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心の監獄 選択の自由とは何か?

心の監獄
選択の自由とは何か?

2021年4月発売/四六判 256頁
ISBN9784-7759-4250-5 C0098
定 価 本体2,000円+税

著 者 エディス・エヴァ・イーガー/エズメ・シュウォール・ウェイガンド
訳 者 服部由美


目次著者紹介読者の声

生き地獄だったはずの強制収容所は、最良の教室だった。

本書は10代でアウシュヴィッツに強制収容されて両親を失うという「選択の余地ゼロ」の過酷な体験をしたイーガー博士が、その後の人生のあらゆる局面で、「受け身の被害者」ではなく「自由な人間」としてさまざまな選択をし、自分自身を取り戻した経験をもとに生まれた。喪失、苦痛、飢え、死の脅威の中でも生きのび、自分自身でいられることを学んだ収容所での経験は、あらゆるトラウマに悩む相談者へのアドバイスとして現在も生かされている。
――――人生のすべてが贈り物――――

何事もなく順調な人生などない。愛してくれるはずの親からの虐待やネグレクト、パートナーのDV、思いがけない事故や病気、大切な家族の死……。トラブルを避けることはできないが、そのトラブルに対してどう対応するか、どんな態度をとるかは、自分自身で選択できる。選択することをやめ、誰かを恨んで不幸を嘆いているだけだと、人は心に監獄をつくり、永遠に自分で自分を閉じ込めてしまうことになる。本書では、こうした傷ついた人がつくりやすい心の監獄について、実話をもとに紹介し、その脱出法を解説する。

性的虐待、毒親との原体験、過去のフラッシュバック、不安、パートナーの浮気、離婚、モラハラ、パワハラ、失業、悲しみと羞恥心、摂食障害、災害や戦争によるPTSDなど、人が抱える悩みやトラウマはそれぞれだ。どん底にあっても、四面楚歌でも、心の監獄の扉を開ける鍵は必ずや自分のポケットに入っている。鉄格子がどれほど頑丈であっても、人はそこから抜け出すことができるのだ。立ち直れるヒントが満載の読むカウンセリング。


本書に寄せられた賛辞

「イーガー博士の物語によって、私は永遠に変わるだろう。人は皆、失ったもの に固執するか、まだ持っているものに目を向けるかを選択する能力があることを 思い出させてくれる」―オプラ・ウィンフリー (全米で最も影響力のある司会者)

「イーガー博士の人生は、あり得ない恐怖を超越し、人のために苦しみを光に変 える、『人間の力』を教えてくれる。博士は本当の自由と許しを知っている。私 たちにも、できることがあると教えてくれる」―デズモンド・ツツ大主教 (ノー ベル平和賞受賞者、反アパルトヘイト・人権活動家)


著者紹介

エディス・エヴァ・イーガー(心理学博士)
1927年ハンガリー生まれ。まだ10代だった1944年に、家族とともにナチスの死の収容所アウシュヴィッツに送られ、両親はそこで命を落とした。 90代になった今もイーガー博士は、カリフォルニア州ラ・ホーヤで、臨床心理士として多忙な日々を送り、カリフォルニア大学サンディエゴ校で教員を務める。 定期的に米国内外で講演を行い、米国陸軍および海軍で、回復力を養う訓練やPTSD治療に関する顧問も務めている。 オプラ・ウィンフリー・ショー、アウシュヴィッツ解放70周年記念CNN特別番組など、数多くのテレビ番組に出演。ドイツ国営放送のホロコーストに関するドキュメンタリー番組にも出演している。1972年にエルパソ最優秀心理学教師、1987年にはエルパソのウーマン・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、1992年にはカリフォルニア州上院人道主義者章を受章。ロゴセラピー国際会議では、ヴィクトール・フランクルの90歳の誕生日を祝い、基調演説を行った。 初の著書『アウシュヴィッツを生きのびた「もう一人のアンネ・フランク」自伝』(パンローリング)が世界35万部のベストセラーとなる。

目次

はじめに 心の監獄の扉を開ける
――死の収容所で生き方を学んだ

* まず、癒やすのは自分自身
* 「選択療法」の四つの基本方針
* アウシュヴィッツで得た贈り物
* 後ろ向きの自由と前向きの自由
* 心の監獄から脱出するために

第1章 被害者意識の監獄
――どんな時でもできることはある

* 「見捨てられ不安」に囚われたエミリー
* 「それは自分のためになるだろうか?」
* 自分で自分を背負う
* 母親に支配されていたバーバラ
* 被害者役を押し付けていないか?
* 被害者から生還者へ
* どんな時間を過ごすかは自分で決められる

