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ウィザードブックシリーズ Vol.262

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プライスアクション短期売買法 プライスアクション短期売買法
価値領域、コントロールプライス、超過価格を見極めろ!

著 者 ロレンツィオ・ダミール
監修者 長尾慎太郎
訳 者 山下恵美子

2018年4月発売
定価 本体2,000円+税
A5判 上製 160頁
ISBN978-4-7759-7231-1 C2033

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目次 第1章

値動きだけに注視せよ!
短期やるか、長期でやるか、FXでやるか、株価指数でやるか!
成功への近道!
だれも考えつかなったプライスアクションの奥義!

 本書は金融市場のプライスアクション分析について書かれたものである。ほかではほとんど目にすることのない概念、アイデア、プライスアクションを使ったトレード手法が網羅されている。

 本書に書かれたことは、FX、先物、株式、コモディティをはじめとするどんな市場にも応用できる。基本的な考えは、鍵となる供給と需要水準を見極めて、純粋なるプライスアクション、つまりチャート上での値動きだけを見てトレードするというものだ。本書に書かれた概念やトレード手法を学習すれば、仕掛けから手仕舞いまでが目に見えて改善するだろう。

 価値領域、コントロールプライス、超過価格、移動する供給・需要水準といった今までだれも考えつかなった独創的な概念にも、本書に掲載された豊富なチャートと解説によってすぐに慣れるだろう。この地球上のどこにもないプライスアクショントレード戦略は、あなたのトレードに大きな付加価値を与えてくれることは請け合いだ。本書は、成功するトレーダーになるために労を惜しまない分析好きなトレーダーにとっては最高の贈り物になるだろう。

 しかし、最後に一言。本書は、メカニカルトレードやトレードの意思決定をするのにインディケーターやオシレーターに頼るようなトレーダーには向かないことを申し添えておく。


著者紹介

LaurentiuDamir(ロレンツィオ・ダミール)
生計のためにトレードを始めて数年がたつ専業トレーダー。約10年前にトレードに目覚め、今では完全にとりこになっている。自分自身は「プライスアクション・スイングトレーダー」だと自認している。2012年、FX市場のトレード戦略に関するeブックの刊行を思い立ち、それ以降、8冊出版。

■本書への賛辞(米アマゾンの読者のレビュー)

「プライスアクションのまったく新しい概念だ!」
「今まで読んだなかで最高のプライスアクション本」
「素晴らしい、そして実にシンプル」
「プライスアクションを理解するための最高の書籍」
「FXトレードのバイブルだ」
「絶対に読むべき」
「目からウロコだ」
「斬新な知見!」


目次

監修者まえがき

第1章 はじめに
私が本書を書いたわけ
対象読者
本書を読まなければならないわけ
本書を読むとあなたのトレードはどう改善されるのか

第2章 価格の公正価値
公正価値領域とは何か
価値領域を見つけるためのガイドライン
出来高(取引量)
超過価格
コントロールプライス
主導的トレードと応答的トレード

第3章 移動する価値領域
大きな価値領域――市場を大局的に見る
価値領域の上の境界と下の境界と超過価格

第4章 トレードでの応用
リジェクト
フレームワーク
トレンドとトレンドの転換を見極める
支持線、抵抗線、拒否

第5章 これまでに学んだことをまとめてみよう
時間枠
ガイドライン
需要と供給の重要な水準
結びの言葉

著作権
免責条項


■監修者まえがき

 本書は、専業の個人投資家で多くの著作があるロレンツィオ・ダミールによる“Price Action Breakdown : Exclusive Price Action Trading Approach to Financial Markets”の邦訳で、テク二カル分析の一種であるプライスアクションを用いたトレードの解説書である。典型的なテク二カル分析本では、多くの指標を列挙して網羅的な解説が行われるのが普通であり、それが往々にして全体的な整合性の破綻につながるのに対し、ここでは「価値領域」「コントロールプライス」といった独特の概念を用いて著者の世界観を伝えている。これらは従来からあるテク二カル分析の言葉でも記述が可能なものではあるが、焦点を絞った説明によってテク二カル分析の初心者にとっては理解しやすいものになっている。実際、テク二カル分析で知っておくべきこととしては、これで十分なのではないかと思われる。

