む可能性が高いと思います越僑マネーはODAに匹敵・凌駕する貴重な海外からの投資資金ですので、この落ち込みも心配です。
ただ、友人の銀行マンがベトナム担当になり、先日ベトナムに訪問して帰国後、「ベトナムに個人的にも今から投資したい」と言ってきました。現地の状況を実際に見て、感じて、今の株価なども見て、間違いなく中長期的にはこの国への投資はありだと判断したようです。香港やタイなどアジア圏の経験が豊富な金融のプロの言葉だったので心強く感じます。
先日の日経平均一時7000円割れの日に食事をした神戸の会社の社長さんも、余剰資金はベトナム株に投資家だなと言っておられましたし。
こりずに5年後・10年後のベトナムを信じている福森でした。
ヘンカップライ
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