パンローリング トップバー パンローリング Top 相場データCD-ROM オプション倶楽部 トレーダーズショップ/書籍、DVD販売 株式コーナー Pan発行書籍 セミナー 相場アプリケーション パンレポート 掲示板 相場リンク集
メールはこちらまで
ホーム > 発行書籍 > ウィザードブック >

ウィザードブックシリーズ Vol.163



フィボナッチトレーディング
――時間と価格を味方につける方法

フィボナッチ
逆張り売買法

好評発売中!

本書著者がまえがきを寄稿フィボナッチ
ブレイクアウト売買法

2010年2月13日発売
ISBN 978-4-7759-7130-7 C2033
定価 本体5,800円+税
A5判 ハードカバー 350ページ

著 者 キャロリン・ボロディン
監修者 長尾慎太郎
訳 者 山口雅裕

トレーダーズショップから送料無料でお届け
著者紹介 | 目次 | 関連書籍 | 読者のご意見

     ◆立ち読みコーナー 監修者まえがき ・ 序文 ・ 感謝の言葉 ・ はじめに ・ 第1章 フィボナッチ数と黄金比 (本テキストは再校時のものです)


フィボナッチは相場を支配している!
利益を最大化し、損失を最小化する!
トレンドを予測するフィボナッチの魅力!

本書はフィボナッチ級数の数値パターンに基づく実績ある方法を使い、トレードで 高値と安値を正確に見定めるための新たな洞察を提供する。本書の知識やツールを身 につければ、フィボナッチ比率の水準を使ってどのように相場のトレンドを判断すれ ばいいかが分かる。それに従って相場の波を予測すれば、利益を最大化し、損失を限 定する方法を学ぶことができる。

先駆的なテクニカルアナリストであるキャロリン・ボロディンが生み出したこの新 しい手法によって、転換点を十分に前もって予測し、損切り注文の上手な置き方や、 重要な支持線と抵抗線を正確に見分けられるようになる。100を超えるチャートや図解 によって好奇心がかき立てられるこの強力な処方箋には、主な要素が4つある。

●方法論フィボナッチ比率を使った時間と価格の分析によって、リスクの定義と目 標の設定
●トレーディング計画セットアップ、仕掛けと手仕舞いの変数、資金管理が定義さ れた確固としたトレーディング計画の作成
●前向きなトレーディング心理相場の駆け引きの85%を占める成功への適切な考え 方の提示
●規律専門家のヒントやアドバイスに従って、うまい投資計画の実行

イタリアの数学者レオナルド・デ・ピサによって有名になったフィボナッチ級数 は、自然界で広く見つかるもので、建築家や整形外科医など多くの人が「完璧な」美 的釣り合いを達成するために使う黄金比を持っている。著名なテクニカルアナリスト であるキャロリン・ボロディンは、フィボナッチパターンの研究が株式市場や先物市 場やFX市場で一層の利益を上げるための極めて有効な方法としていかに役立つかを、 この画期的な手引書で明らかにしている。

マーケットで自然に生じていて、利益率が最高になるトレードを可能にするセット アップがある。本書は、それを見分けて利用するための信頼できるツールとすっきり した説明をひとまとめにして与えてくれる。本書では、フィボナッチ比率に基づいた ユニークなトレーディングの方法論や、著者自身が現実に経験した市場分析やセット アップが手に取るように分かる。そのため、この実践的な本は自分で投資方法を決め る投資家にとって非常に貴重である。

各章に詳細なチャートや洞察に富む図を完備した本書には次の特長がある。

●重要な支持線と抵抗線を決定するための頼れる手引きであり、それらを使って利益 を最大にし損失を限定するための専門的なアドバイスも得られる
●かなりの利益を生み出す相場の転換点を、十分に前もって予測するためのフィボナ ッチ比率による分析を段階を追って説明する
●フィボナッチ比率による分析で、最適な損切り注文を置く位置の貴重なヒントを提 供する
●フィボナッチ比率の関係によって、いかにしてトレーダーの指針を作ることがきる かを、よく現れるパターンに基づいて明らかにする。

この実践的な手引書は、4段階の処方せんを生き生きしたものにし、本番で直ちに それを使えるようにするための、実際のトレードの状況、セットアップ、トレードの シナリオが豊富に詰まっている。




原書『Fibonacci Trading: How to Master the Time and Price Advantage』

■著者 キャロリン・ボロディン(Carolyn Boroden)

