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ウィザードブックシリーズ Vol.37

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ゲイリー・スミスの短期売買入門
――ホームトレーダーとして成功する秘訣

2002年5月30日発売!
ISBN 4-939103-64-1 C2033
定価 本体 2,800円+税
A5判 ソフトカバー 352頁

著 者 ゲイリー・スミス(Gary Smith)
監 修 長尾慎太郎
訳 者 飯田恒夫

トレーダーズショップから送料無料でお届け億万長者トレーダーが薦める名作・傑作!投資本30』(扶桑社)で、推薦本の一冊に選ばれています!


著者紹介 | 目次 | 著者推薦図書    ◆立ち読みコーナー 監修者まえがき ・ プロローグ ・ イントロダクション ・ 第1章 (本テキストは再校時のものです)
原書

『How I Trade for a Living』

ドイツ語版

『Mit offenen Augen traden』

20年間、ずっと数十万円(数千ドル)以上には増やせなかった
“並み以下の男”が突然、儲かるようになったその秘訣とは!

巨額な資金を動かすヘッジファンドマネジャーや機関投資家の立場からではなく、少額の資金しかない個人投資家が生計を立て、食べていくための戦略が満載! 手数料の大幅割引と通信技術の発達によって可能になったホームトレードでマーケットを征服した男の物語!

14歳のときにトレーディングの虫に取りつかれてからというもの、ゲイリー・スミ スの頭のなかは、ホームトレーダーとしてひと財産築くにはどうすればよいか、ということしかなかった。1966年大学2年生のときに初めて株式を買ったが、それからの20年間は子供のときからの夢を空しく追い続けただけだった。
 1985年、もう一歩で破産というところまで追いこまれて、トレーディングから足を洗うつもりになったとき、ついにゲイリー・スミスは啓示を受け、それからすべてが変わりだした。それ以後、1年たりとも損を出したことはなく、月間でもほとんど損を出すことはなくなった。彼のトレーディングの元手は2200ドルから100万ドル近くまで急増した。1985年のあの運命の日、彼は何を悟ったのか? 15年間勝ち続けたという驚異的な記録をどのように打ち立てたのか、またホームトレーダーとしてこれまで最も成功したうちの一人という世界的名声を得たのはなぜか? その答えはすべて本書のなかにある。

■本書に寄せられた賛辞

「ゲイリー・スミスは、現実にトレーディングに携わっている。観念的な儲けの手口や子供だましのプログラムではなく、トレーディングで実際に利益を生む方法を学びたいと真剣に考えているなら、これは必読の書である。私はもうめったに投資の本を読むことはないのだが、本書は一言一句をおろそかにせずに読んだ。それほど重要な本なのでぜひとも手に取っていただきたい」
―――ラリー・ウィリアムズ(『ラリー・ウィリアムズの短期売買法』の著者)


「この道を究めたベテランが率直に語るフルタイム・トレーダーとしての成功法。ゲイリー・スミスが、トレーディングの達人となるまでに克服した数々の障害を振り返り、目標達成のために用いた戦略、指標、および洞察力についてその詳細を物語っている」
―――ネルソン・フリーバーグ(フォーミュラ・リサーチ誌編集長)



「本書はは驚くべき本である。マーケット情報を網羅したまことに珠玉のような書で ある。大いにお勧めしたい」
―――ハンフリー・E・D・ロイド医学博士(『Trading S&P Futures & Options: A Survival Manual & Study Guide』の著者)

「成功を収めたトレーダーの胸中を読み取る機会というのは、いつの場合にも実に貴重なものである。有益なアドバイスや役立つヒントを散りばめた本書において、ゲイリー・スミスは読者に存分にその機会を提供する。すべてのトレーダーが蔵書のなかに加えるべき良書である」
―――ゲイリー・B・スミス(ザ・ストリート・ドットコム編集長代理)

「本書のなかで、ゲイリー・スミスはあらゆる財貨のうちで最も希少なもの、つまり終始一貫勝ちつづけたトレーダーの経験を読者に疑似体験させる妙薬を配合している。新参のトレーダーがスミスの世界をのぞき込めば、大きな恩恵に浴するだろう。彼が寛大にも30年余りにわたるトレーディングから得た貴重な知識を分け与えてくれるからである」
―――エドワード・D・ドブソン(トレーダーズ・プレス社社長)


■利益グラフ

(左:25頁、右:276頁)


■著者/ゲイリー・スミス(Gary Smith)

フルタイムのホームトレーダーであり、『
Live the Dream by Profitably Day Trading』の著者である。この本は、デイ・トレーディングについて今まで書かれたなかで一番の良書との好評を博している。スミスは、『フューチャーズ誌』や『テクニカル・アナリシス・オブ・ストック・アンド・コモディティー誌』上で紹介されたほか、各種トレーディング・セミナーでは人気講師である。

