結喜たろうの究極のFXポートフォリオ運用 - 投資の仲間たち

現在の政策金利一覧

05月05日
しばらく政策金利の一覧を貼っていなかったので、
まとめたものを貼っておきます。

リスク分析ツールの[Swap]タブ画面に転記する
各国の政策金利です。

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推移グラフも合わせて記載しておきます。

リーマンショック後、軒並み下がった金利も徐々に上昇しましたが、
去年あたりから再び金利に下落傾向が出ているようです。






投資信託を悪く言ってはいるものの・・・

05月02日
投資信託に対してはあまり良い印象持ってないのと、
投信などを買って馬鹿高い手数料を支払うぐらいなら、自分で
スワップ運用した方がマシと想い、ずっと運用しています。

・・・が、それでも自分が投信の運用を任されたら、
これ以上のパフォーマンスを上げられるか?

と問われればNOでしょう。

理由は、まず自分のお金と他人のお金を扱うのでは
心理的にかかってくるプレッシャーが全然ちがいます。

そして、なにより投信運用に関しては、さまざまな制約があり
運用者は本当にガンガラ締めになっています。

なにより期間を決められているのが本当にしんどい。

ここまで制約の多い状況下で、例え負け投信だったとしても、
よくこの程度のパフォーマンスを維持できるな?と感心します。

逆に言えば、個人投資家はこのようなプロの投信者に課せられた
がんがら締めの制約が無い部分が、非常なメリットとなります。

個人投資家がプロのひしめき合うマーケットで行きぬくには、
プロがどのような制約の中でどのような運用を行っているのかを
知っておくのは大きなメリットとなるでしょう。


ところで、私の場合は、けっこう金融工学うんぬん・・
の話をします。

今年のはじめに出した本も、金融工学を使った個人投資家向けの
実践書となりますが、この本、友人知人など多くの人に見せると、
一部の人たちからは、同じような反応があります。

金融工学なんて役に立たないし、いくらそんなものを使っても
ノーベル賞の経済学者が破滅してんでしょ?(嘲笑)

・・・という意見です。

こういう話を聞くと本当に残念に思うのですが、
おおむね、学者が破滅した・・・なんて話しは、
金融工学が間違ってる、使い物にならない・・ではなく、
使い方そのものを誤ってるため、あるいはリスクを過剰に取りすぎたために、
起きた破産だったりするのです。

もっとも、そういう話をする人に対して、

では、金融工学のどの部分がどう具体的に間違っているんですか?

と問えば、もともと感覚的に否定してるだけなので、
ごにょごにょと見当違いのことを言うだけですが。

いずれにしろ現代のマーケット運用においては、現実問題
大人と呼ばれる、超大口たちの運用手段の骨格となっているのは、
やはり金融理論です。

巨大な金がその金融理論をベースに動いてるわけですから、
その理論については、ある程度知る必要はあるでしょう。

それが正しいとか間違っているとかではなく、
すでにそういう理論がマーケットそのものを作ってる一部であるからです。

それと同時に大口運用者が用いてるルールなども
抑えておくと良いと思います。

このブログでも、機会をみつけて大手投信の運用者が
どのようなタイミングでどのような売買を行うかについて、
少しずつ書いてみようかと思っています。


トルコリラ…その5 まとめ

04月30日
さて、前回のトルコリラを含めた複数通貨ペアのポートフォリオですが、
実際の業者扱いで調整してみました。

使用する業者はトルコリラを扱ってればどこでも良いのですが、
GFT SAXOあたりは便利でしょう。

それ以外で、少し調べた感じでは、
FXCMジャパン証券あたりですかね・・・

ただし、1万単位での取引なので、保有単位はそれなりに調整必要です。
しかし、かなりの低リスクになったで多少レバレッジを上げることで、
そこの問題はクリアできそうです。

10000単位で調整したものが下です。
スワップポイントは、FXCMジャパン証券のプレミアム口座のものを入れました。
※クリックで拡大

そして、リスク分析の結果です。
※クリックで拡大

なお、このポジションの1年後99%VaRは、35.37万円でした。
つまり、1年後に1%の確率で35.37万円の損失が発生している可能性があります。

そう考えると、上図の証拠金100万円というのは、まぁ妥当な数字でしょうか。
今後、リーマンショック並みの出来事が起きれば、
最大で40万円ぐらいのドローダウンが発生する可能性があるという心構えは必要です。

