自動売買ロボット作成マニュアル初級編
定 価:本体2,000円+税
体 裁:A5判/356ページ
発売日:2007年5月13日
ISBNコード:978-4-7759-9051-3
操作手順と確認問題を収録したCD-ROM付き!
だからエクセル超初心者の投資家でも 自動処理の方法がよく分かる!!
売買システムの構築に有効なエクセルの操作方法と
マクロの記述方法が基本の基本から分かる。
Excelで自動データ処理
売買プログラムの知識が広げる可能性
「自分の売買ルールをコンピューターにプログラムして、検証してみたい」と思ったことはないだろうか?
もし、こうした「売買プログラム」術が身についていれば、本当に自分の売買技法に優位性がある(あった)のか、過去のデータから簡単に検証できるはずだ。あるいは、その優位性を最大限に発揮できる銘柄や数値を簡単に発見できるかもしれない。また、発注ソフトと接続させて自動売買の環境を構築することも可能である。
売買プログラムの知識は、このように、ルール一貫型の売買スタイル「システムトレード」の強化ツールとして非常に有効なのだ。
しかし「プログラム」と聞くと、つい二の足を踏む人も多いだろう。「自分のパソコンのエクセルでさえ満足に使いこなせないのに・・・」と思う人もいるかもしれない。
本書『自動売買ロボット作成マニュアル初級編』は、まさにそのエクセルを使って、パソコン初心者のトレーダーにもスムースに売買プログラムの流れを理解してもらおう、という売買プログラムの入門書である。
実際にトレードで利用しようという動機で本書を読むことは、単に一般的な解説書で勉強するよりも効率的に習得できるはずだ。しかも実際の操作手順と確認問題が収録されたCD-ROM教材が付いている。本書とCD-ROM教材を併用しながら、一歩ずつ着実に学習を進めることが可能だ。
とにかく実際に自分のエクセルで記述をしてみよう。まずは自分の手で繰り返すことでプログラムというものに慣れてほしい。そして教材にある確認問題がすべてクリアできたとき、「きっかけ」となる知識ではなく、「次の段階」の知識を求めている自分に気が付くことだろう。
※VistaならびにInternet Explorer 7をご利用の方へ
※インターネットの技術は日進月歩で変化します。
本書に紹介されたプログラム例はそのまま動くものではありませんが、
ご自身でプログラミングするためのヒントが収録されています。
ご利用のコンピュータや、データ提供元の仕様の変化にあわせて、ご活用ください。
目次
はじめに
本書の特長
イントロダクション
第1章 本書を読み解くために
1-1 エクセルとは
1-2 マクロとは
1-3 学習の流れとCD-ROM教材の使い方
CD-ROM教材の使い方
CD-ROM教材での学習の流れ
第1部 エクセルの基本編
第2章 セルの基本
2-1 エクセルの概要
ブックとシート
Officeボタンとタブとリボン(2007の場合)
メニューバーとツールバー(2003以前の場合)
名前ボックス・数式バー・ステータスバー
2-2 セルの操作
セルの選択
セルへ値を記入
セルの複数選択
セルの移動
セルの複製
カットコピーモード
セルの位置
セルのサイズ変更
セルの行/列/全体選択
セルの削除
第3章 セルの応用
3-1 セルの書式
セルの表示形式
セルの罫線
セルの色
セルのフォント
セルの文字配置
セルの書式設定の削除
3-2 セルの計算
四則計算
数式参照先移動時のセル指定の自動追随
数式参照先複製時のセル指定の自動追随
セル指定の自動追随の回避
合計
平均
関数と引数
最大値
最小値
データの個数
一定条件下でのデータの個数
各種関数
第4章 エクセルの機能
4-1 マクロの記録??
マクロの記録とは
マクロの記録の開始
4-2 Webクエリ
エクセル2002以降のWebクエリ
エクセル2000のWebクエリ
セルの並び替え
4-3 マクロの記録??
