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相場読本シリーズ Vol.21  

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1000%の男
〜先物チャンピオンシップ奇跡の売買法

2002年12月26日発売
ISBN 4-7759-9003-9 C0033
定価 本体 2,800円+税
A5判 357頁

著者 フェアリー/炭谷道孝

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News

2006年7月、中国語版「1000%の男」が中国全土で発売されました。


立ち読み

  • 1-29頁 (PDF 958KB)
  • 182-201頁 (PDF 337KB)

    正誤表
    推薦のことば (ジョエル・ロビンス氏)

  • 世界的に有名なロビンス・ワールドカップの日本版で優勝・準優勝に輝いた2人のトレーダーが実際のトレードを解説。驚異的な成績の秘密が、いま明かされる!!

    著者2人は、バーチャルトレードのコンテストではなく日本初のリアルタイム・リアルマネーコンテストで驚異的なパフォーマンスを叩き出した男たちだ。
    本書は、その売買法を詳しく解説した本である。

    優秀なトレーダーを数々輩出する世界的なトレードコンテストがある。米国の「ワールドカップトレーディングチャンピオンシップ」である。2001年、このコンテストが日本市場でも開催された。それが「ロビンス−タイコム先物チャンピオンシップ」である。
    日本ではリアルタイム・リアルマネーのコンペティションは初の試みで、バーチャルではない自己資金でのコンテストで成果を上げられる個人投資家が日本にどれだけいるのかと、開催前は疑問視されていた。だが、それは杞憂だった。日本にも驚異的な収益を上げるスーパートレーダーがいたのだ!
    本書の著者であるフェアリー(Fairy)は順調に収益率を伸ばし、結果的に1度もトップの座を譲ることなく1098%という驚異のパフォーマンスを叩き出して優勝。そしてもうひとりの著者である炭谷道孝も667%という収益率で準優勝となった。
    このチャンピオンシップの高収益の秘訣である手法を紹介したのが本書である。本書は必ずや、あなたを飛躍させるきっかけとなり、優れたトレーダーになるチャンスを与える一冊になるはずだ。

    著者紹介

    ・フェアリー(Fairy)
    日本初のリアルタイム・リアルマネーでのトレーディングコンテスト「ロビンス−タイコム先物チャンピオンシップ」第1回大会で1098%という驚異のパフォーマンスを叩き出して優勝。さらに第2回大会も参加し、709%で堂々の連続優勝という本物のトレードの実力を持つ。淡々とした雰囲気のなかにも独特のセンスと、抜群のテクニックが光るトレーダーである。

    ・炭谷道孝(すみたに・みちたか)
    第1回大会でフェアリーと激しいデッドヒートを演じて高い注目を集め、最終的に667%という高収益率で準優勝。いったん口を開くとだれもを楽しませるユーモアあふれるキャラクターでありながら、10代からの相場経験で培った独自の厳しい相場哲学を持つ。フェアリーとは非常に対照的な個性を持ち、そのトレード手法も異なっている。


    チャンピオンシップ ―2人の売買譜―(一部抜粋)
    フェアリー氏の売買譜 →(PDFファイル. 19.4KB) ●炭谷道孝氏の売買譜 →(PDFファイル. 67.4KB)

    米国ロビンスワールドカップ トレーディングチャンピオンシップ 歴代優勝者の収益率
    優勝者 収益率
    2001 David Cash 53%
    2000 Kurt Sakaeda 595%
    1999 Chuck Hughes 315%
    1998 Jason Park 99%
    1997 ミシェール・ウィリアムズ (Michelle Williams) 1,000%
    1996 Reinhart Rentsch 95%
    1995 Dennis Minogue 219%
    1994 Frank Suler 85%
    1993 Richard Hedreen 173%
    1992 Mike Lundgren 212%
    1991 Thomas Kobara 200%
    1990 Mike Lundgren 244%
    1989 Mike Lundgren 176%
    1988 David Kline 148%
    1987 ラリー・ウィリアムズ (Larry Williams) 11,376%
    1986 Henry Thayer 231%
    1985 Ralph Casazzone 1,283%
    1984 Ralph Casazzone 264%

