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ウィザードブックシリーズ Vol.4

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バフェットからの手紙7刷

ISBN 4-939103-21-8 C2033/四六判 ハードカバー 392頁
定価 1,680円 (本体 1,600円+税5%)
著 者●ローレンス・A・カニンガム
監 訳●増沢浩一


目次 |  関連記事 |  日本語版への序文 |  バフェットの動向 |  バークシャー・ハザウェイ年次報告書 |  オーディオブック CD版MP3版 New
ラリー・カニンガムは、私たちの哲学を体系化するという素晴らしい仕事を成し遂げてくれました。本書は、これまで私について書かれたすべての本のなかで最も優れています。もし私が読むべき一冊の本を選ぶとしたら、迷うことなく本書を選びます。――ウォーレン・バフェット

バフェット
いわく、「私の投資法は、85%
グレアム
で、残り15%
フィッシャー
です」


■バークシャー・ハザウェイ(BRK)、S&P500インデックスの対比(直近2年間の実績)

S&P500が「マイナス20%」なのに対して、BRKは「プラス40%」である。
リーマン・ブラザーズ破綻などによる世界的金融危機でも、同社の株価は腰折れしていない。

なお、バークシャー・ハザウェイ社の過去20年の実績は、こちらをご覧下さい。→バークシャー・ハザウェイ実績





■バフェットの動向
 
経済状況バフェットの動向
2007年 米西海岸最大手銀行のウェルズ・ファーゴ追加取得(30億ドル)
08年9月15日 リーマン・ブラザーズ破綻
9月15日 AIG公的資金による救済発表
9月15日 バンク・オブ・アメリカがメリルリンチ買収(500億ドル/5兆2500億円)
9月19日 電力会社コンステレーション・エナジー買収(47億ドル)
9月22日 三菱東京UFJがモルガン・スタンレーへの出資(90億ドル/9500億円)
9月24日 ゴールドマンサックスへ出資(優先株50億ドル/5300億円※1)
10月1日 ゼネラル・エレクトリックへ出資(優先株30億ドル/3200億円※2)

※1:さらにワラント50億ドル(条件:$115、有効期限は5年間)も取得
※2:さらにワラント30億ドル(条件:$22.25、有効期限は5年間)も取得

米国のサブプライム問題をはじめ世界中の金融市場が揺れるなか、ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイの動きが目覚ましい。GSへの出資の数日後にはGEの出資にも乗り出すなど、コンステレーションの買収を併せれば、1週間で1兆円を優に超える。

今回の出資は、上記2社が“現在は株価が割安な水準”にあるが、数年後には市場での回復が見込め確実な利益をもたらすであろうという、割安株の長期保有という視点のなか、優先株の利回りは10%で同社が優先株を買い取る場合は、10%の割増し価格を支払うなど有利な条件からもたらされている。

昨年追加取得したウェルズ・ファーゴは、サブプライム問題の損失は少ないといわれ株価も堅調である。さらに、かつて30億ドル相当を取得していた住宅金融公社フレディマックを2000年にはほぼ売り切っているなど、マーケットの魔術師としての先見性が垣間見れる。

《参考資料》
・ウェルズ・ファーゴの株価(英語) 
http://finance.yahoo.com/q?s=WFC
・ウェルズ・ファーゴの株主構成(英語) http://finance.yahoo.com/q/mh?s=WFC
(08年6月30日現在、バークシャー・ハサウェイは同社株8.78%で筆頭株主となっています)


なおAIGをはじめ、今回の金融危機に貧した企業の多くが運用していた、信用リスクを対象としたCDSなどの金融商品。こちらの概要については、『日本クレジット総論』にて説明されていますので、是非、ご一読ください。


■各国版の紹介 ――世界中で読まれているベストセラーです。


原書
『The Essayas of Warren Buffett :
Lessons for Corporate America』

改訂版
『The Essays of Warren Buffett :
Lessons for Investors and Managers』

ドイツ語版
『Die Essays von Warren Buffett』

シンガポール版

中国版
『巴菲特寫給股東的信』

スペイン版



究極・最強のバフェット本――

この1冊でバフェットのすべてがわかる!
投資に値する会社こそ、21世紀に生き残る!

