太田 創 の「英語で読み解くクールな世界金融経済」
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CarlsbergとHeinekenの統合 01月31日
デンマークのビール会社であるCarlsberg(カールスバーグ)とオランダのHeineken(ハイネケン)の企業連合が、イギリスのビール会社のScottish & Newcastle (S&N)を買収します。
日本では、このM&Aはほとんど報道されていませんが、総額約1.6兆円のビッグディールです。つまり、時価総額170億円そこらでウダウダ言っているブルドックソース規模ではないんです。
正直、サブプライムでビビッているどっかの国の投資家連中の考え方とはスケールが違うのですね。
あまりにも規模がデカイので欧州委員会の承認が要るという、オマケつきです。
金融市場が揺れていようとなかろうと、やるものはやる!
これが彼我の差であり、モメンタムの差なのです。学ぶものは盛りだくさんですね。
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時事評論家・増田氏の出資問題 01月29日
時事評論家・増田俊男氏が詐欺的な投資話で訴えられているとのことです。
出資した方にはお気の毒なのですが、この手の儲け話はほとんどサギといって差し支えないでしょう。
何と言っても、舞台装置が典型的です。
「パラオ」、「農園」だか「エビ」だか、「高配当」。
増田氏がなぜこのような詐欺に走ったか不明ですが、有名人の儲け話は信じるの値しないということが証明される逸話です。
でも、この手の詐欺は絶対なくなりません。未来永劫。
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ホノルル・マラソン完走を目指して 01月28日
先日、ホノルル・マラソンに参加することを決めてしまいました。
とってもなんとなく、です。
といっても、もともとマラソンは完走してみたいと思っていたので、とてもよい決定だと評価しています。(o^。^o)
ということで、今日はトレーニングで1時間走です。
走った距離は約12KM。 このペースでいけばマラソン完走は3時間31分です。
もちろん、実際のマラソンはそんな甘くはないですが、タイムを気にしなければイケルカナ?と思ってしまいました。
はやく12月にならないかな〜。
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自然なフォーム 01月27日
昨日のレッスンで伝えたポイントは、自然なフォームで打つということです。言い換えれば重力に逆らわず、それを利用しながらボールを返すというイメージですね。
たとえば、ボーリング。あの重い玉を力だけで投げるのはほとんど不可能です。砲丸投げも、キャッチボールように投げられるわけではありません。
ボーリングは腕を振り子のように使いますし、砲丸投げは全身を使って砲丸を押し出すイメージです。
テニスも基本的に腕と手先は何もしませず、体重をボールに乗せていくイメージでボールに身体を当ててきます。
私自身、今は試合モードになれないのですが、そのときになったら、これができるように修行中です。
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ちょとお疲れ 01月24日
マーケットがパニクッてますので、その対応で少々お疲れです。
個人投資家としては、肚くくってやればいいのですが、プロの世界ではこういうときに”常に明るい未来”を語らねばなりません。
将来何が起こるかわからないわけで、予想するのは難しいのですが、ひとつ確実なのは人間は常に進化しているということ。
一旦、ミネラルウォーターを飲んだら、水道水はなかなか飲めない進化。
VHSよりDVDの方が便利な進化。
カーナビに慣れると、道を覚えるのが早くなる進化。
ということで、企業も進化するわけですから、株もいずれ戻ります。
一年後が楽しみですね。
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FEDの緊急?利下げ 01月23日
夜の犬の散歩から帰ってきたら、FEDが0.75%ポイント利下げしたとの報道。
緊急利下げ自体は悪かぁないですが、サプライズというには、少しミエミエの”緊急利下げ”でしたね。
この手のやり方は、グリーンスパンさんのほうが上でした。
それはともかく、アメリカがこの問題を真剣に解決する用意があることがはっきりしましたので、一安心です。
のりしろも2%ぐらいはあるし、何とかなるでしょう。
底で売らされないよう気をつけなければ、と思う今日この頃です。 (o^。^o)
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恐怖心 01月22日
本日も株は続落ですが、毎回大幅に下落すると騒ぎたがる連中がいます。
1. マスメディア → とにかくお祭り騒ぎ
2. ブローカー → 犯人探し
3. 銀行 → 意気消沈
4. 資産運用会社 → 何もできない
肝っ玉が据わっている一部個人投資家は静観していますが、プロといわれる連中は、やたら騒ぎたがります。
会社でも人間でも、逆境のときほどその立ち位置がわかるもの。