直近1年ぐらいはあまり利益は出ていないようなので、
これも、ほったらかし投資のポートフォリオと言えるかも知れません。

でも、リスクがかなり低く抑えられたので、
悪くはないですね・・・・変な投信みたいなものを買うよりは遥かにマシでしょう。






トルコリラ…その4

04月30日
GBPTRY「売り」
AUDCAD「買い」

にJPYをかませて4つの通貨ペアに分解してみました。
これによって多少キメ細かい調整が効くのと、
売買できる業者の幅が広がります。

TRYJPY「買い」
GBPJPY「売り」
AUDJPY「買い」
CADJPY「売り」

の4つの通貨ペアです。
リスク分析ツールとエクセル教材を使って
ウエイトを最適化したたものが次の数字です。


このリスク分析は下のようになりました。


ポジション額で推定リスクが・・・たったの3.53%!?

これはすごいですね。

次回、整理してみます。

本日、あたまがガンガンして記事短いですが、週末すこし休養します。




トルコリラ…その3 TRYを含む通貨ペアとの相性判断

04月26日
前回はTRYと組み合わせるのにGBPが良さそうだと、

「当たりをつけた」ところまで来ました。

TRYとGBPを組み合わせて、スワップポイントがプラスになる通貨ペアは
GBP/TRY「売り」となります。

これを保有するとは、
GBPを借りてきて、TRYと交換して保有するという状況です。

GBPTRY「売り」と相性の良い通貨ペアを探しましょう。

リスク分析ツールの出番です。

通貨ペアも膨大な数なので、一体どうしたら良いのか分らない・・・
と悩むかも知れません。

そういう時は、すでに色々調べたことのあるものを使うのも手です。

例えばAUDCAD「買い」とかですね。
あるいはEURZAR「売り」などですね。

ここは馬鹿の1つ覚えでかまいません。
悩むより、まず取っ掛かりを掴んだら、どんどん手を動かすことです。
作業の中で答えが見つかります。

両方ともやってみましょうか。

今回はリーマンショックの時期も考慮してみたいので、
[共分散計算期間]を4年にしてみました。

なるべく長いスパンで相対的に調べたいからです。


まず、AUDCAD「買い」との組み合わせです。
※クリックで拡大


次に、EURZAR「売り」(ZAREUR「買い」)との組み合わせです。
※クリックで拡大


AUDCADの方が組み合わせとしては良さそうです。

過去のバックテスト結果も良さそうですが、
相関係数を比べればAUDCADの方が無相関に近いようです。
両者の動きはあまり関連してないとなります。

逆相関でなくて良いの?

と思われるかも知れません。

当然、この通貨ペア同士は、タイミングによっては、
同時暴落という可能性はあります。

リーマンショックのときは同時暴落を起こしてますよね。
(それでもたった15%ですけど・・・)

そして、通貨ペアはここから更に分解できます。
最終的に作成された複数通貨ペア同士の相関行列がそれなりの
バランスで組み込まれていれば大丈夫ですので、今は、
2つの通貨ペアが無相関に近いな・・・ぐらいを目処にしておいて
良いでしょう。

ただ、もし、このままの通貨ペアで運用するのであれば、
潜在的なリスクがあるということを忘れないようにしてください。

ちなみにAUDCADが暴落しにくいのは、この通貨ペア内ですでに
通貨同士で逆相関の関係が含まれているからです。

AUDCAD「買い」は、

AUD ロング
CAD ショート

というポジション分解になります。

CADを借り(売っ)て、AUDと交換(買う)したわけです。

CADとAUDの通貨は、どの通貨で建てたとしても、
ほぼ、似たような動きになります。
(逐一確認してみればわかりますが)

