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DVDブック
4つの組み合わせで株がよくわかる
テクニカル分析MM法


DVDブック
4つの組み合わせで株がよくわかる
テクニカル分析MM法

講師:増田正美
ISBN:4-7759-6121-7 C2033
四六判 126ページ
価格:3990円(税込)

※DVDブック(DVD+Book)
DVDに原稿を加えた新形態!!

ボリンジャーバンド、RSI、MACD、DMI
で儲ける売買法

■目次

個人投資家がプロと同じことをしていて勝てるはずがない
個人がハイリターンを狙うなら"株"の短期売買が最も効率的
チャート分析手法の数々
基本的なMM法の実例
ボリンジャーバンド
RSIの計算方法と特徴
DMI
MACD
各種ボトム足の判断
ストップロスの設定方法
私の株取引手法
売買銘柄の検索方法

MM法の書籍・DVDを探す


個人投資家とプロの株取引手法の違い

■プロはファンダメンタル分析を主として、長期戦略が主。
■根本的に異なる点は、プロは他人の金を運用するが個人投資家は自分の金でやる。真剣勝負だ。
■プロはドライな戦略を立てるのに比べて、個人は感情が入る。
■このような事情から、プロはビジネスとして運用するが、個人は直接利益を追求する。これが時に失敗の原因となる。
■プロは失敗をビジネスとして処理するが、個人は損を被ったと感ずる。
■プロは損切りをちゅうちょなくするが、アマはこれができにくい。

 皆さんこんにちは。私がパンローリングでこのような話をさせていただくのは、ちょうど3年前の講演がきっかけです。

 私は、株式においては皆さんとまったく同じ個人投資家です。プロでも何でもありません。講演する資格もありません。この方法は、私が趣味で自分でやるために開発した方法で、これを人に広めるという気などまったくありませんでした。ところが、株屋さんがこれに着目して、毎日新聞に言ったところ、「出版しよう」ということになったわけです。これが、『六十にして株を知る』です。すると、パンローリングさんが目をつけて、講演会を催してくれました。それがちょうど3年前です。

 今日は、個人投資家の方で、たぶん初心者の方もいらっしゃるし、あるいは相当進んだ方もいらっしゃると思いますので、対象が絞りづらいわけです。従って、「何だそんなもの、物足りない」と言う人もいらっしゃるでしょうし、「チンプンカンプン、分からない」と言う人もいらっしゃると思います。だから、そのたびに質問していただきたいと思います。エニタイム・オーケーです。いつでもオーケーです。質問してください。

 それでは始めさせていただきます。

 まず、われわれ仲間は個人投資家です。しかし、「個人投資家って何だ」ということを、自分で認めるというか、そういうことをしておかないとやられてしまうわけです。私も何度もやられました。

 それで、ここを強調したいと思います。プロとは違うということです。プロは、ご承知の通り、株価の分析をするのにファンダメンタルを用います。要するに、その企業の株式がどういう具合に動くのかということは、企業の将来性などに関わるわけで、そういうものを分析するのがファンダメンタルです。それに対して、そういうこととはまったく関係なく、チャートの上でやろうというのがテクニカルです。プロは、このファンダメンタル分析を主にして、将来その企業がどういう具合に発展するかということを検討した上で、買ったり売ったりするわけです。つまりこれは、長期戦略が主になります。

 そこで、プロとわれわれ個人投資家が根本的に違うところはどこかと言うと、次です。プロは人の金を運用するわけです。プロは、投資信託のファンドマネージャーにしても、他人の金を運用します。自分の金なんて運用したことがありません。しかし、個人投資家は、自分の金を運用します。ポケットマネーを、あるいは資産を。これは真剣勝負です。プロは失敗しても、家をたたんでどこかに逃げるというようなことはありません。しかし、個人投資家で家をたたんで逃げた人はいます。私の近所にもいらっしゃいます。一時は、長者番付に載った人です。ところが、コソコソと逃げ出してしまったわけです。いわゆる夜逃げです。

 個人は、真剣勝負です。プロの言うことを聞いても、それがそのまま個人には合わないわけです。そこが問題だと私は思います。どういうところが違うのかと言うと、プロは、他人の金だからドライに物事を決められるわけです。しかし、個人は感情が入ります。それが根本的に違うところです。従って、プロは失敗というのは、ビジネス上の失敗としてビジネス上の処理をしますが、個人は、直接自分の利害に関係しますからそういうわけにはいかないわけです。