・監修者/長尾慎太郎(ながお・しんたろう)
東京大学工学部原子力工学科卒。米系銀行でのオルタナティ ブ投資業務、および金スワップ取引、CTA(商品投資顧問)での資金運用を経て、現在は株式ファンドマネージャーとしてオルタナティブ運用をおこなう。マーケットに関連した時系列データを基にしたシステム・トレードを専門とする。

・翻訳者/飯田恒夫(いいだ・つねお)
1938年芦屋市生れ。1961年大阪大学法学部卒業後、丸紅飯田に入社。主に鉄鋼貿易業務に従事し、この間米国、トルコ等14年間の海外駐在を経験。1996年丸紅を退職、同年現地鉄鋼商社のアドバイザーとしてタイ国に渡る。2000年タイより帰国、以後翻訳活動に入る。訳書(共訳)にフィリップ・コトラーおよびゲイリー・アームストロング共著『マーケット原理』、その他にジョン・A・ボリンジャー著『ボリンジャーバンド入門』(パンローリング)がある。



■目次

     
監修者まえがき
 謝辞
 プロローグ――日常のトレーディング
 イントロダクション
 第1章 自暴自棄のトレーダーへの救いの手
 第2章 一獲千金の夢
 第3章 先物マーケットの魅力
 第4章 ダウン寸前
 第5章 取引方法の組み立て
 第6章 なぜ株式市場なのか
 第7章 トレーディングは職業
 第8章 トレーディングの感覚的フィルター
 第9章 私が愛用する指標
 第10章 テクニカル指標
 第11章 季節性
 第12章 トレーディングの本質
 第13章 資金管理
 第14章 ミューチュアルファンドの取引
 第15章 ジャンクボンド・ファンドの取引
 第16章 株価指数先物取引
 エピローグ――極めて個人的なこと
 参考図書――成功のための文献と調査・情報源



■監修者まえがき

 本書はデイトレードのパイオニアであるゲイリー・スミスが、専業のホームトレー ダーとしてトレードだけで生活する方法を書いた“How I trade for a living”の邦 訳である。いまでこそデイトレーダーは珍しい存在ではなくなったが、ゲイリー・ス ミスはまだほとんどの投資家がデートレードなど顧みもしないころからそれに取り組 み、15年以上にもわたって着実な利益を積み重ねてきた。そして、彼の前著である“ Live the Dream by Profitably Day Trading Stock Futures”は、いまなおデイト レードのバイブルとして多くのトレーダーに読まれており、私もそこから非常に強い 影響を受けた。  しかし、本書を読めばすぐに分かるとおり、彼の成功は簡単に成し遂げられたもの ではなかった。マーケットに対する熱意とたゆまぬ努力にもかかわらず、20年近くに 及ぶ長い年月にわたって、彼はずっとうだつの上がらないブレイクイーブンのトレ− ダーであったのだ。そして、このままではいつまでたっても夢が実現しそうにないと 悟ったとき、彼は一念発起して自分の過去の誤りを見つけだし、手堅く利益を上げ続 けるトレーダーへと自らを変えていくことになる。その過程における考え方で着目に 値するのは、マーケットで分析、観察する対象を、ゲイリー・スミスは価格変動のモ メンタムと参加者のセンチメントに限ると割り切っていることであろう。一般的に言 って、値動きは、マーケットがどう動いているか(モメンタム)と参加者がそれをど う考えているか(センチメント)で決まる。そしてそこから得られる分析結果をより 優位に生かすために、彼は個別株ではなくミューチュアルファンドと株式指数先物を 中心に売買しているのである。  ゲイリー・スミス自身が自分で述べているように、彼の主張はほかのいわゆる「マ ―ケットの魔術師」たちの説くところとは異なる点も多い。だが、ヘッジファンドや 大手の機関投資家としての立場ではなく、あくまで独立した個人投資家としてトレー ドだけで生き抜くことを考えれば、彼の書いていることのほうがより地に足のついた 考え方と言えるだろう。そして彼は何よりもトレードという仕事を愛し、自分がそれ によって生計を立てていることを誇りにしているのである。そう、トレーダーとは誇 り高い職業のひとつなのだ。この点では彼の言葉に勇気づけられる読者も多いのでは ないかと思う。本来、どんな職業であれ、自立、独立した存在として自らを確立し、 さまざまな困難を克服して生きていけるということは素晴らしいことである。  最後になったが、本書の翻訳に当たってくださった飯田恒夫氏、パンローリング社 社長の後藤康徳氏、編集・校正をしていただいた阿部達郎氏(FGI)、デザイナーの新 田和子氏に心から感謝の意を表したい。本書は「入門」という題名がついているが、 トレードのガイドブックとしては、それだけで完結した十分に実践的な内容を持った 高いレベルの書籍である。デイトレードに興味のある方だけではなく、マーケットに かかわる読者におかれてはぜひ何度も繰り返し読んでいただきたい。この書籍が読者 のトレードに何らかの形で役に立つことができれば、関係者一同の幸せとするところ である。

