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塩坂洋一


ロビンスカップの日本版オンライン商品先物競技会にMystery Tigerのハンドルネームにて、第1回大会では297%の運用成績で4位、第2回大会では30%で8位、第3回大会では499,84%(半年で元本は六倍、同期間の日経平均はマイナス19.3%)の収益率で優勝するなど、素晴らしい運用成績を収めた真の実力者。株式先物・商品先物トレードの傍ら、業界紙への寄稿やラジオでもマーケットコメンテーターとして活躍。豊富な実践ノウハウを有しており、現在ではポピュラーとなったシーズナル分析、限月別アノマリー分析の先駆者として有名。日本テクニカルアナリスト協会検定会員。

『投機術・覚書』

相場を【泳ぐ】

01月27日
前回の日記では腹9分目の利食いを書いたが、その時間は
東京ゴム,11/04 ,落,1,467.0,2011/01/20,10:07,
20日・10時7分である。
2,335,000 ,608,500,720,36,607,744
4月限に残っていた最後の玉1枚の利食いで、売値467円で+607,744円。

利食いの売りを出すということは、目標近い<高くなった>からである。
目標を待たなかったのは<裁量>である。
20日という時期を考え、もし買いを維持するならそのまま持つか
あるいは先限(この時点では6月限)に乗り換える訳だが、利食いの売りで
あるから、乗換えの買いは出さない。
そればかりか、実はそれよりもう少し遅い時間<昼の12時21分>に、
別の取引会社の口座から限月は勿論先限(6月限)に467.2円で 新規売りを
出していた。
19294377,
11/01/20,12:21,ザラバ,ゴム,11/06,1 - ,
新規,指値,(LO), 467.2, 467.2 ,2,336,000.0, 0 ,0, 0

これが買い新規で乗り換えるなら同じ会社の口座を使うのだが、別の
口座を使うことで、その口座の持つトレンドの“気”を壊さない、
荒らさないという観点がある。自分の持つ気の方向と逆をやる、
この場合【泳ぐ】ときは違う口座を使うことでケジメをつけるという
自分に対する心理テクニックを用いるのである。
短期のトレードをするにはいい。

それで結果だが、新甫7月限の建った1月26日の急落時に457.7円で
利食った。+46,556円。
19359986,
11/01/26,15:05,ザラバ,ゴム,11/06,467.2,- 1,
決済,指値,(LO),457.7,457.7,2,288,500.0,47,500,944,46,556

これは少し迷いがあったのだが、まず、第一の理由としては今年の日記に
再三書いたように<根>が強いので利食いした訳だ。
第二の理由としては口座を別口座にした為に、あくまで短期の「泳ぎ」と
しての性格として割り切ることが簡単だったということ。(効果)
本日(27日)、利食いから+20円20銭の反騰(6月限)があり、結果オーライ
利食いとなったことになる。

また、これは他にも効果を齎した。【本口座】の方は4月限残1枚が消え、
5月限・6月限の玉が残っていた訳だが、こちらの気の方向は上昇であり、
5月限については新甫7月限に乗換え買いを行っていくことになる。
先の4月のように大利の乗った玉はともかく、流動性のことを考え、
なるべく先2限月の玉に移行しておくのである。
本来であれば、新甫7月限の建つ1月26日AM9時に乗換えバイカイを
行うのだが、別口座の売玉があった為、その利食いに合わせた以降の
タイミングで行った為、450円台後半と、1日遅れた本日(27日)の朝に
行った為、460円台の玉となり、急騰した高値474円80銭から8円40銭
急落した466円40銭で引けているが、それでもまだ5円〜8円のアドバン
テージがある。これにより、よかったことは、450円までの下落であれば、
ロスカットせずに維持する戦術もとれるし、6月限の残玉と合わせた戦略も
とれるので、玉操作の範囲、オプションが広く使えることで、急落に
対応する道も広がったことである。
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走る走る

01月21日
前日記で題材にしたゴム・・・

>先限についても目標値としては当限(期近)昨年来新高値である472円が
>視野に入っているが、トレンドは上で継続してるとは言っても、その当面の
>目標値までは先限現値(449円20銭)から+22円80銭、しかし、結果的に

結局、押し目もなく走ってしまったねえ。
前回一番安い玉で残してある4月限の1枚は、腹9分目となる目標値472円更新の
手前、前日の20日に<345.3→467.0>でついに利食ってしまった。
そうすると案の定、そこから10円以上あがったけどね。(笑)
東京ゴム,11/04 ,建,1,345.3,2010/11/04,15:22,1,726,500,
東京ゴム,11/04 ,落,1,467.0,2011/01/20,10:07,2,335,000 ,608,500,720,36,607,744

先限新高値更新後も走ってしまったが、ステージが変わってとんでもない相場に繋がる
可能性があるとはいえ、ある意味、ここからはチキンレースの面もあり、前日の日記で
申したことをより意識しての局所戦術が必要になる。

昨年もそうだったように、私の日記は年初から繋げて見ていただくと考え方は出ている。。
買いだけど買えとは謂えぬ、ではそれでも買うにはどうするのか?
温故知新(01月08日)で述べた珈琲の買い方、これが参考になる。
なんのことはない、カットラインを決めておけばよいだけのこと。
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推奨謂えぬ理由