商品取引アドバイザーやテクニカルアナリストとして20年以上のキャリアがあり、米 国の主要取引所の多くで勤務経験を持つ。フィボナッチトレーディングに基づいた顧 問業務を行っている、シンクロニシティー・マーケット・タイミング社の創設者。
ホームページは、http://www.fibonacciqueen.com/



■目次

監修者まえがき
序文
感謝の言葉

はじめに
第1章 フィボナッチ数と黄金比
第2章 フィボナッチ比率を市場の価格軸に当てはめる
第3章 価格のフィボナッチリトレースメント
第4章 価格のフィボナッチエクステンション
第5章 価格のフィボナッチプロジェクション
第6章 フィボナッチ比率の価格のクラスター――セットアップ1
第7章 強力なツールのシンメトリー――セットアップ2
第8章 2段パターン――セットアップ3
第9章 どのスイングを分析に選ぶか
第10章 フィボナッチ比率を市場の時間軸に当てはめる
第11章 フィボナッチ比率の時間のクラスター
第12章 ダイナミックトレーダーのタイムプロジェクションレポートとヒストグラムを使う
第13章 時間と価格の重なり
第14章 トリガーとテクニカル指標
第15章 理想的なセットアップ
第16章 分析から仕掛けまで――まとめ
第17章 トレーディング計画を立てて、逆境に打ち勝つ


ニンジャトレーダーのソフトウエア

ニンジャトレーダーのソフトウエア(http://www.ninjatrader.com/)は、基本的なトレード仕掛け用のプラットフォームをはるかに上回るもので、多くの協力な機能が備わっています。しかし本書でのわたしの焦点は、トレードの管理能力にあります。トレードの管理は、いったんトレードを始めたら行われるものです。このソフトウエアは変数を読み取って、トレードを手仕舞うための処理をしてくれます。わたしがプログラムのこの部分を極めて価値があると考えるのは、それが基本的に人の規律を組み込んでくれているからです。つまり、いったんあなたが最初のトレードを仕掛けると、ソフトウエアがトレードを最後まで管理するために、感情や人が犯す可能性がある過ちを取り除いてくれるからです。

第17章 トレーディング計画を立てて、逆境に打ち勝つ』内(340ページ)から引用


本書で紹介されている「ニンジャトレーダー」には、フィボナッチ・リトレースメントの自動計算ツールが内臓されています。
画像は、日経225が一年近くかけて上昇した上げ幅の61.80パーセントで下落が一時止まった実例です。


  「ニンジャトレーダー」についてなら↓



ページのトップへ



■監修者まえがき

  本書はキャロリン・ボロディンがフィボナッチ比率を用いてマーケットにおける値動きの振る舞いを解釈するテクニックを解説した“Fibonacci Trading : How to Master the Time and Price Advantage”の邦訳である。ここでフィボナッチ数とは、最初に1、2番目に1、3番目に直前の2つの数を足して2、4番目も直前の2つの数を足して3と、以降次々に連続して直前の2つの数を足していってできる数列のことで、具体的には{1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89……}となる。
 そして、よく知られているように連続する2つのフィボナッチ数の比はおおむね1.618倍になっており、こういった関係に基づいた数である0.38や0.62、あるいはまたそれらの積や自乗などの数がフィボナッチ比率と呼ばれている。
 また、自然界にはこういったフィボナッチ比率で寸法が取られた構成物が多く見られ、さらに、フィボナッチ比率が人の目に最も美しく映ることから、人工物においてはかなり多くのものがこの比率に基づいて製作されている。勢い、値動きの人工的かつ視覚的な解釈のひとつであるチャートにおいても、こういったフィボナッチ比率を当てはめることによって、その振る舞いをエレガントに解説して見せることができるのである。

 さて、フィボナッチ比率を用いた相場解説に関する書籍は日本でも何冊か出ているが、本書がそのなかでも特異なのは、フィボナッチ比率によるフレームの当てはめを価格軸(Y軸)だけでなく、時間軸(X軸)にも用いたことである。本書にもあるとおり、もともとフィボナッチ比率によって値動きを解釈する場合、さほど厳密性を要求されることはない。このため、現実には実に柔軟性に富む説明がなされることが多いが、著者はそれを2次元に拡大したことで、いかなるマーケットにおいてもフィボナッチ比率による分析を可能ならしめた。この分野が好きな方にとっては、垂涎の書である。

