羽根英樹のサヤ取りブログ

2019年を振り返って

12月30日
今日で2019年の相場も終わりです。お世話になった皆様ありがとうございました。

今年は拙著、イベントドリブントレード入門を世に出すことができ、いろいろな方から反響をいただきました。心から感謝いたします。
さて、この本は主に短期の売買を扱っているため、投資家さんというよりも、トレーダーの方を想定した本です。しかし、意外にもバリュー投資家の方々がらの反応がありました。理由の一つに、この本でTOBを扱ったことが挙げられます。バリュー投資家からみると、自分の持ち株に対してTOBがかかるという事象は少ない事のようです。確かにバリュー株は会社価値に対して割安に放置されているのですから、TOBの対象になりやすいのでしょう。そんなことから、TOBを利用して利益を出すという手法は、身近だったのでしょう。

来年も、TOBはさらに活発になると予想されます。親子上場の解消やアクティビストの活躍は時代の流れの必然だからです。

来る2020年が皆様にとって良い年になりますよう祈念いたします。それでは皆様よいお年をお迎えください。

検証が難しい決算イベント

05月20日
数あるイベントの中で難易度が非常に高いのが、決算発表です。決算発表は発表時刻が企業によってまちまちなのは仕方がないとして、ザラ場中の発表がかなりの企業であります。拙著イベントドリブントレード入門の企業不祥事の項でも述べたとおり、引け後に起きるイベントと場中に起きるイベントでは反応が全く違います。前者ではイベント直後の寄り付きで大きく反応するのに対して、場中のイベントはニュース伝達に時間差があるせいでしょうか一度反応した後、何度もトレンド方向に動くような反応があります。
また、例えば同業種の決算が続いた場合、先の会社の決算には大きく反応しても、同様の決算が続くと次第に反応が小さくなり、遂には織り込み済みの状態になって、逆方向に動く場合も珍しくありません。もちろん決算前の企業ごとのコンセンサスの違いや。自社予想のブレやクセの違いがあり、定量分析を困難にしています。しかし比較的最近専業になった個人投資家が、決算発表を利用した売買専門で利益をあげているという話を聞いて、やっぱり専門は強いなという思いを改めて感じました。もちろんこの投資家は、決算の分析に多大な労力をかけていることは言うまでもありません。

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