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世界の“多数派”についていく
「事実」を見てから動くFXトレード

著者 浜本学泰
定価 2,000円+税
2015年3月発売予定
ISBN 978-4-7759-9135-0

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〜正解は“マーケット”が教えてくれる〜

◆「上」か「下」かを当てようとするから当たらない

浜本学泰の株式市場テクニカル分析

パンローリングチャンネル「浜本学泰の株式市場テクニカル分析」にて、浜本先生の株式市況とセクター分析を放映中

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一般的に、「上に行くのか、下に行くのかを当てることができれば相場で勝てる」と思われがちですが、実は、そんなことはありません。 逆説的に聞こえるかもしれませんが、上か下かを当てようとするから、相場が難しくなってしまうのです。なぜなのか。それは、「当てよう」と思った瞬間は、自分本位に動いているからです。

◆「当てたい」なら、正解を見てから動けばいい

では、当てにいこうとしてはいけないなら、どうすればよいのでしょうか? 私たち個人投資家がやるべきことは、「動いた」という事実を客観的に確認することです。例えば、世界中のトレーダーたちが「上だ」と考えて、実際に買いのポジションを持ったと確認できてから動くのです。正解がわかったら、自分も素早くアクションを起こします。自分の意思は関係ありません。世界の思惑に自分を合わせるのです。

◆世界の人の動きは、がっかりするほど基礎的なテクニカル指標(チャート)でわかる

世界中のトレーダーたちが動いたかどうかは、世界共通の「チャート」でわかります。ここで大事なのは、独創的なチャート(=少数派のチャート)にしないことです。世界中の大勢の動きを知るには、世界の人が最も多く使っている指標をチェックする必要があります。つまり、“がっかり”するほど基礎的な指標(移動平均線や水平線、ボリンジャーバンドなど)を見なければいけないのです。

実際、やるべきことは、1時間足の移動平均線(※パラメータは本書で紹介)でトレンドを探り、5分足の基礎的なテクニカル指標で市場に入るタイミングを計ります。具体的には、以下の「5つ」のレベルの「8つ」のエントリールールで、世界の動きについていきます。

レベル1:移動平均線反発
レベル2:移動平均線ブレイク&水平線反発
レベル3:高値&安値(水平線)ブレイク、トレンドライン反発
レベル4:一目均衡表の雲抜け(割れ)&トレンドラインブレイク
レベル5:ペナント(三角持ち合い)ブレイク

大勢の動きを知りたいからこそ、大勢の人が使っている指標を参考にするのです。

◆「あなただけへの特別なサイン」などなくても、勝率7割を目指せる

FXなどでは、「あなただけに特別なサインを提供します」というふれこみの情報が氾濫しています。でも、「あなただけに特別なサイン」は、世界から見ると少数派なのです。多数決で決まるFXでは、多数派の動きを見極めなければなりません。だからこそ、みんなが見ているものを見るのです。

やり方自体は簡単ですから、誰にでもできます。熟練した人になると、勝率7割は出せるやり方です。難しいことは排除して、市場からお金を引き出しください。

◆本書を読んでわかること&できること

◎当てに行くのは間違いだとわかる
◎難しいことをする必要がないとわかる
◎基礎的なチャートを見ることの重要性がわかる
◎トレンドの掴み方がわかる。トレンドがわかるようになる
◎チャートを見た時点で「どのエントリールールが適用しそうか」がわかる
◎世界の人たちと同じエントリーができる
◎エントリールールになっても「やってはいけない場面がある」とわかる
◎手法だけでは勝てないことがわかる
◎エントリー等の判断やエントリー等の正しい執行ができてはじめてきちんとした結果が残るとわかる
◎トレードの成否に、メンタルが大きく関わってくることがわかる
◎メンタルの整え方や鍛え方がわかる
◎熟練すれば、勝率7割(2勝1敗)が実現できる
◎好きな時間にトレードできる


