パンローリング トップバー パンローリング Top 相場データCD-ROM オプション倶楽部 トレーダーズショップ/書籍、DVD販売 株式コーナー Pan発行書籍 セミナー 相場アプリケーション パンレポート 掲示板 相場リンク集
メールはこちらまで

通勤のお供に投資の仲間たち携帯版を 携帯版 投資の仲間たち

パンローリング 投資の仲間たち

浜口準之助New 林知之優利加太田 創羽根英樹 |  村居孝美 鎌田傳 片岡俊博 ニック 青木智(株の達人)

million club hilton webinar faber report 【オプション倶楽部】OP売坊戦略コース バカラ村式 FX短期トレードテクニック 225オプションディレクトツールキット たけぞうの50億稼いだ男のメルマガ 石原順のメルマガ マーケットの極意 bbtk custom chart パンローリングチャンネル


開催予定のセミナーDVD一覧お買い物ブログのホームに戻る

浜口準之助
浜口準之助 黄金サイクルと農耕民族型投資戦略 約15年にわたり機関投資家のファンドマネージャーとして株式運用に従事。信託銀行などで主に年金資金の日本株運用を行う。その後約14年にわたり投信運用会社にて投資環境のセミナー講師に携わる傍ら個人投資家として株式運用を行い、「億り人」の仲間入りを果たす。「浜口流コア・サテライト戦略」を提唱し自らも実践している。「醍醐味に満ちたライフワークとして、株式投資に勝るものなし」との基本観から、個人投資家に実践的な株式投資手法の研究を続けている。 社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。主な著書に『黄金サイクルと農耕民族型投資戦略』(パンローリング刊)、ブログ 浜口準之助のテツ・ホテル・グルメ・株式運用 をほぼ毎日更新中、こちらでは旅の話もしている。
浜口流コア・サテライト株式運用戦略の実践

第36回 「ジャクソンホール下落」は、9月中間期高配当利回り株の買い場になるのか

08月29日
浜口です。まずは今回も2週間ごとの定点観測を。前回の当ブログのアップ日(2022年8月15日)以降の「浜口流コア・サテライト戦略」銘柄について、上は株価が8月12日時点、下はその2週間後、株価が8月26日時点のデータです。高配当利回り銘柄は総じて上昇、一方で当ブログでかつて取り上げていた海運株は、下落傾向であることがわかります。


コア・サテライト戦略 株式銘柄群


コア・サテライト戦略 株式銘柄群



ここ2週間で私が行った売買は、特にありません。

今回も同じことを書くことになりますが……日本株の相場観については、基本、これまでと全く変化なしです。皆さんはこの点について、前向きに受け止めていただきたいと思います。相場観が変化なしということは、これまでの相場観で問題なしということを意味するからです。

従って以下の文章は前回のブログのコピペとなります。

「米国ではインフレ懸念の加速対応のため、FRBによる0.75%の利上げが2回連続で行われました。このことがオーバーキル、米国経済の景気減速をもたらすとの懸念から、米10年債は急速に金利が低下、日米金利差縮小から為替市場はそれまでとは一変、円高ドル安展開となりました。日本株については、FRBによる0.75%利上げ2回連続にもかかわらず、米国株式が安定的な動きになっていたこともあり、総じて堅調な展開となりました。ここ2週間だけみれば、米国の金利低下の影響から、グロース系銘柄の株価がアウトパフォームしたのかもしれませんが、これは期間限定の動きと考えます。

日本株について考えれば、アメリカに遅行しながらも、ここからは経済再開が起こり、それに伴ってRe-Opening銘柄を中心に、景気敏感株とバリュー株が好パフォーマンスになるのではないか、そう考えます。前回触れました銀行株についても、米長期金利の短期的な動きに翻弄されている米銀行株とは一線を画す。ここからは9月末の中間配の権利取りに向けた動きに、徐々になっていくのではないか。そう考えます。」

以下に8316三井住友FGの過去6か月の推移、株価が8月26日時点の日足ですが、これも前回と同様のコメント。総じて下値切り上げ型の株価推移、9月の配当権利落ちに向け、株価は引き続き底堅く、堅調に推移していくことと思われます。



三井住友フィナンシャルグループ
三井住友FG(8月26日時点)