マクロの記録の停止
シートの挿入
マクロの実行
シートの削除
4-4 グラフ
グラフ作成―グラフの挿入(2007の場合)
グラフ作成―グラフの移動(2007の場合)
グラフ作成―グラフの種類(2003以前)
グラフ作成―グラフの元データ(2003以前)
グラフ作成―グラフオプション
グラフ作成―グラフの作成場所
<確認テスト1> エクセル編
第2部 マクロの基本編
第5章 VBAの概要
5-1 VBAとVBE
VBAとは
VBEとは
「開発タブ」の追加とセキュリティの設定
セキュリティの設定
VBEの起動
VBEの操作
VBAの例
5-2 オブジェクト
Rangeオブジェクト
Valueプロパティ
Formulaプロパティ
Rangeオブジェクトの範囲指定
Cellsオブジェクト
Selectメソッド
Deleteメソッド
ClearContentsメソッド
6-1 変数
変数とは
変数の宣言
変数のデータ型
変数へ値を代入
変数を扱う
定数
配列
オブジェクト変数
変数の使用可能範囲
6-2 関数
VBAにおける関数
ステップイン
第7章 構文
7-1 分岐
分岐とは
If
Else
ElseIf
AndとOr
Ifの順序
Select Case
7-2 繰り返し
For
Step
Do While
Do Until
<確認テスト2> マクロ編
第3部 自動売買ロボット作成準備編
第8章 価格データ取得
8-1 Get_Dataマクロの確認
第4章で記録したマクロを開く
コードの確認
8-2 Calcマクロの作成
変数の宣言と値の代入
1年間分のデータ取得の繰り返し
URLの構造と定義
1回目の繰り返し
コードの修正
データ取得失敗の場合
2回目以降の繰り返し
データが取得期間分存在しなかった場合
セルの並び替え
後処理
Calcマクロの実行
第9章 テクニカル指標計算
9-1 移動平均の計算
移動平均(MA)とは
変数の宣言と値の代入
移動平均の算出
後処理とMAマクロの実行
9-2 EMAとMACDの計算
変数の宣言と値の代入
EMAの算出
EMAの期間の確認
MACDとMACDシグナルの算出
後処理とMACDマクロの実行
シートの分割表示
第10章 インターフェイス
10-1 グラフの修正
シート名の変更
グラフにデータを追加� 淵┘�セル2007の場合)
グラフにデータを追加� �2003以前の場合)
グラフにデータを追加��
グラフにデータを追加��(エクセル2007の場合)
グラフにデータを追加��(2003以前の場合)
10-2 テクニカル分析のインターフェイス
ツールボックスの配置� 淵┘�セル2007の場合)
ツールボックスの配置� �2003以前の場合)
ツールボックスの配置例
ツールボックスの設定��
Button_MAのマクロ
画面更新の停止とテキストボックスの値の抽出
MAマクロの呼び出しとコードの修正
画面の更新の再開とButton_MAマクロの実行
Button_MACDマクロ
10-3 データ取得のインターフェイス
ツールボックスの配置��
ツールボックスの設定��
市場の選択とテキストボックスの値の抽出
各形式の日付の代入
取得期間に問題があった場合
チャートを保護するBackup_Chartマクロ
Calcマクロの呼び出しとコードの修正
価格データが取得できなかった場合
指標の再計算とチャートの更新を行う
後処理とButton_Calcマクロの実行
<確認テスト3> 総合編
さいごに
著者より
前著『自動売買ロボット作成マニュアル』(以下『オリジナル』)は、筆者の予想をはるかに超える多くの方々にご購読いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。 読者からの反応は実にさまざまで、心地良いお褒めの言葉もあれば、耳の痛い意見もありました。その中で特に筆者の心にひっかった声があります。
「同書の内容に挑戦したものの、途中で行き詰ってしまい、最後まで理解することができなかった」
そもそも『オリジナル』は、マイクロソフト社のエクセルを用いて自動売買の環境を構築することに主眼を置いており、次のような内容を含んでいました。
- 大量の過去データの取得
- 各主要テクニカル指標の計算
- スクロールやズーム可能なチャートの作成
- 売買システムの検証と最適化
- リアルタイムトレード環境の構築
しかし、内容を詰め込み過ぎたがゆえに、結果として、一部の読者を取り残してしまったようです。 筆者として、このような事態を放置しておくわけにはいきません。エクセルを用いた自動売買に興味があり、『オリジナル』をご購読いただいた方全員に同書を最後まで読んでいただきたい――そのような願いから、今回『オリジナル』への準備段階となる『初級編』を世に出そうと再び筆を執ることにしたのです。 本書は『オリジナル』を読み解くための知識を養うことに主眼が置かれています。内容は次のとおりです。
- エクセルの基本的な操作方法の紹介
- 簡単なマクロ作成の練習
- 『オリジナル』の一部を例に挙げての解説