 最後に、翻訳に当たっては以下の方々に心から感謝の意を表したい。翻訳者の山口雅裕氏は丁寧な翻訳を実現してくださった。阿部達郎氏には丁寧な編集・校正を行っていただいた。また、こうした趣味性の高い書籍が発行される機会を得たのはパンローリング社社長の後藤康徳氏のおかげである。
   2010年1月
                         

長尾慎太郎



■序文

 ほとんどのトレーダーは、いわゆるフィボナッチトレーディングのというものを試した経験があるだろう。たいていは価格のフィボナッチリトレースメントだ。トレーダーは長年このリトレースメント(押しや戻り)を、価格の支持線と抵抗線を確認するのに役立ててきた。しかしフィボナッチリトレースメントは、この重要な比率をトレードに利用する初心者向けの使い方だ。大切なのはさまざまなトレーディングの状況でその比率をどう使うかだ。さらに、これに劣らず大切な幾何学的な調和比率もあり、それをあなたは本書で学ぶことになるだろう。

 ほとんどのトレーダーが一度も教えられたことがないのは、それらの比率を価格目標の支持線や抵抗線に使うのと同じように、時間目標の支持線や抵抗線にも使う方法だ。トレーディング計画の一部として、時間と価格のフィボナッチプロジェクションを組み合わせれば、トレーディングの機会を見つける強力な方法を手にしているはずだ。時間と価格のフィボナッチでのトレーディング戦略に関して、フィボ・クイーン(本名キャロリン・ボロディン)以上に教える資格のある人はだれもいないと思う。

 わたしが最初にボロディンと出会ったのは1989年のことで、『ギャン・エリオット』という雑誌(その後発展して『トレーダーズワールド』誌になった)の1回目の会議がシカゴで開催されたときだ。わたしはギャン・トレーディング自宅学習コースをその会議で初めて発表したのだが、彼女はそのコースを受講した最初のひとりだった。しかし1989年当時、彼女は金融市場の初心者でもトレーディングの新人でもなかった。ほとんどのトレーディング教育関係者とは異なり、彼女は働きだしてからずっと金融市場で生きてきた。10代のころのフロアのランナーから始まり、ファンドアドバイザーを経て、デイトレーディングの指導者になるまで。彼女は市場に関してひたむきに学んできたが、それだけではなく、トレーディングビジネスのほとんどすべての面で長い間、実践的な経験を積んできた。

 1989年以降の数年間、わたしたちは連絡を取り合い、ツーソンとシカゴ間でチャートや分析やトレーディング戦略をファクスでやり取りし合った。1993年に、わたしは彼女に、ツーソンへ引っ越してきてわたしと仕事をするようにと説得した。それからまもなくして彼女は、ファンド向けに分析とトレーディング戦略を提供してくれるならわたしが払っていたのとは比較にならない高給を出すという申し出に口説き落とされ、わたしから離れていった。しかし私たち2人はその後現在まで友人であり、事業提携者であり続けている。

 彼女はわたしのダイナミックトレーディング方式を20年近く研究してきた。そして本書で登場するわたしのダイナミックトレーディングというソフトウエアのバージョン1を1997年にリリースして以来、彼女はそれをずっと使っている。ボロディンとわたしの関係ほど、「学生が教師になる」良い例はない。近年では、彼女が若いころに私から学んだのと同じほど、私が彼女から学んでいる。特に本書であなたも学ぶことになる、彼女のシンメトリーのセットアップやトレーディング戦略に関してそう言える。

 わたしはかっての彼女の指導者であり、永遠の友人であることをとても誇りに思っている。また、あなたが今、手にしている彼女の本がトレードをするにあたって最も貴重な参考書の1冊になると確信している。

  コロラド州スティームボート・スプリングズ
                         

ロバート・マイナー(ダイナミックトレーダー・グループ)



■感謝の言葉

 長年にわたる多くの先生方にお礼を申し上げます。まず私の指導者ロバート・マイナー氏に。私が氏に初めて会ったのは、1987年にニューヨーク株式市場が大暴落したブラックマンデーの直後、シカゴのミッドランドホテルでの会議においてでした。ほかに長年にわたって私の教育に貢献してくださった方々として、ロバート・クラウス
(私が指導者に会うことになる会議に行くよう説得してくれた)、ラリー・ペサベント、ブライス・ギルモア、デビッド・パターソン、マーク・ダグラス、それから http://woodiescciclub.com/ のウッディーに。
 私の新しい仕事仲間であるジョン・カーター、ヒューバート・センターズ、それに http://tradethemarkets.com/ のチームは、私が自分のビジネスを営業し発展させていくうえで手助けや支援をしてくれました。感謝します。