今の世界経済と株式為替市場について私は、とっても教科書どおりに動いていると考えています。

日本については、今後人口が減少していく。特に時間の問題で、「団塊の世代」が亡くなっていく部分が大きいと思われますが、その結果、国内金利は上がらない。

一方で米国については、これは相当長いスパンで考えますと、これまでの金利のピークは、1979年ボルカーFRB議長の時代。米10年国債で18%台だったと思います。それが長期的に低下傾向をたどり、2020年3月の新型コロナに関連する景気後退懸念で、米10年国債金利は0.5%まで下がった。40年超に渡る金利低下です。ここで金利は底打ちし、上昇に転じていると考えます。足元ではインフレ警戒も手伝い米長期金利は上昇していますが、こんなものでは終わらないと思います。まぁ40年間金利が上昇するというのは現実的では無いですが、皮膚感覚的には、10年位は金利上昇局面が続くのではないか。その場合は日米金利差拡大を受け、円安ドル高になると考えています。足元でインフレに苦しめられているアメリカは、超ドル高容認ですよね。

円安ドル高はどこまで行くのだろうか。それは140円/ドルとか、そういうレベルではないと考えます。従い私は、ドルもロングしています。こうなりますと、米国から見た日本株は割安に感じられる。足元で外国人買いが復活していますが、この動きは今後加速し、その中のかなりの部分が、ここで紹介している高配当利回り銘柄に来るのではないか。そう考えます。

次に8801三井不動産買いと8802三菱地所売りのさや取りについて。 グラフをご覧ください。


8801三井不動産と8802三菱地所
8801三井不動産と8802三菱地所(7月15日時点)

8801三井不動産と8802三菱地所
8801三井不動産と8802三菱地所(8月12日時点)

8801三井不動産と8802三菱地所
8801三井不動産と8802三菱地所(8月26日時点)


8801三井不動産と8802三菱地所の比較チャート。3か月のグラフを2週間ごと、3つ並べています。一番上は株価が7月15日時点、その下は2週間後、株価が8月12日時点、その下はさらに2週間後、株価が8月26日時点のさやの推移です。

このさやを見ると、三井不売り・地所買いのさや取りの仕掛けタイミングと一見思えるのですが、ちょっと気になる点があります。


8801三井不動産と8802三菱地所


こちらは、過去5日の同銘柄のさやを示したものです。これで見ると、先ほどお示しした過去3か月のグラフとは逆になっています。地所売り・三井不買いということになります。これは期間の関係で、どこを起点にして考えるのかがポイントになるわけですが、このような状況で私は、さや取りの仕掛けを見送っています。ここは慎重に行きたいと思います。

やはり両銘柄については、過去3か月と過去5日のさやの動きが同様であることが、さや取りを行う前提となると考えます。

さて、今回のテーマ、「『ジャクソンホール下落』は、9月中間期高配当利回り株の買い場になるのか」について、元日経新聞の後藤さんのYoutubeと同掲載文を用いて説明いたします。以下に後藤さんが書かれたジャクソンホールの結果を受けての、米国株式市場のメモ、そしてパウエル議長講演ポイントのYoutubeスクショ画面を掲載させていただきます。


◆米国株急落




  • NASDAQ 3.9%安

  • NYダウ 1000ドル超安

  • 全面安、日中は右肩下がり

  • パウエルFRB議長がインフレ警戒@ジャクソンホール

  • 「利上げが長引く」or「利下げに転じるのは遠い」との見方から、景気悪化に警戒感




パウエル講演ポイント
出典:後藤達也・経済チャンネル


ジャクソンホール会議におけるパウエル議長の発言については、特段新しいものはないと考えています。市場はタカ派の反応を示しているとのことですけれども、So,what?……それがどうした?というのが正直なところです。

どっちみちアメリカの金利は上がっていくわけですから、パウエル氏のコメントに違和感はない。こう言っては失礼ですが、今回のNY株式市場の下げは、いまだにグロース株に投資している人たちが悲観した結果、もしくはそれを利用したヘッジファンドの動きで、かなりの部分説明がつくと考えます。逆に言うと、このアメリカの金利上昇は教科書どおり、すでに想定されたことであり、私がここで推奨している高配当利回り銘柄が影響を受けるものではない。もちろん、先週末のNY株式市場は大きく下がってますので、これら銘柄が一時的に下落する事はあるでしょうけれども、そこは買い場になるのでないか。これら銘柄は徐々に落ち着きを取り戻し、9月の中間配当取りに向けた上昇トレンドに回帰するのではないか。そう考えます。

