2008年3月上旬発売
ISBN 978-4-7759-7103-1 C2033
定価本体2,800円+税
A5判 ソフトカバー 472頁
著 者 スタン・ウエンスタイン(Stan Weinstein)
監 修 長尾慎太郎
訳 者 中村正人
本書で紹介されている手法はファンダメンタルではなくテクニカルなアプローチを取っており、それを構成する要素はすべてオーソドックスなものである。また、対象としている売買の時間枠も比較的長く、その意味では、初心者、初級者の方が読んで無理なく取り組める内容と言えるだろう。
ここで経験のある方からは当然のごとく次のような疑問が発せられるだろう。「もし、ウエンスタインの手法がごく基本的なものであり、ビギナーにも無理なく使えるものならば、いったいエッジ(優位性)はどこにあるのか?」と。
その答えは、彼独特のストップ(仕切り注文)の置き方や潜在リスクと期待収益の比率のコントロールにある。まさに、これこそが投資、トレードにおいて一見他人と同じ道具を使っていながらも、ゲームを自分に有利に運ぶためのカギであり、本書の手法がテクニカルなアプローチを取っているなかで、個人の定性判断の技量が生かせる場所である。(「監修者まえがき」より)
スタン・ウエンスタイン(Stan Weinstein)原題:『Stan Weinstein's Secrets For Profiting in Bull and Bear Markets』
監修者紹介
長尾慎太郎(ながお・しんたろう)
東京大学工学部原子力工学科卒。米系銀行でのオルタナティブ投資業務、および金スワップ取引、CTA(商品投資顧問)での資金運用を経て、現在は株式ファンドマネジャーとしてオルタナティブ運用を行う。マーケットに関連した時系列データをもとにしたシステム・トレードを専門とする。訳書に『魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門』『タートルズの秘密』『新マーケットの魔術師』『マーケットの魔術師【株式編】』(いずれもパンローリング刊、共訳)など、多数。
訳者紹介
中村正人(なかむら・まさと)
中央大学法学部政治学科卒業。東京都財務局主計部公債課主査(外債担当)、旧・新日本証券(現・新光証券)国際金融部課長、ロンドン現地法人引受営業部長、ソシエテジェネラル証券企業金融部長などを経て、証券金融専門の翻訳業を営む。訳書に『カウンターゲーム』(共訳)、『ツバイク ウォール街を行く』(いずれもパンローリング刊)など。
全米のトップトレーダー
トニ・ターナー女史もオススメ!
スタン・ウエンスタインは、今日活躍してる最高のマーケット・テクニシャンのひとりである。完全無欠な人間などいないように、彼のマーケット分析もけっして100%正しいわけではない。にもかかわらず、わたしが彼を称賛する理由は、彼が学究的アプローチを試みつつ、同時に売買推奨では完全な明瞭性を保っていることだ。多くの同業者たちとは異なり――正しい場合でも間違った場合でも――彼は後知恵による言い訳などしない。つまり「単にあなたはわたしの言葉を理解していなかった」ということだ。
ルイス・ルーカイザー博識かつ経験豊富――スタン・ウエンスタインは、無視できない実力を持っている。
ダン・ドーフマン(USAトゥデー紙)スタン・ウエンスタインのプロフェッショナル・テープ・リーダーと、その指標群“ ウエート・オブ・ザ・エビデンス”は、わたしが1987年10月の暴落に先立って株式保有を大きく減らす決断に至った最大の要因である。
ポール・カンガス(金融コメンテーター)
スタン・ウエンスタインは、自身が有するテクニカル分析の英知を、すべての個人投資家がそれを理解して利益にできる形に変容させた。
マイロン・カンデル(ケーブル・ニュース・ネットワークのフィナンシャルエディタ―)平易な文章で書かれているが、本書は、わたしが今まで読んだなかで最も精読する価値があると感じたテクニカル分析の秀作だ。投資関連書籍の基本書として、だれもが蔵書に加えるべき1冊である。
