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優利加

2003年8月から個人投資家に株式トレード技術の指導をする「優利加塾」を開講。2007年4月から准教授として大学及び大学院にて「数理ファイナンス」、「金融工学」、「ファイナンス概論」、「経営財務」などの科目を講義する一方、学部生及び大学院生の「演習(ゼミ)」の指導も行っている。モットーは「自他共楽」と生涯現役の株式トレード。著書の『 生涯現役の株式トレード技術』は、2006年2月出版以来、続々と感動の声が殺到。 ブルベア大賞2006 大賞を受賞。

「生涯現役のトレード日記」

相変わらず薄商い

12月29日
昨日の米国株は大幅下落した(DJIA -139.94 @12,151.41, NASDAQ -35.22 @2,589.98)。これを受けて本日の日本株全般は続落して始まったが、下げ渋り陽線で終える銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が831に対して、下落銘柄数は601となった。騰落レシオは98.11%。東証1部の売買代金は5,500億円弱で相変わらず薄商いだった。

TOPIXも日経平均も下げて始まったが、切り返して陽線で終えた。日経平均ベースの予想EPSが575円なので、株式リスクプレミアムを5%、10年国債の利回りを1%、日本の期待名目GDP成長率をゼロと見積もると、日経平均株価の理論値は9,583円となる。この値と比べると現実の日経平均はかなり割安と評価されるが、これは欧州債務危機などの海外要因がリスクプレミアムとして織り込まれているためだろう。このリスクプレミアムを1%とすると理論値は8,214円となり、ほぼ現在の日経平均株価となる。

TOPIX +1 @722
日経平均 -25円 @8,398円
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材料難で動くに動けない膠着相場

12月28日
昨日の米国株は高安まちまちだった(DJIA -2.65, NASDAQ +6.65)。材料不足で本日の日本株全般は小安く続落した。東証1部では、上昇銘柄数が533に対して、下落銘柄数は936となった。騰落レシオは98.03%。

TOPIXと日経平均も小安く終えた。材料難で動くに動けない膠着相場となっている。東証1部の売買代金は昨日よりは増加したが、それでも僅か5,754億円。

TOPIX -3 @721
日経平均 -17円 @8,423円
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稀に見る薄商いのなか、方向感が乏しい

12月27日
昨日の米国株式市場は休場だった。材料不足で、本日の日本株全般は小安く方向感に欠ける動きだった。東証1部では、上昇銘柄数が558に対して、下落銘柄数は886となった。騰落レシオは100.13%。東証1部の売買代金は昨日よりもさらに細り、4,605億円となった。こんなに薄商いでは小動きも仕方ない。

薄商いの中、TOPIXも日経平均も小安く終えた。方向感が乏しい。

TOPIX -2 @724
日経平均 -39円 @8,440円
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東証1部の売買代金は僅か5,008億円

12月26日
先週金曜日の米国株は上昇した(DJIA +124.35 @12,294.00, NASDAQ +19.19 @2,618.64)。これを受けて本日の日本株全般は反発して始まったが、失速気味で終えた。東証1部では、上昇銘柄数が766に対して、下落銘柄数712となった。騰落レシオは98.49%。東証1部の売買代金は僅か5,008億円となり、2003年5月以来8年半ぶりの低水準となった。まだ休暇中の市場参加者が多いようだ。

TOPIXも日経平均も反発したが、共に短陰線で終えたので、上値の重さを印象付けた。主力株を中心として反発したが、時価総額が大きい銘柄(電力、証券、銀行、不動産など)が弱かったため、TOPIXは日経平均よりも反発が弱かった。日経平均は10日移動平均線及び25日移動平均線を回復したが、TOPIXは後少しの反発が必要だ。

TOPIX +3 @726
日経平均 +84円 @8,479円
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騰落レシオ>100だが・・・