2002年5月 長尾慎太郎



■プロローグ――日常のトレーディング

 私が日常どのようにトレーディングをして過ごしているかを知ったら、多くのト レーダーはがっかりするかもしれない。魅惑に満ちた日常でもなければ、ぞくぞくす るほど刺激的なものでもない。魅惑や刺激のために株式取引をやっているわけではな いので、私はそれで結構なのだ。私はお金とお金で得られる自由のためにトレーディ ングをしているのである。
 1996年以前、私は西部のネバダ州リノに住んでいた。それ以降は、牧草地が広がり 洞穴が点在する、ケンタッキー州の中心から南寄りにある田舎に住んでいる。今の場 所は、アンディー・グリフィスの1960年代の連続ドラマに登場する「メイベリー」の ような町だ。何しろ、郡の保安官の名前がバーニーで、地元の自動車修理工場のおや じはグーバーという名前なのだ。しかし、これはどうでもいい話だ。
 私が起きるのは株式市場が始まる午前9時30分だが、時々寝坊することがある。こ れはどうにもならないことだ。子供のころから早起きは苦手だった。西部に住んでい たころは、市場が始まる太平洋標準時間の午前6時30分に起きなければならなかった ので、熟睡できなかった。いつも身体の疲れが抜けなかった。東部に住むようになっ てからは、気分はいつも爽快である。しかし、CNBCを録画するためにビデオは午前8 時にセットしてある。
 なるべく9時30分の立ち会い開始までに起きようと努めているが、それは取引開始 後の最初の50分間でその日の気配が決まることが多いからだ。この時間の先物取引の 動きが、その日のそれ以後の相場展開の前兆になることが多い。また私が最も神経を 集中するのも、この最初の50分間の相場の値動きから強気、弱気、あるいはダイバー ジェンスの展開を読み取るためなのだ。
 10時30分にブランチを済ませ、市場開始1時間半前からのCNBCの録画を見て、見逃 した関連ニュースやインタビュー番組をチェックする。ざっとテープを見終わると、 また次の録画を始める。立会時間中と終了後2時間の間は、いつも録画したテープを 回している。何ひとつ見落としたくないからだ。  午前11時ごろ、コンピューターに向かってEメールをチェックし、幾つかのニュー スグループに目を通す。次いで、ヤフー・ドット・コムで外国市場の動向を見たり、 クイッケン・ドット・コムで取引中または取引を考慮しているファンドのポートフォ リオをチェックする。これは、マーケットが休みでないかぎり、毎日行っている。また、www.dailystocks.comのウェブサイトで、いろいろな業種の市場動向を調べる。毎 日、マーケットのどの場面で活発な動きがあるのかを正確に知っておくことが私にと って重要だからである。
 正午から3時までは、自分のファンドについて取るべき行動を考える。ほとんど毎 日のように取引ポジションを調整しなければならない。マーケットへのエクスポージ ャを増やすべきか、あるいは減らすべきかと、1日中CNBCのティッカーテープに注意 を払っている。ダウ平均、S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)、ナスダック 100、それにラッセル2000の各指数の日中の動きの間に少しでも相違がないかと、神経 をとがらせている。
 立ち会いの間、常に3時までテレビの前にくぎ付けになっているわけではない。3 時までにシャワーを浴びたり、必要に応じて銀行や郵便局、グローサリーへ行くなど の用件を済ませたりすることもある。外出から帰るとテープを再生して、留守中の マーケットの動きをチェックする。毎日のマーケットのリズムに波長を合わせること が重要だからだ。以前は起きるとすぐに『ウォール・ストリート・ジャーナル』と『インベスターズ・ビジネスデイリー』を読み、読み終わるまでは売買できなかったものだ。現在では、主に純粋な価格の動き(モメンタムとダイバージェンス)に従っ てトレーディングしているので、新聞を読むのはずっと後になってからだ。  正念場は3時から4時の間、特に最後の30分である。ここがいわばホームストレッ チで、立ち会い終了前に打つ手を準備をしなければならない。最後の1時間になる と、いつも大引けにかけてどういう手を打てばよいかというアイデアがひらめくの だ。最後の1時間は、ティッカーテープ、ポートフォリオの株式、各種の指数の動き に完全に集中する。どのファンドにいくら、というきっちりとしたトレーディングプ ランを立てるのは、この最後の1時間なのだ。通常3時30分から45分の間に、マーケ ットにはかすかだが、ダマシの手口が見られる。私はこれを「ライデックスの揺らぎ」と呼んでいる。ライデックスへの注文の締め切りは3時45分までなので、市場のタイミングで勝負するいわゆるマーケットタイマーたちが慌てて混乱するようだ。
