第一部 空売り比率を利用したオプションの活用
オプション取引は、相場感が当っていても時間的価値の減少などで大きな利益に結び付かなかったと言った声を聞くことがあります。
また、権利行使価格の選択に迷ってしまったり、売買タイミングについても計りづらかったりといったこと言う投資家の方がいますが、今回ご紹介する方法を活用すれば、そうした悩みが解消され、利益に結びつきやすくなるのではないかと思われます。
その考え方はシンプルで、需給のタイトな時にコールオプションを買うだけです。また、2015年7月はギリシャ債務問題で市場が揺れるなか、比較的高い空売り比率になっていましたが、こうした空売り比率が高いときに急落した場面でコールオプションを買えば、短期的に利益を上げることが可能だったのです。
一方上級者は、株価の上値が重たいときでも空売り比率が高い局面では、急落などの場面で買い戻しによって値を戻すといったリバウンドの動きが起こることを知っています。その動きに乗じて戻ったところでプットオプションを売り、プレミアム料をもらうなどの取引を行うことも考えられます。
このように空売り比率を活用し、株価の変動が読みやすいときにコールオプションやプットオプションを売買することによって、短期間で利益を上げられる可能性が高まると同時に、仮に株価が反対方向に動いても、コールオプションの買いでは損失が限定的になることが考えられるのです。
こうしたオプション取引にご興味のある方は是非ご参加ください。
第二部 リスクヘッジと利回りをあげるプラスアルファの運用術
経験の豊富な投資家で、損失を限定しながらさらに利益を伸ばしたいと考えている人は、もっと投資手法の幅を広げる必要があるかもしれません。
また、利益額が大きいにも関わらず損失も大きいため、結果的に出入りの激しい投機的な売買になってしまい、なかなか資産が積み上がらないと嘆いている投資家のみなさん。
さらに、中長期投資を目指して投資したにも関わらず、結果的に保有期間が長くなってしまった分だけ損失が膨らみ塩漬けなってしまったという投資家の皆さん。
実はこれらの要望や悩みを解決してくれるのがオプション取引なのです。今回のセミナーでは、上記の要望や悩みを解決するために、オプション取引を活用した売買手法についてお話しします。
また、投資額も少なくて済むよう、通常よく使われている日経225オプションに加え、個別株オプションを使った手法や、さらにはリートで安定的に運用したいと考えている中長期投資家向けには、利回りを上げるための手法などについてもお話しします。
ただ、考え方はとてもシンプルで、誰でもすぐに始められるのがポイントです。今回のセミナーにご参加いただけば、出入りの激しい投機的な売買から抜け出せるばかりか、プラスアルファの運用について学ぶことができますので、初心者から中級者のみなさんまでぜひご参加ください。
■講師紹介
IFTA国際検定テクニカルアナリスト。
勧角証券(現みずほインベスターズ証券)を経て、DLJdirectSFG証券(現楽天証券)に入社。マーケティングマネジャー、投資情報室長、同社経済研究所チーフストラテジストを歴任。
TOKYO MXテレビ、CS日テレなどの株式関連のテレビ番組に出演するほか、ラジオNIKKEIの「和島英樹のウィークエンド株!」ではレギュラーパーソナリティを務める。日経新聞やロイターニュースなどにマーケットコメントを発信し、個人投資家向けには「エコノミストマネー」や「ネットマネー」など、多数のマネー雑誌で投資戦略やテクニカル分析をプロの視点から解説。証券会社や証券取引所、銀行、高校などが主催する数多くのセミナーで講師を務め、人気を博している。
現在、投資教育サイト《アイトラスト》の総監修とセミナー講師を務めるほか、早稲田大学オープンカレッジで非常勤講師も務める。
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