20世紀最高の投資家が明かすコーポレート・ガバナンス
成長し続ける会社の経営、経営者の資質、企業統治、会計・財務とは――。



このバフェットに関する書は見事だ――『フォーブス誌』

バフェットを知るための究極の一冊――『フィナンシャル・タイムズ』紙

凄い──知恵とユーモアとコモン・センスに満ちている――『マネー』紙)

『自分の意思に反する判断を下しそうな心理状態に陥ったときは、私は、この状態が大損をもたらすと気づくまで放っておくことにした』
――チャーリー・マンガー『バフェットのポートフォリオ 』P183より



 ウォーレン・バフェットに関する書籍が日本でも数多く出版されるようになり、彼の知名度は徐々に上がってきている。しかし現在、バフェットに関して伝えられている情報のほとんどは、「バイ・アンド・ホールド」の投資術を極めた世界第二位の資産家、買った株は一生手放さない長期ファンダメンタル投機家などという「大成功を収めた投資家」としての側面ばかりである。


 しかし、バフェットの真実の姿とは、20世紀に不出世の経営者としての姿である。そこには、経営者の究極の使命とは何かを一貫して問い続けてきたバフェットなりの考えがある。それは、オーナーたる株主に最大限の利益をもたらす、ということはどういうことかということである。

 つまり、株主が儲かることこそが「正しい投資」であり、そのような投資をするためには、その企業の内在価値や経営者の資質を第一の判断材料とすべきであるということである。決して、目先の株価の上下にはとらわれてはいけないのである。バフェットはこのことを称して、「一つのバスケットにすべての卵を入れ、それを見張りなさい」とか、「毎日、恋をしている者がロマンチストではない」というたとえを用いて説明している。

 究極の長期売買を実践するバフェットの投資理論は、最近流行りのデイ・トレードに何か違うものを感じている向きには、多くの示唆と共感が得られるであろう。また、企業分析のやり方や見方にも、数字を重視したファンダメンタルな手法とは一線を画している。

 また、来るべき新世紀の経営者や起業家のあるべき姿も詳細に書かれている。これらは、経営者のバイブルとなるものである一方で、投資家としてはそのような経営者のいる企業にこそ投資すればいいという重要な判断材料になるものである。

 日米のベンチャーの雄、孫正義とビル・ゲイツの両氏がバフェットを敬愛しているという事実は、21世紀型の経営者、つまり、これからの「バイ・アンド・ホールド」すべき投資先企業はどこかを教えてくれるのではないだろうか。
 ミレニアムの最初の年に、大底を脱した株式の長期売買の第一歩をと考えている方には必読の書である。



■著者/ローレンス・A・カニンガム(Lawrence A. Cunningham)

1992年より米ニューヨーク州マンハッタンのイェシバ大学ベンジャミン・N・カルドゾ・ロースクール教授。サミュエル&ロニー・ハイマンセンターのディレクター。
1998〜92年までクラバス・スウェイン&ムーア法律事務所で会社法・証券法弁護士として活躍する。会計、金融、コーポレート・ガバナンスについての著書、論文多数。

■監訳/増沢浩一(ますざわ・こういち)



■関連記事

日経ヴェリタス(2008年8月27日号)の『賢者に学ぶ株式投資』で、バフェットついて記載されています。
※同企画の第1回目の記事は、ベンジャミン・グレアムと彼の著書『証券分析』についてです。

←クリックいただくと、記事がご覧いただけます。

■日本語版への序文

 ウォーレン・バフェットは、アメリカにおける伝説的な投資家であり経営者である。彼は学生時代に貯めた一万ドルを元手に、およそ45年をかけてバークシャー・ハサウェイ社株の形で個人資産を数百万倍にまで高めた。また、並外れた個人資産をバフェット自身が形成する一方で、バークシャーの株主や彼の投資原理に従った何千人もの人々が、今や100万ドル以上の資産家となっている。
 過去20余年にわたり、バフェットは彼の投資原理をバークシャーの株主に向けて年次報告書のなかで述べてきている。本書は、それをテーマ別にまとめた集大成であり、ある意味では賢明なる投資、そして賢明なる経営を学ぶ上での決定版的な入門書といえる。バフェットに関する書籍はこれまでに数多く出版されているが、アメリカで大きな成功を収めてきた彼の投資および経営哲学がバフェット自身の言葉で綴られている本は、現在では本書のみである。
 会計方式やコーポレート・ガバナンス(経営統治)、投資慣習において、日米で多少の異なる点もあるが、投資における重要な原理や株式投資の将来性が両国にとって共通の関心事であることを思えば、それらは大きな問題にはならない。さらに世界の投資環境は急速に変化が進んでおり、その結果として世界中の企業はますますグローバル・スタンダード化し、特に日米における近似性は顕著である。
 企業環境における日米の収斂を表す好例としては、現在日本が取り組んでいる企業構造上の抜本的な改革と規制緩和を挙げることができる。商法の改正によって、日本でも持ち株会社が林立する時代が訪れるだろう。その結果、生産調整やレイオフ、工場閉鎖などの状況対応型のリストラ策に走る企業文化は生彩を失うこととなろう。そうした消極策に代わって企業の分離新設や活発なるM&A市場の発展など、日本の企業社会は将来を見越した積極的な企業文化を構築していくこととなろう。 投資環境においても日米の収斂が見られる。それは日本のベンチャー企業にとっての直接的金融手段の増加である。ナスダックの日本上陸や、二一世紀に向けて日本の企業地図上に新たなビジネスを組み込もうとする国の政策によって、ベンチャー企業にとっての直接金融への道がさらに強固なものとなる。東京証券取引所が新設した「マザーズ」やナスダック・ジャパンによって、将来性の高いベンチャー企業への市場を通じた直接投資の道が開かれる。過去には想像もできなかったことであろう。
 日米の企業・投資環境がこのような形で収斂していく現在、バフェットが投資家や経営者に語ってきたさまざまな教えは、日本の読者たちにとってまさにタイムリーな情報である。持ち株の流動化や投資媒体の多様化によって企業構造の柔軟化が進むなかで、日本の投資家や経営者にとっては、そうした環境において並外れた成功を収めてきた人物の話に耳を傾けるべきときであろう。本書は投資と経営に興味を持つすべての日本人にとって、非常に価値ある1冊なのである。

