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『トレンドフォロー大全
上げ相場でも下げ相場でもブラックスワン相場でも利益を出す方法 』
著 者 マイケル・W・コベル
監修者 長尾慎太郎
訳 者 山下恵美子
2019年2月発売
定価 本体7,800円+税
A5判 上製 990頁
ISBN 978-4-7759-7243-4 C2033
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本書は上げ相場でも、下げ相場でも、まったく予期しない相場でも利益を上げることができるトレード戦略について書かれたものである。ブル相場であろうと、ベア相場であろうと、経験や統計で予測できないブラックスワン相場であろうと、簡単で再現性のあるルールを適用し、トレンドが変わる瞬間までトレンドに従うことでだれでも市場で利益を出すことができるのだ。彼の古典をベストタイミングで全面改訂した本書では、トレンドフォロー戦略をリスク、利点、人々、システムに焦点を当てて分析している。何百万ドルも稼いだトレーダーや彼らの成功と失敗から、多くのことを学べるはずだ。こうした話は本書でしか読むことはできない。さらにトレンド哲学や、それがブーム、バブル、パニック、大暴落のときにどう機能したかも学ぶことができる。しっかりとしたデータと動かぬ証拠、そして行動ファイナンスを駆使して、トレンドフォローの中核となる原理を突き詰めた本書は、新米トレーダーからプロトレーダーまであらゆるトレーダーにとって役立つはずだ。市場からアルファを引き出すにはどうすればよいのか。その答えは本書のなかにある。
この改訂版では7人のプロトレーダーへのインタビューと彼の独自ネットワークを使って取得したトレンドフォローの研究論文が新たに加えられ、今日的なトピックが満載されている。パッシブインデックスファンドを超えた耐久性のあるポートフォリオを構築したい人、FRBを信じてばかりもいられないと思う人にとって、これほどパーフェクトな本があるだろうか。
「マイケル・コベルの本は絶対に手に取るべきだ」――エド・スィコータ(『マーケットの魔術師』に登場した伝説的トレンドフォロワー)
「トレンドフォローの哲学とその裏にある考え方(なぜそれが機能するのか)を網羅している本書はトレンドフォロー版『マーケットの魔術師』と呼ぶにふさわしい本だ」――バン・K・タープ(『マーケットの魔術師』に登場するトレーディングコーチ兼『新版 魔術師たちの心理学』『トレードコーチとメンタルクリニック』『タープ博士のトレード学校』[いずれもパンローリング]の著者)
「本書にはトレンドフォローマネジャーがなぜマネーマネジメントの分野で成功しているのか、そして、彼らがリスクと投資心理をどう管理しているのかについて多くのことが語られている。投資家は総合的なポートフォリオ戦略の一環としてトレンドフォローマネジャーを使うべきである。本書はその根拠を示している」――トム・バッソ(『新マーケットの魔術師』に登場するトレーダー兼『トム・バッソの禅トレード』[パンローリング]の著者)
「本書はすべての投資家が読むべき本だ。なぜなら、投資家がお金を稼ぐためにはトレンドが必要で、トレンドが変われば投資家はそれについていく(フォローする)必要があるからだ。ぜひとも一読をお勧めする」――ウェスリー・R・グレイ(アルファ・アーチテクトのCEO兼『ウォール街のモメンタムウォーカー』[パンローリング]の著者)
「本書を読みながら、彼のポッドキャストからの情報収集もお忘れなく。コベルはインタビューの天才で、偉大なトレーダーのポッドキャスト上でのインタビューは楽しいばかりでなく、ためにもなる」――アレクサンダー・エルダー(『投資苑』[パンローリング]の著者)
「規律あるアプローチを使ってリスクを限定し利益を最大化する方法を学ぶことができるという意味で、傑出した書籍という以外にない」――マーク・ファーバー(マーク・ファーバー・リミテッドの社長、Gloom, Boom & Doom Reportニュースレターの編集長)
「ひとたびお金の問題になると、だれもかれも同じ宗派になる」――ボルテール
原題:Trend Following, 5th Edition
監修者まえがき
序文 第1部 トレンドフォローの原理 第1章 トレンドフォロー 第2章 偉大なトレンドフォロワーたち 第3章 パフォーマンスの立証 第4章 ビッグイベント、大暴落、パニック 第5章 既成概念を打ち破れ 第6章 人間の行動 第7章 意思決定 第8章 科学的手法 第9章 聖杯 第10章 トレードシステム 第11章 ゲーム 第2部 トレンドフォロワーとのインタビュー第12章 エド・スィコータ 第13章 マーティン・ルエック 第14章 ジャン・フィリップ・ブショー 第15章 ユーアン・カーク 第16章 アレックス・グレイザーマン 第17章 キャンベル・ハーベイ 第18章 ラッセ・ヘジ・ペダーセン 第3部 トレンドフォローに関する研究論文 第19章 数百年にわたるトレンドフォローの考察 |
第20章 200年にわたるトレンドフォロー 第21章 トレンドフォローは量ではなくて質が重要 第22章 トレード戦略の評価 第23章 ブラックボックス化されたトレンドフォロー――ベールをはがす 第24章 リスクマネジメント 第25章 先物トレードで掘り出し物をつかむ方法 第26章 戦略的マクロ投資はなぜ今も有効なのか 第27章 あらゆるところに存在するキャリーとトレンド 第28章 究極の偽善 エピローグ 注釈 |
さて、現在のCTA(商品投資顧問業者)業界においては多くの運用会社がこの手法をとっている。そのパフォーマンスプロファイルは伝統的資産と直交しており、既存のポートフォリオに加えると優れた分散効果をもたらすことが知られている。特に、金融危機のような不測のインシデントの際には各種の投資戦略のなかで唯一ポジティブなリターンをもたらすことが実証されている。だが、それもかかわらず、資産運用業界にあってトレンドフォロー戦略は今もって特異な存在である。その理由は、先物市場が株式や債券といった有価証券の市場とは性質を異にすることに一因があるが、逆に、その性質自身が先物市場におけるトレンドフォロー戦略を有効ならしめているのである。
私たちは少しだけ話をした。しかし、彼が控えめにしているところを見ると、おしゃべりになど興味はないことは明らかだ。私たちは2人とも駐車係のほうに向かっている(こういった場所では自分で車を駐車することはなく、駐車係が駐車してくれる)。次の瞬間に起こったことは忘れられない。
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