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塩坂洋一


ロビンスカップの日本版オンライン商品先物競技会にMystery Tigerのハンドルネームにて、第1回大会では297%の運用成績で4位、第2回大会では30%で8位、第3回大会では499,84%(半年で元本は六倍、同期間の日経平均はマイナス19.3%)の収益率で優勝するなど、素晴らしい運用成績を収めた真の実力者。株式先物・商品先物トレードの傍ら、業界紙への寄稿やラジオでもマーケットコメンテーターとして活躍。豊富な実践ノウハウを有しており、現在ではポピュラーとなったシーズナル分析、限月別アノマリー分析の先駆者として有名。日本テクニカルアナリスト協会検定会員。

『投機術・覚書』

=最近聞いたいい話=

12月30日

私の友人がブログで書いていた話だが、心の奥に伝わる良い話なので転載させていただいた。
相場と向き合っていることは、ある意味、人の欲望の渦巻く世界に身を置いている訳であるが
そういうものを離れた世界観に触れることで、相を観る『観の眼』の感性が養われる。

***************************************************************************************

受け継がれていく・・・ 2008年12月26日01:38

「間に合った・・・」

過日、北海道の家に寄宿していた若きヤマゴ(樵のこと)は、静かだが大きな喜びをそう表現した。

彼(26)の勤める会社は、古くから造材業(山から木を切り出して材木として売る)を生業として来た。
寄る時代の要請で、いまは造林業(森の下草刈りから派生して、いまや公園や道ばたの草刈り作業が
メイン)が主な業務になっている。
『○○林業』とは名乗っているものの木を伐る機会はそうそうない・・・、という情勢。
「森と関わりを持つ職業に就きたい」と言う彼には、何とも厳しい時代である。

今年の10月から、その会社に造材の大きな仕事が入った。国有林の大径木を択伐(めぼしい木を
選んで切り倒す)する、本格的なヤマゴの仕事だ。
普段から「ヤマゴの仕事を憶えたい」と訴えていた彼は、会社から造林から造材への配置換えを
命じられる。待望のヤマゴの仕事への転属である。

張り切る彼は、なけなしの貯金から20万を超える大型チェンソーを買い、その仕事に備える。
会社から伝えられたのは、ある意味衝撃的な情報だった。

「今後、このような大きな造材の仕事は入ってこない。国有林の仕事は、きっとこれが最後だ。」

これは、残すべき国立公園や国定公園などの特別な天然林以外は、北海道に切るべき天然木が
無くなったことを意味する。次に造材の仕事があるのは、ものすごく順調にいっても200年後・・・、
そういうことである。

彼は、震えたそうである。初めてで、おそらく最後の仕事。原始の姿を留める森に分け入り、
樹齢2〜400年を数えようかという広葉樹を切り倒す。それが、ヤマゴとしての初仕事。

そう、『神聖な森の仕事がしたい』と心から願っていた彼に、残されていた最後の仕事場。
彼は、『間に合った』のだ・・・



そんな仕事に就いて、既に2か月を過ぎ、仕事にもようやく慣れ、余裕もできて来たようである。
今回の我が家への寄宿も、現場から切り落とした半端材(といっても、大径の丸太だからでかい)を
北海道の我が家へとせっせと運ぶため。半端材とは言え、山中で腐らすより、少しでもカタチに
なるものにしたい。そういうちょっとしたわがままが許される信頼を仕事仲間、というより
先輩諸氏から勝ち取り、あまつさえその積み込みを手伝ってもらえるという人徳。
彼の仕事ぶりと、周りからの期待の高さはそれだけで知れる。

彼は、70代のヤマゴとよく時間を過ごすそうである。山に入ると孤独な作業だから、移動の車中や
昼食時がコミニュケーションの絶好機。その際に、切り倒しのノウハウから、昔話まで、様々なことを
吸収してくる。

彼曰く、
「いまの70代のヤマゴが引退したら、これまでの”山の技術知識”は消えてゆく。50代の人から
下は、すぐに『機械、機械、機械』。手鋸を引くことも、トビで丸太を積み上げることもしようとは
しない。おそらく、できない。」

「70代の人達の仕事は、綺麗だ。頼まれたわけでもなく、伐採した切り株に再度、鋸を入れて綺麗に
ならし、材を運びやすいようにその場で枝払いをし、林床のダメージを最小限にしようとする。
いや、そもそも、木を伐り倒す方向すら、安全の次に考えているのは、森へのダメージと運び出しやすさ
などの作業性。いつも、利他、利他、利他・・・。