さらに加えて言えば、今回のジャクソンホール会議はセルサイドのエコノミストやストラテジスト、さらにはマスコミの方の商売ネタになっていると思います。ジャクソンホールについてどうなるのかを書く事は、商売につながりますからね。今回紹介させていただいたこの後藤さんのように、きちんとしたまともな見解を書いてくださると大変ありがたいんですけども、そうではなく、レベルが低いYouTubeをアップされている方もいらっしゃる。なんだかなぁと思わされることもありますね。

以上です。今回はこの辺で。みなさんの株式運用の参考になれば幸いです。

なお皆さんの株式運用は、くれぐれも自己責任でお願いします。ここは再強調させていただきます。


第35回 5401日本製鉄に投資する理由

08月15日
浜口です。まずは今回も2週間ごとの定点観測を。前回の当ブログのアップ日(2022年8月1日)以降の「浜口流コア・サテライト戦略」銘柄について、上は株価が8月1日時点、下はその2週間後、株価が8月12日時点のデータです。総じていえば、上昇している銘柄が多いことがわかります。
なお、この表で紹介している5401日本製鉄の株価は2135.5円、配当利回りはこの表ではなぜかゼロとなっていますが、アナリストの見立てでは8〜9%とのこと。これは後ほど説明しますので、覚えておいてくださいね。



コア・サテライト戦略 株式銘柄群
コア・サテライト戦略 株式銘柄群


ここ2週間で私が行った売買ですが、日本製鉄の組み入れを増やしています。また8801三井不動産売りと8802三菱地所買いのさや取りはハッピーエンド、利食いで手仕舞いしています。いずれも後述します。

日本株の相場観については、基本、これまでと全く変化なしです。従って以下の文章は前回のブログのコピペとなります。


米国ではインフレ懸念の加速対応のため、FRBによる0.75%の利上げが2回連続で行われました。このことがオーバーキル、米国経済の景気減速をもたらすとの懸念から、米10年債は急速に金利が低下、日米金利差縮小から為替市場はそれまでとは一変、円高ドル安展開となりました。

日本株については、FRBによる0.75%利上げ2回連続にもかかわらず、米国株式が安定的な動きになっていたこともあり、総じて堅調な展開となりました。ここ2週間だけみれば、米国の金利低下の影響から、グロース系銘柄の株価がアウトパフォームしたのかもしれませんが、これは期間限定の動きと考えます。

日本株について考えれば、アメリカに遅行しながらも、ここからは経済再開が起こり、それに伴ってRe-Opening銘柄を中心に、景気敏感株なバリュー株が好パフォーマンスになるのではないか、そう考えます。前回触れました銀行株についても、米長期金利の短期的な動きに翻弄されている米銀行株とは一線を画す。ここからは9月末の中間配の権利取りに向けた動きに、徐々になっていくのではないか。そう考えます。


以下に8316三井住友FGの過去3か月の推移、上は株価が7月29日時点、下はその2週間後、株価が8月12日時点の週足ですが、総じて下値切り上げ型の株価推移、9月の配当権利落ちに向け、株価は引き続き底堅く、堅調に推移していくことと思われます。



三井住友フィナンシャルグループ三井住友FG(7月29日時点)
三井住友フィナンシャルグループ三井住友FG(8月12日時点)


次に8801三井不動産買いと8802三菱地所売りのさや取りについて。 グラフをご覧ください。


8801三井不動産と8802三菱地所8801三井不動産と8802三菱地所(7月29日時点)
8801三井不動産と8802三菱地所8801三井不動産と8802三菱地所(8月12日時点)


8801三井不動産と8802三菱地所の比較チャート。3か月のグラフを2週間ごと、2つ並べています。一番上は株価が7月29日時点、その下は2週間後、株価が8月12日時点のさやの推移です。

前回当ブログで、両銘柄のさやは再度大きく拡大したため、三井不売り・地所買いさや取りを仕掛けて良いタイミングと考えますとしましたが、両銘柄のさやは一気に縮小、冒頭にも書きました通り、ハッピーエンド、利食いで手仕舞いしています。今回も成功事例と言えるでしょう。

ここ何回か当ブログで書いてきました通り、8801三井不動産と8802三菱地所のさやはここのところ、循環的に開閉していますよね。さや取りをしやすい、初心者の方にも比較的失敗の少ないペアであると考えます。今後さやが拡大し、再度仕掛け出来るタイミングが来るのが待ち遠しいところです。

