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ウィザードブックシリーズ Vol.29

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ボリンジャーバンド入門
相対性原理が解き明かすマーケットの仕組み

定価 6,090円 (本体 5,800円+税5%)/A5判 336ページ
ISBN 4-939103-53-6 C0033

著者●ジョン・A・ボリンジャー
監修●長尾慎太郎
訳者●飯田恒夫

Stock Trader's Almanac 2002の「イヤーズ・トップ・インベストメント・ブックス」に選ばれました。


書籍に紹介されてるユニークな指標をチャートギャラリーエキスパート・プロに組み込むことができます。無料サンプル公開中
 目次 | 日本語への序文 | 第1部 序論 | 第1章 はじめに | 監修者まえがき | Chart Gallery活用法
原書

『Bollinger on Bollinger Bands』

ドイツ語版

『Bollinger on Bollinger Bands』


トレンドと内部構造が一目で判る! 絶好の売買タイミングを選択する、便利な強力ツールを開発者本人が指南

――本書より――
「本書の目的は、株式を買った後でまだ値下がりが続く安値買いの罠や、売った後でどんどん値上がりが続く高値売りの落とし穴など、投資家が陥りやすい数々の罠を避ける手助けをすることにある」


 1970年代、マーケットの新参者であるジョン・ボリンジャーは、マーケットにおけるすべての出来事は相互関係によってのみ存在し、絶対的なものはない、という彼の信念にふさわしい投資分析のシステムを見つけ出すことができなかった。そこで彼は自分でそのシステムを造りあげた。その方法はラショナル分析と呼ばれ、やがてボリンジャーバンドの確立につながり、投資分析史上にボリンジャーの名を残すことを確実にした。

 本書『ボリンジャーバンド』において、ジョン・ボリンジャーは、彼が当初この発見をするに至ったマーケットの状況を説明し、読者にボリンジャーバンドの開発と完成にかかわる内情を打ち明けている。次に彼は、ラショナル分析とボリンジャーバンドの周囲に構築する相対的な意思決定の枠組みについて説明している。それは、事実上いかなる証券についてもまたはいかなる市場環境下においても、価格が高すぎるのか、あるいは低すぎるのかの問いに答える極めて強力なテクニカル分析とファンダメンタル分析の組み合わせである。『ボリンジャーバンド』が提供する内容は、次のとおりである。

○この革命的なテクニカル分析のツールに関する初めての権威ある考察。
○ボリンジャーバンドを利用した3つの簡単なシステム。
○パターンを解析し、かつ時間枠と移動平均を分析する革新的な手法。


これからのあなたのトレードを飛躍させる
あらゆる投資戦略のなかへバンドを組み込むためにはどうすればいいのか。本書はそのために必要な助言、指針、ルールを提供している。かかる主題に関する包括的な知識を語ることができる唯一の人物――ジョン・ボリンジャーその人が執筆した画期的な書籍、いや、ボリンジャーバンドを使いこなすための最初の本格的な手引書なのである。

 過去20数年にわたって何千人というベテラン・トレーダーは、将来の価格動向を評価するための最も代表的かつ信頼できるツールとして、ボリンジャーバンドを考えてきた。今や待望の本書『究極のボリンジャーバンド』において、ジョン・ボリンジャー自身がこの驚くべきテクニックを用いながら、価格と指標の動きを効果的に対照する方法を説き明かす。トレーダーは、このテクニック指向の本書から下記を始めとする何百という貴重な啓発を期待できよう。

○ボリンジャーバンドに由来する主要な指標---%bとバンド幅を用いた分析。
○トレーダーが日常目にするトレーディング・パターンに、ボリンジャーバンドを使って対処することが可能になる方法。
○短期、中期、長期の取引プランにおけるボリンジャーバンドの戦略的使用法。
○ボリンジャーバンドに基づいた3つの取引システム。

 効果的な投資分析の秘訣は, 「極力」感情を排除し、ひとつひとつの取引についてテクニカルおよびファンダメンタルの利点のみに基づいてアプローチすること。ボリンジャーバンドが紹介されて以来、これに勝ってあるいはこれ以上に一貫して投資家の役に立つ分析テクニックはほとんど見当たらない。

 投資家は、自らの投資戦略のなかにボリンジャーのテクニックを取り入れる方法を理解すれば、ときには高いものにつく感情の要素を無視する能力を飛躍的に高め、事実関係と市場の根底にある状況を踏まえた合理的な意思決定に到達できるはずだ。そう、ボリンジャーの用いるテクニックは、今までのあなたのトレードを分析し、これからのあなたのトレードを飛躍させる“技”なのである。



■著者/ジョン・A・ボリンジャー(John A. Bollinger)

