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DVDブック
ローソク足と酒田五法

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DVDブック
ローソク足と酒田五法

講師:清水洋介
ISBN:4-7759-6123-3 C2033
四六判 144ページ
定価 本体2,800円+税

※DVDブック(DVD+Book)
DVDに原稿を加えた新形態!!

世界中のトップトレーダーたちが愛用する、日本古来の分析手法

■主な内容

ローソク足から見つける売り買いのシグナル

「たくり足」:典型的な「底」を表すもの
「首吊り足」:高値圏で出現したもの
「トウバ」:典型的な「底」を表すもの
「上ヒゲ(流れ星)」の長い足:高値圏で出現したもの
「毛抜き底(ダブルボトム)」底値となることが多い
「毛抜き天井」天井となることが多い。
「かぶせ線」 :典型的な「天井」を表すもの
「切り込み線」 :買い転換となることが多い。
「抱きの一本立ち」(包み足):安値圏で出現したもの
「最後の抱き線」(包み足):高値圏で出現したもの
「孕み足」:気迷い線、「孕みは放れにつけ」
「空(=窓)」:放れた方に付く

酒田五法

三山:「三山(三尊)天井」
逆三山:「逆三山(逆三尊)底」
三川:「三川宵の明星・宵の十字星」
三川:「三川明けの明星・明けの十字星」
三兵:「赤三兵」
三兵:「黒三兵=三羽烏」
三空:「三空飛び上げには売り向かえ」
三空:「三空叩き込みには買い向かえ」
三法:「上げ三法」
三法:「下げ三法」


■はじめに

 こんにちは。今日はローソク足と酒田五法のお話をします。まず、チャートとはそもそもどういうものか、どういうふうに見ていくのか、ということをお話したいと思います。
 チャートというのは、何を見るための道具か、ツールか、ということです。いろいろな形があって、この形は何だからどうだと覚えるよりも、むしろ、なぜこういうチャートになったのかを考えていただきたいと思います。
 皆さんが売ったり買ったりして株価が形成されて、その株価の軌跡、形ですね、それがチャートになっています。ですから、なぜこんな形になったのだろうということを常に考えていると、チャートの先もどんどん読めてくるのではないかと思います。

■ローソク足とは?

 一言で「チャート=罫線」といっても古今東西いろいろな形のものが使われてきました。江戸時代の米相場から始まって、相場=市場があり、値段が動くものであれば、株式にだけでなく「チャート」というものが存在したわけです。折れ線だけで株価の動きを表すものや「ローソク足」と言われるもの、あるいは「かぎ足」や米国などで使われている「バーチャート」、また時系列を無視したものや指数化して0〜100などで強弱感を出すもの、○や×で株価の動きを表すようなものまで、さまざまなチャートや分析手法があります。
 ここでは株式市場で通常使われている「チャート」を基本的なものからご紹介していきたいと思います。チャートを見るうえで一番大切なことは、チャートは相場を反映したものであり、相場は人間心理を反映したものである、ということです。つまり、チャートから形や数字を読みとるのではなく、「その時、そのチャートの形を見て、市場参加者がどういう心理状態にあり、どういう行動をとるか」ということを読みとらなければならないのです。
 ただ単に、「この形が出たから天井」「こうなったから売り」ということを覚えるだけではチャートをうまく読みとったとは言えません。相場でうまく立ち回るには、チャートを読むことによって、市場参加者の心理を読みとり、次の行動を読むことで相場の動きを先読みします。そこから自分がどういう行動をとればいいのかが分かってくるのです。
 まず、お手元の資料にこういう図(10ページ図1)が描いてあります。チャートといいましても、いろいろな形がありますが、まず目にするのがこの形ではないかと思います。白や黒やいろいろごちゃまぜになった形、これを思い出すのではないかと思います。これがローソク足と呼ばれるものです。
 どうしてローソク足と呼ばれるのかというと図1にも描いてありますけれども、これを見ていただくと、何となくなぜ「ローソク」と呼ばれているのかがお分かりになるのではないかと思います。これがローソク足というもので、この白や黒の形、あるいは上下に棒がぴょんと飛び出ているものがそうです。


■ローソク足

 さまざまな形の「チャート」のなかで一番よく目にするのが「ローソク足」と言われるチャートではないかと思います。株価の動きを白や黒の棒で表すもので、形がローソクの形に似ている(特に上に細い棒があって下が白い箱のような形になっているもの)ことから「ローソク足」と言われます。
 このチャートのルーツは江戸時代の堂島(大阪)の米相場であったとされています。現在のような形になったのは明治の後半くらいではないかと言われていますが、当初はただ単に棒を赤(朱)と黒で書いていたようです。
 それぞれの「線=足」の描き方について、例えばある一日の株価の動きが次ページのような動きとなっていた場合、どのような「足」となるのか見てみましょう。