    チャンピオンシップの成り立ち

    ● スターの誕生
    1987年、当時はまだ無名だったひとりの米国人トレーダーが、あるトレードコンテストに参加した。
    1年間の運用期間ののち、彼は1万ドルの資金を114万7,607ドル、つまり114倍に増やし、そのコンテストで優勝した。これをきっかけに世界的に名をはせるトレーダーとなった彼の名は、ラリー・ウイリアムズ。そしてラリーを輩出したこのコンテストこそ、米シカゴにあるロビンストレーディング社が主催する「ワールドカップトレーディングチャンピオンシップ」なのである。
    このワールドカップがはじまったのは1984年。それ以来、先物業界では最も長い実績を持つこのリアルタイム・リアルマネーのコンペティションは、全米のトレーダー達のプロへの登竜門的な存在として、確固たる地位を築いている。
    この舞台で伝説を作ったのはラリー・ウイリアムズだけではない。1989年、1990年、1992年の大会で優勝したマイク・ランドグレンは、ファンダメンタルズを唯一の材料とし、ライブ・キャトルだけをトレードするという異色の手法で、3度の栄冠に輝いた。
    日系3世のカート・サカエダというトレーダーは、デイトレードを中心に短期間のポジションをとるトレーダーが圧倒的に多いなか、シーズナル(季節的)要因を利用し、5〜10カ月という長期の時間枠でポジションをとって、2000年度優勝者となった。
    また、こんな逸話もある。ラリー・ウイリアムズの娘であり、現在は女優として活躍しているミッシェル・ウイリアムズは、ラリーが初めてこの大会に優勝してから10年経過した1997年に、記念として参加した。ラリーに手法を教わりながらの参戦だったが、1万ドルを11万94ドルにし、なんと優勝してしまったのである。
    そして、エリオット・ウエーブの理論家として有名なロバート・マイヤー、資金管理のプロとして活躍しているライアン・ジョーンズなど、この大会から輩出され、世界的な認知度を得たトレーダーも少なくない。彼らのように過去に大会に入賞したよりすぐりのトレーダーたちは、現在「ワールドカップアドバイザー」というチャンピオンシップのサポートサイトで情報サービスを提供している。会員はホームページ上で彼らのアドバイスやリアルタイムの売買譜も見ることができるほか、毎日のマーケットリポート、ニューズレターや著書、ビデオの販売、トレーダー養成口座など、多岐に渡ってその活躍の場を広げている。
    「ワールドカップ」のルールはいたって単純である。その年の1月に始まり、12月末の終了時までに資金を何%増やしたか、その収益率を競うだけだ。最低1万5,000ドル以上の資金でロビンス社に口座を開けば、いつからでも、だれでも参加できる。しかし、このシンプルなルールゆえ、そして1年という運用期間ゆえ、かえってトレーダーたちの真価が如実に現れる。
    勝敗にこだわり、大きく儲けることばかりを考えていては、コンテスト終了時まで残ることはできない。さらにリスク管理を第一に考え、安定した収益をあげていかなければ上位に入ることはできないのだ。だからこそ、ハイリスク・ハイリターンといわれる商品先物市場で勝ち残った者は、運用のプロとして通用する実力を備えているという証明にもなっているのである。

    ●2000年、日本を舞台に
    そして2000年、数多の実力派トレーダーを輩出し、実績ある大会として確立したこのトレードコンテストが、日本市場を舞台に開催されることとなった。それが「ロビンス−タイコム先物チャンピオンシップ」である。ようやくバーチャルトレード(仮想売買)での投資ゲームが定着してきた程度の状況下で、リアルタイム・リアルマネーでのコンペティションは当然のことながら日本国内においては初の試みである。ルールは米国大会と同様の評価体系を用い、ロビンス社のバックアップを得ての実現ではあったが、日本の個人トレーダーたちにこのリアルコンペティションが受け入れられるかどうかは実際のところ未知数であり、事実開催を危ぶむ声も少なからずあった。
    また、ここ数年で劇的に投資環境は変化しているとはいえ、バーチャルトレードではなく実際に自分の資金でコンテストに参加し、成果をあげられる個人投資家が日本にどれだけいるのかということも、正直うかがいしれなかった。