 3時50分から4時の間にインベスコに電話をする。ジャナスやストロングにも電話をしなければならない場合はてんてこ舞いだ。インベスコもストロングも数秒間以上待たせることはないが、ジャナスはもう少し時間がかかる。インベスコに電話をかけて通話口で待っている間にも、その待ち時間の間のマーケットの取引状況に応じて注文金額を変えることがある。
 4時から4時15分にかけて、シカゴでのS&P先物の終値がフェアバリュー(適正価値)に対して、どのくらいプレミアムもしくはディスカウントになっているかを見る。たいてい5時30分までは自宅で財務書類や雑誌を読むかたわら、CNBCにも目を配っている。また、この時間を利用して、マーケットウオッチ・ドット・コムでいろい ろなマーケットの市場概況をおさらいする。通常5時から5時30分の間にマネーネッ ト・ドット・コムが私のファンドの終値を知らせてくるが、私はこの午後5時30分が 来るのが待ち遠しい。ファンドの終値を受け取った後はジョギングに出かける。
 しかし、私の1日は5時30分で終わるわけではない。夜も寝るまでは、S&P先物の取 引状況をグローベックスでチェックしている。また定期的にヤフー・ドット・コムで アジア市場での取引やビジネスの最新ニュースをチェックしたりする。
 私は1日24時間、トレーディングに集中しているのだ。いつも心のなかで、起こり 得るマーケットのシナリオとそれがファンドにどんな影響を与えるかを検討してい る。絶えず、予想されるマーケットのシナリオとそれに対応する戦略を練っている。 真夜中に目が覚めたときでも、頭のなかはいつもマーケットのことでいっぱいで、も し何かが起きたら明日はどんな手を打とうかと考えている。
 市場が休みでないかぎり、日常の様子は以上のとおりで、どうも普通の生活がない ように見えるのだが、私にも一日中家を留守にして、例えば、100マイル北にあるルイ ビルまで買物や美術館、動物園に出かける自由があるのだ。一日中外出するのは通 常、自分のトレーディング口座に調整を加える必要がないと考えたときだ。しかし、 もしマーケットが期待どおりに動かなければ予定を変更することになるので、電話は 不可欠である。先物ブローカーにつながる取引専用ラインを通じて、必要なダウ平 均、S&P、ナスダック100、ラッセル2000などの現物指数を知ることができる。これま でも終日外出しているときに、計画外の取引をしなければならないことが何回かあった。
 時には、儀式のようになっている自分の取引手順が正しいのかどうか疑問を感じる こともある。1998年10月16日金曜日の朝から10月22日木曜日の夜まで、友人の引っ越 しの手伝いで大陸横断の旅に出かけたことがあった。この期間の立会日の間に、マー ケットに関してできたことといえば、電話でダウ平均、S&P、ナスダック100、ラッセ ル2000の数字を知ることだけだった。その週はマーケット、特にラッセル2000の動き が活発だったので、私は取引ポジションを相当増やした。この週はCNBCを見ることも なく、インターネットや自分の財務書類に目を通すこともないままで1万ドル以上儲 けた。
 私にはトレード中に言葉を交わす仲間はいない。常にひとりで売買を行ってきたの でトレード仲間を持つのが嫌なのだ。日中にほかのトレーダーの意見に左右されたく はない。正直なところ、尊敬すべき意見を述べるトレーダーを私は思い出せない。し かし、立会時間中にチャットルームやニュースグループに出入りして絶えずいろいろ な意見にさらされるのは、トレーディング仲間を持つのと大して変わりがないではな いかという点では議論の余地があろう。