ところで、プライスアクションに限らず、一般的なテク二カル分析はあくまで主観に基づいたモノの見方であり、一種の宗教のようなものである。これらは科学的な検証もできないし、同じ状況を分析しても人の数だけ異なった解釈があり得る(さらに驚くことに、同じテク二カルアナリストが同じ状況を分析しても、時が違えば、まったく異なった解説をすることもある)。例外は、『魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門』(パンローリング)に見られるような、すべての売買ルールを完全に検証可能な形で提示する新種のテク二カル分析であるが、逆にそれらの出現以降は、旧来のテク二カル分析は投資・トレード技術の体系としての役目を完全に終えたと言える。

さて、これら歴史的な変化をもって、現代におけるテク二カル分析の存在意義を疑う人もなかにはいるかもしれないが、本書に見られるような主観的なテク二カル分析は、語り手が自身でも十分に自覚できていない暗黙知に類するものを何とか他者に伝えようとして呻吟しながら表出化しようとした結果生まれたものであり、そもそも多くの矛盾が避けられない。したがって、その優劣や正否を議論するのはあまり意味がない。

 むしろ、トレードを行う多くの人々が何の指針や拠り所も持たず、精神的な安定を欠くことによって近視眼的な行動を繰り返すなかにあって、テク二カル分析は、少なくともその教義を信じる者にとってトレードにおける悩みを解決し安心や幸福をもたらす効果を持つ。トレードや投資で損をする理由のかなりの割合は、技術や知識の不備ではなく、考え方や行動が支離滅裂であることに起因する。それゆえに著者の語る金融市場を分かりやすくデフォルメした物語は、いまだに信じる者や哲学を持たない人にとって大きな価値がある。現代におけるテク二カル分析は、私たちを真理へと導く魔法の杖というよりは、闇夜に灯った一本のロウソクなのである。

 最後に、翻訳にあたっては以下の方々にお礼を申し上げたい。山下恵美子氏はわかりやすい翻訳を行っていただいた。そして阿部達郎氏には丁寧な編集・校正を行っていただいた。また、本書が発行される機会を得たのは、パンローリング社の後藤康徳社長のおかげである。

 2018年3月

長尾慎太郎

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第1章 はじめに

 私が本書を書いたわけ

 今本書を手にしている読者は、私の以前の本も読んだことがあるのではないだろうか。数年前、私は自分のトレードアイデアと手法についての短編をたくさん書いた。  これらのeブックは大成功だった。そのうちの1冊はこの分野で6カ月以上にわたってベストセラーになり、ほかのeブックもそれに引けを取らないくらいよく売れた。  もちろん、これらの本には私への連絡先として私のeメールアドレスを挙げておいた。この4年間は何も書いていないが、読者からは毎日のようにeメールが届く。  読者からの要望で最も多いのは、プライスアクションについてもっと詳しく書いてほしい、私が使っているプライスアクションテクニックを徹底的に説明した本を書いてほしいというものである。その要望に応えるまでにはちょっと時間がかかったが、今、こうして読者の要望にお応えできる本を届けられることを私はうれしく思っている。

対象読者

 本書の読者は、トレードしたい市場(銘柄)についての知識があることを前提としている。  したがって、読者が使っているトレードプラットフォームでの「トレードの仕掛け方」や「時間枠の変更方法」、さらに「レバレッジの掛け方」「先物とは何か」「どの銘柄をトレードするのが一番よいのか、そしてその理由」「通貨ペアとは何か、どんなペアをトレードするのが一番よいのか」といったことについては割愛した。

 こうした基本的情報についてはインターネットで調べてもらいたい。おそらく私が説明するよりも分かりやすくまとめられた情報が入手できると思う。しかも無料で。  本書ではプライスアクションのみを使ったテクニカル分析に焦点を当てる。これまでに私の本を読んだことがある人は、私がただ書くためだけに書くことは好みではないことをご存知のはずだ。

 ストーリーや不要な情報は一切含まず、核心に迫る書き方が私のスタイルだ。これは英語が私の母語ではないことも1つの理由だが、こうした簡潔的な書き方のほうが読者の反応も良いようだ。

