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優利加

2003年8月から個人投資家に株式トレード技術の指導をする「優利加塾」を開講。2007年4月から准教授として大学及び大学院にて「数理ファイナンス」、「金融工学」、「ファイナンス概論」、「経営財務」などの科目を講義する一方、学部生及び大学院生の「演習(ゼミ)」の指導も行っている。モットーは「自他共楽」と生涯現役の株式トレード。著書の『 生涯現役の株式トレード技術』は、2006年2月出版以来、続々と感動の声が殺到。 ブルベア大賞2006 大賞を受賞。

「生涯現役のトレード日記」

高安まちまち

09月30日
昨日の米国株は高安まちまちとなった(DJIA +143.08, NASDAQ -10.82)。これを受けて、本日の日本株全般も高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が663に対して、下落銘柄数は844となった。騰落レシオは119.55%へ上昇した。

TOPIXも日経平均も僅かに続伸したが、殆ど変わらずだった。TOPIXは陰線、日経平均は十字足で終えており、上値は重そうだ。欧州債務危機対策を巡って相場はどちらへも振れるので、株価の自律波動が大きく乱され波乱相場が続く。欧州金融安定基金(EFSF)拡充案はドイツ議会で可決されて合計11カ国が承認した。しかし、EU加盟国17カ国全ての承認が必要なので、残りの加盟国の可否見通し次第で大きく揺れることになる。波乗りしにくい相場だ。

TOPIX -1 @761
日経平均 -1円 @8,700円
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時の利は買い転換した

09月29日
昨日の米国株は4日ぶりに反落した。欧州債務問題の要となるであろう欧州金融安定基金(EFSF)の機能拡充をドイツ議会が29日に採決するので、様子見をしたい投資家が多かったためであろう。毎日欧州債務問題で株式市場が一喜一憂している。呆れながら見ているが、まだ当分続きそうだ。

これを受けて安く始まった日本株全般は、ユーロ安が反転すると後場には切り返し始め多くの銘柄が反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,360に対して、下落銘柄数は200となった。騰落レシオは116.96%。

TOPIXも日経平均も陽線で反発し、10日移動平均線を回復した。時の利は買い転換した。TOPIXは25日移動平均線も回復したが、日経平均はまだ25日移動平均線の下に沈んだままだ。

TOPIX +8 @762
日経平均 +86円 @8,701円
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たすき線で反発

09月27日
昨日の米国株は大幅反発した(DJIA +272.38, NASDAQ +33.46)。欧州安定基金(EFSF)の拡充に対する期待が高まったことが背景だ。これを受けて本日の日本株全般は反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,535に対して、下落銘柄数は87となった。騰落レシオは104.98%へ上昇した。





TOPIXも日経平均もたすき線で反発した。単なる買い戻しによる自律反発かどうかはまだ分からない。水平か上向きの25日移動平均線の上に株価が浮上すれば反発が継続する可能背が高くなる。本日は9月末の権利付き最終売買日だったので、配当狙いで買いが優勢となったことも反発の要因として考えられる。





TOPIX +20 @748

日経平均 +235円 @8,609円


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マネーが世界中のリスク資産から逃避しているようだ

09月26日
先週金曜日の米国株は小幅反発した(DJIA +37.65, NASDAQ +27.56)ものの、その前日に大幅下落して週間ではダウ平均で737ドル(-6.4%)の急落となった。これを受けて本日の日本株全般は寄り付きは以外にも小幅安で始またが、間もなく明確な下げに転じた。アジアの主要株式市場が下落したこともあり、日本株全般は大きく下げた。東証1部では、上昇銘柄数が228に対して、下落銘柄数は1,381となった。騰落レシオは92.10%。

TOPIXも日経平均も陰線で大きく下げて、今年の終値ベースの安値を更新した。時の利は売り継続中。日経平均はザラバで8,359円まで下げ、震災後の3月15日ザラバ安値@8,227円に迫った。金相場も原油相場も下げが明確となり、マネーが世界中のリスク資産から逃避しているようだ。今週中にもう一度、買い方(信用買い)の追証による投げ売りが起こる可能性が高くなってきた。