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■イントロダクション

 本書は、トレーダーやトレーダーにあこがれる人で、自分の得意な分野を株式マー ケットだと考えている人のために執筆したものである。トレーディングの対象が、個 別の株式、ミューチュアルファンド、普通株または指数のオプション、株価指数先 物、S&PのスパイダーズやダウのダイアモンドのようなAMEX(アメリカン証券取引所) のETF(株価指数連動型上場投資信託)であろうと問題ではない。自分が好きなトレー ディングの武器が何であっても、チャレンジすることの目標はまったく同じものだ。 それはマーケットのリズムとモメンタムに一体化することである。本書が紹介する取 引戦略と哲学によって、モメンタムを利用して価格の動きに対する理解を深めること が可能になる。
 本書には、私が生計のために行う取引のテクニックをできるかぎり詳細かつ正確に 記した。それ以上に、本書は私が33年の取引経験で学んだことのすべて――つまり善 いこと、悪いこと、見苦しいことなどのすべてのエッセンスである。どうやら私のや り方は間違っていなかったようだ。思い出したくないほど長い年月をあまりぱっとし ないブレイクイーブンのトレーダーとして過ごした後、万事がしっくりとはまり始め た。トレードに目覚めて以来、系統立った取引で2200ドルの元手を65万ドルまで殖や したが、この間ほとんど実質的に損を出した月はなかった。誤解されては困るのだ が、私は市場が活気にあふれているおかげで最近になってやっと儲かり始めて一時的 に成功しているトレーダーではないのだ。また、かつては花形であったが今は盛りを 過ぎたトレーダーが生計を維持するために本を書くのとは訳が違うのだ。私は1985年 以来、毎年儲けているし、1998年はこれまでの最高の年で、19万6千ドル以上稼いだ。
 本書を書くことになったそもそものきっかけは、損を出して自暴自棄になったある トレーダーが助けを求めてきたことである。このトレーダーのことは第1章に書い た。しかし書き始めてみると、執筆の動機は援助を求めた彼の手紙だけではないこと に気づいた。
 その動機のひとつは、生計のためのトレーディングという概念が現実には世間に間 違って受け入れられていることである。こうした誤解は、リスクなしで即座に儲かる トレーディングを約束するおびただしい書籍、システム、セミナー、ニュースレター やファクスサービスによって生み出されたものである。しかし、これらはすべて、夢 を売る商人どもが作り上げたおとぎ話的な誇大広告なのだ。そんなごまかしの名人た ちの途方もない主張を時間をかけてよく調べてみれば、そのなかのだれひとりとし て、生計のためにトレーディングをしたことがないことが分かるだろう。この連中は 口だけは達者なのだが、いざ実践となると痛ましいほど不器用なのだ。本書は、弁も 立ち実践にも長けた人物の書いた数少ない書物なのである。
 もうひとつの動機は、限られたトレーディングの経験しかないか、実地にトレード をしたことのない学者や理論家が書いたトレーディングに関する書物がまん延してい ることに対抗するためである。こうした書物は過去の事例にしか当てはまらない統計 やチャート、価格パターンか、著者が周到に選び抜いた資料で読者を幻惑する。その 書物のなかで紹介されている手法が、ある程度の期間にわたって実際に投資したもの で、本人にとって有効な方法だったという証拠が示されることはない。本書は、長年 私が実際のトレーディングに用いたテクニックと戦略を詳しく述べたものである。
 本書はまた、一般投資家にとって、自宅でのトレーディングによる成功が手の届く ところにあるという証明でもある。有名な『マーケットの魔術師』とかトレーディングのスーパースターと呼ばれる人たちの成功物語をだれでも一度は読んだことがあるだろ う。しかしよく調べてみると、これらの高名なトレーダーたちのほとんどは自宅でト レードをしているわけでもないし、また自分の売買勘定の儲けだけで生活しているわ けではないことに気づくだろう。実際には、彼らはニューヨークかシカゴのフロアト レーダーや他人から何百万ドルかを預かって運用するヘッジファンドのマネジャーや トレーディングのアドバイザーなのだ。こういう大物や著名なトレーダーだけがト レーディングで成功できのではないかと思うかもしれない。しかしそうではないので ご安心願いたい。
 最近刊行された多くのトレーディングの本と違って、本書は何らかのニュースレ ター、ファクスサービスやトレーディングのセミナーを宣伝するための隠れみのとし て書いたものではない。私は、トレーディングで生計を立てている人物として評価さ れているし、この評判のままでいたいと思っている。セミナーで高額なトレーディン グのコースの売り込みをしたり、あるいはインターネットでトレーディングに関する 有料のサービスの営業をしたりするような場面で私を見かけるようなことはあり得な いだろう。

