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DVDブック
大化けする成長株を発掘する方法

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DVDブック
大化けする成長株を発掘する方法

講師:鈴木一之
ISBN:4-7759-6128-5 C2033
四六判 144ページ
価格:3990円(税込)

※DVDブック(DVD+Book)
DVDに原稿を加えた新形態!!

過去の業績から成長株を探す
資産を2年で40倍にしたウィリアム・オニールの手法を大公開!!

■プログラム

ウィリアム・オニールの「CAN SLIM」 投資法
デル・コンピュータ(DELL)1995年7月〜1997年12月
アムジェン(AMGN)1989年10月〜1992年1月
マイクロストラテジー(MSTR)1998年6月〜2000年1月
理解のための用語解説
「CAN SLIM」 (1)
「CAN SLIM」 (2)
アマゾン・ドット・コム(AMZN)1998年10月〜1999年1月
AOCホールディングス(5017)2005年1月〜2006年1月
コマツ(6301)2005年1月〜2006年1月
レントラック・ジャパン(2314)2004年1月〜2005年12月
「CAN−SLIM」 の “C” (1)Current Quarterly Earnings
「CAN−SLIM」 の “C” (2)Current Quarterly Earnings
「CAN−SLIM」 の “A” (1)Annual Earnings Increases
「CAN−SLIM」 の “A” (2)Annual Earnings Increases
「CAN−SLIM」 の “N” (1)New Products, New Management, New Highs
「CAN−SLIM」 の “N” (2)New Products, New Management, New Highs
「CAN−SLIM」 の “S” (1)Supply and Demand
「CAN−SLIM」 の “S” (2)Supply and Demand
「CAN−SLIM」 の “L” (1)Leader or Laggard
「CAN−SLIM」 の “L” (2)Leader or Laggard
「CAN−SLIM」 の “I” (1)Institutional Sponsorship
「CAN−SLIM」 の “I” (2)Institutional Sponsorship
「CAN−SLIM」 の “M” (1)Market Direction
「CAN−SLIM」 の “M” (2)Market Direction
NYダウ工業株30種 (1)−a日足 1976年6月〜10月
NYダウ工業株30種 (1)−b日足 1976年6月〜10月
NYダウ工業株30種 (2)−a日足 1990年4月〜9月
NYダウ工業株30種 (2)−b日足 1990年4月〜9月
NYダウ工業株30種 (3)−a日足 1987年6月〜10月
NYダウ工業株30種 (3)−b日足 1987年6月〜10月
日経平均株価 (1)日足 2004年2月〜5月
日経平均株価 (2)日足 2005年9月〜2006年1月
日本市場でのスクリーニング (1)(4・四半期連続で増益、かつ伸び率が加速)
日本市場でのスクリーニング (2)(3・四半期連続で増益、かつ伸び率が加速)
日本市場でのスクリーニング (3)(4・四半期連続で+20%増益、加速度不問)
個人投資家の犯す“18の過ち”