■酒田五法

 ローソク足の見方を一本の足の場合と、二本以上の組み合わせで見てきましたが、これを戦術的にまとめたものが「酒田五法」というもので、これは江戸時代に「本間様には及びもせぬが、せめてなりたや殿様に」と歌われるくらい、米相場で財をなした酒田の豪商本間宗久がまとめたものです。
 ここに言う「五法」とは、三山、三川、三空、三兵、三法の五つを言い、それぞれにいくつかバリエーションがあります。以下に代表的なものをあげておきます。


■講師

清水 洋介(しみず・ようすけ)
マネックス証券株式会社 投資情報センター チーフストラテジスト 慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、外資系証券会社などを経て現在マネックス証券で投資教育や相場解説に携わっている。営業やディーラーの経験を生かし、実践的なテクニカル分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に、『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」』(パンローリング)など。

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江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」


相場に対する考え方は今も昔も変わらない。

 牛田権三郎と本間宗久。言わずと知れた相場の達人である。本書ではこの2人が残した言葉を、現代の相場に当てはめながら解説している。  牛田権三郎と本間宗久。この2人が一貫として述べているのは「相場を見極める」ことである。ノウハウ本によく見られるような「いつ仕掛け、いつ手仕舞うか」的な話は少ないが、それよりももっと大切と思われる「心構え」的な話については“盛りだくさん”紹介されている。そして、それらの話は現代にも十分通用するものだ。なぜなら、「儲けたい」と思うときの心の動きは今も昔もさほど変わらないからである。 牛田権三郎と本間宗久。2人とも、言葉は違えど、同じようなことを“大切だ”と語っている。江戸時代に生きた彼らが現代の我々に何を残してくれたのか。それは、本書に書かれている。

目次

まえがき

第1章 「三猿金泉秘録」

相場の極意−第1− はじめに
相場の極意−第2− 「理外の理」
相場の極意−第3− 人の行く裏に道あり花の山
相場の極意−第4− 「陰は陽を含む」「陽は陰を含む」
相場の極意−第5− 逆張り
相場の極意−第6− 出尽くし 〜その1〜
相場の極意−第7− 出尽くし 〜その2〜
相場の極意−第8− 売買駆け引き法 〜急いては事を仕損ずる〜
相場の極意−第9− 売買駆け引き法 〜仁の徳〜
相場の極意−第10− 売買駆け引き法 〜待つ〜
相場の極意−第11− 売買駆け引き法 〜まだはもうなり〜
相場の極意−第12− 売買駆け引き法 〜ドテン〜
相場の極意−第13− 売買駆け引き法 〜順鞘・逆鞘〜
相場の極意−第14− 売買駆け引き法 〜買い方有利・迷う相場の心得〜
相場の極意−第15− 売買駆け引き法 〜半扱商内〜
相場の極意−第16− 売買駆け引き法 〜経験則〜
相場の極意−第17− キーポイント・安楽商内・転変商内
相場の極意−第18− 相場は相場に聞け・理外の理

第2章 「本間宗久相場三昧伝」

相場の極意−第19− 米商いは踏み出し大切、米の高下は天然自然の理
相場の極意−第20− 火中へ飛び込む思い切り、海中へ飛び込む心持ち
相場の極意−第21− 急騰急落、天井形成
相場の極意−第22− 天井
相場の極意−第23− 保ち合い放れ
相場の極意−第24− 買いおくれじ時、気崩れ安、意地悪しきもの
相場の極意−第25− 利食い腰を強く、上げのうちの下げ
相場の極意−第26− 休むも相場、見切り千両
相場の極意−第27− 天井狙い、底狙い
相場の極意−第28− 人気片寄るとき
相場の極意−第29− 下げを待ち買い入るべし、心定まらず
相場の極意−第30− 相場に逆らわず
相場の極意−第31− 通い相場・保ち合い相場
相場の極意−第32− 欲を離れる
相場の極意−第33− 気を転ずる事
相場の極意−第34− 我一分の了見
相場の極意−第35− 三位の伝
相場の極意−第36− 筋道を立てる
相場の極意−第37− 我強気の節は人も皆強気
相場の極意−第38− 目先の動きに惑わされない
相場の極意−第39− 日柄・季節性
相場の極意−第40− 戦術・軍略
相場の極意−第41− ポジショントーク
相場の極意−第42− 人の意見と自分の意見
相場の極意−第43− しっかりと方針を立てる
相場の極意−第44− 慰み商い


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※この商品はスタジオなどで収録したものと違い、講演会場で録画しておりますため、画像や音声の品質が高くない場合があります。どうかご容赦ください。