ピーター・ドュボワ(バロンズ誌)スタン・ウエンスタインの冷静なアプローチは、金融市場が大きな困難に突入しそうな時期に、そこから利益を上げようとする投資家にとっては大変役立つものだ。スタンと彼が発行するプロフェッショナル・テープ・リーダーは、本当に素晴らしい。テクニカル分析について、ほかのいかなる投資顧問サービスよりも多くのことを、彼らから学んだ。
ビル・グリフィス(CNBC)
長尾慎太郎
安きを買って高きを売れ! これこそが、一財産を築くための近道である。そうだろうか? いや、実はそうではない! この考え方は、毎年毎年損を重ねる大衆がよく口にする損失の原因となる月並みな考え方のひとつである。
本当はやるべきではない“やるべきこと”が、ウォール街にはまだまだある。例えば、「経済の重要な動きと主要産業の動向に通じておくために、金融記事を読み、夜のテレビでビジネスニュースを見る必要がある」とか、「三つ揃いのスーツに身を包んだいわゆるウォール街の鬼才からのアドバイスを得る必要がある」といったことだ。
しかし、これらは本当の答えではないし、人々に利益をもたらしてくれるものでもない。多くの投資家がこのような考え方を経済的に豊かになるための秘訣として受け入れているのは、不幸なことである。
安く買って高く売れというのは月並みな考えにすぎず、けっして行動のための青写真にはならない。また、熟達者の手法である「高値を買って、さらにそれよりも高値を売る」というわたしが首尾一貫して皆さんにお教えするつもりでいるアプローチへの理解を阻むものだ。
金融と経済に関するニュースのすべてに通じているからといって、その人の行った投資がすべて儲けとなるということはない。コンピューターと瞬時のコミュニケーションの世界においては、一般投資家がそれを新聞などで見聞きするよりかなり前に、金融市場が最新のニュースに反応する。それに加え、マーケットでは、現在の利益よりも将来の利益に基づいて売買される。成功するためには、マーケットの動きが与えてくれる多くの手掛かりを活用できるようになる必要があるのだ。本書では、そのような手掛かりをいかに発見し、いかにして利益につなげるかということについて読者に示すつもりである。
最後に、ウォール街のプロ――ブローカーやアナリスト――のアドバイスに頼っても、結果はさほど変わらないであろう。彼らのアドバイスは、新聞の株式欄に向けて投げられた1セットのダーツから得られるアドバイスよりも劣っているということを示す、歴然たる証拠がある。彼らの大多数は、自分たち以外のブローカーやアナリストとのおしゃべりに時間を費やしている。彼らは、フォーチュン500社の経営幹部がチキンキエフと会社の最新業績に関する情報でもてなしてくれる昼食会に行く。こうした催しにほんの数回参加すれば、もてなしに供されるチキンとこれらの情報が、実は長いこと温め皿の上にあったということに気づくであろう。
本当のマーケットのプロである証券取引所のスペシャリストは、このような誤ったアプローチを信奉することはない。彼らは、決断の根拠を市場の動きに置き、ニュースに置くことはない。そして、真のマーケットのプロは、他人が月並みな考えに従って損失を被る間に、大きく儲けているのである。平均的な投資家は、自分が株式市場において不運であったと強調する。しかし、それはナンセンスである。株式市場における勝敗には、運など関係ない。彼らは誤ったルールに従ってゲームをしているのであり、勝つためのルールを学ぶまでは、お粗末な結果を招き続けることであろう。彼らにとって勝利の道にたどり着くために必要なものとは、マーケットの適切なタイミングを計り、マーケットに関する2つの敵――貪欲と恐怖心――を制御するという、一貫した方法なのである。
これが本書で言わんとすること、勝利への道のすべてだ。わたしは非常に多くの間違いを犯したあと、マーケットが与えてくれる非常に明らかな手掛かりをどのようにして判読するか、そして、所与の状況でどのように戦術的に反応するかということについて学んだ。わたしは皆さんに、マーケットをより緊張の少ないものにし、また、より多くの利益をもたらすものにするための、株式市場に関する新しいルールを教えるつもりである。これらのルールでは、バランスシート(貸借対照表)を熟読する必要はないし、企業スポークスマンの、自社が株主資本利益率の向上に向けていかに前進しているかなどといった単調な話を聞く必要はない。これらのルールを守るために必要なのは、�ー�分自身の貪欲と恐怖心を制御し、�▲沺璽吋奪箸�投げかけてくれる明らかな手掛かりを見つけ出し、判読する――という2つである。
