羽根英樹のサヤ取りブログ

検証が難しい決算イベント

05月20日
数あるイベントの中で難易度が非常に高いのが、決算発表です。決算発表は発表時刻が企業によってまちまちなのは仕方がないとして、ザラ場中の発表がかなりの企業であります。拙著イベントドリブントレード入門の企業不祥事の項でも述べたとおり、引け後に起きるイベントと場中に起きるイベントでは反応が全く違います。前者ではイベント直後の寄り付きで大きく反応するのに対して、場中のイベントはニュース伝達に時間差があるせいでしょうか一度反応した後、何度もトレンド方向に動くような反応があります。
また、例えば同業種の決算が続いた場合、先の会社の決算には大きく反応しても、同様の決算が続くと次第に反応が小さくなり、遂には織り込み済みの状態になって、逆方向に動く場合も珍しくありません。もちろん決算前の企業ごとのコンセンサスの違いや。自社予想のブレやクセの違いがあり、定量分析を困難にしています。しかし比較的最近専業になった個人投資家が、決算発表を利用した売買専門で利益をあげているという話を聞いて、やっぱり専門は強いなという思いを改めて感じました。もちろんこの投資家は、決算の分析に多大な労力をかけていることは言うまでもありません。

裏技トレードその2

04月11日
イベントドリブントレード入門で例を挙げた裏技的なトレードは、大きく分けて2種類に分類されます。ひとつは、取引所のルールに起因するもの。制限値幅が取引所によって異なることを利用した方法や板寄せ方式独自のルールを逆手に取ったトレードがこれにあたります。もう一つは、証券会社など金融機関のプラットフォームに起因するものです。書籍では初期のFX取引の例とオプションの例を挙げました。これらは取引所取引とは違いOTCの形を取っています。つまり顧客の利益はそのまま業者の損失になるので、業者側は裏技が可能なことに気づいたらすぐに手を打ってきます。取引ルールやプラットフォームの改変をするのが普通ですが、すぐにできない場合、裏技を使用している顧客に対して、取引制限をかけることもあるようです。このあたり前回似ていると言ったパチンコと全く同じ対応です。パチンコ店の場合は、変則的な打ち方をする客を出入り禁止にするという方法がよくとられます。普通にパチンコをしている人は知らないかもしれませんが、セミプロ以上に稼いでいる人ならこの辺の事情はご存知だろうと思います。
ちなみに書籍ははっきり述べていませんが、オプション取引は、バイナリーオプションの事です。ただし現在のバイナリーオプションでは通用しません。念のため。

裏技トレード

04月11日
イベントドリブン入門の中で、一般的なイベントの他少し変わった毛色の分野を紹介している部分があります。7章の後半にある「取引制度やルールの盲点をつく」というタイトルの項目がそれです。厳密にはイベントドリブンとは言えないのですが、宝探しのような分野でもし見つけることができれば利益を独り占めできる可能性があるのです。パチンコをする人なら知っていると思うのですが、パチンコやパチスロには、時々バグに近いようなプログラム上の欠陥や役物の欠陥がみつかることがあります。それを早く知った人は荒稼ぎができるのです。相場でも同じようなことがあります。過去にはさまざまな「取引機構上の盲点をついたトレード」が一部の「早く気づいた人」だけで行われてきました。相場の場合はパチンコと異なり、多額の資金がつぎ込めます。過去にはそれらの手法だけでひと財産を築いた人がいたのです。本の中では過去に通用した方法を紹介しいています。過去の手法なんか見ても意味がないと思う人もいるでしょう。しかし過去どんな手法があったのかを知らないで、今後発生するであろう、「盲点を突くお宝手法」を見つけ出すことは困難です。やみくもに探すのでは効率が悪いです。それより過去の手法を改良するだけで通用する場合もあるでしょうし、類型をみつける際には過去のものが参考になります。今後どんどん新しいマーケットや投資商品が出てくると思います。その中で裏技的トレードが通用するものがあるとしたら・・ちょっとわくわくしませんか?

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