12月22日
昨日の米国株は高安まちまちだった(DJIA +4.16, NASDAQ -25.76)。3連休を控えたこともあり、本日の日本株全般は小安く終えた。東証1部では、上昇銘柄数が537に対して、下落銘柄数は946となった。騰落レシオは100.48%となった。通常なら、騰落レシオ>100の時、上げ相場と判断できるが、8月以来先行き不透明感が強くこのような簡易判断はできない。外資系証券会社の投資レーティングが引き下げられた工作機械銘柄は大幅安となったが、工作機械は設備投資の水先案内役のようなものなので景気全体の下振れのシグナルと見ることができる。

TOPIXも日経平均も小幅安となった。相変わらず海外市況次第の動きだが、最近は上げるときよりも下げるときの方が連動性が大きい。

TOPIX -2 @723
日経平均 -64円 @8,395円
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米国株高の割には・・・見劣りする

12月21日
昨日の米国株は大幅上昇した(DJIA +337.32, NASDAQ +80.59)。11月の住宅着工件数が前月比9.3%増となったことや、スペイン国債の入札が順調だったことで欧州債務懸念が和らいだことが背景であると解説されている。それにしても大きな反発だった。

これを受けて、本日の日本株全般も反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,028に対して、下落銘柄数は452となった。騰落レシオは97.65%。東京電力は国有化が報道されて、急落した。「やはり」と思った。

TOPIXも日経平均も反発はしたが、寄り付いてからの値動きが小さく膠着状態が続いた。米国株の大幅反発に比べるとかなり見劣りがする。売買代金の少なさにも日本株の元気の無さが表れている。東証1部の売買代金は7,600億円強しかなかった。昨日の6,700億円ちょとよりはましだが。

TOPIX +7 725
日経平均 +123円 @8,459円
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米国株安でも小幅反発

12月20日
昨日の米国株は下落した(DJIA -100.13, NASDAQ -32.19)。ドラギECB総裁がECBによる国債買い取り拡大に否定的な見解を述べたことや大手金融機関に対する自己資本規制の強化観測などが理由として解説されているが、これらは以前からわかっていたことだ。

米国株安にもかかわらず、既にかなりの安値圏に沈んでいた日本株全般は小幅反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,125に対して、下落銘柄数は401となった。騰落レシオは92.51%。オリンパスは1,000億円の増資報道があったが、本来なら希薄化懸念で下げるところ、大幅反発した。重力に逆らって空高く飛ぶようなものだから、その反動は近日中に来るか?

TOPIXも日経平均も小幅反発し、はらみ線を形成した。はらみの上抜けとなればしばらく反発しそうだ。しかし、現状ではそれが長続きするとも思えないが。

TOPIX +2 @718
日経平均 +40円 @8,336円
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金正日総書記の死去が伝わると下げ足を速めた

12月19日
先週金曜日の米国株は高安まちまちだった(DJIA -2.42 @11,866.39, NASDAQ +14.32 @2,555.33)。戻りからの反落基調にある日本株全般は、正午過ぎに金正日総書記の死去が伝わると下げ足を速めた。東証1部では、上昇銘柄数が449に対して、下落銘柄数は1,109となった。騰落レシオは92.00%。

主力株の殆どが下げたが、地政学的リスクが高まり、防衛関連の石川製作所が後場、急伸した。きな臭くなりそうになると、いつも起こることだ。ちょうど、大きな地震が起こると、建設株や土木株が急騰するのと同じ現象だ。そしてどちらも長続きしない。もう一つの時の銘柄であるオリンパスも12月14日に戻り高値を付けた後は3日続落している。

TOPIXも日経平均も続落した。12月13日に時の利が売り転換してから下げ続けている。東証1部の売買代金は8,200億円弱と閑散としている。11月25日安値が意識され始めるころか?

