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ウィザードブックシリーズ Vol.304

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不動産王 世界の巨人たちから学ぶ成功のための七つの教え 不動産王
世界の巨人たちから学ぶ成功のための七つの教え

著 者 エレーズ・コーエン
監 修 長岡半太郎
訳 者 井田京子

2020年11月発売/四六判 368頁
定価 本体 2,800円+税
ISBN 978-4-7759-7273-1 C2033

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著者紹介目次

投資の世界で唯一正解が存在する不動産業界
成功者の共通点から学ぶ!

初めて明らかになった不動産王たちの生の声!

著者のコーエンは、世界有数の不動産投資の専門家からの助言と教えを紹介し、より多くの知識に基づいた不動産投資をするための手引書を作ってくれた。

本書には、著者がウォートン・ビジネススクールでリサーチアシスタントと補助教員をしていたときの経験と、投資の専門家としての知識と、メンターのピーター・リンネマン博士の教えが生かされている。コーエンは、仕事を始めて以来、スティーブン・ロス、バリー・スターンリット、サム・ゼル、スティーブン・ロスをはじめとする数々の不動産の巨人たちと直接会って知識を蓄えてきた。不動産業界の巨人たちがどのようにして大成功を収めたのか知りたかった彼は、質問を最も重要な三つに絞った――(1) 巨人たちはどのような動機から懸命に働き、桁外れの成功をつかむことができたのか、(2) 巨人たちが大きな成功を収める推進力となったのは主にどのような要素や特性なのか、(3) 巨人たちはどのようにして少ない資金で多くのライバルたちよりもはるかにしのぐ大成功を収めたのか。

本書は、世界最高峰の不動産投資家とのインタビューから引き出した7つの教えを紹介している。これらの重要な教えは、それぞれの巨人の考え方や戦略や習慣にかかわる洞察を与えてくれる。ほかでは知ることのできないこれらの重要なアイデアを不動産投資に取り入れれば、数カ月間で飛躍的な成長を遂げることができるだろう。

本書は、不動産投資の世界で最も成功した巨人たちの見識を、内側から明かしている。本書の説得力のあるエピソードや教訓からは、不動産が重要かつ素晴らしいビジネスであることが分かるだけでなく、世界に通用する不動産投資家になるための道筋も見えてくる。


著者紹介

エレーズ・コーエン(Erez Cohen)
不動産投資管理と開発を手掛ける会社の共同創業者兼共同CEO(最高経営責任者)。彼は延べ110万平方メートル以上、金額にして35億ドルを超える不動産の購入や開発に直接携わってきた。また、ソー・アーバナやアポロ・リアル・エステート・アドバイザーズ、カーライル・グループ、エバーコア・パートナースなどで投資の仕事をしてきた。ほかにも、不動産業界で13年以上、住宅、店舗、オフィス、ホテル、多目的建物などの公共取引や民間取引にかかわってきた。さらには、スタートアップのアドバイザーやたくさんの起業家や不動産専門家のメンターも務めている。現在は、アーバンランド・インスティチュートと2つの非営利団体の理事を務めている。マンハッタン大学を優秀な成績で卒業後、ペンシルベニア大学ウォートンスクールでMBA(経営学修士)を修得した。仕事を通じて、数々の賞を受けており、このなかにはアーバンランド・インスティチュートのライジング・スター・アワード、ウォートンスクールのバックスバウム・メモリアル・フェローシップなどが含まれている。コーエンのソーシャルメディア(Facebook「theErezCohen」、LinkedIn「Erez Cohen」、Twitter「theEreCohen」、Instagram「theErezCohen」、YouTube「ErezCohen」、Facebook Group「https://www.facebook.com/RealEstateTitansLive/」)。
原題:
Giants: The Global Power Elite
Real Estate Titans