それも、また良しですね。 (o^。^o)
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コーチングの楽しさと深さ 01月20日
昨日はテニス・レッスンを開催しました。
中級レベルの4名のプレーヤーが参加し、それぞれのショットや身体の動かし方を改善するfirst stepをコーチングしたというわけです。
4名というと少ないように思われるかもしれませんが、それぞれのプレーヤーは違ったプレースタイルを持っていますので、4人/1コートが限界です。
昨日強調したポイントは、「脱力」と「重心移動」。
テニスはパワーだと思われている風潮がありますが、実はテニスにはほとんどパワーは必要ではありません。
自分の体重と重心を移動させることで”パワー”を生み出し、その力の流れを止めずに脱力したフォームで、ボールを”打つ”と自然にいいショットが打てるようになります。
この方法だと、ラケットワークを意識する必要はないんですね。
来週からも、みなさんが段々うまくなっていくのを見るのが楽しみです。
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シティグループの日興CG三角合併 01月19日
シティグループによる日興コーディアルGの三角合併が成功しました。日本で初めてのケースです。
本国では、サブプライム問題でガタガタのシティですが、初志貫徹ということで日本の証券会社を買収したというわけです。
数年過ごしたシティですが、やはり日本の金融機関との違いはそのスピードとダイナミズムです。
シティはサブプライム問題で業績はガタガタ、株価も高値から40%offぐらいになっていますが、おそらくこの難局を乗り切れば再度成長していくでしょう。
サブプライム問題はデッカイ問題ですが、サイズの代償にかかわらず個別企業を見ていけば、この環境下でも利益を伸ばしているところはゴロゴロしています。
「Buy low, sell high」 実践のチャンスです。
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人を見る目 01月17日
世の中には、人を見る目が天性で備わっている人がいます。
「人を見る目」とは、その対象者の能力、深み、対応力、統率力、人望、脳力...を瞬時に見抜く能力です。
私もそこそこあるのでは?と思っていましたが、その人には「かなわないな」と素直に認めます。
なぜなら、その方の見立てのほうが、私のそれよりも確率が高いからです。
結局、そういう方と知り合いになれてよかったです。
私を助けてくれるわけですから。 WIN-WIN !
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みずほコーポレート銀の米メリルへの出資 01月15日
第一印象は、「やるな!」って感じですね。
よく考えてみると日本の国内に1300億円を出資できる先が見当たらないということなのですね。ただし、業務提携や顧客リストの共有などを考えてみると、十分ペイすると判断したのでしょう。
日本でも、メリルと三菱東京UFJとの合弁証券会社がありますが、ひょっとして「みずほ傘下」に鞍替えするかも分かりませんヨ。
日本の金融界もようやくグローバル化してきたかもしれません。
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金の人氣 01月14日
コモディティ価格全体が上昇していますが、金の価格も高騰しています。
金自体は利息もつきませんし、現物だと保管料もかかりますので、金を買うということは投資というよりも、キャッシュというペーパーの価値を、交換可能なモノで代替保存するといった行為だと思います。
その昔は、金本位制でしたし、今でも各国の中央銀行はある程度の金を保有しています。
ただ、最近の価格上昇はバブルなのでしょうね。金価格は約30年ぶりの高値。原油価格と同じように、資金が流れ込んでいるのでしょう。
このようなコモディティ価格がどこまで上がって、落ち着くか。日本でもじわじわインフレが来ています。
いろいろな意味でチャンスとリスクが混在する今日この頃ですね。
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そろそろヒラメ戦術開始 ! 01月12日
ここまで先進国市場の株価は下がっていますので、ヒラメ戦術再開です。
資産クラスは個別株でもインデックスでもいいですが、次回の反発を素直に受けるのは日経平均株価、TOPIX、NYダウなどのインデックスですね。
先行き不安な材料が目白押しですが、1/29-30のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ後の反応をみましょう。
いずれにせよ、FEDの利下げ、バンカメのカントリーワイド救済買収
などで、方向感としては解決に向かっています。
そのタイミングと決着の方向性ををどう見るか、投資の醍醐味はそこにもあります。
1980年代後半のアメリカでは、不動産に対する過剰融資が原因で、貯蓄組合の破綻が相次ぎましたが、米政府は、結局RTC(Resolution Trust Corp/整理信託公社)
で不良債権を処理しました。
歴史は繰り返す?かな。
では、Good long weekend !
