逸品・珍品、なんでもござれ!
これまでに上演した噺、七百以上
四代目 桂文我が世に放つ
上方落語の集大成、第九巻刊行!
第九巻では――
「高尾」「千両みかん」など、上方落語の逸品、珍品を織り交ぜた珠玉の高座、十五席を再現している。
“芸能博士”と呼ばれた桂米朝師(人間国宝)の系譜を継がんとする著者は、大師匠と同様に、落語に関係する史料・文献を収集しまくる稀代のコレクターでもあります。
現代では忘れられた噺を古文献から掘りおこし復元することに取り組んでおり、噺家生活四十五年で上演した噺は七百以上を数えます。
この全集では、そうした噺の中から厳選したネタを、本人の解説付きで紹介し、収集した貴重な演芸資料も数多く掲載しています。
寄席の歴史や芸能本の出版事情、速記本の世界など縦横無尽の解説が秀逸で、再現された噺に厚みと奥行きをもたらしており、聴いて楽しむ落語の世界とは、ひと味もふた味もちがった充実感を得られるでしょう。
「読んで楽しむ」落語の世界を、ぜひ、ご堪能ください。
目次
ごあいさつ
オランダ
もう半分
高尾
骨つり
鹿鍋
初音の鼓
浄瑠璃乞食
植木屋娘
親子の嫁入り
須磨の浦風
千両みかん
土橋萬歳
抜け雀
百人坊主
淀川
コラム・上方演芸の残された資料より
文我師匠、松阪で『古事記』を語る――吉田 悦之
著者紹介
四代目 桂 文我(かつら ぶんが)
昭和35年8月15日生まれ、三重県松阪市出身。昭和54年3月、二代目桂枝雀に入門し、桂雀司を名乗る。平成7年2月、四代目桂文我を襲名。全国各地で、桂文我独演会・桂文我の会や、親子で落語を楽しむ「おやこ寄席」も開催。平成25年4月より、相愛大学客員教授に就任し、「上方落語論」を講義。国立演芸場花形演芸大賞、大阪市咲くやこの花賞、NHK新人演芸大賞優秀賞、芸術選奨文部科学大臣賞、水木十五堂賞など、多数の受賞歴あり。令和3年度より、東海テレビ番組審議委員を務める。
主な著書:
『桂文我 上方落語全集』第一巻〜第八巻(パンローリング)
『上方落語『東の旅』通し口演 伊勢参宮神賑』(パンローリング)
『復活珍品上方落語選集』(全3巻・燃焼社)
『らくごCD絵本 おやこ寄席』(小学館)
『落語まんが じごくごくらく伊勢まいり』(童心社)
『ようこそ! おやこ寄席へ』(岩崎書店)など。
主なオーディオブック(CD):
『桂文我 上方落語全集』 第一巻〜第八巻 各【上】【下】
『上方落語『東の旅』通し口演 伊勢参宮神賑』【上】【下】
『上方落語 桂文我 ベスト』ライブシリーズ1〜5
『おやこ寄席ライブ』1〜10(いずれもパンローリング)など多数刊行。









