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[オーディオブック] 増田丞美編 ![]() |
著者 増田丞美
A5判 272頁
定価 本体4,800円+税
2006年03月発売
本書は、オプション取引を始めようと考えている投資家(トレーダー)で、特に個人投資家を対象に、「オプション売買によっていかにして利益を上げるか」という視点に立ち、実践向けに著したものです。
この『オプション売買入門』の初版が世に出たのは2000年1月です。それから早くも6年の歳月が流れる中で、市場は大きく変化し、初版で掲げた市場のデータも古めかしく感じられるようになりました。さらに、インターネットの普及率も上がり、初版の第9章「インターネット・トレード」で記した内容は、いかにも当たり前すぎて、いまさらと思えるようなものになってしまいました。
そのようなわけで、『オプション売買入門』を改訂する必要性を感じ、この度『最新版 オプション売買入門』として世に出ることになったのが本書です。
旧版の『オプション売買入門』と本書との違いは、まず第1章におけるオプションに関する説明です。最新版では、旧版の第1章と第3章を統合し、最低限理解しておいたほうがよいポイントを整理して、よりわかりやすく述べています。オプション取引の実践家にとっては、ここに掲げられたことを理解すれば、必要にして十分であろうと思われます
。
次に、旧版の第9章「インターネット・トレード」についてはすべて省き、代わりに『オプション倶楽部の投資法』と題して、パンローリング社が主宰し、私がスーパーバイザーとして活動の一部に携わっている同倶楽部の投資法を実践家向けに紹介しています。
さらに、旧版で掲げたオプション取引のケーススタディや、オプション市場のデータについては、一部を最新のものに変更しました。
以上が、旧版と最新版の主な違いですが、オプション取引の実践家が知るべきエッセンスは旧版と最新版において何ら変わりありません。
そのため、旧版で取り上げたデータの中で、あえて差し替えなくても、オプション取引の基本を知るためのエッセンスが損なわれないと判断したものについては、最新版においてもそのまま使用しています。
ところで、2000年に私の処女作ともいうべき『オプション売買入門』を世に出した後、私は他にもオプション取引に関する本を多数著しました。例えば、『オプション売買の実践』、『私はこうして投資を学んだ:迷える投資家を稼げる投資家に変える投資上達法』(いずれもパンローリング刊)、『日経225オプション取引 基本と実践』(日本実業出版社刊)等であり、さらに、『カプランのオプション売買戦略』(パンローリング刊)という訳書を出し、『マンガ オプション売買の入門の入門』(パンローリング刊)の原作にも携わりました。
これからオプション取引を実践しようとする読者のみなさんには、本書はもとより、これらすべての書籍をぜひ読んでいただきたいと思います。これらの書籍すべてを私は自信をもってすすめることができます。
その根拠は、これらは単なる理論家ではなく、自ら行った取引において成功してきた“実践家”によって書かれたものばかりだからです。これらの著書の中で述べられている内容の一部には、当然ながら著者である私のバイアス(偏った考え)が反映されています。 しかし、それを割り引いても、実践家である読者のみなさんには十分に役に立つ内容であると自負しています。
株式投資家の中には、ウィリアム・オニール(『マーケットの魔術師』の一人であり、『オニールの成長株発掘法』の著者)のように世界的に有名で、優れた投資家でさえオプション取引に否定的な人がいます。
そのオニール氏が、彼の著書『オニールの成長株発掘法』(パンローリング刊)の中で興味深いことを述べているのでその部分を引用しましょう。
「投資家のほとんどはオプション売買(株式の買い受け・売りつけ選択権)に手を出すべきではないと私は考えている。オプションは極めて投機的であり、普通株に比べてリスクもボラティリティも高いからである。投資で成功するためにまず学ぶべきことは、投資リスクをいかに最少限に抑えるかということであり、リスクを増やすことではない」
「投資で成功するためにまず学ぶべきことは……」と述べている箇所は、まさにそのとおりです。しかし、私は「だから、オプションなのだ」といいたいのです!