■ ウィリアム・オニールの「CAN−SLIM」投資法

ウィリアム・オニールの「CAN−SLIM」投資法についてのお話です。
 ウィリアム・オニールというアメリカでたいへんな人気を呼んでいるかなり高齢の投資家がおります。この人は成長株投資の第一人者と言われ、日本でもこの方の著書が3冊出版されています。全部パンローリングからです。
 このウィリアム・オニールの3冊の本のうち、これまでに1冊でもお読みになったという方はいらっしゃいますか? これもまたずいぶん多いですね。予想以上に多いという感じです。はっきりとは分かりませんが、だいたい6分の1ぐらいでしょうか。ありがとうございます。
 今、手を挙げていただいた方は、これから触れてゆく私の話は特に聞く必要はないかもしれません。本日の感謝祭はこれで3コマ目になります。すでに1時間目の足立先生と、2時間目の浜口先生が壇上でお話しされましたが、まだ私の後にも4コマもセミナーがあります。今日1日で7人の方がこの壇に上がられてセミナーをするわけですね。
 私も去年、自分の講演を除いてすべての講師の方のお話を聴講しました。自分以外の先生方の話を全部聞いたら、最後は夜7時までかかりました。すると最後にはメモを取る手はブルブル震えるし、7コマ目にジョー・ディナポリ氏が登場されたときなどは、頭が朦朧として何を言っているのか全然分からない、つまり理解できないぐらいに疲れて疲れてたいへんでした。
 ですから、本日も最終講演は夜7時までかかりますが、一番最後の林康史先生のお話まで聞かれるご予定の方がいらっしゃったら、 私の話は飛ばしていただいて結構です。ウィリアム・オニールの本を読めばすべて本日の内容は書いてありますので、他の講師の方の話を集中して聞くために余力を残しておかれた方がよろしいかと思います。
 しかし、去年の感謝祭にいらっしゃらなかった方、あるいはまだこのウィリアム・オニールの本を一度も読んだことのない方、これからご説明するウィリアム・オニールの「CAN−SLIM」という投資手法をご存じない方がいらっしゃったら、それはやはり聞かれた方がいいのではないかと思います。
 それにやはり紙の上に書かれたものを読むことと、誰かの話を聞くことを比べると、話を聞いた方が理解しやすいという効用はあるかとも思います。前置きはこれぐらいにしておきましょう。
 去年と今年では1年が経過して、一つだけ違う点があります。去年はウィリアム・オニールの『成長株発掘法』は発売されていました。また、『相場師養成講座』も発売されていました。ところが『空売り練習帖』は、昨年の11月に発売されています。つまり1年前、まだこの三番目の『空売り練習帖』という本の内容が世に出ていなかったわけです。
 ちなみに『空売り練習帖』は監修を鈴木一之という者がやっております。つまり私が監修したことになっているのですが、書物の監修という作業は皆さんどのようなものかご存知でしょうか。本の表紙には監修者がよく記載されておりますが、何をする人か私も自分でやってみるまではよく分かりませんでした。
 種明かしをすれば、翻訳本の監修という作業は、日本語に翻訳された専門用語や言い回し、概念が正しい意味で用いられているかどうかをくまなくチェックしてゆくことです。
 この『空売り練習帖』は、ウィリアム・オニールの築き上げた「売りの技術」だけを抜き出して網羅したという内容です。成長株投資の第一人者が、売りのテクニックをまとめ上げたという点で非常に異色の内容になっています。
 改めて申し上げておきますが、株式投資では、二つのことを自分自身で決めてゆかなければなりません。つまり二つの決定事項に自分が責任を負うということです。まず一つ目は「何を」買うか(売るか)、そして二つ目にそれを「いつ」買うか(売るか)。この二つのことを自分で決定しなくてはならないわけです。
 まず、一つ目の決定事項である「何を買うか」。今回、私がお話しするのは成長株投資についてです。先ほどの浜口先生のバリュー株投資というお話とは対極にあるものです。しかし、バリュー株でも成長株でも、通常「何を買うか」という決定はファンダメンタル分析に基づいて行われます。
 それに対して、二つ目の「いつそれを買うか(あるいは売るか)」という決定は、どちらかと言えばテクニカル分析に関わってくる部分です。つまり株式投資では一人の人間の中に、ファンダメンタル分析とテクニカル分析の二つのアプローチ方法を併せ持っていなくてはならないわけです。
 ところが実際に投資に関する本を書いたり、私のように講師として人前で話をしたりする立場の人間は、だいたいはこのどちらかの方法に属しているものです。ファンダメンタル分析に強い人もいれば、テクニカル分析に強い人もいます。それぞれがいろいろな立場からさまざまなことを言ったり書いたりするのですが、実際に株式投資を行う人は自分で二つともやらなくてはなりません。
 本日ご紹介するウィリアム・オニールは、株式の世界では成長株投資の大家と言われています。しかし、実はファンダメンタル分析もさることながら、「テクニカル的なアプローチをたいへん研究している方だな」と著書を3冊通読してつくづく思います。
 ファンダメンタル分析とテクニカル分析のどちらにも深く通じているたいへんまれな存在のように感じます。従って、本当はオニール氏の書いた本を読まれるのが一番良いわけです。どんなときでも原点に触れるというのが一番だと思います。
   本論に入ってゆきましょう。まずはこれをご覧ください(13ページ図1参照)。デル・コンピュータの1995年7月〜1997年12月の週足チャートです。これは昨年の当セミナーでも持って来たグラフで、オニール氏が最初の著書である『成長株発掘法』の中で真っ先に紹介している事例です。 なかでも特に強調しているのがここ(1996年7月)、この矢印の部分での買いです。そして、二番目のこの矢印の部分(1996年11月)での買いです。
 デル・コンピュータは株式分割を何度も実施していますので、グラフ上では10ドル、あるいは20ドルという表示になってしまいますが、そこから100ドルを突破するまでずっとロング(買い)で引っ張り続けるという手法をまず紹介しています。