 もちろん母国語で書くときもストーリーを語ったり、テーマから外れた話をするのは私の好みではない。

 そういうわけで、トレード初心者の方は、あらかじめインターネットで、あなたがトレードしたいと思う市場についての基本的な知識を身につけてから本書を読むことをお勧めする。

 また、あなたが使っているトレードプラットフォームについての基礎知識も必要だ。また本書は初心者だけでなく、良いトレーダーになるために苦労を惜しまない人にも向く。

 また、分析が大好きで、うわべだけにとらわれないことも重要だ。トレードで常に利益を出すためにはハードワークが必要だ。大した努力もしないで一夜にして大金持ちになるような特別な方法を求めている人はがっかりするかもしれない。しかし、そんな方法などこの世に存在しない。

 トップトレーダーになりたいのであればハードワークが必要で、情熱を持ってトレードに取り組む必要がある。このことについてはなるべく早く理解してもらいたい。魔法のインディケーター探しなんてやめよう。あなたのためにすべてのトレードをやってくれて、利益を稼ぎ出してくれるような自動化プログラム探しもやめよう。

 本当に重要なことだけを考えよう。価格が生みだすあらゆる動きを解釈して、それらを組み合わせて最良の意思決定をすることが重要なのである。

 もう1つ言い添えておきたいのは、時間枠についてである。本書で紹介する内容はどんな時間枠ででも使える。多忙なためにスイングトレードをやりたいという人は1時間足や4時間足を使えばよいだろう。時間的に余裕のある人は30分足や15分足を使ってもよいだろう。

 ただし、5分足よりも短い時間枠を使うことはあまりお勧めしない。なぜなら、そういった短い時間枠では日々のノイズやランダムな動きにさらされることになり、そうなるとトレードではなくてギャンブルになってしまうからである。

本書を読まなければならないわけ

 本書では、各章は前の章を理解したうえで次の章に進むことを前提としている。本書では概念、テクニック、トレードアイデアを徹底的に説明している。  その背景にあるロジック、目的、実際のトレードで各概念やテクニックがどう役立つのかについても徹底的に説明している。  目で見て理解するのが一番良い方法だと思うので、本書ではチャート例をたくさん使った。

 本書のタイトルからも分かるように、本書はプライスアクションや値動き、これらの解釈方法、そしてこれらをまとめてトレードアイデアを構築する方法について書いたものである。

 本書で学習するトレード手法は、あらゆる金融市場にも適用することができる。なぜなら、本書ではテクニカルインディケーターは一切使っておらず、市場(銘柄)によって向いたり向かなかったりするツールも使っていないからである。

 市場にはそれぞれ個性があるため、ある市場では効果的だが、ほかの市場では効果のない市場依存性の高いテクニカル分析テクニックも使っていない。私の書いた以前の本を読んだことがある人なら、トレードでテクニカルインディケーターを使うことは勧めていないことはご存知のはずだ。テクニカルインディケーターは過去のプライスアクションの上に成り立つものだからである。

 テクニカルインディケーターはすべて遅行指標だ。最も優れたインディケーターは生の値動きを分析するあなたの脳である。だからと言って、インディケーターを使ったトレードでは利益を上げられないという意味ではない。しかし、私の経験から言えば、インディケーターを使って常に利益を上げることはできない。市場の動きによって儲かるときもあれば、損をするときもある。

 ある程度トレード経験があり、人気のテクニカルインディケーターを使ったことがある人なら私の言っていることが理解できるはずだ。

 私のトレードアプローチは価格を上げ下げする根底にある力を分析するというものである。根底にある力とは、需要と供給、そして群衆行動である。本書では、あなたの目の前にあるインディケーターなどを加えていないチャートからプライスアクションを読み取り、買い手と売り手が今何をしているのか、そして彼らの次なる動きはどうなるのかを読み解くテクニックに主眼を置く。どの金融市場の値動きにも共通する特徴がある。それが群衆行動だ。

 「群衆」とは買う人と売る人のことを言う。チャート上の値動きは売りプロセスと買いプロセスから生みだされるものだ。売買する人のことをトレーダーと言うが、彼らはトレーダーである前に感情を持つ人間である。彼らが売買するときには必ず似たような行動を示すが、それは感情の現れである。