01月12日
謹賀新年(1月6日)の日記にもちょっと書いたのだが、昨年末からゴムを
アクティブに売買していた。これを単純に「買いです」と書いても、年末の
陰線一本見ても分かるように、タイミングによって簡単に10円以上の
落下に見舞われるプライスレベルになっている。
先限に関しては既に上場高値を更新中という状況であり、相当の厚張り、
つまり、マネーマネジメントがないとすぐに篩い落とされてしまうので、
安易に推奨するようなことは出来ない。
昨年の日記を通読している方なら分かるだろうが、戦略的建玉があっての
買いなのである。時に売りヘッジを入れながら、時に下の根玉と合わせて
利食いながらコツコツとやっていく。
東京ゴム/11/04・11/04/15:22/1/345.3/445.9/503,000/502,244/70,000/0/360
私もここで残っている根玉の中で一番安値で買っているのは、昨年10月の高値
揉合いを上抜けた時点の4月限・345円30銭買いで、4月限の残りはこの1枚である。
この当時はこれが高値圏であったが、新規限月が生まれれば、順次5月限・
6月限に乗り換えていくので、建値としてはトレンドと共に高くなっていく。
先限についても目標値としては当限(期近)昨年来新高値である472円が
視野に入っているが、トレンドは上で継続してるとは言っても、その当面の
目標値までは先限現値(449円20銭)から+22円80銭、しかし、結果的に
その値段に届いたとして、其の前に何らかの理由で400円までドスンと下がる、
つまり、仮にそれが後から見れば押目であったとしても、そのときに現値で
買いのポジションを持って、先限472円目標値を取るために、-49円20銭の
値洗損に対処しないという<買い>はないのである。
そういうことを常に考慮したポジション取りせねばならぬプライスレベル・・・
であるから、買いなんだけど、買えとは謂えぬゴムである。(笑)


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温故知新

01月08日
先限ベースで年初(2011/01/04)の値と週末8日(PM15:30)の値、
つまり、最初の週足である。

金......3728円 → 3680円(-1.28%)
銀......81.1円 → 77.2円(-4.80%)
白金....4711円 → 4686円(-0.53%)
コーン..23630円 → 23610円(-0.08%)
大豆....47630円 → 48320円(+1.44%)
ガソリン...60530円 → 61040円(+0.84%)
アラビカコーヒー.31350円→ 31700円(+1.11%)
ゴム...422.0円 → 435.2円(+3.12%)

ドル円は年末日記に言った通りで、81円台買ってれば83円台既に利確。

***********************************

ちなみに、昨年(2010)のブログを見ると・・・

>金......3282円 → 3394円(+3.41%)
>銀......50.7円 → 54.9円(+8.28%)
>白金....4399円 → 4675円(+6.27%)
>コーン..22800円 → 23000円(+0.87%)
>大豆....43880円 → 43040円(-1.91%)
>ガソリン...57200円 → 57600円(+0.69%)
>コーヒー....21770円 → 22000円(+1.05%)
>ゴム...280.0円 → 294.6円(+5.21%)

>これでみると、銀・白金・ゴム等を買って、大豆を売りの
>ポートフォリオをアレンジしていけばいいことを示す。
>
1年前の指針を見ると面白いものだ。
仮に単純に先限ベースでこのPTで1枚あたり換算してみると・・・

銀......50.7円 → 81.2円(+60.15%)【買】+305,000円
白金....4399円 → 4689円(+6.59%)【買】+145,000円
ゴム...280.0円 → 414.4円(+48.00%)【買】+672,000円
大豆....43880円 → 47480円(+8.20%)【売】-36,000円

昨年2月3日のブログでは・・・

>全体買い相場で始まった寅年であるが、1月後半相場は一転して
>下げ相場に見舞われた訳だが、こうしたポートフォリオ(PF)を組むことで、
>買い先行という相場観が外れた場合でも、リスクを軽減し、負けにくい
>相場を張ることが出来る。

>商品のポートフォリオでは総代金ではなく、証拠金ベースで
>バランスさせるが、オードドックスにニュートラル戦略をとった場合、

>ゴム・銀・白金各1枚、合計3枚買の証拠金合計は・・・
>75,000円+33,000円+105,000円=213,000円

>これを売り銘柄の大豆に見合わせると・・・
>213,000円÷27,000円=7.8・・・約8枚売り

>これで、【売り買い証拠金バランスがニュートラル】となる。

今年はSPAN証拠金制度の導入やらで証拠金についてもプライススキャンレンジと
なっているが、仮に昨年当時の証拠金ベースで【年足】で単純計算すると・・・

銀【買】+305,000円、白金【買】+145,000円、ゴム【買】+672,000円で
買い銘柄合計が+1,122,000円、大豆【売】-36,000円*8枚=-288,000円、
TOTALでは+834,000円。

大勢PFのとり方としては途中で降りなくてもよかったことが分かる。
温故知新である。(笑)

*************************************

さて、今年であるが、昨年と全く同じやり方(兵法)は採用しない。(笑)
今年の年初作戦は秘密。
十二支により銘柄の暦を変えていく必要がある。

とりあえず、1枚しか出来ないようなマイナー銘柄でお茶を濁しておこう。

NHKニュースあたりでも取り上げられていたが、珈琲。
上場来を月足の兵法で見るといい形の暴騰型。
お遊び、年初31,350円買いを29,990円ストップロスで買い維持。




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謹賀新年

01月06日
新年おめでとうございます。

商品業界は萎む一方で、総合取引所のような形でいずれは
証券業界に吸収されていくような流れであるが、商品相場
自体は来年にかけてホットな年になるだろう。

昨年末、ブログはドル円でお茶を濁しておいたが、ゴムを
アクチブに売買していた。FCM記録から貼り付けでもして
何度か日記にあげようと思ったが、みんなが買っちゃうと
もったいないからなあ、、、と辞めておいたが、ここまで
速く来たならよかったか。(笑)

まずは各銘柄、今週の週足一本観てから週足の兵法だな。
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