著者紹介
ディクソン・G・ワッツ(Dickson G. Watts)
ニューヨーク綿花取引所の創立メンバー兼社長。ニューヨーク綿花取引所が創設された1880年前後は綿花の先物取引はアメリカでも最大の規模を誇る投機の舞台であり、取引所の会員権は高値で売買されていた。ワッツは当事者として、また成功した投機家として、投機の本質と成功への道を記した本書を書いたが、忘れ去られていた。アメリカが狂乱に沸く1923年、エドウィン・ルフェーブルが書いた『欲望と幻想の市場 伝説の投機王リバモア』がベストセラーになり、それとともに「ディクソン翁」が成功する投機家のバイブルを執筆していたことが思い出され、一時、話題になるも、再び忘れられ、幻の名著となっていた。
原題:Speculation as a Fine Art and Thoughts on Life by Dickson G. Watts