 ここでの要点は、このような銘柄の見つけ方と買うポイント、そして売るポイントになるわけですが、それらを同書の中で豊富な事例に基づいて淡々と述べているわけです。
 今日これからお話しするのは、どちらかというとオニール氏の持つテクニカル分析的な側面ではありません。テクニカル的な部分は書物の中でも無数に紹介されていて、とても1時間で話しきれるものではありません。そこでやはりウィリアム・オニールの持っている最も有名で、かつ最もオニール的なファンダメンタル部分のアプローチ方法「CAN−SLIM」についてお話しします。もうご存知の方もいらっしゃると思いますが、かの有名な「CAN−SLIM」投資法です。
 冒頭にあたってウィリアム・オニールのプロフィールについて大まかにお話しいたします。
 ウィリアム・オニールが株式投資を始めたのは21歳のときで、プロクター&ギャンブルを5株買うところからスタートしたと言っています。つまり最初は約5万円で株式投資を始めたわけです。そして30歳でニューヨーク証券取引所の会員権を買いました。
 日本ではあまり聞きませんが、アメリカでは株式投資(あるいは株式投機)で成功した人の究極のゴールというのは、ニューヨーク証券取引所の会員権を買うことと相場が決まっています。つまりそれがとりあえずは成功者のあかしとなり、誰でも最初はそれを夢見るわけです。そこからさらに次のステップを目指してビッグになっていくわけですが、ウィリアム・オニールは21歳で始めた株式投資で成功して、10年もたたないうちにわずか30歳でニューヨーク証券取引所の会員権を購入したのです。
 ニューヨーク証券取引所の会員権は今ならどれぐらいするのでしょうか。5万ドルとか15万ドルとか言われているものですか? あるいはもっとするでしょうか? 会員権は5万ドルではきかないですね、もっとすると思います。彼はたった9年間でそこまで富を積み上げたわけです。
 ウィリアム・オニールの投資手法は、実証研究に基づいて成り立っています。それは過去50年間にわたって毎年10銘柄ずつ、その年にものすごく大化けした、大勝ちした銘柄を選び出すことから始まります。つまり1953年から現在に至るまでの50年間、毎年10銘柄ずつ、計500銘柄の大勝ち銘柄を積み上げるわけです。そしてこの500銘柄の大勝ち銘柄が、例えばアムジェンのように(図2参照)上昇する直前、あるいは矢印の辺りで備えていたエキスというか、急騰銘柄に共通する特徴を全部抜き出してゆきます。それを集大成したのが「CAN−SLIM」というオニール独特の投資手法です。
 「CAN−SLIM」とは、500銘柄にのぼる歴史上の大勝ち銘柄が急騰する前夜に持っていた共通の要素を七つの項目にまとめたもので、その項目を分かりやすく頭文字で表しています。
 冒頭の3冊の著書に戻ります(5ページ参照)。日本で最初に発刊された『成長株発掘法』は、原著では第三版の翻訳本に当たります。1988年に第一版が出て、1991年に第二版、そして1995年に第三版が出ており、この第三版が翻訳されているわけです。第三版では、この間に「CAN−SLIM」も微妙に進化している様子が述べられています。
 その後、2000年にITバブルの崩壊を経験して、アメリカ中の国民が株式投資で富の8割方を失ってしまい、株式投資に対する絶望感が広がっていきました。そのときに、つまりITバブルが崩壊した直後に急きょ出版されたのがこの2冊目の著書、真ん中の『相場師養成講座』です。アメリカでは2003年、日本では2004年に発売されました。
 1冊目の『成長株発掘法』はタイトルからも分かるように、「CAN−SLIM」を使って大勝ちする成長株を見つけることに最もウェートが置かれています。これが2冊目の『相場師養成講座』になると、ITバブルの崩壊という猛烈な下落相場でいかに資産を守るかという、売買テクニックの説明にかなり比重が移っており、ファンダメンタル的な「CAN−SLIM」の説明は最小限のものにとどめられています。
 従って2冊目の『相場師養成講座』の内容を理解するには、1冊目の『成長株発掘法』を読んでいないとチンプンカンプンで全然分からなくなってしまいます。
 そして3冊目の『空売り練習帖』は、2005年にアメリカで発売されたのですが、こちらはタイトルにあるように全編が売りの技術に特化して書かれています。もはやファンダメンタル的な記述はほとんどありません。これを読むには1冊目と2冊目が分からないと、もっと分からなくなります。
 1冊目から3冊目までをずっと通して読む、つまり3冊あって初めてウィリアム・オニールの考え方のすべてが把握できると私は考えております。


■講師

鈴木一之(すずき・かずゆき)
インフォストックスドットコム、リサーチ部・チーフアナリスト  1983年に千葉大学卒業後、大和證券に入社。学生時代は法学を専攻したが、在学中から景気変動と経済現象に強い関心を抱き、卒業後は資本主義のメッカである証券市場での従事を志す。1987年に株式トレーディング室に配属され、当時「新人類相場」の真っ只中で機関投資家セールスに就く。NTT上場、ブラックマンデー、資産バブル生成とその崩壊、金融危機、ITバブルなど、一時代を画する相場の転換点で一貫して株式トレードの最前線にいた。2000年5月より現職。  現在はインフォストックスドットコムが共催する投資教育セミナーの講師をつとめ、Webサイト「ストックキャンパス」を通じて日米の株式市況分析を行っている。景気循環論の立場からシクリカル銘柄投資の重要性を説く。テレビ、ラジオ、新聞、マネー誌等でも活躍中。日本アナリスト協会検定会員。

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※この商品はスタジオなどで収録したものと違い、講演会場で録画しておりますため、画像や音声の品質が高くない場合があります。どうかご容赦ください。