さて、今回のテーマ、「5401日本製鉄に投資する理由」について、8月4日付モルガンスタンレーMUFG白川アナリストによる日本製鉄のアナリストレポートを用いて説明いたします。


5401日本製鉄に投資する理由


アナリストレポート本文の第3パラグラフ、赤線で囲ってあるあたりをご注目ください。この株は会社四季報によると配当利回りは6%前後とのことですが、白川さんの見通しは、「通期配当利回りは8〜9%と非常に魅力的だ」とのことです。なぜこういうことになるのか。鉄鋼業は典型的な景気敏感株であり、足元でアメリカの景気後退懸念が言われている中では、常識的にはとてもではないが、買えるものではない。昭和の時代の鉄鋼株はこういう状況では赤字になり、無配転落していたものでした。ところが最近の日本においては。鉄鋼会社の再編・淘汰が一気に進みましたね。昭和の時代は日本製鉄・川崎製鉄・日本鋼管・住友金属・神戸製鋼・日新製鋼と6社高炉の鉄鋼会社があった。この中で神戸製鋼は、どちらかと言うとコマツのような会社に近くなった。残り5社は日本製鉄とJFEに再編された。その過程で採算の良くない高炉はクローズされ、損益分岐点が低くなった。その結果として、足元で景気後退懸念があるにもかかわらず、赤字にはならない。それどころか、上述したような高い配当利回りが期待できる状況に、現在の日本製鉄はあります。

今後については、これはこのレポートでは書かれていない私見なんですが、現在、半導体不足により車の製造が制限されている自動車会社の需要が、徐々に増加していくと思われます。そうなると日本製鉄は、ここからさらに売上が増加基調になるのではないか。あるいは鋼材市況は高くなるのではないか。そう考えるのが妥当ですよね?ということで私は日本製鉄は投資妙味大と考え、このタイミングで投資を行っているし、皆さんにお勧めしているわけです。


20年間の日本製鉄の月足過去20年の日本製鉄(5401)月足


過去20年間の日本製鉄の月足。このチャートから見て取れることは、次の二点。

‖元の株価は底堅い。前述した高い配当利回りが株価の下支えをしていると考えます。
2007年に大相場があった。この時の背景には、中国の経済成長加速があります。

この時に同じように大相場となった海運株は、足元でも再度、大相場になっている。鉄鋼株と海運株は歴史的に、株価の相関関係がとても高い。となると鉄鋼株も、海運株に引き寄せられたかたちで株価がサヤ寄せしても不思議ではない。いや、そちらの方が自然ではないか?こうも考えます。

以上です。今回はこの辺で。みなさんの株式運用の参考になれば幸いです。
なお皆さんの株式運用は、くれぐれも自己責任でお願いします。ここは再強調させていただきます。






第34回 連続増配銘柄の長期保有により、10%超の配当利回りが可能になるのか

08月01日
浜口です。まずは今回も2週間ごとの定点観測を。前回の当ブログのアップ日(2022年7月18日)以降の「浜口流コア・サテライト戦略」銘柄について、上は株価が7月15日時点、下はその2週間後、株価が7月29日時点のデータです。総じていえば、上昇している銘柄が多いことがわかります。
なお、この表で紹介している三菱商事(8058)の株価は3,948円、配当利回りは3.8%です。これは後ほど説明しますので、覚えておいてくださいね。


コア・サテライト戦略 株式銘柄群
コア・サテライト戦略 株式銘柄群


ここ2週間で私が行った売買は、この表に記載されている銘柄についてはありません。ただし後述しますが、東京海上HD(8766)とMS&AD(8725)については、鞘取りの仕掛けを行っています。

ここ2週間で私が行った売買ですが、川崎汽船を買い建てし、この表にはないですが、アドバンテストの空売りを手仕舞いしました。また東京海上HD(8766)とMS&AD(8725)の鞘取りのついてはハッピーエンド、利食いで手仕舞いしています。いずれも、後述します。

日本株の相場観については、基本、これまでと変化なしです。

米国ではインフレ懸念の加速対応のため、FRBによる0.75%の利上げが2回連続で行われました。このことがオーバーキル、米国経済の景気減速をもたらすとの懸念から、米10年債は急速に金利が低下、日米金利差縮小から為替市場はそれまでとは一変、円高ドル安展開となりました。日本株については、FRBによる0.75%利上げ2回連続にもかかわらず、米国株式が安定的な動きになっていたこともあり、総じて堅調な展開となりました。