TOPIX -16 @728

日経平均 -186円 @8,374円

先週から一部つなぎ売りが建っていたが、本日、寄り付き後間もなく全つなぎ状態となった。


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安値10日移動平均線も割り込んだ

09月22日
昨日の米国株は大幅下落した(DJIA -283.82, NASDAQ -52.05)。FRBがFOMCでツイストオペ(短期債を売って長期債を買うので、金融市場に対する資金供給量は変わらないが、長期金利の低下を狙う)の実施を決定したが、市場は既にこれを織り込んでいたので、材料出尽くしとなった。 これを受け、本日の日本株全般は大きく下げた。東証1部では、上昇銘柄数が392に対して、下落銘柄数は1,175となった。騰落レシオは94.25%。韓国、中国、台湾、シンガポールなどアジア株式市場も軒並み安となった。世界中が景気減速懸念に怯えている。日本株だけでなく、欧米先進国各国株式市場のPERやPBRが非常に低くなっている。

TOPIXも日経平均も下放れて始まり陰線で終えた。安値10日移動平均線も割り込んだ。明日(23日は休日)、9月14日安値を更新するかどうか注目される。

TOPIX -13 @744

日経平均 -181円 @8,560円





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底値圏での往来相場が続いている

09月21日
昨日の米国株は高安まちまちだった(DJIA +7.65, NASDAQ -22.59)。本日のFOMCの結果待ちのため動きづらいのだろう。本日の日本株も高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が556に対して、下落銘柄数は942となった。騰落レシオは98.04%。この2週間ほどのディエヌエーとグリーの下げは目立つ。

TOPIXも日経平均も僅かに反発した。依然として底値圏での往来相場が続いている。しかし、いずれ必ず放れる。上に放れる可能性の方が高いが、世界経済の動向次第では、下方向への放れも意識しておきたい。

TOPIX +2 @757

日経平均 +20円 @8,741円


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25日移動平均線を再び割り込んだ

09月20日
米国株は6日ぶりに反落した(DJIA -108.08, NASDAQ -9.48)。ギリシアの債務問題が再燃したことが背景だ。欧州債務問題は根が深い。これを受けて本日の日本株全般も反落した。東証1部では上昇銘柄数が188に対して、下落銘柄数は1,398となった。騰落レシオは101.92%。

TOPIXも日経平均も反落し、先週金曜日に回復したばかりの25日移動平均線を再び割り込んだ。TOPIXは振り分け線で反落した。相変わらず不安定だ。

TOPIX -13 @755

日経平均 -143円 @8,721円


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時の利は買い転換した

09月16日
昨日の米国株は4日続伸した(DJIA +186.45, NASDAQ +34.52)。ECB、FRB、日銀などが金融市場にドル資金を供給すると発表したことで、金融システム不安が和らいだ。当然、金融株が反発した。これを受けて、本日の日本株全般も反発した。

TOPIXも日経平均も上放れて始まり陽線で終え、10日及び25日移動平均線を回復した。したがって、時の利は買い転換した。今回の買い転換は8月30日の買い転換よりも信頼性が高い。次の目標は9月1日高値だ。単なる売り方の買い戻しによる自律反発ならその手前辺りではじき返されそうだが、本物ならその上値抵抗線を突き抜けるはずだ。その場合でも、一本調子の反発は期待しにくい。欧州債務危機問題が根本的に解決されない限り、直ぐに蒸し返されるからだ。

TOPIX +17 @859

日経平均 +196円 @8,864円


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反発はしたが、まだ力強さに欠ける

09月15日
昨日の米国株は3日続伸した(DJIA 140.88, NASDAQ +40.40)。ドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領がギリシャ支援に前向き姿勢を示したことで、欧州債務危機に対する過度の不安が後退したことが背景だった。