 それはそれとして、本書で学習するテクニックは電子取引されているどの金融商品ででも使うことができる。株式市場だろうと、FX市場だろうと、先物、コモディティ、指数、オプション、債券、CFD(差金決済取引)、ETF(上場投資信託)だろうと、本書のテクニックは、あらゆる感情を持ったあなたや私のような人々に取引されている市場なら、どんな市場ででも機能する。

 なぜなら、人々の恐怖や貪欲によって、こうした市場は予測可能なパターンで動くからである。

 したがって本書を読む理由の1つは、プライスアクションを読み取って解釈することであり、どの市場でも効果的にトレードできるようにするためである。こちらのほうが重要なもう1つの理由は、プライスアクションテクニックそのものを学ぶためである。これまでにプライスアクショントレードの本を読んだことがあるのであれば、ローソク足、一定の価格帯を無視するローソクのヒゲ(影、芯)、カラカサ(ハンマー)、明けの明星(モーニングスター)といったローソク足のパターン、ダブルトップ、ヘッド・アンド・ショルダーズ、フラッグといった継続や反転を示す価格パターンが登場したはずだ。

 しかし、本書にはそういったたぐいのものは一切出てこない。市場を読むのに使うこうしたプライスアクションテクニックについては、以前の私の本にすでに書いている。本書はコアとなるプライスアクションの概念と戦略にのみ焦点を当てている。こうした概念や戦略は、まったくとは言わないまでも、ほかで見つけるのは難しいだろう。本書に登場するプライスアクションの概念やテクニックは、私のこれまでのトレードの経験から導き出されたものである。

 私はこれまで数多くのトレード本を読んできたし、長い間、毎日市場を見続けてきた。こうした経験を通じて、トレードに関する一般的な概念を導き出し、手直しして、検証し、また手直ししてを繰り返すことでトレードに使える概念が生まれた。私と同じ本を読んだ人がまったく同じ解釈にたどり着き、その結果として私のアプローチに似たアプローチを開発するということもあり得ない話ではないが、そういった可能性は限りなくゼロに近い。それは本書を読むと分かるはずだ。

本書を読むとあなたのトレードはどう改善されるのか

 本書は、支持線や抵抗線にあるトライアングル、フラッグや、カラカサといったローソク足パターンや価格パターンを使ってプライスアクションの上っ面だけを分析しようというものではない。

 前にも言ったように、このタイプのプライスアクションについては前の本で解説している。だからと言って、こうしたタイプのプライスアクションテクニックが無効と言っているわけではない。無効どころか、こうしたタイプのアプローチも有効だ。しかし、本書はプライスアクションをもっと掘り下げて分析したものであり、正しく学んで正しく使えばもっと信頼の置ける価値あるツールになる。本書は一般に純粋なプライスアクショントレードと呼ばれているものについて書かれたものだ。

 このテクニックは正しく学んで正しく使えば、市場の動きを違った視点で見ることができるようになる。市場の構造を明確に把握できるようになることで、意思決定プロセスも向上する。私は「聖杯」といった言葉は使わないので、本書のトレードテクニックを記述する言葉として聖杯という言葉を使うことは避けたい。本書があなたのトレードにどのくらい役立つかは、本書を読んで実践に使ったあとで判断してもらいたい。

 本書にはいろいろな概念が登場する。公正価格領域、価値領域、コントロールプライス、シフトする価値領域、需要と供給の重要な水準、市場の均衡状態と不均衡状態、応答的・主導的な値動き、超過価格、市場を動かす長期トレーダーの足跡を見つけるなど、ほかにもたくさんある。

 また新たなプライスアクションのアイデアもいくつか登場する。これらのアイデアを使えば値動きをもっと体系的に見ることができるようになるだけでなく、価格はどのように動くのか、それはなぜなのを明確に理解することができるようにもなる。さらにこれらの知識を実際のトレードにどう使えばよいのかもチャート例で示していく。

 またトレードアイデアと新たな概念を日々のトレードに取り入れる方法を完全なトレードプランとして示していくので、市場を分析し、それを解釈して、トレードのセットアップを見つけて実行するという一連の流れを理解することができる。

 これで本書の紹介は終了だ。それでは本編へと進むことにしよう。



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