増田丞美の「オプションの極意」
リスク・プロファイル
10月20日
現況下の日経225は株価指数ではなく「個別株」の一つの銘柄と見なすべきである。
リスク・プロファイル(リスクの水準・内容)は従来の株価指数のそれとは明らかに異なる。
従来、オプション売り戦略を多用するプロのトレーダーには
株価指数オプションの専門家が多かった。
米国ではS&P500オプション、英国ではFTSE100オプション、欧州ではユーロストックス50オプションやDAX30オプションという具合に、である。
彼らはそれらの株価指数一つに特化するのが一般的であった。
今、これらの株価指数オプションは個別株オプションと変わらない。
とりわけ日経225オプションは最も不利である。
取引時間が米国の取引時間とオーバーラップせず、現在変動の激しい米国株式市場の大きな影響を受けるからである。
現況下では、これは大きなリスク要因である。
日経225オプションのIVのレベルは既に70%を超えている。
日経225オプションの場合は米国が変動した翌営業日に取引をしなければならない。
このリスクを考慮しなければならない。
どうみても、米国株式オプションの方がより優位である。
株式オプション
10月06日
「バリュー投資」は、たとえば、本来1ドルの価値のあるものが40セントで売られているときに、その「割安」を買うという投資法であるが、我々はオプション取引においてその逆のことをしばしば行う。
本来1ドルのものが2ドルで売られているときに売るのだ。
そして、それを発見するのは株式投資より株式オプションの方がしばしばずっと容易であるように思われる。
以下のチャートはインプライド・ボラティティ(IV)とヒストリカル・ボラティティ(HV)の乖離を表している。
この乖離は控えめに言っても尋常ではない。
株価の将来における上昇の大いなる期待の反映であろう。
しかし、我々はこのような期待が裏切られることに賭けるのを好む。現在の金融情勢を
考慮すればなおさらである。
米国株式市場急落!!
09月30日
昨夜(9.29)は米国の金融安定法否決を受けて、
米国株式市場はダウージョンズ株価指数ベースで1987年以来の大幅下落を見た。
我々はこれを予測できたわけではないが、
オプションでは株式投資や株式トレードとは全く異なる「ゲーム」を行っているので、あらかじめ、同行動を取るべきか知っていた。
以下に、その典型的な例の一つを紹介しよう。
多くの株式(すべてではない)は、
下落に伴いインプライド・ボラティティ(IV)が上昇する。
(1998年に破綻したヘッジファンドLTCMは株式のボラティリティは平均して15〜20%に落ち着くので、これより高いボラティリティを売ることで長期的に利益をあげることができる言って株式のボラティリティを売る戦略を実行していたが、それは誤った考えだ!)
以下のチャートは上図が株価、下図はボラティティの推移を示している。
株価の下落とボラティティの動きが逆の方向を示している。
株価下落による心理(恐怖)がIVを大きく上昇させている。
重要なことは、
これが昨夜の市場全体の急落より前に起こっていたということだ。
株式市場とは異なる「競技場」には、
異次元のゲームのやり方で、このような金融危機と呼ばれる状況の中で比較的容易に利益を上げる手段があるのだ。
利益率と勝率の高かったオプション倶楽部の売買戦略セミナー 10月22日(水)
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=3520&c=2011073800006
コア戦略
09月29日
金融市場の現在の状況を整理すると、米国サブプライム問題に端を発し、米住宅金融公社(フレディマック、ファニメイ)の経営破綻→政府管理下、リーマンブラザーズの経営破綻→倒産(会社更正法の適用)、メリルリンチの経営破綻→バンク・オブ・アメリカへの身売り、AIGの経営破綻→米政府による救済、米国最大手貯蓄銀行(ワシントンミューチュアル)の経営破綻→JPモルガン・チェース銀行への資産譲渡といったように多くの大手金融機関が短期間のうちに経営破綻している。
いずれもサブプライムに絡むモーゲージ証券(住宅・不動産担保証券)投資、サブプライム住宅ローン、サブプライム住宅ローンに絡む債務保証デリバティブ(クレジット・デフォルト・スワップ)等に深く関わった金融機関だ。これらが世界中の株式市場、債券市場、通貨市場、そして商品市場に影響を与えている。
さて、この中にあって、オプション倶楽部の取引手法はどうだろう?