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柳原コーチのDVD 01月10日
私がテニスで師事する柳原コーチがホームページをリニューアルして、DVDの教材を開発しました。
その上達必至の秘密DVD(?)はこちら↓↓
http://yanaharatennis.com/tips.html
ぜひ、テニスや体の動かし方に興味のある方は見てください。
目から鱗ですよ。
私もプロ・コーチを目指しています。(^з^)
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アメリカの不動産業者協会の甘え? 01月09日
米不動産業者協会が利下げをFEDに要請しているようです。
次回(1/29-30)のFOMCで0.75%ポイントを下げて欲しいとのこと。
まあ、ずうずうしいですよね。住宅着工件数も横ばいで、中古住宅は売れているわけですから、あえて利下げを要求する必要ないのでは?と思ってしまいます。
ま、洋の東西を問わず、もらえるものはもらったほうがヨイですから、金利が下がって潤うのはこの業界。
なかなか、したたかです。
まあ、不動産屋さんが泣きを入れる環境下、相場は意外と底かもしれませんヨ。
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アメリカの景気は悪くない? 01月08日
私の後輩がアメリカ(といってもアラスカ)に旅行に行ってきました。
その後輩、「アメリカ、別に景気悪くないっすよ。不動産だって下がってないし、ホテルだって一杯っだったし。」
たしかにアラスカの田舎なので、なんとも比較はできませんが、サブプライム問題で騒いで(助けてもらって)いるのは一部金融機関のみの風情だと。
日本もほとんど無傷だけど、なぜか株は↓。
結局、洋の東西を問わず、ヘッドライン・リスクとメンタル・リスクで下がってるのかもしれません。
こんなとき有利なのは、やっぱり資金を持っている産油国か大富豪なのでしょうね。
絶好の買い場かな? 今は。
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最後は忍耐力? 01月07日
この相場で、結構やられている人がいらっしゃると思います。
ここまで下がると、精神力が強い人も、心が折れそうになることもありますよね。
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「え〜い、売っぱらちめえ〜!」
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これって、結局、自分自身を楽にさせたいだけなのですね。一時的な苦しみから逃れ、損失を実現することで安心感を得たい。
別にこれが悪いってわけではないですが、最初の自分が決めたシナリオを裏切ることになるかもしれません。
もちろん、戦略として損切りはOKですが、感情に任せた損切りは、絶対次回につながりません。次の投資機会を失う可能性もあります。
結局、投資家たるもの、少しばかりマゾっ気がないとやってられないかもしれませんね。
要するに、勝負の鍵は忍耐力です。
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原油価格とサブプライムと日本の不動産 01月06日
新年から、世界の株式市場は大混乱ですが、原油価格は上がりっぱなしです。
皮肉なことに、産油国にはキャッシュが溜まり、投資資金が世界中を駆け巡る状況です。
いずれ、株式にも戻ってくると思いますが、はじめは比較的安全な資産にシフトしていくのでしょう。
一部オイルマネーは、弱り目のシティやメリルに出資していますが、これもその投資の一環。割安になったものに運用しているというスタンスでしょうね。
さて、キャッシュフローが付く安全資産といえば、まず不動産ですが、日本の不動産はこれからどうなっていくのでしょう。
日本の金融当局は世界なに利下げ環境の中、利上げなんかできっこないですし、いまや資金は海外から入ってきます。バブル時代の総量規制も無理。