 リチャード・カルスト(別名RMK)には、私のチャットルームで支えてくれたことに感謝したいと思います。おかげで私はときに命拾いをすることができました!
 コンピューターに関するアドバイスや、バーチャル・チャットルームでチャートを生で見せる映像に関して、ジョン・ヘイトールに感謝します。またこの映像をコンピューターの画面共有技術に導入するのを手伝ってくれたトッド・フィリップスにも感謝したいと思います。私のチャットルームはそれ以降、完全に変わりました。

 私を信頼し、仕事を支援してくれたデニス・ボルツおよびリチャード・ローレンスに感謝します。友人であるヘッジファンドリサーチのジョー・ニコラスに感謝します。彼は私のビジネス関係のファイルを保存していたので、私が「何かやっている」と思ったに違いないのです。ウィリアム・キッダー、別名「アンクル・ビル」に。私が18歳のとき、ウォール街で最初の仕事先であるDLJで自分の能力を見せる機会を与えてくれたことに感謝します。

 さらに、友人でありクライアントであるフィールーズ・アミールパービス博士も大切な人です。博士は2004年12月に亡くなられました。博士とその家族は、私が家族の一員であるかのように扱ってくれました。あるいは彼の言い方では私を「養子」にしてくれました。そのような彼らにお礼を言います。

 最後になりますが、特にこの本の執筆期間中に愛情と支援を頂いたキングファミリー全体に感謝したいと思います。結局のところクイーンにはキングが必要なのです。このファミリーは、私が過労であやうくノイローゼになりそうなときに正気を維持するのに本当に役立ちました。皆さん全員に感謝です!                          

キャロリン・ボロディン(別名フィボナッチ・クイーン)



■はじめに

 この本を書いたのは、フィボナッチの魅惑的な世界へあなたを招待するためです。さらにあなたの現在の戦略リストに加えることができる、極めて具体的なトレーディング方法を提供するためです。わたしはこの方法で1989年以来、市場での重要なトレードの機会を見抜き続けていますし、この方法に失望することはありませんでした。

 第1章では、この方法論の土台であるフィボナッチ数と黄金比を紹介します。第2章から第9章では、フィボナッチ比率を市場の価格軸で使う方法を紹介し、この作業から生まれるセットアップも説明します(これらは、わたしが毎日、生のチャットルームで顧客に提供するセットアップです)。
 第10章から第13章では、市場の時間軸にフィボナッチ比率を当てはめる方法について説明したあと、一番起こりそうなセットアップを見つけるために、これを価格軸で見てきたことと組み合わせる方法について説明します。第14章から第16章では、仕掛けを微調整するのに役立つことを説明したあと、分析から仕掛けまでのセットアップ例を示しました。最後の第17章では、トレーディングの心理、規律、資金管理、トレーディング計画を書き出すことの重要性、に焦点を当てます(適切な資金管理の技術に加えて、自分のトレーディング計画に従う規律を持ち適切な心理を維持できれば、そのトレーディング計画を実行できるでしょう)。

 テキサス・ホールデム(世界的人気のポーカーゲーム)で良い持ち札からスタートするのと同じように、市場での勝ち目を自分の有利になるように積み重ねていく方法を、あなたは本書で学ぶでしょう。



■第1章 フィボナッチ数と黄金比

 フィボナッチという名前にまだなじみがない人でも、映画『ダ・ヴィンチ・コード』が封切られた2006年に、何か聞いたような気がするかもしれません。ジャック・ソニエがパリのルーブル美術館で殺害されているのを発見されたとき、この亡くなった登場人物の奇妙な姿勢は、レオナルド・ダ・ヴィンチの『ウィトルウィウス的人体図』という有名な絵を模倣していました。この絵は、フィボナッチ比率が人体にどのように現れるかを描いたものと言われてきました。映画の登場人物が、何らかの手掛かりか暗号のひとつとしてフィボナッチ数について話し始めたとき、映画に好奇心をそそられた人々もいました。わたしはと言えば、ただ含み笑いをしながら思ったものです、「そろそろだれかがフィボナッチを真剣に受けとめるときなのよ」と。
 フィボナッチ級数やこの級数の特性はイタリアの数学者レオナルド・デ・ピサによって有名になりました。フィボナッチ級数は0と1で始まり、級数の次の数は前の2つを足して導き出すことで、無限大に続きます。例えば55+89=144、89+144=233、144+233=377、という具合に(次の級数を参照)。