    ●日本でも驚異的なパフォーマンスのスターが誕生
    だが、さまざまな懸念は、開始当初から杞憂に終わることになる。第1回大会は2000年7月から半年間にわたって開催された。第1週目にトップに立ったハンドルネームFairy氏は、その後も順調に収益率を伸ばし続け、結果的に1度もトップの座を譲ることなく1,098%という驚異のパフォーマンスを叩き出して優勝した。そのFairy氏の後をぴたりと2位につけていたのは炭谷道孝氏。大会後半でのFairy氏とのデッドヒートは高い注目を集め、最終的に667%という収益率での準優勝となった(図参照)。
    Fairy氏の1098%という収益率は、18年の歴史を誇る米国大会でも歴代3位をマークするもので、またそれに次ぐ炭谷氏の667%と、同大会でこれだけの収益率を上位2名が達成した例は、米国大会でも類をみないという。
    またこの結果はロビンス社側と同様、米国大会に参加するトレーダーたちにも、日本の一般投資家のレベルの高さを証明することとなった。ロビンス社のホームページに掲載されている日本大会のランキングをみて、米国の投資家から彼らに資金を預けたいというリクエストもあったという。

    第1回大会で彗星のごとく現れたFairy氏と炭谷氏は、その表彰式で初めて直接顔を合わせる。その記念イベントのパネルトークに現れる2人を目当てに、会場は一般投資家達で溢れたものである。
    一見淡々とした語り口のなかにも、その独特のトレードセンスが光るFairy氏と、いったん口を開けば会場が笑いに包まれる、ユーモアあるキャラクターでありながら、10代からの相場経験で培った独自の相場哲学で持論を展開する炭谷氏は、非常に対照的な個性を持ち、そのトレード手法も異なるものだった。
    その後、2人の好対照といえるキャラクターと、チャンピオンシップの高収益の秘訣である手法の一部を紹介するためのセミナーが東京と大阪で開催された。当日の会場は満員御礼。一般の投資家が講師となるセミナーでは異例の出来事ではないだろうか。
    そして、このときのセミナーの原稿が、本書ができるきっかけとなったのである。

    ラリー・ウイリアムズのサクセスストーリーは日本でもあまりに有名だが、日本の大会も同様に、Fairy氏と炭谷氏が、チャンピオンシップ参加を機に活躍の場を広げる道筋を第1回大会にして早々に創ってしまったといえるだろう。
    彼らのほかにも、日本の個人投資家のなかに優れたトレードスキルを備えた実力者たちがまだまだ埋もれていることだろう。米国と日本の制度の相違はあれど、その決定的な違いとは彼らの置かれている社会的立場だ。「資金運用」ということがようやく認知されてきた今日の日本にあっても、「投資家」や「トレーダー」であることを堂々と名乗れるだろうか。しかし、彼らはハイリスク・ハイリターンといわれる商品市場で、驚くべき成果をあげている真の意味での実力者なのである。
    Fairy氏、炭谷氏をはじめとするチャンピオンシップ出身者がその礎を築き、一般投資家に光明が差す日が訪れることを心から願い、今後もそんなトレーダーたちが集う場として、この大会を開催していきたい。また、本書がその優れたトレーダーを生むきっかけになってくれるのなら、こんなにうれしいことはない。

    2002年10月30日

    タイコム証券株式会社
    「ロビンス−タイコム先物チャンピオンシップ」担当
    長野 文

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    Fairyさんオススメの一冊炭谷さんオススメの一冊
    『相場のこころ』『ラリー・ウィリアムズの相場で儲ける法』

    <正誤表>
    本書内の表記に誤りがありました。以下に訂正しお詫び申し上げます。

    第1刷、19頁目に誤った表記がございました。訂正してお詫び申し上げます。
    (誤) を理由として、寄り付き近辺でガソリン2月(先限)を2枚売りました。
    (正) を理由として、寄り付き近辺でガソリンの5、6番限を各1枚づつ計2枚売り ました。

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    <編集部 注>
     商品相場は限月制があり、ガソリン、灯油には6つの限月が建っていま す。限月ごとに違う値段がついていますが、すべての限月チャートを掲載するわけに はいきません。著者は基本的に期先限月を指標にしていますが、売買は異なる限月で 行うことがあります(売買限月の選択もテクニックのうちです)。そのようなとき は、チャートと売買譜の価格が一致しませんが間違いではありません。限月制につい て詳しく知りたい人は、商品相場の本をお読みください。


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