それらを買って売ってるわけなので、(つまり逆相関…ちょと語弊はありますが)
大暴落時には、それほど被害を受けにくいわけです。

・・・・といことで、

次は、

GBPTRY「売り」
AUDCAD「買い」

という2ペアのポートフォリオを分析してみましょう。

つづきます。




トルコリラ…その2 TRYと相性の良い通貨を探す

04月25日
トルコリラをテーマに2回目です。

まず、トルコリラと相性の良い通貨を探して見ましょう。
トルコリラのロングに対して、ショート側の通貨を探すわけです。

TRY…ロング側
●●●…ショート側

として、通貨ペアを作ります。

通貨は何十種類もあるので大変だ・・・と思われるかも知れませんが、
それほど大変ではありません。

普通に、リスク分析ツールで、[通貨1]側にTRY、[通貨2]側に●●●を入れて
[リスク計算]を押します。


現れたヒストリカルパフォーマンスを見て、過去の値動きから
レート推移が一番フラットに見えるものを選べば良いだけです。

●●●ですが、通常は、先進国通貨を選べば、大抵、何かみつかります。
USD EUR CHF GBP CAD … まぁ、大体このあたりですかね。

レバレッジを3倍程度の高めにしておくと探しやすいです。

あまり良さそうなものはありませんでしたが、
色々試した結果、GBPがトルコリラと組ませるとマシかな?という感じです。

ここはちょっと手を動かして色々試してみると良いでしょう。

TRY/GBPの場合


通貨同士を組み合わせて作った通貨ペアの
推定リスク(標準偏差)の低いもので選ぶ・・・というのが基本ですが、
トルコリラの直近トレンドとの相性もありますので、標準偏差が低くても、

レバレッジ2〜3倍程度で、大きなドローダウンを発生させているものよりは、
今の段階では、青い線がフラットに近いものを選んだ方が良いと思います。

例えばカナダドルと組ませた方が、標準偏差は小さいのですが、
過去のトレンドを見る限り、右肩下がりとなってトレンド同士の相性は
よろしくなさそうです。

TRY/CADの場合

厳密に数値化して調べても良いのですが、今の段階では、あまり
細かく調べるよりも、見た目の直感でどんどん選んで次の作業に進んだ方が
効率は良いでしょう。

まずTRY/GBP「買い」(またはGBP/TRY「売り」)という通貨ペアを1つ想定してみました。

続きます。




トルコリラ

04月24日
豪ドルと南アフリカランドをテーマにしたので、次はトルコリラについて
調べてみようかと思います。

トルコリラをカバーしている業者は、南アフリカに比べて少ないようです。
それだけに、ここも業者選びまで含めて行ってみたいと思います。

ちなみに政策金利は5.75と一時期よりはだいぶ減りましたが、
それでも安定したスワップが供給される高金利通貨には変わりありません。

今の時点では、比較的組み入れても良いと考えている高金利通貨は

豪ドル
南アフリカランド
トルコリラ
メキシコペソ

です。

このブログでも順番に潰していこうかと思ってますが、
今回から三つ目のトルコリラに焦点を絞ってみます。

ただ、まだ何もやってないので、これからどういう結果が出てくるか
わたくしも楽しみです。


話かわりまして、私の著書が発売中です。
先日、某大手証券会社の専務さんから、この本の感想がとどきました。
べた褒めしてくれていてうれしかったです。




ポートフォリオの過剰最適化はなぜ起きるのか?

04月23日
過剰最適化が起きる原因としては、都合の良い過去情報を拾いすぎたために
発生するという話をしました。

これは単にシステムトレードのバックテストだけにあるのではなく、
あらゆるものに起きる問題だと思っておいた方が良いでしょう。

恋愛の過剰最適化なんてものも笑えない事実としてある気がします。

相手が気になって仕方が無いゆえに、相手の態度を自分の都合よく解釈して
それによってアプローチの仕方を考えるなどです。

実際には、自分の願望を相手の行動に投影して勝手にこじつけてるだけなのですが、
案外、誰しも経験することかも知れません。

彼女(彼)は、わたしに気があるよ・・・みたいな(笑)