視野の広さが“山並”なんっすよ・・・」


「二百年も三百年も生きている木を一瞬のうちに切り倒す。
その時に、『けして償えない“殺生”をしている』と強く感じる。70代のヤマゴ達は、明らかに
そう感じてるはず。だから、せめて綺麗な仕事をしようとし、次世代の木が生えやすいように笹を
払ってやりと、余計なことをしている。それでも、一日のトータルでは、やりっ放しの稼ぎ重視の
若い(と言っても50代)ヤマゴとさほど変わらない。不思議っす・・・」


私はかつて彼にこう説いたことがあると言う、

「山づくりにおける日本古来の伝統的意識に、『山は先祖からの預かりモノ。“山守”であって
単なる“山持ち”ではない、という強く美しいものがある。だから、無闇なことはしないし、
常に次世代のこと、周囲との大きなバランス、インパクトを考えて、100年先のことを想像して
行動してきた。」

いま、彼は、まさにソレを生きて来た人達と一緒に仕事をしている。それこそ、手取り足取りで
鋸の刃の研ぎ方から、山の中で歩き方まで教わって。彼の素直さが遺憾なく発揮されているのだろう、
ベテラン・ヤマゴ達は何かと言えば彼を呼びつけると言う。


こうして、受け継がれるべきものは、受け継がれていく。
たとえ、一人でも、その後の憂いが大きくても。


真・善・美は、けして色褪せない・・・
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3連敗4連勝

12月19日
将棋界の最高位を争う第21期竜王戦、渡辺竜王と挑戦者・羽生名人の七番勝負は、初戦から
羽生名人3連勝で一気に竜王奪取かと思いきや、渡辺竜王が3連敗から3連勝で盛り返し、
3勝3敗の五分で迎えた最終第七局で決着という注目の大一番が17日・18日の両日に亘って
山形県天童市にて行われた。
羽生名人はこれまで竜王のタイトルを通算六期保有しており、今回勝てば通算七期で永世
竜王の資格を持つだけでなく、将棋界の他のタイトル棋戦全ての永世位を保有していること
から、史上初の永世七冠という偉業を達成することになっていた。一方の渡辺竜王は四期
連続竜王のタイトルを保持し、今回勝てば連続五期竜王タイトルの保有という偉業から、
こちらも永世竜王の資格を授与される。つまり、勝った棋士が史上初の『永世竜王』の称号を
手に入れるという大注目の一番であった。結果は渡辺竜王が3連敗4連勝という離れ業で
勝利を掴み(タイトル戦での3連敗4連勝は史上初)、永世竜王の称号を手にした。
トータルで4勝すればタイトル戦の勝ちを得るとは言っても、3連敗という流れを断ち切り、
4連勝というのは至難の業で、常人思考では羽生名人が3連勝した時点で残り4局のうち
1勝すれば良いのだから、その時点では羽生名人の勝ちを予測したものがほとんどであったろう。
しかし、考えてみると『実際の勝負』というものは一局一局の積み重ねであり、前の対戦局と
現在の対戦局は別であり、夫々が独立した勝負である。
我々のトレードも同じだ。一つ一つのトレードを利益で勝ち、損失で負けとした場合、連勝が
続いているからといって、次のトレードの勝敗確率は五分であるのだ。ただ、我々が将棋の
タイトル戦と違うのは勝負が七番で区切られている訳ではないし、3勝4敗であれ2勝5敗で
あれ、獲得総利益が敗局のトレード総損失を上回っていれば勝利、あるいは少なくとも負け
ではないということだ。一つ一つのトレードの利益を積み重ねること、反対に損失はなるべく
小さく抑えることが大事である。連勝に奢ることなく、連敗で卑屈になることもない。
常に一つ一つのトレードに対して平常心で臨むことが重要である。