 しかし、この感情が時には個人投資家の失敗の原因になります。つまり損切りができないわけです。だんだん深みに入っていって、塩漬け株を大量に持つことになるわけです。私もそうでした。だから、その気持ちが非常によく分かります。従って、その辺りのことをよく考えておかないと、失敗すると私は思っています。

 個人投資家が、プロと同じようなことをして勝つはずはありません。それが本日のテーマであるMM法です。MM法というのは私のイニシャルですが、私はこんなことを言い出すほどあつかましくはありません。これは、誰かが付けたもの、つまりある証券会社の人間が付けたものです。私が「そんなみっともないことやめてくれ」と言うと、「これ、マネー・メーキングですよ」と答えたので、「ああ、それなら、まあいいだろう」と、こうなっているわけです。

個人投資家は、プロと同じことをしていて勝つはずがない。
それが本日のテーマであるMM法の紹介

■講師 増田正美(ますだ・まさよし)
60歳で株を始める。当初は証券マンの情報を頼りにした取引で大きな損失を被るが、一念発起して研究を重ね、得意の数学を駆使したMM法を編み出してからは、素晴らしい成績を収めるようになる。2002年から講演を始め「初めてテクニカル分析が分かった!」「投資が面白くなった!」「利益が出せるようになった!」など、多くの反響を得ている。1927年生まれ。大阪大学理学部卒、理学博士。高エネルギー物理学研究所名誉教授、元東京工業大学教授、元湘南工科大学教授。ゴルフはシングルプレーヤーの腕前。著書に『六十にして株を知る』(毎日新聞社)、『40歳からの1日10分間科学的「株」投資法』(講談社)、『定年後の株、小さく儲け続ける必勝法』(亜紀書房)、『個人投資家の復権』(毎日新聞社)、『DVD 短期テクニカル売買セミナー<上級者編>増田正美のMM法の全貌』(パンローリング)など多数。


【訂正】

お詫びして訂正いたします。


本文43ページの1行目に記載されている「MACD(1日)」は誤りで、正しくは「MACD(9日)」です。


DVD 短期テクニカル売買セミナー <上級者編 追補改訂版>
増田正美のMM法の全貌

本セミナーでは、ますます進化するMM法を更に「上級者編」として解説します。 MM法の基礎を理解したうえで、変化するマーケット(市場)に対応すべく、新「裏技」の公開から増田氏ならではの市況の判断方法、実際のテクニック、MM指数と日経平均偏差値カーブを利用したテクニックなど新・公開です。

前回の『短期テクニカル売買セミナー <上級者編>』に加え、2005年の最新セミナーを収録した追補改訂版の登場です。

■講師コメント
MM法の構成は、その旗艦にボリンジャーバンドを当てます。他に随伴する指標としてRSI、DMI、MACDを採用し、計4つの指標を用いてお互いの欠点を補佐し“ダマシ”のない判断を引き出します。 また誰でも容易に判断できるように、その指数の判断を単純化します。このように構成されたテクニカル手法による判断基準によって売買検索を行い、これらを買い物カゴ、あるいは売り物カゴに入れておき、売買チャンスの来るのを待ち伏せします。条件が合えば躊躇なく売買します。つまり待ち伏せ手法なのです。 MM法はこのような個人投資家のためのものです。常時取引をするプロ向けではありません。売買銘柄の検索、売買参入点の判断、これらは慎重のゆえに出現頻度は高くありませんが、それこそが個人投資家の手法だとご理解ください。

個人投資家の投資する資金は自分のポケットマネーです。したがって真剣勝負です。真剣勝負に他人の武器で勝てるでしょうか? 優れた武器が必要ではないでしょうか? だがその使いかたを知らないで、また修練しないで真剣勝負に勝てるでしょうか?武器は常に磨くべきであり、準備し過ぎるということはないでしょう。

■プログラム

MM指数とは?

日経平均偏差値とは?

受講対象者

DVD 短期テクニカル売買法 「入門編」

2004年1月31日に開催されたセミナーの収録DVDです。

60歳になって株式投資を始めた個人投資家。 投資を始めた頃の負けを克服し、ついに自らが提唱するMM法を編み出してからは、素 晴らしい成績を収めている。シニアに向けた投資法など独特な語りにはファンも多 く、MM法で「テクニカル分析が初めて分かった」、「投資が面白くなった」、「利益 が出せるようになった」など多くの反響を得ている。