■本書で使うテクニカル指標のパラメータについて

本文29ページの下から10行目において、
「同じ指標で、計算期間やパラメーターもデフォルトのまま、
ツールに入ってるそのままで構いません」という記述があります。
この記述だけだと、見落としてしまう可能性がありますので、
以下に、本書で使っているテクニカル指標のパラメータをお知らせします。

◎移動平均線について

デフォルトですので、SMA(単純移動平均線)です。パラメータは「10」です。

◎ボリンジャーバンド

こちらもデフォルトです。
設定は「20」です(※使うツールによって異なることもあり)。
5分足については、2σを表示。
1時間足については、1σと2σを表示します。
なお、ボリンジャーバンドのミドルバンド(中心線)を20MAとして見ます。

◎一目均衡表

こちらもデフォルトです。
9(転換線)、
26(基準線)、
52(先行スパン2、もしくは先行スパンB)。
ただし、この手法では「雲」のみを意識しますので、
表示するのは雲だけでけっこうです。

◎RSI

こちらもデフォルトですので、パラメータは「14」です。

著者紹介

浜本学泰(はまもと・たかやす)
1973年4月、石川県生まれ。中学生のころに外国為替相場に興味を持ち、大学では外国為替・国際金融を専攻して学ぶ。その後、実践の場を求めて、野村證券、メリルリンチ日本証券を経て、独立系投資顧問会社でファンドマネジャーを務める。業務では外国為替ではなく、日本株、特に中小型成長株に特化して業界経験を積む。2008 年9 月、直感的にファンドマネジャーを自主退職した日の晩まさに「リーマンショック」が起こる。
退職後は個人投資家となり、株式投資をする傍らで、長年取り組みたかったFXトレードを始める。いきなり月利300%を継続的に出し続け、これまで学んできた投資理論が正しいことを証明する。
2009年より自らの手法をまとめたFXトレードを教え始め、2015 年アーニングアカデミーを設立。Eラーニングとリアルセミナーを合わせて、多くの人たちに投資やトレードに魅力と効用を伝えて、ひとりでも多くの経済的に独立した人を増やす活動をしている。 「投資は簡単じゃなきゃできない」「投資は資産形成しながら人格形成が出来る」というのがモットーで、一般的に難しいと思われている投資をわかりやすく伝えてくれるという定評がある。アーニングアカデミー代表。株式会社倭・美 代表取締役。一般社団法人日本証券アナリスト協会 検定会員。国際公認投資アナリスト。 主な著書に『
対TOPIX業種指数チャートの動きに乗る 個人投資家のための「市況株」短期トレード』がある。

目次

まえがき

第1章 当てにいかずに“流れ”に乗る

第1節 順張りか、逆張りか
1)流れに乗るほうが簡単だ
2)転換点は無視すること
第2節 トレンドに乗るということ
1)当てようと思うと難しくなる
2)相場を難しくしている原因は自分にある
3)素早く動く
第3節 トレンドに乗るためにテクニカルを使う

第2章 世界の“多数派”についていくためのツールとは

第1節 トレンドを見つけるツール
第2節 5つのテクニカルについて
コラム::バンドウォークについて
コラム:利益確定の美学
コラム:自省することと男女のトレード傾向の差について

第3章 事実を見てから動くときのエントリーと決済のルール

第1節 1時間足で流れを見る
第2節 5分足でエントリーする
第3節 移動平均線反発 レベル1
1)買いの場合
2)売りの場合
3)移動平均線反発のサインの強さ
第4節 移動平均線ブレイク&水平線反発
1)買いの場合
2)売りの場合
3)移動平均線ブレイク&水平線反発のサインの強さ
第5節 高値&安値(水平線)ブレイク、トレンドライン反発
1)買いの場合
2)売りの場合
3)高値&安値ブレイク、トレンドライン反発のサインの強さ
第6節 一目均衡表の雲抜け(雲割れ)&トレンドラインブレイク
1)買いの場合
2)売りの場合
3)雲抜け&トレンドラインブレイクの場合のサインの強さ
第7節 ペナント(三角持ち合い)ブレイク
1)買いの場合
2)売りの場合
3)ペナントのサインの強さ
第8節 損切り(ロスカット)について
1)ロスカットは回復を早める作業
2)エントリーした根拠がなくなったら切る。それだけのこと
3)小さくロスカットすることが大事
第9節 利益確定について
1)利益確定は難しい作業
2)消極的なやり方と積極的なやり方がある
コラム:同じ時間軸を使う