 ボリンジャー・キャピタルマネジメントの創始者兼社長。同社は個人、企業、信託会社、退職年金基金に対してテクニカル分析に基づくマネー・マネジメント・サービスを提供する投資マネジメント企業である。ボリンジャー・キャピタルマネジメントはまた、機関や個人に対する資産点検手法を開発し、そのサービスを行っている。ボリンジャー氏は、「キャピタルグロース・レター」を発行し、CNBCで週間論評と市場分析を行っている。同氏は長年ファイナンシャルニューズ・ネットワークの主席マーケット・アナリストを勤めた。また、「ウォールストリート・ジャーナル」、「インベスターズ・ビジネスデイリー」、「バロンズ」、「テクニカル・アナリシス・オブ・ストックス・アンド・コモディティーズ」、「ニューヨーク・タイムズ」、「ロスアンジェルス・タイムズ」、「USAトゥデイ」などの刊行物に対する頻繁な寄稿者であり、花形の投資専門家である。

※ボリンジャー氏のサイトwww.bollingerbands.comにも、日本語版が掲載されています。
※本書は、Stock Trader's Almanac 2002の「イヤーズ・トップ・インベストメント・ブックス」に選ばれました。

監修者/長尾慎太郎(ながお・しんたろう)
 東京大学工学部原子力工学科卒。米系銀行でのオルタナティ ブ投資業務、および 金スワップ取引、CTA(商品投資顧問)での資金運用を経て、現在は株式ファンドマ ネージャーとしてオルタナティブ運用をおこなう。マーケットに関連した時系列デー タを基にしたシステム・トレードを専門とする。

訳者/飯田恒夫(いいだ・つねお)
 1938年芦屋市生れ。1961年大阪大学法学部卒業後、丸紅飯田に入社。主 に鉄鋼貿易業務に従事し、この間米国、トルコ等14年間の海外駐在を経験。 1996年丸紅を退職、同年現地鉄鋼商社のアドバイザーとしてタイ国に渡る。2000年タイより帰国、以後翻訳活動に入る。訳書(共訳)にフィリップ・コトラーおよびゲ イリー・アームストロング共著『マーケット原理』、その他にゲイリー・スミス 著『ゲイリー・スミスの短期売買入門』(2002.5.28)がある。



■監訳者まえがき

本書はジョン・ボリンジャー自身によるボリンジャーバンドの解説書である "BOLLINGER ON BOLLINGER BANDS"の邦訳である。ボリンジャーバンドそのものは、あ まりにも有名であり、ここで改めて解説するまでもないと思うが、移動平均線とボラ ティリティを基にした極めて統計学的に合理性のあるテクニカル分析ツールとして、 知らぬものはないと言っていいと思う。

しかしその利用法については、巷に流布しているもののなかには必ずしも適切でな いものもあったようである。著者自身が述べているように、ボリンジャーバンドに関 する神話で最も有名なものは、価格が上部バンドと交差したときに売り、価格が下部 バンドと交差したときに買うといった、平均値への回帰を前提とした逆張りでの利用 法である。ところが、ボリンジャーは本書の中でそういった単純な利用法をやんわり と否定しているのである。むしろ彼の核となるテクニックは、ボラティリティ・ブレ イクアウトにボリンジャーバンドを使った順張りである。これはほとんどの読者に とって驚くべき事実であろうと思う。

さて、ボリンジャーが一貫して本書で説く概念は、相対性、自主性、そして客観性 である。
マーケットに限らず、絶対的な真実、尺度といったものは現実社会には存在しな い。同じ事象に関しても、立場や考え方が異なれば理解や解釈の仕方が異なり、従っ てそれに対する対応も異なってしかるべきなのである。著者が説くようにすべては相 対的な存在であり、もし誰かが唯一絶対的なルールや尺度を当てはめてうまくやって いると主張したとしても、それは狭く限定されたパラダイムの中でのローカルルール に縛られているにすぎない。そしてもしそういった態度でマーケットに臨むならば、 早晩苦い思いをすることになるであろう。

また、ボリンジャーは自主性についても多くのスペースを割いており、トレードに おいては、それが極めて重要であると言う。たしかに、わざわざ危険をおかしてマー ケットに参加する以上、すべての意思決定、行動は他人から与えられたものではな く、あくまで自分が自分の意思で主体的に選び取ったものでなくてはならないはずで ある。

さらにボリンジャーはトレードにおける客観性を繰り返し説いている。特に価格と ボリンジャーバンドとのタグそのものは、単独では決定的な意味をもたず、必ず他の 何らかの指標による裏付けが必要であるというくだりは大変興味深い。またいわゆる システムトレードにおける最適化の問題にも多くのページを割いており、そこでも客 観性の重要さが強調されている。

最後に、本書が世に出るにあたっては、訳者の飯田恒夫氏のほか、関係各位に深く感謝の意を表したい。
2001年11月   長尾慎太郎


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