 2000年1月   ローレンス・カニンガム/カルドゾ・ロースクール/ニューヨーク



目次

日本語版への序文

訳者まえがき

序文――ローレンス・A・カニンガム
 コーポレート・ガバナンス(企業統治)
 企業金融と投資
 普通株
 合併・買収
 会計と税金

プロローグ

第一章 コーポレート・ガバナンス(企業統治)
 A.株主に関する企業原則
    企業原則の補足
 B.取締役会と経営者
 C.工場閉鎖の苦悶
 D.株主主体で行う企業の慈善事業
 E. 経営者報酬の正しい決め方

第二章 コーポレート・ファイナンスと投資
 A.ミスター・マーケット
 B.裁定取引
 C.標準教義の正体を暴く
 D.バリュー投資――冗長性
 E.賢明な投資
 F.「しけモク」と「企業的責務」
 G.ジャンク・ボンド
 H.ゼロクーポン債券
 I.優先株

第三章  普通株
 A.売買に関する問題点――取引コスト
 B.正しい種類の投資家を引き付ける
 C.配当政策
 D.株式分割と売買の活発さ
 E.株主戦略
 F.バークシャーの資本構成の改変

第四章 合併・買収
 A.ひどい動機と高値
 B.「思慮深い株の買い戻し」対「グリーンメール」
 C.レバレッジド・バイ・アウト(LBO)
 D.健全な買収政策
 E.自分の企業を売るにあたって

第五章 会計と税金
 A.企業会計におけるペテンに関する風刺
 B.ルック・スルー利益
 C.経済的なのれんと会計上ののれん
 D.株主利益とキャッシュ・フローの詭弁
 E.内在価値、帳簿価格、市場価格
 F.部門別データと連結
 G.繰延税
 H.退職者給付とストック・オプション
 I.法人税負担の分配について
 J.税制と投資哲学

エピローグ
終わりに
用語集
脚注


バークシャー・ハザウェイ社実績


2007年
アニュアルレポート
バフェットが会長を務めるバークシャー・ハザウェイ (
http://www.berkshirehathaway.com/) のウェブサイトでは、1995年以降のアニュアルレポートが公開されています。

アニュアルレポートには、バークシャー・ハザウェイ一株当たりの帳簿価値と、S&P 500とのパフォーマンス比較表が掲載されています。この表から、1964年から2007年の44年間に同社に長期投資した場合、同社の株価は市場平均を大きく上回り、約4000倍にも成長したことがわかります。

バークシャー・ハザウェイS&P 500
1965〜2007年の年平均利回り
Average Annual Gain 1965-2007
21.1%10.3%
1964〜2007年の累積利回り
Overall Gain 1964-2007
400,863%6,840%


バークシャー・ハザウェイ 過去20年の株価

バークシャー・ハザウェイA株(BRK-A)NYSE上場来の日足データをもとにチャートを作成。



2007年度年次報告書で公開されている投資企業の一部

"BERKSHIRE HATHAWAY INC. 2007 ANNUAL REPORT" Corporate Performance vs. the S&P 500 より



読者からのご意見・ご感想

株を買うということはその企業と運命をともにすることであって、だから、慎重かつ柔軟に取引しないといけないものだと思いました。毎日こつこつ努力と勉強を積み重ねてこそ、成功も拡がります。
<男性 20代 学生>


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