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■第1章 自暴自棄のトレーダーへの救いの手

 1990年代の初めから半ばにかけて、私は証券関連商品を販売する企業のれっきとし た一員であった。株価指数先物に関するデイトレードのマニュアルを何冊か書いて売 リ歩いていた。ほかの販売員と違っていたのは、若干トレーディングの知識があり、 また販売の仕事に就く以前から長年トレーディングで成功してきたことだった。
 私が書いたデイトレードの本はトレーディングの世界では好評だった。その結果、 頻繁にトレーディングのセミナーに講師として招かれ、全国的なトレーディング関係 紙の何紙かでも紹介された。私の評判は、トレーダーとして稼いだ金額というより は、トレーディングの堅実さによるところが大きかった。10年以上にわたって、ほと んど月間で損をしたことがなかった。また、実際にお金を投じて行ったトレーディン グの長年の成果の記録をで公表するにやぶさかでなかったので(これは販売の世界で はほとんど例のないやり方である)、さらに注目を集めることになった。 しかし、トレーディング関連商品を売って名声を得たり財を成そうとは思わなかっ た。それよりも生計のためのトレーディングで成功した人間という評価を得たかっ た。そこで、1996年の初めに、トレーディングマニュアルの販売を外部の販売会社に 引き継いで、スポットライトの当たる場所から身を引いた。販売の世界に二度と戻る つもりはなかった。
 スポットライトの当たる場所から抜け出すと、トレーディングが以前になかったほ ど好調になった。個人トレーダーとしての生活に完全に満足していたある日、私は郵 便物のなかから次のような手紙を見つけた。「私は絶望の淵に立っているトレーダー で、成功から見離されています。8カ月前に会社を辞め、当時は非常に希望に満ちて いました。万全の準備を整えました。最高のコンピューターと最高のソフト、最高の データベースを買い求め、良いアドバイザーにも巡り合い、トレーディングシステム に2500ドル支払いました。……正直なところ、私以上に熱心に働くトレーダーはいな いでしょう。私は持てる力とエネルギーのすべてを知識の吸収とトレーディングでの 成功のために費やしました……」
 手紙の差出人は、トレーディングの機会を得るために8年間仕事を2つかけ持ち し、10万ドルの資金を貯えるのにいかに苦労したかを述べていた。システムは効力を 発揮せず、アドバイザーは当局から罰金をくらったいかさま師であると判明したう え、彼の元手の10万ドルは1万ドル以下に減ってしまった。手紙の末尾に、儲ける手 助けをしてくれないかと書いてあった。その人物は熱心に働き、多くのことを勉強し たにもかかわらず、成果が得られないことにいら立っていた。  私は必ずしも博愛主義者ではないが、それでもこの手紙には心を動かされた。この 自暴自棄で負け戦続きのトレーダーの苦悩と挫折感を実際に共感することができた。 おそらく私も、思い出したくないほど長い年月の間、トレーディングというゲームで 成功するための手掛かりを求めて悪戦苦闘したからであろう。そこでこの哀れな手紙 の差出人や同じ境遇にある人たちのために、販売の世界に戻って本書を執筆すること にしたのである。私も苦労していたころ、トレーディングでの成功を求めインスピ レーションを得るために、たくさんのトレーディングに関する本を読んだ。読者の皆 さんが本書からトレーダーとして勝者になるためのインスピレーションを得てくださ れば幸いである。

・トレーダーとしての資格

 名だたるヘッジファンド・マネジャーやトレーディングアドバイザーのなかに私の 名前が見当たらないので、実際にトレーディングで生計を立てる方法について本を書 く資格が私にあるのかと不審に思われるかもしれない。私は株式マーケットでトレー ディングをすることに生きがいを感じるプロのトレーダーで、自宅を事務所としてい る。トレーディングで生計を立てることは、1961年私が14歳のときにニコラス・ダーバスの『私は株で200万ドル儲けた(How I Made Two Million Dollars in the Stock Market)』を読んで以来の夢であった。
 トレーディングで生計を立てるまでの道は、穴ぼこだらけで平坦ではなかった。私 は、その取引口座が19年間、2000ドルから4500ドルの間を行ったり来たりしているブ レイクイーブンのパートタイマーのトレーダーとして、目がよく見えないままよろめ きながら歩いてきた。トレーダーとして直感的に真実を把握したのは1985年3月だっ た。約20年にわたってトレーディングで成功したいという夢と願望、そしてその祈り が収まるべきところに収まったのだ。
 1985年春以降、トレーディングの元手は順調に着々と増えていった。啓示を受けた ときの元手は2200ドルであった。今日、税金や生計費を差し引いても、私のトレーデ ィング資金は65万ドルを超える。過去5〜6年にわたって毎月のトレーディングの利 益は平均して1万ドルを超えている。トレーダーとしての私の特徴は堅実さである。 過去14年にわたって損を出した月は平均すると20カ月に1回とまれで、しかも2000ド ル以上の損失だったことはない。
 私のトレーディング哲学は、投資資本を時間をかけてシステマティックに、規律正 しく蓄積して殖やしていくことである。結局、1998年の年間収益は19万6000ドルにも なったが、こんなふうに元手を一挙に殖やそうという無謀な考えは抱いたことはない。
 私がトレーディングの成果を自慢するのは見苦しいと感じる読者がいるとすればお 詫びする。ただ、私はきちょうめんな人間なので、自分が有資格者であることを示し たいだけなのだ。結局のところ、この本を買った人は、もったいぶった話ではなく、 実務に携わっている人間が現実に成功した話を読みたいと思っているだろう。この業 界には予想を立ててトレーディングのツールを宣伝したり売り込んだりはするが、実 際にトレーディングをする度胸がない人間がごまんといる。
 表1.1と図1.1は、1996年から1998年と1999年の最初の8カ月間の私のトレーディン グの月別実績を示したものである。私は過去、裏づけのない売買成果を主張するト レーダーたちを腹蔵なく批判してきたので、自分の成果を記録したトレーディングの ステートメント(すべての口座について)を、この本の出版社だけでなく独立した第 三者でありコモディティー・トレーダーズ・コンシュマー・レポート紙の編集者であ るコートニー・スミスにも保管してもらっている。コートニーを選んだのは私と同様 に、株式、オプション、先物、ミューチュアルファンドのトレーディングについて長 年の経験を持っているからである。