目次

監修者まえがき
謝辞
はじめに

第1部 不動産の巨人へのインタビュー
第1章 リチャード・マック――取引の潜在的な下方リスクを理解する
第2章 アース・レダーマン――エンドユーザーに大ファンになってもらう
第3章 ロナルド・タウィリガー――生きる秘訣は与えること
第4章 ジーナ・ディエス・バローソ――使命を持つことの重要さ
第5章 エリー・ホーン――リスクをとらなければリワードはない
第6章 リチャード・ザイマン――成功とは違いを生むこと
第7章 ロバート・フェイス――不動産は起業家精神を発揮できる仕事
第8章 チャイム・カッツマン――この世の終わりではない
第9章 ロヒット・ラビ――需要と供給の不均衡を探せ
第10章 ジョセフ・シット――顧客と彼らの要望を理解する
第11章 カルロス・ベタンコート――忍耐こそ究極の善である

第2部 七つの教え
第12章 一つ目の教え――「強い心を持つ」
第13章 二つ目の教え――「だれよりもよく働く」
第14章 三つ目の教え――「重点的かつ明瞭に」
第15章 四つ目の教え――「知識と数値に基づいて考える」
第16章 五つ目の教え――「優れた人たちが周りにいるようにする」
第17章 六つ目の教え――「並外れたセールスパーソンになる」
第18章 七つ目の教え――「アイデアを実行する」

付録A ペンシルベニア大学ウォートンスクールのピーター・リンネマン博士との会話
付録B 付加価値に関するケーススタディー
用語集

七つの教えのまとめ

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監修者まえがき

 本書はエレーズ・コーエンの著した“Real Estate Titans : 7 Key Lessons from the World's Top Real Estate Investors”の邦訳である。コーエンはアメリカ国内外の有力不動産投資家にインタビューし、結果を本書にまとめている。さて、投資において最も重要なのは、対象資産のキャッシュフロー生成能力の見極めである。一般に有価証券投資が未来の不確実な予測・推定に依拠するのと異なり、不動産投資では可視化された現在の事実に基づいてそれを行う。これが両者の決定的な違いである。

 また、不動産投資に必要な知識には汎用性がある。現に本書に登場する多くのインタビューイーは実質的に同じことを述べている。つまりそれは、この世界には正解が存在し、私たちは実践を通してそれを学び知識や技術を高められるということを意味する。さらに、不動産は個人が融資を得られるほぼ唯一の投資資産でもある。このため、不動産は本書に登場する巨人たちのみならず、個人投資家にも親和性が非常に高い投資対象である。

 ところで、金融庁が二〇一九年に発表した報告書「高齢社会における資産形成・管理」は、いわゆる「二〇〇〇万円問題」として、誤解を招く表現で報道された。だが、全文を読めば分かるとおり、それは極めて論理的で現実的な分析・提案である。これによると、典型的な世帯において将来不足する平均金額は毎月約五万円とされている。事実、勤労者なら「あと五万円、別に収入があればどれだけ楽だろうか」とだれしも思うだろう。給与所得以外の五万円はとても大きな意味を持ち、それがあれば人の経済的な悩みの多くは解決されることになる。自分の判断と行動次第で状況を改善できる不動産投資は、そのささやかな願いをかなえる有力な手段の一つである(グローバルに見ると、不動産が割安な日本では都心の築浅区分マンション投資のような保守的な選択によってすら、それは可能だろう)。実際にやってみれば分かるが、不動産は株式などよりもはるかに安心で堅実な資産形成に適しており、投資初心者にはなおさらである。本書はすでに不動産投資を行っている人にとってはその行動指針の答え合わせであり、これから始めようとしている人にとっては行く先を照らす心強い灯りである。

 翻訳にあたっては以下の方々に感謝の意を表したい。まず井田京子氏には読みやすい翻訳をしていただいた。そして阿部達郎氏は丁寧な編集・校正を行っていただいた。また本書が発行の機会を得たのはパンローリング社社長の後藤康徳氏のおかげである。

2020年10月

長岡半太郎


はじめに

「この取引はきっと成立するわ」。イバンカ・トランプの魅惑的な笑顔がゆっくりと私のほうに近づいてきた。

 私は驚いた。彼女には、私に見えない何が見えているのだろうか。トランプタワーの二五階にある荘厳な内装の事務所で、汗びっしょりの私は場違いな気分になっていた。数えきれないほどたくさんの投資家に断られた案件が、今さら動き出すなどということがあるのだろうか。