第4章 “最良”トレードにつながる「戦略」と「シナリオ」

第1節 「これから何が起こるのか」を知る
1)重要指標のスケジュール確認
2)戦略上のチャート分析
3)戦略の手順
第2節 シナリオを作るとはどういうことなのか?
1)シナリオとは値動きの最大の幅を想定すること
2)買いの場合の基本シナリオ
3)売りの場合の基本シナリオ
4)レンジのときの基本シナリオ

第5章 事実を客観的に「判断」し、迅速に「執行」する

第1節 事実を見つめる
第2節 判断と執行の関係
1)判断したら、即、執行が原則
2)執行後の対処
第3節 判断の詳細について
1)良い判断とは何か
2)判断する内容
3)チェックする癖をつける
4)「判断」を曇らせるものとは
第4節 「執行」について考える
1)執行で覚えておくべき4つのこと
2)判断から執行へ移行する前に
3)良い執行をするためには
コラム:やらないという判断ができるかどうか

第6章 手法以上に大切な「メンタル」との付き合い方

第1節 トレードにおけるメンタルの位置づけ
1)裁量トレードとメンタルの関係
2)裁量トレードとメンタルは切り離せない
3)トレードの成果を左右する
4)メンタルとパフォーマンスとの関係
5)メンタルの働き
第2節 メンタルを動かすもの
1)メンタルに影響を及ぼすものとは
2)メンタルに影響を及ぼすもの その1 〜恐怖と不安〜
3)メンタルに影響を及ぼすもの その2 〜傲慢〜
4)メンタルに影響を及ぼすもの その3 〜無知〜
5)メンタルに影響を及ぼすもの その4 〜集中していない〜
6)メンタルに影響を及ぼすもの その5 〜体調〜
第3節 メンタルの特性を知る
1)メンタルの特性 その1 〜メンタルの方向性のバイアス〜
2)メンタルの特性 その2 〜メンタルの困った特性〜
3)メンタルの特性 その3 〜メンタルの影響を抑えるには〜
第4節 メンタルの整え方
1)メンタルの整え方 その1 〜メンタルダメージを最小限に〜
2)メンタルの整え方 その2 〜想定内に収める〜
3)メンタルの整え方 その3 〜常にチェックする〜
第5節 メンタル状態のチェック
1)ロットがいつもより異常に大きい、異常に小さい
2)損失額がいつもより大きい
3)勝率が下がる
第6節 メンタルの鍛え方
1)メンタルの鍛え方 その1 〜原因と理由を探る〜
2)メンタルの鍛え方 その2 〜負荷をかける〜
第7節 メンタルが確立すると
1)正しいトレードができる
2)柔軟性が生まれる
3)自己革新が加速する
4)目指すべき理想のトレーダー像にたどり着ける
第8節 スランプについて

第7章 事実を見てから動くFXトレード 実例紹介

第1節 ここまでのおさらい(チェック項目)
第2節 実例紹介 その1
第3節 実例紹介 その2
第4節 実例紹介 その3
第5節 実例紹介 その4
第6節 実例紹介 その5
第7節 実例紹介 その6
第8節 実例紹介 その7
第9節 実例紹介 その8
第10節 実例紹介 その9
第11節 実例紹介 その10
第12節 実例紹介 その11

第8章 事実を見てから動くFXトレード 利食いの実例

利益確定の練習
・事例1の解説
・事例2の解説
・事例3の解説
・事例4の解説
コラム:時間軸の考え方
コラム:通貨ペアについて

あとがき

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