第2章 感情を避ける監獄
――アウシュヴィッツに抗うつ剤はなかった

* 愛する人から、悲しみを奪っていないか?
* 「大丈夫」という言葉は害になる
* 過去の感情と向き合う
* 親族に銃撃されたキャロライン
* 「なかったこと」にすればトラウマは消えるのか?
* 過去に閉じ込められて生きないで!
* 幸福から自分を切り離していないか?
* 過去を埋葬する方法
* 感情は自分の中を通り抜けていくもの

第3章 セルフネグレクトの監獄
――つきあいが一生続く相手は自分だけ

* 親から「愛される条件」を教わっていないか?
* 「存在」と「功績」を分けて考える
* レッテルや役割も監獄になる
* 五十代まで「家族の隙間」を埋めつづけたアイリス
* 罪悪感と不安を手放す
* ためらわずに自分を優先していい
* 自己犠牲で人を幸せにはできない
* おしゃれとは、外側から自分を大切にすること

第4章 秘密の監獄
――お尻ひとつに椅子ふたつ

* 不倫に悩む人が本当にするべき選択とは?
* 秘密に捕まえられないで
* 悪夢を受け入れる勇気

第5章 罪悪感と恥の監獄
――自分を許す練習をする

* 「恥のメッセージ」で自分を定義していないか?
* 罪悪感はあなたの中からやってくる
* 「すがりつく相手」を求めつづけた、摂食障害のミシェル
* 自分で自分に「楽しむ許可」を与える
* 新しい自分ではなく「本当の自分」を見つける

第6章 古い悲しみの監獄
――後悔を抱きしめたまま歩けない

* 大きな悲しみは怒りに変わる
* 死者を手放す
* 「もし」は人から力を奪う言葉
* ダニエルの離婚と喪失
* 繰り返し舞い戻ってくる悲しみ
* すべての「なぜ」は解き明かせない

第7章 正しさの監獄
――白黒はつけなくてもいい

* 自由とは「正しくあらねば」を手放すこと
* 「自分の正しさ」を証明するのをやめる
* メモによってDV被害から脱出したジョイ
* 幸せと正しさのどちらを選択するか
* 心の可動域を広げる体操

第8章 恨みの監獄
――自分と結婚したいと思う?

* 「愛してくれない相手」を選ぶマリーナ
* 喧嘩のあとにセックスしてはいけない理由
* 自分のどこが好きか紙に書き出す
* 考えすぎる癖をやめる

第9章 不安と疑いの監獄
――前進している? 同じ場所をぐるぐる回ってる?

* 不安は過去しか守れない
* 夫の浮気が今も心配なキャサリン
* 「できない」と「しなくてはいけない」を手放す
* 親の不安を受け継いでいないか?
* 不安リストの「現実味」をチェックする
* 好奇心があればリスクを取れる

第10章 批判の監獄
――自分の中にナチスがいる

* 家族の秘密を集めたアンドレアス
* 「いつまでこだわりつづけるの?」
* みんな心の中にナチスを抱えている
* 憎しみを哀れみに変える
* 人は愛するために生まれ、憎むことを学ぶ

第11章 絶望の監獄
――今日を生きのびれば、明日、私は自由になる

* 諦めを選ぶか、希望を選ぶか
* 喪失やトラウマがあっても充実して生きられる
* 理想主義は否定や妄想と同じ
* 傷すら自分に役立てられる

第12章 許さない監獄
――怒りを伴わない許しなどあり得ない

* 怒りに飲み込まれるという恐怖
* 怒りを溶かして、悲しみと恐れを癒やす
* 自分のエネルギーだけは渡さない!
* メンゲレとヒトラーを手放す

おわりに 人生の贈り物

謝辞
訳者あとがき

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読者の声

アウシュビッツから生還し米国へ移住した臨床心理士であり心理学博士である著者が、自らの経験を深く振り返りつつ、我々がとらわれる様々な心の「監獄」のについて、そこから抜け出すための発想、方法について、自らの豊富な臨床体験を例に引きながら解説した一冊。

両親を失い生き地獄だったアウシュビッツでの体験すら、それを自分の「教室」として描き出す著者の言葉は極めて重い。

被害者意識、罪悪感、後悔・悔恨、悲しみ、恨みなど、我々はなにかしら様々な心の中の課題を抱えながら生きているものだが、著者はそれを「心の監獄」と表現している。

著者が描き出す様々な「監獄」については、程度の差はあれ、誰でも思い当たることがあるはずである。

単に著者の見解を無批判にそのまま受け入れるというより、それを参考にしつつ、自分自身の現在のあり方について深く考え、その課題や進むべき方向性について自己理解を深めることは人生において極めて有意義なこととなる可能性があるだろう。

なお、著者には『アウシュヴィッツを生きのびた「もう一人のアンネ・フランク」自伝』という本もあり、こちらも読んでみたいと思った。

ふしみん様 個人投資家
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