 最初から楽観していたわけではなかった。それでも、小さなイライラが募って、圧倒的な無気力感に押しつぶされそうになっていた私は、タオルを投げる寸前まで来ていた。この案件を実行するのは難しすぎたようだ。どのような提案をしても、どれほど付加価値を高めても、話を進めたいという投資グループは見つからなかった。

 彼女の意外な熱意と自信に、私は何か聞き漏らしたことがあるのではないかと思った。イバンカ・トランプがみんなとは違う発想をしていることは明らかだった。彼女の考え方が、不動産の巨人たちのそれと同じだと気づいたのは、それから何カ月もあとのことだった。

 彼女はその強い心、目を見張る仕事への熱心さ、明晰さ、高い処理能力をはじめとするさまざまな資質を発揮して数人の投資家を説得し、ほんの二〜三週間のうちに合意を取りつけてしまった。

 これは二〇一〇年の夏、私がこの世界で仕事を始めて間もないころだった。そして、このことは私が不動産の世界の一流プレーヤーたちに直接出会う機会となった。この経験によって、私の不動産への情熱はさらに大きくなり、この道を探求する旅に出ることを決意した。

世界中の不動産の巨人たちから学びたい

 大学を卒業した私は、ニューヨークの大手投資銀行に入った。パートナーたちは、おそらく外交官だった父に子供のころから教え込まれた私の忍耐力と交渉力に期待したのだと思う。

 そこで、運なのか運命なのかは分からないが、私は不動産部門に配属された。仕事を始めて二〜三日後、同僚が水色の表紙の不動産の教科書を手渡してくれた。ピーター・リンネマン博士の『不動産ファイナンス大全――機会とリスクのマネジメント』(日本経済新聞出版)だった。この本が、私の不動産愛に火をつけ、その愛は今日まで続いている。私はこの本によって、機関投資家が不動産投資という厳しい仕事をしていくうえで必要な不動産財務の基礎知識と専門用語を身につけることができた。

 しかし、この分野の「偉人たち」から学ぶ決意をしたのは、イバンカ・トランプと仕事をしたのがきっかけだった。私は、自分が知りたいこと――ゝ霓佑燭舛呂匹里茲Δ米圧,ら懸命に働いて、桁外れの成功をつかむことができたのか、巨人たちが特大の成功を収める推進力となったのは主にどのような要素や特性か、5霓佑燭舛呂匹里茲Δ砲靴鴇ない資源で多くのライバルたちよりもはるかに大きな成功を収めたのか――の答えを業界の偉人たちから直接聞くために、最大限の努力をすると決め、一〇年かけてそれを実現した。

 私は、この探求の旅を通じて、不動産の巨人たち――リチャード・ザイマン、リチャード・マック、ロナルド・タウィリガー、チャイム・カッツマン、エリー・ホーン、ジョセフ・シット、アース・レダーマン、ドナルド・トランプとその子供たち、カルロス・ベタンコート、ロニー・チャン、バリー・スターンリット、サム・ゼル、スティーブン・ロス、ジョナサン・グレー、スティーブ・ロス、デビッド・サイモンほか――と出会うことができた。

 「毎朝起きたときに、自分のやっていることが好きだと思えることは、生活の質と仕事の成果に直接的な影響を及ぼす」と不動産の巨人の一人であるアース・レダーマンは言っていた。リチャード・マックは、「どのような取引でも、その下方リスクを知ることのほうが潜在利益を知ることよりもはるかに大事」だと教えてくれた。そして、サム・ゼルからは優れたリスクマネジャーならば「けっして自分が所有する資産や会社に心を奪われない」ことを学んだ。

 最初はほとんど知識がなかった私だったが、一〇年間に偉人たちから学んだ何百もの洞察を得たおかげで、メキシコやアメリカやブラジルで延べ一一〇万平米以上、金額にして三五億ドルを超える不動産案件に直接携わることになった。

 私は、ロサンゼルスにある不動産のマスターマインド・グループの仲間と、年に一回旅行に行っている。そのとき、不動産の仕事をしている大金持ちの友人から「エレーズ、君は不動産の本を書くべきだ。世界中の最高の不動産投資家から教えてもらったヒントをみんなに紹介すべきだよ。そんな経験をした人はあまりいないからね」と言われた。