TOPIX -7 @716
日経平均 -105円 @8,296円

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欧州株と米国株は反発したにもかかわず

12月16日
昨日の米国株は小幅反発した(DJIA +45.33 @11,868.81, NASDAQ +1.70 @2,541.01)。心配されたスペイン国債の入札は順調に終わり、ユーロ安が止まり、欧州株式市場が反発したことが背景だ。しかし、本日の日本株全般は小幅続落した。東証1部では、上昇銘柄数が495に対して、下落銘柄数は1,000となった。騰落レシオは94.19%。

TOPIXは短陰線で小幅続落し、日経平均は短陰線だが小幅反発してはらみ線となった。ただ、日経平均の小幅反発は一部の値がさ株が反発したからに過ぎなかったため、実質的には続落であった。欧州株と米国株は反発したにもかかわず、日本株は続落したということだ。

TOPIX -2 @723
日経平均 +24円 @8,401円

しかし、大幅続落するかと考えると、既にかなり下げているので、海外株式市場が大幅続落しない限り想定しにくい。

東証1部全銘柄の指標

連結 前期基準 予想
純資産倍率 0.91倍 --
株価収益率 15.34倍 14.75倍
株式益回り 6.51% 6.77%
配当利回り 2.25% 2.26%
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テクニカル的には戻りからの反落が鮮明

12月15日
昨日の米国株は3日続落した(DJIA -131.46 @11,823.48, NASDAQ -39.96 @2,539.31)。欧州市場がまた揺れた。イタリア国債が危険水準と言われる7%を再び超え、ユーロが売られ、欧州株式市場も下げたことが背景だ。これを受けて本日の日本株全般は続落した。東証1部では、上昇銘柄数が227に対して、下落銘柄数は1,369となった。騰落レシオは90.36%へ低下した。

TOPIXも日経平均も長めの陰線で下落し、25日移動平均線を割り込んだ。テクニカル的には戻りからの反落が鮮明になったが、既にかなり下げた位置にあるので下げ渋るか?まあ、今の地合いでは欧州市場次第だろうが。

TOPIX -11 @725
日経平均 -142円 @8,377円
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日経平均ベースの予想EPSは576円まで下げて来ている

12月14日
昨日の米国株は続落した(DJIA -66.45 @11,954.94, NASDA -32.99 @2,579.27)。ユーロの為替相場が急落したことやFOMCがQE3に言及しなかったことが背景にある。これを受けて、本日の日本株全般は続落した。東証1部では、上昇銘柄数が437に対して、下落銘柄数は1,113となった。騰落レシオは101.34%。今日も輸出中心の主力株が下げた。

TOPIXも日経平均も小幅続落した。TOPIXは短陰線、日経平均は十字足となり、下げ渋り感がある。どちらも10日移動平均線を割り込んでいるが、25日移動平均線の上で踏ん張っている。昨日現在の日経平均ベースの予想EPSは576円まで下げて来ている。10月25日には679円だったことを考えると、株価が軟調になっているのもうなずける。

TOPIX -4 @736
日経平均 -33円 @8,519円
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節操がないが市場とはそういうもの

12月13日
昨日の米国株は大幅反落した(DJIA -162.87, NASDAQ -34.59)。EU首脳会議の結果について、前日の好評価とは反対に、1日経過したら不十分だという見方が優勢となった。節操がないが市場とはそういうものだと割り切る必要がある。また、欧米の有力格付け機関が欧州諸国の国債の格付けを引き下げるとの観測も強まった。これを受けて本日の日本株全般は反落した。東証1部では、上昇銘柄数が588に対して、下落銘柄数は912となった。騰落レシオは98.36%。主力の輸出関連銘柄はほぼ全面安となったが、ディフェンシブ銘柄はしっかり。際立ったのが、やはり、オリンパス。上場維持が可能だという見方が強まり、連日の続伸となった(+70円 @1,370円)。

TOPIXも日経平均も反落した。どちらも10日移動平均線を割り込んだので、時の利は売り転換となった。ただ、どちらも短陽線で終えており、下げ渋ったので直ぐに10日移動平均線を回復する可能性が高い。12月1日以来狭いレンジでの団子状態が続いている。蓄積されたエネルギーが解き放たれるのはそう遠くないはずだ。

