ホーム > 発行書籍 > フェニックスシリーズ > /
ウブントゥ 自分も人も幸せにする「アフリカ流14の知恵」

ウブントゥ
自分も人も幸せにする「アフリカ流14の知恵」

2020年9月発売/四六判 並製 288頁
ISBN978-4-4238-3 C0011
定 価 本体1,800円+税

著 者 ムンギ・エンゴマニ
訳 者 長澤あかね


目次読者の声

ノーベル平和賞受賞 デズモンド・ツツ大主教、直伝!
アパルトヘイトを打ち砕いた共生のメッセージ。

人と比べずに暮らしなさい。人と競わずに生きなさい。人とつながり、助けなさい。それでも自分らしく生きられる――それがアフリカの大地で育まれた「ウブントゥ」の知恵だ。

本書はデズモンド・ツツ大主教の孫娘ムンギ・エンゴマニによる、多様性の時代に「違いを認めて尊重し合う」ための14のレッスン。祖父から受け継いだ大きな思いやりをもとに、人とつながる生き方をわかりやすく提案する。ストレスフルな毎日に、穏やかな余裕と自信をもたらす一冊。

※UBUNTU(ウブントゥ)=普遍的な「絆」を意味するアフリカの哲学。コミュニティやつながりを大切にするアフリカ流の生き方を指す言葉。


著者紹介

Everyday Ubuntu: Living Better Together, the African Way ムンギ・エンゴマニ(Mungi Ngomane)
反アパルトヘイト活動によってノーベル平和賞を受賞した人権活動家にして神学者であるデズモンド・ツツ大主教の孫。
家族の“影響”というより、「すべての人に正義と尊厳をもたらしたい」という“遺伝子”に導かれ、人権問題に関心をもつ。現在は「ウブントゥ」を理想に掲げる英国ツツ財団の青年部パトロンを務めている。中東紛争の解決、女性の権利の向上、パレスチナ人解放、難民保護のために尽力、世界の主要なNGO団体にも協力。「数限りない会話によって分断を超越し、共通の価値観を持つことでアメリカ人をつなげる」というキャンペーン、“MILLIONS OF CONVERSATIONS”ではコーディネーターを務めた。一番の夢と情熱は、「世界中の女の子が基本的な人権を持つ」こと。ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院(SOAS)国際研究・外交センターで修士号を取得。米国在住。

原題:Everyday Ubuntu: Living Better Together, the African Way Mungi Ngomane

訳者紹介

長澤あかね(ながさわ・あかね)
奈良県生まれ。横浜在住。関西学院大学社会学部卒業。広告会社に勤務したのち、通訳を経て翻訳者に。訳書に『Avandanced Love--上級者カップルの愛とファッション』(大和書房)、『メンタルが強い人がやめた13の習慣』(講談社)、「マルチ・ポテンシャライト――好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』(PHP 研究所)などがある。

目次

序文 デズモンド・ツツ大主教
イントロダクション あなたがいてくれるから、私がいる
Lesson 1 相手の中に「自分自身」を見いだそう
Lesson 2 強さは団結の中にある
Lesson 3「もし、この人だったら?」と考えよう
Lesson 4 視野を広げよう
Lesson 5 自分もみんなも「かけがえのない人」だと考えよう
Lesson 6 すべての人に宿る「よいところ」を信じよう
Lesson 7 楽観ではなく希望を選ぼう
Lesson 8 つながる方法を探そう
Lesson 9「許しの力」を身につけよう
Lesson 10 みんなの「違い」を受け入れよう
Lesson 11 現実を認めよう――どんなにつらいものでも!
Lesson 12 ユーモアにくるんで思いやりを示そう
Lesson 13 なぜ、小さなことが大きな変化をもたらすのか?
Lesson 14 「耳を傾けること」を学ぼう
Epilogue ウブントゥを人生に取り入れる
訳者あとがき

ページのトップへ


■「序文――デズモンド・ツツ大主教」より

ウブントゥの知恵は、ほぼすべてのアフリカ言語に見られる、次のことわざに一番良く現れています。

「人は、ほかの人たちを通して人になる」

つまり私たちがこの世で学び、経験するすべてのことは、他者との関わりを通してもたらされる、という意味です。だから私たちは、自分の行動や思考をしっかり考えるよう求められるのです。その行動と思考で自分が何を達成できるかだけでなく、自分と関わる人たちにどんな影響を及ぼすのかも、考えなくてはいけません。

(中略)

本書は、読者に考えるチャンスを与えるでしょう。どのようにウブントゥを実践すれば、世の中で人々の懸け橋になれるのか。そして、人との関わりの一つひとつをさらに好ましい環境づくりのチャンスに変えていけるのか。ムンギが紹介する物語に、私たちはみんな、さまざまな形で共感を覚えるでしょう。これらは、ウブントゥのある世界で生きるために、私たちに日々与えられているチャンスと試練の物語です。私たち一人ひとりが、来る日も来る日も多くのチャンスを与えられています。言葉や行動を通してなのか、何も言わない・何もしないことを通してなのかはわかりませんが、出会った人たちが思いやりや人間関係を味わえる場を提供できるチャンスを、与えられている。

私が大切に思う哲学を紹介する、孫娘が書いた本をみなさんにお勧めできることを誇らしく、幸せに感じています。本書があなたの目と頭と心を開かせ、「世の中でどうあるべきか」に目覚めさせてくれると信じています。よりよい、より思いやり深い世の中をつくるために。

 神の最も豊かな恵みがありますように。


読者の声

コロナ渦で他者との触れ合いが難しくなっている現状だからこそ、読む必要のある本!

ノーベル平和賞を受賞されたデズモンド・ツツ大主教のお孫さんがアフリカで代々受け継がれてきた教えとその知恵でアパルトヘイトと言う大困難に立ち向かい、見事にそれを打ち砕いた貴重なお話が書かれています。

大変な困難とともに生きてきたアフリカの人々に代々継承されてきた大いなる知恵。 他者との繋がり、絆、視点を変えて相手の立場に立つ、相手を理解する、そして全てを受け入れる。

この本を読んで感じたのは、アパルトヘイト下のアフリカで生きていくのは常に死が隣り合わせであったという事だ。我々日本人の想像を絶するような困難な状況が鮮明に描かれている。 その中で実証されたウブントゥの知恵、人々がその困難と相手を理解し受け入れ、団結し、不条理をどのように克服してきたのかを語ってくれている。

日本においても災害のたびに【絆】と言う言葉が注目され、現状を受け入れ、団結し困難を乗り越えてきた経緯があります。

しかし、現在のコロナ渦においてはなかなか今までの様にいかないのは、オンラインが発達したとは言え、他者と直に触れ合うことが難しくなり、社会が色々と分断されていまいウブントゥの知恵にもある直接本音で不安、困難について語り合う事も出来ない各々が何が正しくどのように団結すれば良いのか分からなくなってしまった為、バラバラに声を上げざるを得ない事に大きな要因があると感じました。

コロナ渦と言う特殊な現状においては、全てを実践することは難しいかもしれない。 でも、読んでくれた人が一つでも意識してくれれば、現状を良くすることはできるはずです。 未来は必ず良くなる!そう言う希望を抱かせてくれる本書を沢山の人に読んでもらいたいと願っています。

億乃細道 自営業


関連書籍


騎士の掟

複利で伸びる1つの習慣

ストア派哲学入門

今、ここを生きる

オプティミストはなぜ成功するか

トレーダーズショップから送料無料でお届け