 0、1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144、233、377、610、987……無限大

 この級数でとても興味を引かれるところは、無限大のほうへ進むにつれて級数内に定数が見つかるという点です。級数の数同士の関係では1.618の比率、つまり、黄金比、黄金分割、黄金率と言われるものであることが分かるでしょう(例えば55×1.618=89で、144は89の1.618倍)。最初のいくつかの数字よりもあとになると、級数のどの連続した2つの数字を取っても黄金比が見つかるでしょう。さらに1.618の逆数は0.618であることにも注意してください。
 この級数とその特性に熱を入れたホームページはかなりの数に上ります。フィボナッチという語句を好みのサーチエンジンに入力するだけで、この主題に関して山ほどの情報があるのに驚くことでしょう。

 黄金比は多くのさまざまな場所で見つけることができます。1.618の比率は目で見て心地よいとされているために、建築ではいわゆる「黄金方形」で使われています。また「完全なプロポーション」に顔を整形するのに、これらの比率を役立てている整形外科医も実際にいます。さらに、自然界にもこの比率は見つかります。花、オウムガイの貝殻、アンモナイト化石など、多くの場所で見つけることができます。わたしがとても魅力的だと思うのは、この比率が隠された神秘的な知識のシンボルとして知られている星形五角形(図1.1)のなかで現れるということです。それでわたしは、星形五角形内の比率にはひょっとしたら市場に対する隠れた秘密があるのではないかと思いついたのです!

 教育を受けていた一時期、わたしは実際にユダヤ神秘主義を勉強しました。カリフォルニアのゴールデンドーン寺院からきた教師のひとりが楽しめると思うよと言って、『数学マジックランドのドナルド』というディズニーのアニメを手渡してくれました。別の学生はすでにそのアニメに目を留めていました。ドナルドダックがこのディズニーのアニメのなかで手に星形五角形を彫ってもらったからです。子供たちに数学を教えるために製作されたこのアニメのなかで、ドナルドダックは数学マジックランドを冒険しています。そこでプラトンやピタゴラスのところを訪れ、「数学に関する秘密の集まり」について話し、黄金分割について学びます。そのアニメは、0.618と1.618の比率が自然界や建築物のどこに存在するかを説明していました。ディズニーが1959年にリリースしたこのアニメは、インターネット上でまだ見ることができますし、また見る価値が十分にあります。アニメの終わりに使われる引用文はガリレオからで、「数学とは神が宇宙を書き表すのにお使いになった言葉である」というものです。わたしはこれは本当だと信じています。この級数に由来するフィボナッチ数とその比率の「暗号」を十分な時間をかけて研究すれば、わたしの言ったことにしだいに賛成してくれるか、少なくともそれを理解してくれると思います。これは、わたしが真実であると考えたからというだけでむやみに受け入れるべきものではありません。あなたが自分自身の旅で発見し、自分に納得させなければならないものです!

 ほとんどのトレーダーにとって大切なことは、これらの比率を当てはめることによって相場の重要な支持線や抵抗線を見分け、それによってトレードを行う重要な機会、すなわちセットアップを決めるのに役立てることができるということです。十分なデータが得られるあらゆる市場でこれらの比率を当てはめる方法を、わたしはあなたに教えるつもりです。したがって、そのテクニックを適切に使えばあなたはトレーダーとして極めて優位に立つことができるでしょう。

ページのトップへ



関連書籍


フィボナッチブレイクアウト売買法

フィボナッチ逆張り売買法

[DVD]フィボナッチ入門

[DVD]FXフィボナッチで読むプロ為替ディーラーの手法

ニンジャトレーダー入門

DVD ニンジャトレーダー入門 実践編

ディナポリの秘数 フィボナッチ売買法

ギャン 神秘のスイングトレード

エリオット波動入門ド

[DVD]エリオット波動

[DVD]杉田勝のエリオット波動入門 理論編

[DVD]杉田勝のエリオット波動 応用実践編

トレーダーズショップから送料無料でお届け
ウィザードブックシリーズ - 現代の錬金術師シリーズ - パンローリングライブラリ -
ウィザードコミックス
- 電子書籍 - 投資セミナーDVD - オーディオブック -
トレーダーズショップ 日本最大の投資家向け専門店
-
Copyright (C) Pan Rolling, Inc. All Rights Reserved.