TOPIX -6 @740
日経平均 -101円 @8,552円
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欧州債務危機問題の収束へ向けて楽観論が台頭

12月12日
先週金曜日の米国株は大幅反発した(DJIA +186.56, NASDAQ +50.47)。EU首脳会議で、IMFへ2000億ユーロを決め、また、英国が拒否したためユーロ17カ国が財政規律強化を目指す新条約を作るとの報道を好感した。欧州債務危機問題の収束へ向けて楽観論が台頭したことが背景だ。個人的にはそんなに楽観的にはなれないと思うが、とりあえず市場は楽観論へ傾いた。

これを受けて、本日の日本株全般も反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,272に対して、下落銘柄数は289となった。騰落レシオは100.06%。私が常時監視銘柄としている銘柄で、この2週間ほどは東海カーボンと商船三井は元気が良い。

TOPIXも日経平均も上放れて始まったが、どちらもほぼ寄引同事線となり、上値の重さを感じさせられる。さらに上昇する理由が乏しいため、上値を買い上がる人が少ないためであろう。

TOPIX +8 @746
日経平均 +117円 @8,653円
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「幻のSQ」が下値で出た

12月09日
昨日の米国株は大幅反落した(DJIA -198.67 @11,970.70, NASDAQ -52.83 @2,596.38)。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が欧州諸国の国債買い入れ拡大を否定したことが背景にあった。しかし、本日の日本株全般は意外に下げ渋った。東証1部では、上昇銘柄数が553に対して、下落銘柄数は950となった。騰落レシオは100.03%へ上昇した。

TOPIXも日経平均も下放れて始まったが、短陽線で終えた。日経平均は10日移動平均線を僅かに割り込み、25日移動平均線を辛うじて割り込まずに踏みとどまった。本日はメジャーSQで、SQ値は8,478円となったが、本日の日経平均の安値は8,503円なので、SQ値は日経平均の高値安値の範囲外、つまり「幻のSQ」が下値で出たことになる。下値が固そうだ。

TOPIX -7 @738
日経平均 -128円 @8,536円
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エネルギーが溜まっており、早晩、上下どちらかへ放れるか?

12月08日
昨日の米国株は高安まちまちとなった(DJIA +46.24, NASDAQ -0.35)。これを受けて本日の日本株全般も高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が640に対して、下落銘柄数は871となった。騰落レシオは96.04%。欧州での重要なイベントを控えており、動き難いようだ。

TOPIXも日経平均もほぼ十字足となり、昨日のローソク足と合わせてはらみ寄せ線となった。12月1日以来狭いレンジで保ち合い気味の相場が続いてるが、エネルギーが溜まっており、早晩、上下どちらかへ放れるはずだ。

TOPIX -4 @745
日経平均 +147円 @8,722円
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欧州債務危機問題が収束に向けて動くという期待

12月07日
昨日の米国株は高安まちまちとなった(DJIA +52.30, NASDAQ -6.20)。しかし、本日の日本株全般は反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,366に対して、下落銘柄数は204となった。騰落レシオは93.89%。電機や自動車などの主力株は勿論、銀行株、海運株も大きく反発した。

TOPIXも日経平均も反発した。午後2時20分頃から先物主導で反発に弾みがついたが、明後日のメジャーSQに向けての仕掛け的な動きとの見方もある。東証1部の売買代金が4日ぶりに1兆円を回復した。欧州債務危機問題が収束に向けて動くという期待が高まっているとも見てとれる。

TOPIX +11 @749
日経平均 +147円 @8,722円


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一旦は反発が止まり易いタイミング

12月06日
昨日の米国株は反発した(DJIA +78.41, NASDAQ +28.83)。イタリアが緊縮財政を発表し、独仏首脳が恒久的な金融安全網構築の骨子を発表したことなどが背景だ。しかし、本日の日本株全般は利益確定売りが優先したようで反落した。東証1部では、上昇銘柄数が143に対して、下落銘柄数は1,442となり、ほぼ全面安だった。騰落レシオは86.52%となった。