これが本書においてわたしが教示しようとする事柄であり、それを学ぶことによって読者は、マーケットの勝者になることができる。最大のポイントは、ひとたび要領を飲み込んでしまえば、この勝利のためのアプローチを実行するのに、毎週およそ1時間を費やすだけでよいことだ。
過去25年かけて、わたしは何が役に立ち、何が役に立たないかを学んだ。そして、この知識と経験を、マーケットで継続的に勝者の側にとどまり続けるためのアプローチへと磨き上げてきた。この方法により、プロフェッショナル・テープリーダーは、すべての強気相場と弱気相場を過去15年間にわたって予測することが可能であった。これらのテクニックは、株式、ミューチュアルファンド、オプション、株式指数先物、あるいは商品取引のいずれであっても、いかなるマーケットにも利用できる。これらマーケットのそれぞれに関しては以下のページで取り上げるが、主たる力点は株式市場に置かれることになる。
ここから先に進む前に、本書は「手早く金持ちになる」ことを狙った本ではないということを強調しておきたい。毎年、一獲千金をうたった多くの本がわたしの机の上を通り過ぎる。そしてそのほとんどは、文字どおり、その内容が印刷されている紙代にも値しない。それらの多くは非常に単純で、実際、ほとんど価値がない。あるいは、あまりに格式主義的かつ理論的すぎて、得られるものは頭痛のみである。さらに悪いことに、できそうにないことを約束する本さえある。もしもあなたが、来週の火 曜日の午後4時までに1万ドルを100万ドルにしてくれるような本を望んでいるのなら、今すぐ本書を読むことをやめるべきである。しかし、あなたが真剣で、また、常に継続的に――すなわち強気相場においても弱気相場においても――利益を上げる方法を学びたいと望み、少なからぬ金額を今後数年間で築きたいと考えているならば、この本はあなたのための一冊だ!
それ以外のことについても理解してほしい。われわれはチームだ。あなたが、わたしの方法を習得することに注力すればするほど、より多くのチップをテーブルからかき集めることができる。プロからテニスのレッスンを受けることと何ら違いはない。1時間のレッスンは、単なる学習体験のスタートにすぎない。次の、そして同様に重要なステップは、学んだことを練習することだ。わたしとしては、学習を非常に簡単なものにするつもりである。わたしは、プロフェッショナル・テープリーダーを数年間にわたり書いてきたことや、全国でセミナーを行うことによって、それを実際に成し遂げてきた。したがって、たとえ読者がこれまでまったくチャートを見たことがない、あるいは何らかの指標の計算をしたことがなくても、心配する必要はない。自分のすべきことを適正に行っていれば、わたしの方法を理解し、どのように利用するかをすぐに学び取ることができるだろう。
非常に難解なために、著者以外には数少ない学究タイプの人たちのみが理解できるようなテクニカル分析に関する本とは違い、本書は、利益を上げるうえでの重要性において、わたしが最も高く評価している要素だけを扱い、重要度の低いものには触れていない。それに加え、本書の主題は論理的に章を追って展開され、読者のお金儲け に関する能力をゆっくりと高めていく。さらに、読者がわたしの方法をいかに速く把握しているかを判断できるように、幾つかの章においては最後に短いクイズを出題する。もし、ある章に関して100%理解できていないと感じたときは、次の章に移る前に、手早く読み返して内容をマスターしてほしい。
しかし、トレンドラインが水平に近ければ近いほど、それが上方にブレイクされたとき(図1.11)には、その意味合いはそれだけより強気となる。最も強気のシグナルは、非常に重要なトレンドラインが上方にブレイクされ、その後数日間のうちに株価が長期的な移動平均線を上に突き抜けたときに発せられる。逆に、最も弱気のシグナルは、重要なトレンドラインが下方にブレイクされ、その後の数日間のうちに長期的な移動平均線も下方にブレイクされるときに発せられる。