 「それは悪くないわね」と私は迷いながら答えた。

 「タイトルは不動産の巨人かなあ」

不動産に関する知恵を広める

 ギリシャ神話で、タイタン(Titans)とは神々のことである(本書の原題は「Real Estate Titans」)。そのなかの一人であるプロメテウスは、人類を助けるために火を与え、その使い方を教えた。それと同じように、本書に登場する巨人たちも不動産に関する重要な知恵を読者に分け与えると決意してくれた。

 本書には、二つの目的がある。一つ目は、現代の巨人たちのエピソードや教えを通じて、不動産が重要かつ素晴らしいビジネスであることを理解してもらうことである。

 素晴らしい理由は、私が個人的に不動産ほど魅力的で、刺激的で、楽しくて、見返りも大きい仕事はないと思っているからだ。例えば、この仕事は市や地域や家の周りや道の見た目や機能を変えることができる。また、人々が暮らしたり、仕事をしたり、楽しんだりする空間を美しくデザインすることもできる。また、市と組んで仕事を生み出したり、新しいインフラを整備したりすることもできる。それ以外にも、投資手段を生み出して公開したり、機関投資家から資金を集めてさまざまな場所に投資したりすることもできる。異なる民族や宗教や国や学歴の人たちと、交流しながら仕事をしたり、世界各地とかかわったりすることもできる。不動産の可能性は果てしなく広がっているのだ。

 不動産の世界に入る方法は無数にある。起業家にとっては、最高の分野と言えるだろう。莫大な資本がなくても、才覚さえあれば仕事を始めることができる。融資を受けたり、友人や家族の資金を借りたり、他人の資金を使うこともできる。また、所有する資産がたった一つでも、一〇〇〇でも、この仕事はできる。

 不動産が重要な理由は、地球上のすべての人が毎日かかわっているものだからだ。不動産は、私たちの日々の暮らしの一部であり、経済のなかで不可欠な役割を果たしている。歴史的に見ると、これは富を得るための最大の資源であり、世界中のほとんどの家族にとっての貯蓄でもある。学者のなかには、この二〜三世紀で最も大きな富を生み出した資産クラスだと言う人もいる。

 不動産は、世界最大の資産クラスでもある。国際的な不動産仲介とアドバイザリーを手掛けるサビルズによると、二〇一七年における世界の不動産の価値は二二八兆ドル(図I−1参照)に上っている(サビルズ・ワールド・リサーチ・リポート、二〇一七年一二月)。この数字は、世界中で取引されているすべての株や債務証券の価値を三割以上上回っており、このことは世界中の経済における不動産の重要性を示している。同リポートには、この壮大な数字が、世界中のGDP(国民総生産)の二・八倍に達していることも書かれている。

 二つ目の目的は、世界の一流プロから学んで、読者により知識のある不動産プレーヤーになってもらうことである。何年も前に、私のメンターの一人が、成功するための最善の方法はどのような分野でも、その世界の最高の人を探し、その人をモデルにすることだと教えてくれた。それが、本書でやろうとしていることである。自分で一から学ぶよりも、最高の人を見つけて、その人たちからできるかぎり吸収すればよいのだ。本書には、不動産業界の起業家たちの興味深いエピソードや教えと、何をすべきか、そして、何をすべきでないのかについて、これ以上は望めないほどのアドバイスが書かれている。

 また、本書では私がインタビューを通じて導き出した七つの教えも紹介している。これらの教えのなかには、私が仕事やインタビューで出会った不動産の巨人たちから感じた主な特徴や性格と、彼らに成功をもたらした戦略の重要な要素なども含まれている。

 もしこの七つの教えをあなたの不動産事業に取り入れ、それぞれの教えの最後に記した練習問題を行っていけば、売り上げが増え、あなたの不動産会社の価値は数カ月で上昇し始めると思う。これまで経験したことがないような成長が始まれば、その勢いは簡単には止めることができないはずだ。

 不動産の巨人たちとの旅を楽しんでほしい。


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