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人間たる営業

12月15日
先週の9日・10日と日経新聞朝刊に商品先物取引会社調査が掲載されていた。
その中で、2003年度のピークに比べて売買高が3分の1に縮小した市場が発展するための
条件として、回答49社のうち、最も多かったのが「勧誘規制の緩和」22社(44.9%)だった。
それに対して、消費者庁の設置が検討されるなど、国が消費者保護の観点から金融商品の
勧誘規制を厳格にする方向に動いているのに、商取会社の意識はむしろこの流れに逆行し
ているようだとのコメントがついていた。確かに過去の一時期、一部大衆店営業体による
強引な投資家勧誘には、業界内部からみても許しがたいケースがあったことは事実である。
しかし・・・それが全てではないのに、分科会やメディアの議論は取引員性悪説に偏向し
ている。どの業界でもそうであったが、営業マンがこれと見込んだ顧客に対して夜討ち
朝駆け、情熱をもって相場を勧誘し、新規をとるという営業スタイルがあった。営業の
熱意に顧客が絆されて、それでは話を聞いてみようか、というのが営業だ。現在の「勧誘
規制」の前ではもはやそのような営業は出来ないことになる。こうした営業は今の時代に
そぐわないというのか。相場は人間がやるものである。そうした顧客の中から何人も行政
の考えるところの相場に精通したセミプロ級の投資家が産まれ、現在も取引している例は
枚挙に遑がない。最近、大手証券会社の営業マンが度々営業をかけて来る。
かつての商取会社の営業パワーからすれば、5分の1にもならないと思うが、それでも遥か
に商取会社の営業マンよりアグレッシブである。営業(相場の勧め)方がよほどしつこく強引
である。商取会社の営業は『人間の証明』・・・ママ〜、ドゥ〜ユ〜リメンバー、、、あの
麦藁帽子はどこへ行ったんでしょうね・・・の台詞ではないが、あの商取会社の営業力はどこ
へ行ったんでしょうね?というくらい、抑え込まれてしまっている。不招請勧誘の規制に
より商取サイドからすれば行政処分を恐れて営業自粛をしているのが現状である。一般
投資家の参入は取引員の営業努力によるものが大きかったのに、その手足を雁字搦めに
縛ってしまったのだから、商いが細ってくるのは必然のことである。こんなあたりまえの
ことが分からないで、高尚な議論をしても何の解決もしない。
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産業構造審議会商品取引所分科会

12月09日

経済産業省所管の団体で商取行政に大きな影響力を持っている産業構造審議会商品取引所分科会という組織がある。
そのメンバーは早大・名古屋大の大学院教授や慶応大学教授、商社の本部長や統括部長、取引所理事長、銀行役員、
外資証券会長、弁護士連合会委員、消費生活アドバイザー・コンサルタント協会理事、商品先物取引協会会長、
商品先物振興協会会長、委託者保護基金理事長、FIAジャパン理事、主婦連合会副会長等、そうそうたる面々で
構成されている。この人達がマーケットの投資家の「プロ化」について議論をしているようだ。
しかし、そうした高尚な議論をしている間に、マーケットのエネルギー・出来高は枯れて、一般投資家が市場から
逃げているのが現在の商品市場の現状である。市場のプロ化などと言っても当業者・商社・ファンドだけでは
市場の活性化など絶対無理なのは分かりきっていることである。行政もかつては資産運用の場として商品市場を
位置付けていたはずなのに、ここへきてプロはいいがアマは駄目的な思惑があるとしたら、本末転倒である。
さまざまな資金が流入してこその市場であり、だいたいアマチュア投資家を締め出す?その参入に規制をかける、
厳しくするという発想は誰が言っているのか?
お隣の証券市場は大暴落後に口座の開設が爆発的に増えているが、それは分科会の定義でいうところのアマチュア
投資家がほとんどではないのか。以前の商品業界は投資家選定について確かに緩いところがあったが、いきなり
最高度に厳しく「水がきれいになり過ぎて魚が住めない」状態にもっていこうとしているかのようだ。
この分科会のメンバーに於いて欠落しているのは、一般投資家の代表がおらず、その意見が全く反映されることが
ない環境であることだ。消費者団体の代表が入ってはいるが、これは先物勧誘に対する苦情団体の代表であって、
市場における真の消費者である投資家を代表しているものではない。
これまでの業界の出来高の大半が一般投資家であったはずなのに、市場を支える投資家の代表が入っていないのは
まさに片手落ちである。当業者やプロだけで日本の商品市場が発展することはありえない。

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ギャンブル・スタート

12月08日
ギャンブル・スタート・・・
今年のプロ野球日本シリーズ、3勝3敗で迎えた巨人VS西武の最終戦で、終盤の8回に
西武の片岡選手が足でもぎ取った同点シーンにおけるサインがこれで、一躍お茶の間でも
耳にするようになった戦術である。西武ではランナー3塁のときに打者がゴロを転がした
瞬間に3塁走者が走る「ゴロ・GO」と打者がミートする寸前に走る「ギャンブル・スタート」の
サインを区別し、使い分けているということが明らかにされた。
これを相場に譬えると、「ゴロ・GO」は日計りなどで一定のレンジ抜け(高値をブレイクしたのを
確認しての買い、あるいは安値をブレイクしての売り)を売買する戦術に置き換えられるだろう。
これに対して、「ギャンブル・スタート」はレンジブレイクの前段階の動きから見込みで売買して
いく戦術となる。その精度を如何に上げるかがトレードの腕である。
現在のようにザラバでも板が薄い状況では皆が同じポイントをブレイクしたあとでの振幅が
大きくなるのが難点で、「ゴロ・GO」的な入り方では相当不利な値段を掴まされてしまうことも
しばしばである。「ギャンブル・スタート」的な入り方を研究する必要がある。
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