次に移るべき興味深い概念は、チャートそれ自体である。しかしその前に、基本的な構成要素となる用語についていかによく理解したかをテストするためのクイズがある。解答はクイズのあとにある。
どのように素晴らしい話があったとしても、第4ステージにある銘柄を二度と再び
買うことのないよう、自分自身に誓ってほしい。また、どのようなうわさ話が聞こえ
ようとも、下降過程の第4ステージにある銘柄は絶対に持ち続けないと固く誓うべき
である。また、好業績を伝える収益報告書が出たとしても、決心を変えることのない
ようにすべきだ。売買の判断は、けっしてプレスリリースではなく、チャートパター
ンに基づいてタイミングを決めること。そうすれば、シアーズが、業績が下向いてい
た1985年に上昇し、業績が回復した1987年に暴落をしたのを見ても、もはや驚かなく
なるだろう(図10.2)。
読者には今や、ゲームプランがある。その重要性を過小評価してはならない。わた
しの戦術に規律ある方法で従うなら、多くの投資家やトレーダーが陥るような不利な
状況には、けっして陥らないであろう。連続的なダマシが発生することもしばしばあ
るだろうが、あるポジションが反転することでマーケット資金を失ってしまうかもし
れないなどと思い悩む必要は、今後は生じないだろう。
銘柄やマーケット・セクターを分散化し、そして同時に売りのプロテクティブ・ス
トップを適切に設定すれば、うまくいっていないポジションはあなたにとって、経済
的危機というよりは悩みの種程度にすぎないものとなるに違いない。もっと重要なの
は、勝利銘柄は単なるシングルヒットではなくホームランとなり、最終的な結果にお
いて非常に満足できるものになることだ。
最後に、ほとんどのマーケットプレーヤーが抱える上昇局面での混乱は、あなたに
とっては無縁のものだ。彼らは、最終的には判断が正しかったときでさえ、不安感に
襲われ、通常あまりにも早く売却し、上昇による利益の大きな部分をつかみ損ねてし
まう。さらに彼らは、もしポジションを持ち続けた場合、その値動きに長く乗りすぎ
るために株価が第4ステージへ突入することによって、すべての利益を失ってしまう
というパターンにしばしば陥る。このようなことは、断じて避けなければならない。
今後は、投資家であれ、トレーダーであれ、自らのシステムに一貫して従うことを誓
うべきである。例外を作ってはならない! 今回は特別だなどとけっして考えてはな
らない。常に以下のステップに従ってほしい。
これらのステップを経たあとに従うべきルールは以下のとおりだ。
わたしがマーケットに参加し始めたときに使った戦術とは、日誌をつけることであ
った。皆さんにもそれを強く勧めたい。この日誌には、損をした取引だけをつける。
勝った取引については、そのままにしておいて構わない。札入れとエゴが膨らむのは
心地よいことであるが、勝った取引は何も教えてはくれないからだ。負けた取引は、
もしそれを正しく分析するなら、最良の教師となり得る。究極のところ、負け取引は
実際、はるかに多くの勝ち取引へと導いてくれるのである。負けたポジションを買っ
た日付、買った理由を記録して、そして、なぜ結果が思ったとおりにならなかったの
かを正直に書くのだ。もしその理由が単なるウィップソウであったのなら、そう記入
する。しかし、あとに検討した結果、出来高が不十分であった、あるいはレラティ
ブ・ストレングスをが弱かった、あるいは属するセクターが弱かった、あるいはうわ
さに左右されたなどという理由を認識したときは、その過ちを書いておく。数カ月後
に、自分の損失に共通する点をしてみよう。人間だれしも心理的なパターンを持って
いる。自分に特有の破壊的なパターンが分かれば、自分自身を抑えてそれに対処する
ことは容易になり、投資によってさらに利益を上げられるようになるだろう。
ほかにも強調しておきたいことがある。莫大な資金を持った機関投資家を絶対に畏
怖してはいけないということだ。あまりにも多くの投資家が、今日のマーケットにお
いて「金融界の巨人」には太刀打ちできないと感じている。これはナンセンスだ!
