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角山智



個人投資家。建築資材メーカーのシステム部門にてSE(システム・エンジニア)として17年間のサラリーマン生活を送る。週末を利用したバリュー投資により、ここ3年間で資産を4倍に増やした。2005年秋に独立を果たし、株式投資セミナー等で活動中。 著書『超特価バリュー株「福袋銘柄」で儲ける週末投資術』(秀和システム刊)はブルベア大賞2005を受賞。他にも『株価4倍「割安成長株」で儲ける収益バリュー投資術』(秀和システム刊)が多大な支持を集める。 また、DVDに日経マネー、ダイヤモンドZaiなど、掲載誌多数。

角山智の「株本執筆記」

なぜ、景気が悪いのに株があがるの?

04月27日
【質問】

日経平均は、3月10日に7,054円の安値をつけた後、1か月後の4月10日には8,964円まで戻しています。

これだけ景気が悪いのに、どうして株があがったのでしょうか?

【回答】

今回のような相場は、金融相場と呼ばれます。

FRBや日銀の金融緩和を続けているので、市場にはお金があふれています。

ところが、世の中は不景気につき、設備投資などの資金需要がほとんどありません。

そこで、ジャブジャブになったお金は株式市場に向かいます。今まで散々売られたこともあり「そのうち、業績も回復するだろう」という期待で買われるのです。

物色の対象は、金利敏感株や低位大型株です。これまで売り込まれてきた大型の景気循環株も買われます。

ゆえに「業績の悪い銘柄ほど買われる」という不思議な現象が起こります。いわゆる「不景気の株高」です。

*****

このような相場は、ファンダメンタル分析派にはやっかいです。「ときには、自分達には理解できないゲームもある」と割り切ることが一番でしょうか。

やがて景気が回復してくれば、企業業績に対して素直に反応する業績相場が訪れますから、それまで待つのも一案です。

逆に、テクニカル分析派は得意かもしれませんね。需給で動く相場なら、腕のみせどころです。

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低PBR銘柄を買えば儲かるの?

04月14日
今回は、PBRについてです。

【質問】

低PBR銘柄を買えば儲かるの?

【回答】

統計データによれば、グループとしての低PBR銘柄は、長期的なリターンが高いとされています。

そして、この事実は狭義のバリュー投資(低PBR銘柄への投資)に対する根拠にもなっています。

*****

では、どのような銘柄が低PBRとなるのでしょうか?

答えは、ROEの低い銘柄です。でかい図体(=純資産)で、稼ぎが少ないから、図体の評価も低いのです。

そこで、稼ぎが少ないのが「たまたま」なのか「いつも」なのかを見極める必要があります。

景気循環株の業績ボトムや一時的な業績不振であれば「たまたま」です。このようなケースでは、そのうちたくさん稼いでくれるでしょうから、バリュー投資のチャンスと考えることができます。

一方、構造的な問題を抱えている企業であれば「いつも」です。業績のぱっとしない状態が当たり前の銘柄は、投資家から嫌われたまま「万年割安株」として放置されがちです(物色されるのは、上げ相場の最終局面になります)。

*****

以上のように、PBRについても「単に低PBRである」といった理由で投資することは避けたいものです。

「低PER銘柄を買えば儲かるの?」でも触れましたとおり、投資では総合的な判断が求められます。
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株主優待銘柄はお得なの?

04月01日
【質問】

会社によっては、食事券などの株主優待がもらえると聞いたけど、これってお得なの?

【回答】

個人投資家には、株主優待銘柄が人気のようですね。

ついに、あの会社四季報にも「株主優待を含めた実質高利回りランキング」が掲載されるようになりました。

2009年春号で確認してみたところ、10%以上の高利回り銘柄がゴロゴロしています。

一見、美味しそうに思え、投資してみたくなる気持ちはよく分かります。

*****

でも、その前に、ちょっと考えてみてください。なぜ、企業は株主優待を行うのでしょうか?

主な理由は、次の2つです。

●自社の製品・サービスをよく知ってもらいたい
●株主数を増やしたい

自社製品PRの典型例は、外食産業の食事券です。来店を促し、次回以降も利用してもらえることや、口コミにて評判をひろめてもらうことを期待しています。

なじみのない企業では、株主数(上場基準にもなっている)を増やしたいことから、自社の製品・サービスと関係のない優待を行います。一番効果的なのは、金券をつけることです。

つまり、企業も何らかの「見返り」を狙っており、タダではありません。

*****

昨今では、株価の下落による「株主優待を含めた実質高利回り」の高まりで別の問題が発生するようになりました。

利回りの高くなる最低単位のみ保有する個人株主が増え、食事券などはネットオークションに出される(使い切られる)始末です。

企業にとっては、株主優待が思わぬコストの増加となり、跳ね返ってきたのです。

もともと「株主優待を含めた実質高利回り」が上がったのは、業績不振による株価の下落が原因です。

これ以上、収益を圧迫されることは避けたいはずです。第一、機関投資家は個人優遇の株主優待に対していい顔をしていません。

そこで、業績不振を理由に、株主優待の改悪・廃止が相次いでいます。減配を伴うこともあり、優待株好きの投資家にとっては踏んだりけったりですね。

*****

さらに、優待株投資には、次のような問題点もあります。

●食事券の優待が魅力的な外食産業は、参入障壁が低く、成長の持続性に懸念がある
●金券を優待につける「なじみのない企業」は収益の変動要因をつかみにくい(「よく分からない会社だけど、優待をもらうため投資している」ことになりがち)
●優待目的のため、銘柄分析が甘くなりがちである。損切りもできない

*****

以上から、株主優待銘柄は、一概にお得とは言い切れません。優待は、あくまで「おまけ」程度と考えるべきでしょう。

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