TOPIXも日経平均も反落し、陰線で終えた。11月25日安値を起点として、昨日までに上方新値4本反発し、10月31日高値と11月25日安値の下げ幅の半値強戻した。さらに過去半年間の累積売買高が最大の価格帯に達したこともあり、一旦は反発が止まり易いタイミングではある。上に反発を継続するか、弾かれて反落するかは欧州情勢次第という状況は当面変わりそうにないが。

TOPIX -10 @738
日経平均 -120円 @8,575円
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累積売買出来高が一番多い価格帯まで戻ってきている

12月05日
先週金曜日の米国株は前日比殆ど変化なしだった(DJIA -0.61, NASDAQ +0.73)。これを受けて、本日の日本株全般は続伸はしたが、日中の値動きは小さいものが多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,111に対して、下落銘柄数は424となった。騰落レシオは94.23%。

TOPIXも日経平均も続伸したが、殆ど寄引同事の十字足となった。これで11月25日安値から上方新値4本目となった。戻りと考えても、後1本くらい伸び代が残っている。ただ、週末にかけて予定されているEU首脳会議後の発表待ちを決め込んでいる市場参加者が大多数だろう。

テクニカル的に下落トレンドが終わったと判断するには高値及び安値の切り下がりが止まらなければならないので、10月31日高値を上抜ける必要がある。過去6ヶ月で見ると、累積売買出来高が一番多い価格帯まで戻ってきている。この価格帯辺りでしこっている「やれやれ」の大量の潜在的な売り玉を一気に買い切ると、日差しが見えてきそうだが、欧州でのイベント次第だ。

TOPIX +4 @748
日経平均 +52円 @8,695円
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小動きだったが小高く終えた

12月02日
好悪材料が入り混じり、昨日の米国株は高安まちまちとなった。さらに本日の雇用統計発表を控えて動き難かったようだ。これを受けて、本日の日本株全般も小動きだったが小高く終えた。東証1部では、上昇銘柄数が960に対して、下落銘柄数は555となった。騰落レシオは95.75%。東証1部の売買代金は9,153億円と再び1兆円を割り込んだ。

TOPIXも日経平均も昨日の値幅の範囲内での動きに終始した。まずは今日の米国雇用統計、次は12月8日以降の欧州中央銀行(ECB)及びEU首脳会議で抜本的な対策が発表されるかどうかに世界中の注目が集まっている。ユーロが抱える構造的な原因(共通の金融政策、別々の財政政策)が根っこにあるだけに、根本的な解決策は極めて難しいと、個人的には思うが。

TOPIX +4 @744
日経平均 +46円 @8,643円
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協調資金供給は当面の流動性危機を乗り切ることはできるが

12月01日
昨日の米国株は大幅上昇した(DJIA +490.05, NASDAQ +104.83)。日米欧の主要6カ国・地域の中央銀行が協調して米ドル資金供給の拡充を発表したことや、中国人民銀行が預金準備率を引き下げて金融緩和すると発表したことを好感した。

これを受けて、本日の日本株全般は大幅上昇した。東証1部では、上昇銘柄数が1,156に対して、下落銘柄数は427となった。騰落レシオは92.29%。

TOPIXも日経平均も大きく上放れて始まり、共に25日移動平均線を回復した。しかし、TOPIXは寄引同事の十字足、日経平均は上ひげを引いた短陽線で終わり、上値の重さを印象付けた。本日で10月31日高値から11月25日安値の下げ幅の半値戻し当たりまで反発した。自律反発なら、この辺りで失速することになる。各国中央銀行の協調資金供給(米ドル)は当面の流動性危機を乗り切ることはできるが、根本的な問題解決ではないので、株式相場に与えるインパクトの賞味期限は短いと考えられるが、さてどうなるか?

TOPIX +12 @740
日経平均 +163円 @8,597円


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