リスクを抑え、利益になる確率が高い戦略をオプション取引だからこそ実行できることが多いのです。私自身は、オプション取引は株式投資やトレードより、むしろやさしいとさえ思っています。活用次第ですが、一般に思われているほど、オプション取引は「投機的ではない」のです。
オプション取引は、株式投資より優れていると私が信じているもう一つの理由は、オプションの多才性にあります。
オプションの組み合わせや戦略次第で、株式投資や債券投資とほとんど同じ行為や類似的行為、あるいは、リスクとリウォード(報酬)の点において、それらよりずっと優れた投資を実行することができるのです。
どうか本書を手にされたみなさんも、株式や先物にはないオプションの優位性を実感してみてください。オプションには、勉強するだけの価値があることがおわかりいただけると思います。
(「はじめに」より)
はじめに―最新版の発刊にあたって 第1章 オプションとはなにか―オプションの魅力としくみ―
①オプションの定義 ②オプションの損益 ③オプション価格決定のメカニズム ④ギリシャ文字(デルタ、ガンマ、セータ) ⑤オプションの本質:ボラティリティ ⑥オプション市場 ⑦オプション売買戦略
・必要なアイテムを揃えよう
①リスク限定、利益無限大の誤解 ②「オプション買いはリスク限定」の誤解 ③「利益無限大」の誤解 ④「相場が思惑どおりに動けば利益になる」の誤解 ⑤「オプションは売り手のほうが儲かる」の誤解 ・オプション売買のメリット
・ボラティリティの基礎知識と活用法
ツールとして使うテクニカル分析 ・実践に必要な分析対象 |
Part.2 実践編 第6章 オプション売買戦略―実践に使える戦略―
②シンセティック・ポジション ③イン・アウト・スプレッド ④クレジット・スプレッド ⑤カレンダー・スプレッド ⑥レシオ・スプレッド ⑦リバース・カレンダー・スプレッド ⑧ストラングル・スワップ ⑨オプション売り
マネー・マネジメントの重要性 投資とトレーディングの違い ・リスク管理のための「ガイドライン」を作ろう 分割売買とナンピン ナンピンで不利な相場をフォローする 分散投資はリスクを下げるのか
①カレンダー・スプレッド ②株価指数オプション ③ナスダック100(QQQQ) ④S&P500 ⑤個別株オプション ⑥ヤフー |
日本におけるオプション取引の第一人者。
『最新版オプション売買入門』、『最新版オプション売買の実践』、『オプション売買の実践<日経225編>』、
『オプション倶楽部の投資法』(以上、パンローリング刊)、
『日経225オプション取引 基本と実践』、『日経225先物取引 基本と実践』
(以上、日本実業出版社)等、著書多数。他に、オプションに関するセミナー
のDVD多数。オプション倶楽部の監修を初め、オプションの一般投資家へ
の啓蒙活動等、幅広く活躍している。自身のオプショントレーディングの
経験は、1980年代後半のロンドン在住時代から長く、多くの実績を残している。
オプションに関しては株式、株価指数、ETF、債券、通貨、商品と幅広く多く
の市場で取引してきた。1985年コロンビア大学卒(MIA/MBA)。
![]() 最新版 オプション売買の実践 |
![]() オプション売買の実践 【日経225編】 |
![]() オプション売買 学習ノート |
![]() オプション倶楽部の投資法 |
![]() 私はこうして 投資を学んだ |
![]() マンガオプション売買 入門の入門 |
![]() マンガ オプション売買 入門の入門2 [実践編] |
![]() カプランの オプション売買戦略 |
![]() トレードと セックスと死 |
![]() オプション売買の実践 <株式編> |
![]() DVD オプション倶楽部の LEAPSとNOPS戦略 |
![]() DVD 勝利のための実践ノウハウ!! |
![]() DVD 日経225 オプション売買セミナー [入門編] |