ここ2週間だけみれば、米国の金利低下の影響から、グロース系銘柄の株価がアウトパフォームしたのかもしれませんが、これは期間限定の動きと考えます。 日本株について考えれば、アメリカに遅行しながらも、ここからは経済再開が起こり、それに伴ってRe-Opening銘柄を中心に、景気敏感株なバリュー株が好パフォーマンスになるのではないか、そう考えます。前回触れました銀行株についても、米長期金利の短期的な動きに翻弄されている米銀行株とは一線を画す。ここからは9月末の中間配の権利取りに向けた動きに、徐々になっていくのではないか。そう考えます。

以下に三井住友FG(8316)の過去3か月の推移、上は株価が7月15日時点、下はその2週間後、株価が7月29日時点の週足ですが、総じて下値切り上げ型の株価推移、9月の配当権利落ちに向け、株価は底堅く、堅調に推移していくことと思われます。


三井住友フィナンシャルグループ三井住友FG(7月15日時点)
三井住友フィナンシャルグループ三井住友FG(7月29日時点)


したがって、前回に続き、今回も同じことを書きます。ここで書いている景気敏感バリュー株が継続して上昇するシナリオは、中長期的に当てはまると思われ、運用スタンスは基本、これまでと変化なしです。
次に東京海上HD(8766)とMS&AD(8725)のさや取りについて、グラフをご覧ください。


8766東京海上HDと8725MS&AD東京海上HD(8766)とMS&AD(8725)(7月15日時点)
8766東京海上HDと8725MS&AD東京海上HD(8766)とMS&AD(8725)(7月29日時点)


上は株価が7月15日時点、下はその2週間後、株価が7月29日時点のさやの推移ですが、東京海上とMS&ADとのさやは一気に縮小、冒頭にも書きました通り、ハッピーエンド、利食いで手仕舞いしています。今回も成功事例と言えるでしょう。
次に三井不動産(8801)買いと三菱地所(8802)売りのサヤ取りについて。 グラフをご覧ください。


8801三井不動産買いと8802三菱地所売り三井不動産(8801)と三菱地所(8802)(6月17日)
8801三井不動産買いと8802三菱地所売り三井不動産(8801)と三菱地所(8802)(7月1日)
8801三井不動産買いと8802三菱地所売り三井不動産(8801)と三菱地所(8802)(7月15日)
8801三井不動産買いと8802三菱地所売り三井不動産(8801)と三菱地所(8802)(7月29日)


三井不動産(8801)と三菱地所(8802)の比較チャート。3か月のグラフを2週間ごと、4つ並べています。一番上は株価が6月17日時点、その下は株価が7月1日時点、その下は株価が7月15日時点、その下は2週間後、株価が7月29日時点のサヤの推移です。 6月3日前後に三井不-地所のサヤは大きく開き、その2週間後にサヤは縮小、利食いすることができました。それがここもと、再度、三井不売り-地所のサヤは大きく拡大、6月3日前後と同様、三井不売り-地所買いの鞘取りを仕掛けて良いタイミングと考えます。

さて、ここからは川崎汽船のドテン買いと、アドバンテストの空売りの手仕舞いについて。

川崎汽船については前回のブログで、「9月の権利落ち日が近づくにつれ、配当取りの動きが進んでいくことは、容易に想定されます」としました。ここもと、海運株の業績が上昇修正されたこともあり、海運株は人気化しつつあると考え方針転換、当面、買い玉を持つことにしました。8月から9月半ばにかけての相場を取りに行こうと考えているのです。しかし、これは昨年の9月配当権利落ちを前後しての暴落(いわゆる927事件)のごとく、9月最終週あたりからは下げ相場に転じる可能性もあるため、長期保有するつもりはありません。どこかで売りに転じる予定です。

アドバンテストについては、 やはり前回のブログで書いた通り、「延長戦」が続く中、業績の上方修正が発表されました。前述の通り、足元で米金利が低下傾向にある中での上昇修正、同社の株価は一時的に人気化するリスクがあると考え、空売りを一旦、手仕舞いすることとしました。

しかし世界的に経済が再開していく中、半導体の供給が増加していくことはほぼ間違いありませんから、やはりどこかのタイミングで、半導体製造装置株は下落していくのだろうなと考えます。現状、それは川崎汽船と同様、9月後半以降と考えており、再度、空売りのタイミングを計ろうと考えています。