オプション倶楽部が特に好む、そして得意とする「コアの戦略」は、その威力を発揮し、伝統的な株式投資やトレードと比べるとずっと優位であると思われる。
ここでオプション倶楽部の取引手法の根幹について触れたい。
オプション倶楽部のいくつかの手法(コア戦略)は、単に“取引戦略”とか“手法”という類のものではなく、いわゆる「錬金術」といっていいだろう。
簡単にいえば、市場に落ちているお金を拾うか、オプションの「商品構造」を利用して市場からお金を奪うやり方なのだ。
よって、この「術」に適う銘柄や市場を選択することが肝要だ。
「お金が落ちている」オプション市場(銘柄)、「お金を比較的容易に奪わせてもらえる」オプション市場(銘柄)を選ぶことだ。
(以上、倶楽部特別レターより)
利益率と勝率の高かったオプション倶楽部の売買戦略セミナー 10月22日(水)開催
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?c=2011073800006
株価変動より“確実な”の異常の修正
09月16日
以下は米国株式のボラティリティチャートを表している。
120%以上あったインプライドボラティリティはピークから50%以上も減少した。
HVとIVの差を見ていただきたい。
ピークで70%以上もの差があった。
あきらかに異常であった。
そして、その異常が修正されただ。我々はこのような「異常」を利益に換えることを好む。
利益率と勝率の高かった
オプション倶楽部の売買戦略の解剖<フラッシュバック>セミナー
2008年10月2日(木)19:30〜開催
こだわらないことだ
09月09日
『オプション売買の実践<株式偏>』(パンローリング刊)第1頁に「うまくいった方法にこだわらないことだ。」とある。
市場は時期、時代とともに変貌を遂げ、それまでうまくいっていた手法がうまくいかなくなるときがある。
そのような場合に立ち止って考えてほしい。
単に自分の調子が悪いだけなら、従来の方法を継続していいだろう。
そうでないなら、トレードを休み、相場環境かトレード対象市場(銘柄)、手法をチェックすること。
ただし、「うまくいった方法にこだわらないことだ。」の意味を履き違えないでほしい。トレードで継続してうまくいくには、技法の「土台」をしっかり身につけなければならない。
それには、「自分に性格に合った方法」を確立することだ。
倶楽部が紹介している手法は、プロが長年にわたって成功した手法であるが、個々人にとっては合わないかもしれない。
これは大事なことなので、よく理解してほしいのだ。
個々人の性格が異なるので、ある個人にとってうまくいった手法が他の個人にとってはうまくいかない、ということが現実的にある。超短期志向でデイトレードが向いている人もいれば、数日のポジションでうまく人もいる。
また、数週間にわたる長めのポジションでないとうまくいかない人もいる。
さらに、オプション「買い戦略」で利益を上げる人がいる一方で、「買い戦略」によるタイムディケイのプレッシャーが嫌で「売り戦略」しか行なわない人もいる。トレードで成功する人は自分の性格に合った方法を選んでいる。さらに、「買い戦略」や「売り戦略」を自分なりの方法にアレンジしている。
一例をあげる。日本でLEAPSが紹介されたのは『オプション売買の実践』(パンローリング刊)によってである。著者の言葉を借りれば、当時はLEAPSプット売り戦略だけで十分に儲かった。
2000年のナスダック銘柄(特に、IT銘柄)の暴落によってそれまでの値がさ株が低位株になってしまった後だったのでなおさら、LEAPSプット売り戦略は儲かった。
しかし、「ベア相場」入りし、株価の乱高下が従来より激しくなった現在ではこの単純なLEAPSプット売り戦略だけでは容易に利益を得られないのだ。
このような環境下にあってもLEAPSの成功者はいる。LEAPSコール売りやLEAPSのNOPS戦略、超低位株に絞ってLEAPS売りを行なったり、工夫を凝らして自分の性格にあったポジションを作っている。
ページの先頭へ
ブログトップへ
PC版へ