実際、個人投資家は、大規模な機関投資家に対して優位性がある。ほとんどの投資家
がそれを自覚していないだけだ。機関投資家は恐竜のようなものだ。図体が大きく、
動作は鈍い。しかし、個人投資家は小回りがきき、非常に素早く行動することができ
る。それに加え、ほとんどの有能なマネーマネジャーは、実際には、長期的に見ると
大した実績を残していない。だから、他力本願でだれかに自分の資金を運用させるよ
りは(あるいは誤った運用をさせるよりは)、自分の投資に自分で責任を持つべきで
ある。
最後に避けて通るべきもうひとつの誤信は、マーケットで成功するためには巨額の
資金が必要だという考え方である。多額の資金を持っているほうが資金の分散は容易
ではあるが、数千ドルの少額資金であっても、ほとんどの人が見失ってしまっている
「常識」を働かせることができれば、マーケットにおいて非常にうまくやることが可
能である。元手資金が少額である場合には、ノーロードのミューチュアルファンドを
利用しよう。分散投資が可能なうえに、手数料が無料だ。マーケットに投入できる資
金が増加するにしたがって、個別銘柄へと投資を拡大すればよい。
本書を締めくくるに当たり、再度、コントラリー・オピニオンを述べたい。これで
終わりと考えずに、新たな始まりだと考えるべきだ。何年も昔、わたしがテクニカル
分析に関する本である、エドワーズとマギーの共著の『テクニカル・アナリシス・オ
ブ・ストック・トレンド(Technical Analysis of Stock Trends)』を初めて読んだ
とき、その画期的なアプローチに目からうろこが落ちる思いだった。長年かけて徐々
にチャートに習熟してきたが、その間に幾度となくその本に立ち戻り、読み直した。
年を経るごとにマーケットに関するわたしの洗練度が高まり経験も深まっていったの
で、新たに読み直すたび、新しい発見があった。だから、実世界に飛び出して、わた
しが教えたことを実践してみてほしい。そして、1年半か2年たったら本書に立ち返
り、最初よりもより深く意味を読み取ることができるかどうかを確認してほしい。
次にあなたが本書のページをめくるときまで、プロフェッショナル・テープリー
ダーのモットーは真理であることを忘れてはならない――「テープはすべてを語る」。
第10章 まとめ Putting It All Together
これまで9つの章を歩んできた過程で、読者は「千里の道も一歩から」という中国
の有名なことわざが真理であることを認識したはずだ。第2章でわたしが最初に典型
的なステージチャート(図10.1)を示したとき、おそらくあなたにはロールシャッハ・テストか何かのように思えたであろう。だが、しっかりと学ぶべきことを学んだとすれば、徐々に全貌が見え始め、今や読者にとってテクニカル分析は非常に身近な
ものになっているはずだ。さらに、本書の冒頭でわたしが述べた言葉(例えば「高値
を買って、さらにそれよりも高値を売る」)を異端と感じたかもしれないが、今では
もっと異なった読み方ができるだろう。
これらの重要なプラス要因がすべて、読者のマーケットにおける成績を劇的に向上させるはずである。
最後の提案
マーケットついて書かれた本の多くは、実際にマーケットに資金を投じてリスクにさらす前に、まずはつもり売買をすることを勧めている。わたしはその考えに反対だ! 予行演習では信じられないほど素晴らしい成績を上げながら、本番ではしくじ
るスポーツ選手は多い。マーケットでもそれは同じである。プレッシャーのない状況
下では、適切な章を見つけてそのとおりにやるのはとても簡単だ。だが、マーケット
の不安定さから生じる実世界のストレスに対処しつつ、自らのマーケットプランに従
うというのは、まったく別の話だ! したがって、つもり売買をする代わりに、テク
ニカルの技量を磨き、自信と習熟度が高度な水準に達するまでは、資金の一部だけで
売買するべきだ。
本書で取り上げられた書籍
ウィザードコミックス
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