さて、今回のテーマ、「連続増配銘柄の長期保有により、10%超の配当利回りが可能になるのか」について。 ここからは「浜口流日本株高配当利回り銘柄投資戦略 2022年4月版PPT資料」の抜粋を用いて説明いたします。

かねてから、私は申し上げているんですが。日本の高配当利回り銘柄の中には、「累進配当制度」を標榜している企業がある。ここで紹介している三菱商事(8058)もそうなんですが、配当については基本的には増配、業績が良くない時でも横ばい。減配はしないということを配当政策として掲げているわけです。

2019年は1株配当125円、2020年は132円、2021年は134円と、過去3年で一株あたり391円の配当金が支払われました。1株配については、2019年以降、右肩上がりですよね。2021年は、新型コロナの影響で業績が大きく落ち込んだわけなんですが、配当は何とか増やしている。その後2022年3月期の決算発表があり、配当は150円との見通しが会社側から提示されました。今後はどうなるか。

2017年には年間80円だった配当が、2022年には150円に増加している。150円/80円=1.875、つまり過去5年間で、配当は87.5%も増えている。これが現実です。これを年率に割り戻すと、87.5%/5年=17.5%。過去5年でみると、配当は平均して、年率17.5%も増加している。凄いですよね。

さて、冒頭で書いた通り、8058三菱商事の足元の株価は3,948円、配当利回りは3.8%ですよね。配当は150円。これをもとに、つまり3,948円で三菱商事株に投資し売却せずに長期投資したとして、今後、配当利回りがどうなっていくか。試算してみましょう。


三菱商事(8058)配当利回り


このExcelの配当利回り試算表をご覧ください。これまでの三菱商事、過去5年の平均配当増加率が17.5%であったことを前提に、今後、配当利回りはどうなるかを試算したものです。

これで見ると、2022年の6年後の2028年にはなんと、配当利回りが11.7%になることがわかります。「年率17.5%も配当が増加するとの想定は、あまりにも楽観的に過ぎるのではないか?」と考える向きもいらっしゃるでしょう。その場合にはこの半分の配当増加率、年率8.75%で計算してみるといい。配当利回り11.7%の達成は2倍の期間、12年かかるという計算になりますよね。こちらはかなり、現実的な想定ではないかと考えます。

ここに、高配当利回り銘柄でありかつ、累進配当制度を取り入れている銘柄へ長期投資を行う優位性を感じることができると考えます。そして今後、このようなペースで配当が増えていくなら、それは当然、株価も上がっていくことになる。そうなるともう、はっきり言ってこの三菱商事を売却したい気持ちなんて、もう、なくなってしまうと思うんですよ。実際、私がそうなんです。


2020年に三菱商事に投資していたら・・・


これは私の個人のNISA口座をそのままスクショを取ったものです。記載の通り、この資料を作成した今年4月の段階では、株価は2年間の保有で、59.5%上昇している。この上昇は、配当利回り以外の要因、例えばウォーレン・バフェットが大量買いしたことなども背景としてあるとは思いますが、増配要因も少なからず影響しているわけです。この状況で、今後も三菱商事が増配していくなら、こんな素晴らしい投資銘柄、売る気になりませんって。もう、永久保有ですよ。配当も増え、株価も上がり、もう、儲かるばかりだ。個人的には、そう感じますけどね。

一般論として、資産運用をしても商売をしても、年間5%の利回りが得られることは、成功としての一つのメドと言われています。そんな中で、年間10%を超える運用資産を持っているなんて、本当に幸せなことと思いませんか?なんとも夢がある話ですよね。
だからね。運用資産の多くを、「浜口流日本株高配当利回り銘柄投資戦略」に代表される銘柄の分散投資にしてもいいかもしれません。

以上です。今回はこの辺で。みなさんの株式運用の参考になれば幸いです。
なお皆さんの株式運用は、くれぐれも自己責任でお願いします。ここは再強調させていただきます。


ページのトップへ

浜口準之助氏の著書

黄金サイクルと農耕民族型投資戦略


過去のブログ

  • 22年10月
  • 22年09月
  • 22年08月
  • 22年07月
  • 22年06月
  • 22年05月
  • 22年04月
  • 22年03月
  • 22年02月
  • 22年01月
  • 21年12月
  • 21年11月
  • 21年10月
  • 21年09月
  • 21年08月
  • 21年07月
  • 21年06月
  • 21年05月
  • 21年04月