はじめに
システムトレード成功のカギは「選ぶ力」
確率統計で考える
第1章 システムトレードの魅力
1-1 システムトレードのタイプ
システムトレードとは
タイプ①売買ルールの決定
タイプ②情報収集と分析の自動化
タイプ③売買の自動化
タイプ④専門会社の作ったシステムを利用
タイプ⑤システムの評価と使い分け
システムの実力を見極めること
1-2 システムトレードのメリット
心理的リスクの回避
判断の正確性とスピード
時間的制約からの解放
プロのノウハウの利用
リスク分散による安定性の向上
1-3 システム選択型の例
選ぶだけの簡単システムトレード
デモ口座の開設
基本操作
1-4 システム開発型の例
口座開設の方法
口座とツールの設定
基本的操作手順
システムの開発と購入
自動売買
第2章 システムトレードの課題
2-1 システムの実力を知ることは意外に難しい
優れたシステムを選ぶ基準と順序
信頼第一
真実を見えにくくする偶然のノイズ
システムの性能は常に変化している
システムはブラックボックスである
2-2 実績データの読み方
①マクロ的データ
②ミクロ的データ
2-3 まぐれや偶然に気づきにくい投資の世界
3人のトレード結果から読み取れることは?
シミュレーションで分かるトレードの姿
トレードの成績は偶然か必然か
偶然の結果に一喜一憂しても時間の無駄
2-4 バックテストでは真の実力は分からない
システムはどうやって開発するか
バックテストの限界
第3章 システムの真の実力を知る
3-1 将来のトレード結果を統計学で予測する
統計的推論とは部分から全体を推論すること
母集団の特性を知れば将来の結果が予測できる
大数の法則からやればやるほど確実性が増す
3-2 信頼区間
信頼区間という幅の意味
実際のシステム分析例
信頼区間の計算方法
3-3 仮説検定
PFとトレード回数に着目する
PFの変化から見えてくるもの
仮説検定の考え方
偶然に起こり得る範囲のPFを求める
3-4 統計的手法の限界も知ってうまく使う
危険率
検出力
信頼区間と仮説検定のリスクの違い
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第4章 システムの変調を発見する
4-1 システムの変調とはどのような現象か?
システムのライフサイクル
変調の早期発見が収益性確保には重要
変調発生の実例
指標と基準値を決めてブレない判断をする
4-2 T検定
母集団の特性変化を検出して変調を発見
母集団の平均値で変調を検出する
変調の実例
T検定の計算方法
4-3 二項分布
勝率の変化は利用しやすい指標
勝率70%のシステムの実例
検出ポイントの計算方法
第5章 戦略的な資金管理の考え方
5-1 リスクとリターンは投資家の羅針盤
期待利益を知ればじっくり待てる
最大ドローダウンが分かれば危険を回避できる
リスクコントロールの実際
効率的な投資のための考え方
5-2 資金を安定的に増やしていくためのシナリオ
資金管理ではシナリオ作りが大切
シナリオ①リスクを最小化
シナリオ②複利効果を最大に利用
バランス型シナリオ
シナリオの運用例
第6章 リスクを予測する
6-1 リスクを予測するときの重要ポイント
実績や経験から予測してはならない
リスクは生命線
3本の矢
6-2 標準偏差を用いた最大ドローダウンの予測
自然現象は正規分布している
最大ドローダウン予測の実例
統計的方法論
最大ドローダウンの計算方法
実例で最大ドローダウンを見る
6-3 最大の連続負け数からリスクを判断する
真の最大ドローダウン発生の様子を事例でみる
最大負け数の計算方法
第7章 リターンを予測する
7-1 期待利益を予測するとはどういうことか?
母集団の平均値を求める
投資価値と投資効率
7-2 回帰分析でトレードの傾向を数式化
回帰分析の実例
正確な期待利益の求め方
7-3 どのようなデータが将来の予測に有効か
相関係数の意味
実例による最適データの期間特定
第8章 より精密なポートフォリオの作り方
8-1 使うシステムの数で危険率を最適化する方法
全体の危険率から個々の危険率を算定
システムの相関性に注意
8-2 現代ポートフォリオ理論の応用
基本概念
計算方法の解説
なぜ低相関のシステムを使うのか
システム数の増加によるリスクリターンの変化
最適なポートフォリオを求める手順
初めてソルバーを使うときの設定
ソルバー条件設定
最適化の結果
最適解の調整
まとめ
本書で解説しているシステムトレードの手順まとめ
さいごに
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