トレードでも同じです。


ところでスワップ派の場合は、相関性とも絡んできます。

基本的にレートの動きが近いもの同士を探して片側を売りにしたり、
異なるものを探して同時に買い建てしたりすると思うのですが、

このブログでも何度も言っていますように、
為替レートから直接相関係数を求めると、思いっきり妙な数字となり、
都合の良いものを相性が良いとして拾ってしまいます。

相関係数がコロコロ変わるわけですから、
自分の都合のよい計算期間で都合の良い計算データ数を拾って
最適化に当てはめてしまえるのですね。


例えば豪ドル「買い」と南アフリカランド「買い」を
同時に持ちたい・・・しかし、両方持つとリスク高そうだ・・・

心の願望には、両方を持ちたいという想いがあります。
そこで、為替レート同士の相関を計算して、自分の都合の良いタイミングで
出てきた数字を拾ってしまい、それによって、
この通貨ペア同士のポートフォリオは安全だ!
というトンデモな最適化を行ってしまうのです。

ここの話は、以前書いた、この記事に詳しく載ってますので
興味ありましたら、お読みください。

こんなに恐ろしい!相関係数のお話し!本当に怖い!!

この記事から続けて3〜4回にわたって色々書きました。


さて、過剰最適化がなぜ起きるのか?

ということですが、これは表面的なものだけを見ているときに起こしやすくなります。

上っ面だけみて比較してると、結構、いい加減などうでもよい情報を拾うことになります。

相関係数でいえば、為替レートの相関などは明らかに
表面的なレートの値動きだけにとらわれてしまってます。
本当は、その値動きの背後にある変化率を調べて、
その変化率同士の相関を取らなければならないのです。

どうしても、この相関係数の計算方法の過ちというものは、
本当に怖いなと、いまさらながら思います。
.


ポートフォリオ過剰最適化の問題

04月21日
過剰最適化という言葉をご存知でしょうか?
システムトレードなどをかじった事のある人であれば、
ピンとくると思います。

カーブフィッティングなどとも言われますが、
過去の値動きをあまりに考慮しすぎてしまうと、
バックテストが非常に美しい売買ルールが出来てしまうことを言います。
こじつけのことです。

わかりやすい例え話でいうと

じゃんけん大会があったとします。
10回勝ち抜いて優勝しました。

優勝するためのシステムを作ろうとするときに、
自分が勝った過去の対戦者の状況をつぶさに分析します。

おおむね心理を読むような(例えば挙動不審なタイプはチョキを出しやすいとか)
ものはある程度有効でしょうが、
あまりに、細かいところまで対戦相手の状況を調べだすと、
意味がなくなります。

ネクタイをしてる相手はパーを出したとか、
黒いメガネをかけてる奴はグーを出したとか。

つまり、過去の対戦者の条件をあまりに細かくチェックしすぎたために、
将来のジャンケン対戦には、なんの役にも立たないものをせっせと
作ることになります。

過去にグーを出した者が2人ともメガネをしていたからといって、
次に、メガネをかけた相手がグーを出すとは限りません。

勝負とは無関係な偶然の要素まで広い過ぎてしまうと
過剰最適化がおきるわけです。

過剰最適化でできあがった資産曲線は、綺麗に一直線となって右肩上がりになります。
こじつけてるのだからそうなります。

よく売買システムなどを販売してる業者が
非常に綺麗な右肩上がりのものを見せていたりしますが、
そういうものの中にも過剰最適化が混ざってる可能性があるので気をつけないといけません。


実は、スワップ派の長期投資で作るポートフォリオにも
過剰最適化の問題は発生します。

あまりに通貨ペアを組み入れすぎたりすると起きることがあります。

いまのところ、拙著で公開してる通貨ペアは5つまでなので、
過剰最適化の問題が発生することは、殆どないと思いますが、

10個以上の通過ペアを組み合わせていくと、
案外、そういうことが発生している可能性もあります。


防ぐ方法は、とにかく多角的に通貨ペアを分解して
通貨ごとの特性をつかんだ上で組み入れるということになります。

何個もの通貨ペアを組み合わせたポートフォリオも、
分解したりまとまたりして、実質ポジションを作成すると、
実は、小ぶりのものになったりしますので、通貨ペアは奥が深いです。

そのうち、もっと具体的な話をしますが、
いずれにしろ、今は、
そういう問題もある、ということは頭に入れておくと良いでしょう。







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