となると、投資家が日本の不動産(不動産利回り)が割安かどうか判断するかどうかによります。
金利水準だけで考えれば、国債より2%以上の利回りで回る日本の不動産は割安かどうか。
オイルマネーの連中にぜひ聞いてみたいですね。
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テニスコーチになります 01月05日
2008年以降の目標の一つに、プロテニスコーチになるということが加わりました。
ど素人から始めて、もう20年近くやってますし、投資額も中途半端ではないですから(笑)、これからこの体験を還元してテニスプレーヤーの輪を少しでも広げていければ楽しいなと考えています。
コーチングのポイントは、「普通のプレーヤーに天才を気づかせる」ことです。
はじめはボランティアでスタートです。
東京の方で、テニスを一緒に学びたい方はぜひご連絡くださいね。
→ kminamiyama@grosscreate.com
よく使っているコートは、京王線柴崎駅前テニスコートと世田谷区瀬田の大塚園テニスコートです。
Teaching is learning !
<過去の戦績・ランキング>
-ポッカテニスランキング(PTR)グランプリ準優勝
-湘南テニスパーク・カップ優勝2回、準優勝2回
-PTRランキング・男子シングルス 6位
-その他、Bush Tournamentでの優勝・準優勝多数。
<その他>
-Harry Hopman Tennis Academy (米・フロリダ州)で研修受講
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大発会 01月04日
さんざんなスタートです。
買い手不在とはいえ、4%も年初から下落するのは、ちょっと記憶にございません。
原油も高いわ、金も高いわでコモディティに資金が行くと同時に、サブプライム問題は決着がついていませんし、確かにアメリカ経済は後退するでしょう。余波が日本に来てもおかしくありません。
ただ、今日は日本だけが大売られです。
アジアは全体的に堅調。欧州(昨日)もまあまあ。日本だけパニックってる感じですね。
いずれ、この割安感に外人投資家が乗ってきますから、そのときまでの辛抱でしょう。
いずれにせよ、日本の投資家の信念やメンタルは相当脆弱だと思う、新年早々です。
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身体を入れる 01月03日
ここ3ヶ月やってきた課題は、「いかにラケットを振らずして、ラケットを振るか?」ということです。
テニスのラケットワークを映像で見ると、いかにも腕を使ってブンブン振っているように見えます。
正解は、そうではありません。
ラケットは振るものではなく、ボディをボールに入れていくからこそ自然にラケットが”振られて”いくのです。
常識とは異なりますが、ラケットは振るものではないということが、本日のレッスンで体得できました。
ここまで来るのに17年。
長かった〜。
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沈む国と通貨の物語 01月01日
明けましておめでとうございます。
タイトルは、元旦の日本経済新聞の一面の記事です。
要するに、日本は規制緩和が進んでおらず、いまやロシアやカタールにも国際競争力で負けているのでは?といった内容です。
とても暗い内容に記事ですが、どんどん規制緩和を進めて、競争を促進しないと彼らに追いつけないかもしれません。
外資金融の世界では給料を出し渋ると、とたんに人は取れなくなります。しかしながら、日本の金融機関では、「給料を高く払う」という発想すらありません。たぶん、これは金融機関だけに限らないでしょう。
また社員も、安定を望みますから、高い給料を取ろうという発想も沸きません。
双方のここの発想を変えなければ、いくら法律をいじくっても、生産性や競争力は上がらないでしょう。
結局、日本人は、あまり意識せず、「外圧から自分たちを守りたい」と思っているんでしょうね。
まだまだ夜明け前です。
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