『オリジナル』を読んでみたけれど難しくて理解できない部分があった方、同書の内容に興味があるけれど難しそうでなかなか手を出せなかった方、そういった方々にトレードに役立つエクセルとVBAの基礎知識を身に着けていただくため、できるだけ丁寧に解説した本です。 本書の内容を習得していただければ『オリジナル』をさらに深く理解してもらえるものと期待しております。そして一人でも多くの方にエクセルを利用して理想のトレード環境を構築していただければ、筆者としてこれに勝る喜びはありません。
本書の特長
本書の構成は『自動売買ロボット作成マニュアル』と大きく異なります。前著を「専門書」とすれば、本書は「教科書」的な位置づけです。 本書には教材としてCD-ROMが付属されており、細かく区切られた各章ごとに、具体的な操作を記録した映像や学習内容に関する確認問題が教材として用意してあります。この教材と本書を交互に学習を進めていくことで、いっそう理解を深めていただけるのではないかと思います(具体的な利用方法は第1章で説明します)。 エクセルには、バージョン(エクセル2000、2003、2007)によって一部操作方法に違いがあります。そういったときには、本書でも教材でもバージョンごとに場合分けをして解説しました。
さらに、本書内で紹介するサンプルの最新版は、インターネットでパンローリング(www.panrolling.com)の本書紹介ページからダウンロードをできるようにしてあります(次ページの図表参照)。また著者のウェブサイト「自動売買研究所」(oaive.com)にも関連情報が掲載されていますので、ぜひご活用ください。
新しい知識を身に付けるには、それなりの時間と労力が欠かせません。しかし、それが苦しいか楽しいかは、また別の問題です。本書はこれらの試みを通して、可能なかぎり分かりやすく解説するように心がけており、知識の習得を実感しながら、そして楽しみながら学べる内容を目指しました。
本書を手に取っていただいた方の多くは、エクセルを「難解なもの」とみているかもしれません。しかし、筆者はエクセルをむしろ面白いものと感じています。本書を通して、知識だけでなく、その「楽しさ」までも知っていただくことができたとしたら、これに勝る喜びはありません。
ただし、本書では読者がすでに投資に関する基本知識を習得しているという前提の下で話を進めていきます。したがって、投資用語などに関しては、多少の解説はするものの、深くは言及いたしません。もし本書を読み解いていくなかで、聞いたことのない用語などが出てきた場合は、他の書籍などを参照していたきたいと思います。 また本書を読み進めるに当たって、次の環境が必要となります。ご注意ください。
- パソコン本体
- ウィンドウズ 2000、XP、
Vista - エクセル 2000、2002、2003、2007
著者紹介
森田佳佑(もりた・けいすけ)
1983年、愛知県春日井市生まれ。名古屋大学教育学部附属高等学校を卒業、上智大学経済学部経済学科に進学。学業の傍らテクニカル分析と資金管理を融合させたシステム売買に関心をもち、2003年よりトレードを実践。以来「完全自動売買」による「着実」なリターンを求めて研究を重ねている。市場の変動性が高く、完全自動売買の環境が日本よりも整っており、レバレッジを有効利用できるという理由から、主に米国先物市場でトレードを実践する。著書『自動売買ロボット作成マニュアル』(パンローリング)はベストセラーとなり「自動売買」ブームのさきがけとなった。
ウェブサイト:自動売買研究所 | Email
・補足コラム:Webテーブル番号ランダム化対応
購入者特典ダウンロード
本書のサンプルシートを下記ボタンよりダウンロードいただけます。
正誤表
本文280ページに記載されている、MACDの計算方法に一部誤りがありました。正しくは以下の通りです。
× 前日のEMA+((前日終値-前日のEMA)×2÷(1+n)
○ 前日のEMA+((当日終値-前日のEMA)×2÷(1+n)
Internet Explorer 7を利用されている方へ
Q - Internet Explorer 7をインストールしたら、インターネットからの株価取得がうまく動作しなくなりました。
Windows Vistaを使い始めたところ、インターネットからの株価取得がうまく動
作しなくなりました。
A - Internet Explorer 7をインストールすると、Webクエリの動作が不安定になり、インターネットからの株価取得マクロが正常に動かなくなることがあるようです。この問題は、本書のみでなく他所でも複数問題報告があがっているため、Internet Explorer 7特有のバグの可能性が高いようです。この場合、InternetExplorerを7から6に戻すことによって再び正常に動作するようになることが確認されています。
また、Windows Vistaをお使いの方はInternet Explorerを6に変更することがで きません。この場合はOS自体をXP以前に戻すか、マイクロソフトのこの問題への 対処を待つしか方法がありません。バージョンアップにはくれぐれもお気をつけ ください。