・人とは違ったリズム

 本書は、チャートパターンや、移動平均、オシレーターのような在来型のトレーデ ィング方法を述べたありきたりの書物ではない。こういった濫用されている方法は、 かつて私の役に立ったためしがない。また本書は、神秘的な売買戦略や複雑で難解な 数学の公式を述べた本でもない。トレーディングで成功するのに波動、周期、占星術、数字遊び、レシオ、数列、サイコロ、グラフ上の線などは関係がないのだ。
 この本を読むときには、座席ベルトを締めておいてほしい。読者の意見が私の意見 と真っ向から衝突する場面もあるだろう。それは私が自分のトレーディング哲学に従 って、人とは違ったリズムで活動するからである。人に好かれようと嫌われようと自 分のパーソナリティーが、トレーダーとしてのリズムを刻ませるのである。
 私は、チャートやオシレーターを信用しないほかに、例えば、トレーダー向けによ く宣伝されている人目を引く機器やソフトウエアについても、そのすべてが不必要な 出費だと考えている。私の場合、トレーディングで成功するためにはCNBCテレビ放送 と電話が1台あれば十分だった。また、私は感情に左右されやすく、完全に自信を欠 いたトレーダーであり、売買に失敗すると何日も、時には何週間も悩むことがある。 これは、トレーダーとして成功するための秘けつを説くトレーディングの心理学の権 威者の伝統的な意見とは反対である。
 本書中に、参考書としてほかのトレーディングに関する書籍が掲げてあることにお 気づきだろう。私はこの種の本を蒐集していて、その蔵書の数は450冊以上になった。 このうちにはトレーディングの文献としては本流でないものが多く、また絶版になっ たものもある。こうした書物に書いてある貴重なトレーディングの原理は、私の体内 に染み込み、結果としてトレーディングの成功の一因となった。特に、1960年代と 1970年初期の書物は珠玉の名作というべきものが多く、非常に洞察力を高めてくれた。 優秀なトレーダーという評判のかたわら、私はトレーディング業界では商売人泣か せ――特に実際は全収入を販売から得ているのにトレーディングで生計を立てている と偽っている商売人――として知られている。しかし私はこの本を、商売人を個人的 にやっつける公開討論の場として利用するつもりはない。
 本書は自伝として書いたものではない。私の個人的な生活や、宗教や政治上の見解 に人が興味を持っていると考えるほど厚顔ではない。しかし、次の数章を割いて私が トレーダーとしてどのように進化したかを詳しく述べるのは、それが重要だと考える からである。私がトレーディングで築き上げた成果をより正しく評価してもらうため には、まず取引で犯した過ちを理解するのが役に立つと考えている。私の窮状、特に 若いころの窮状に共鳴する人も多いだろう。
 トレーディングの成果を、先天的な才能や能力の結果だと簡単に割り切る人がいる かもしれない。しかしそれは、私のトレーディングでの業績に太刀打ちできないとあ きらめた人が逃げ口上に使うバカげたせりふである。成功するまでに耐え忍んだ何年 かの逆境の生活は、私が何がしかの特別なトレーディングの能力を持っているという 議論に対しての反証になるであろう。
 私の取引の仕方については幾つかのただし書きが必要だ。私にとってトレーディン グすることは非常に単純な手順である。しかし、このゲームの単純明快さを見抜くま でには意味のない複雑さと苦闘する歳月が長く続いた。前もって警告しておくが、私 の取引スタイルは長い年月と多くの実践を経て進化してきたものだ。すべてを直ちに 理解できると期待しないでほしい。私はゲイリー・スミスのトレーディング用クロー ン人間を作り上げようとしているわけではないので、読者の取引スタイルに最もしっ くりとくる見解や戦略をあれこれと選んで採用してもらえばよいのである。
 トレーディングは、まったくの素人から経験を積んだ初心者、ほどほどの有資格 者、熟練者、最終的に少数のトレーディング専門家というように異なる段階を一段ず つ経ていく進化の過程である。読者が現在どの段階にいるかにかかわらず、本書は次 の段階へ進む手助けとなるべきものである。

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書評

中原 駿氏「パンローリング書籍を読む(2) ―ゲイリー・スミスの短期売買入門を読む―」
この書評は、Pan Report Premiumに掲載された「短期トレーディングの手法 番外編」から抜粋しました。

実はこの書籍の存在は長いこと知っていたのだが、筆者がディトレード自体に余り興味がない(というより時間軸が自分に合っていない)ことから熟読する気になれなかったのだ。読了後の感想はラリー・ウィリアムズが述べているごとく金言に満ちた本である、ということだ。

素晴らしいエクイティカーブ
 まず25ページだ。このエクイティカーブには誰しも驚嘆せざるを得ない。素晴らしい。・・と思って読み進むと連続失敗のエピソードが続く。ここにはゲイリースミスの強さが現れている。失敗にちゃんと直面出来てきたことが分かるからだ。早くも、「ゲイリースミスはただものではない」と感じてくる。まあ、ただ者ではないからこそ本を出版出来たのだろうが…。

ミューチュアルファンド、チャート
 俄然面白くなるのは第4章からだ。まず、「ミューチュアルファンドしか投資しない」「チャートは見ない」と来た。チャートは見ない、では短期トレーディング手法はなんじゃい、ということになるが、「トレーダーとしての経験も積み、記憶力も抜群なので、私にはマーケットが上昇トレンドか、下降トレンドか、保合なのかはチャートを見るまでもなく分かるのだ」という文言を見れば納得である。筆者は依然トレンドの確認にはチャートが必要である。それが感覚的に分かるとはゲイリースミスは凄い。ゲイリーはエックハート同様、オシレーターは大嫌いである。実は筆者も嫌いなのだが。但し「98%のチャートパターンは役に立たない」には疑問もある。マーケットは相似することもあるので多くのチャートパターンを知っておくのはそれなりに有効だ、というのが筆者の立場である。

■中原 駿氏
相場歴20年を超えるベテラントレーダー。祖父はソニー、母はパイオニアで財をなした投機家の家に育つ。海外のトレード事情に詳しく、特にラリー・ウィリアムズ、トム・デマークの手法に精通し、為替、先物、債券、株式市場で、その概念を利用して結果を残している。パンレポートで「短期トレーディング手法」を連載中。著書に『魔術師に学ぶFXトレード』、監修書に『相場心理を読み解く出来高分析入門』(パンローリング)がある。



参考図書――成功のための文献と調査・情報源 (本書より抜粋)
 わたしはトレーディングについては無数の本を読んだ。読んだ本の1冊1冊から少しずつ物事を学んだ。
 ここで推薦したリストをもとに、トレーディングについてできる限りのことを吸収してほしい。読んだことをすべて理解したり、同感したりする必要はない。時間がたつにつれて、読んだことがあなたのタイムフレームや目標、ニーズ、さらにトレーダーとしての感情という形になって現れてくる。そこで初めて自分自身の独自な取引戦略を工夫することができるのだ。
 本を読むときは私は重要な部分に下線を引く。読み終わったあとで、この部分とそのページをタイプしておいて、「トレーディングに関する洞察」というファイルに保管しておくのだ。
『私は株で200万ドル儲けた』
本書のなかで何度も触れており、これがトレーディングにおいて私の愛読書であるというのは、主に感傷的な理由からである。1961年に初版を読んだとき私が受けたのと同じ衝撃をほかの人が感じるとは思っていない。多数のトレーダーからいつも、ダーバスの方法論になんか特定のメカニカルな意義があるのかと質問を受ける。私の推薦するほかの本と同様に、ダーバスの本から読み取るのは彼の考え方であって、黒白で割り切ったトレーディングのルールではないというのが私の回答である。



『ツバイク ウォール街を行く』
ツバイクは根っからのトレーダーで、価格の動きとFRB(連邦準備制度理事会)とはけっして喧嘩してはいけないという信条の持ち主である。この本を読めばその理由が分かる。



『マーケットの魔術師』『新マーケットの魔術師』
トレーディングの大物や達人と彼らを動かす動機について書かれた本は多いが、ジャック・シュワッガーとマーケットの魔術師とのインタビューは抜群に優れいている。けれども注意しなければならないのは、アクスサービスを売ったり、セミナーの勧誘をしたりするベンダーの魔術師になった人もいることである。



『投資苑』
原則として、私はトレーディングの方法をあれこれ寄せ集めた本は好きになれない。むしろ、ひとつの方法を説いてそれを著者がどのように活用しているかに興味がある。しかし、エルダーのこの本は例外である。トレーディングの心理について述べた最初の2章が類書との決定的な違いである。特に先物のトレーダーにお勧めしたい。



『ピット・ブル』
私は本物のトレーダが書いた本には特別な感情を持つが、マーティン・シュワルツはまさに本物のトレーダーである。また、彼が指標の統合を強く主張していることが本書を読めばよく分かるだろう。




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