これを受けて本日の日本株全般は反発した。東証1部では、情報銘柄数が1,316に対して、下落銘柄数は248となった。騰落レシオは104.60%。殆どの銘柄が上昇したにも関わらず、下げが目立ったのが、ディー・エヌ・エーとグリーだ。かなりの出来高を伴いながら下げている。別の銘柄に乗り換えようとしているかのようだ。

TOPIXも日経平均も反発したが、日足としては上ひげ付きの短陽線であり、反発は力強さに欠ける。まずは9月12日に空けた窓を埋められるかどうかに注目している。その次に多くのマーケットウォッチャーが注目しているのは25日移動平均線の回復だろう。

TOPIX +10 @751

日経平均 +150円 @8,668円


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時の利は売りが続く

09月14日
昨日の米国株は続伸した(DJIA +44.73, NASDAQ +37.06)。しかし、欧州債務問題に根本的な進展はまだなく、これからも世界中の市場が振り回されるだろう。最終的にはギリシャがユーロから脱退することになると指摘する専門家も多い。

本日の日本株全般は反落する銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が285に対して、下落銘柄数は1,286となった。騰落レシオは99.08%へ低下した。

TOPIXも日経平均も反落し、9月12日安値を更新した。時の利は売りが続いている。

TOPIX -8 @741

日経平均 -98円 @8,518円

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下げ過ぎからの自律反発

09月13日
中国の政府系ファンド(SWF)がイタリア国債の新発債を引き受けるとの報道から、米国株は3日ぶりに反発した(DJIA +68.99, NASDAQ +27.10)。ユーロの為替相場もユーロ安から少し戻した。これを受けて日本株全般も小幅反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,225に対して、下落銘柄数は333となった。騰落レシオは109.91%へ大幅上昇した。TOPIXや日経平均の過去半年間における現在の水準の低さとこの騰落レシオの水準を比べると異和感がある。

TOPIXも日経平均も小幅反発したが、下げ過ぎからの自律反発と見る。

TOPIX +8 @749

日経平均 +81円 @8,616円


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指数は安値更新に迫っているが、騰落レシオは・・・

09月12日
欧州の債務危機問題がまた懸念され、先週金曜日の米国株は大幅続落した(DJIA -303.68, NASDAQ -61.15)。これを受けて本日の日本株全般も続落した。東証1部では、上昇銘柄数が152に対して、下落銘柄数は1,451となった。騰落レシオは100.40%。

TOPIXも日経平均も大きく下放れて始まり、陰線で終えた。9月6日安値を更新し、3月15日のザラバ安値に迫っている。にも拘わらず、騰落レシオは100%を回復している。これは指数に対するウェイトが高い銘柄が過去25日間で何日も下げている一方で、ウェイトが低い銘柄は相対的にそれほど下げていないことを意味する。

TOPIX -14 @741

日経平均 -202円 @8,535円


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寄り付き天井

09月08日
昨日の米国株は4日ぶりに反発した(DJIA +275.56, NASDAQ +75.11)。ドイツ連邦憲法裁判所がギリシャへの支援を合憲と判断したことで欧州債務が交代したのと見方たが広がり、欧州株が全面高となったことが背景。

これを受けて本日の日本株全般は続伸して始まったが、直ぐに失速した。7月の機械受注が8.2%減だったことも影響した。東証1部では、上昇銘柄数が959に対して、下落銘柄数は512となり、上昇銘柄数の方が多かったが、実感としては逆だ。

TOPIXも日経平均も上放れて始まったが、殆ど寄り付き天井となり陰線で終えた。

TOPIX +4 @757

日経平均 +30 @8,793


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自律反発

09月07日
昨日の米国株は3日続落だった(DJIA -100.96, NASDAQ -6.5)。一時はDJIAが300ドル以上マイナスだったが、ISM非製造業景況感指数が予想以上に良かったので引けにかけてかなり戻した。

日本株全般は昨日、米国株の下げを織り込んで先に大幅に下げていたので、米国株が続落しても本日は下げるどころか反発した。東証1部では上昇銘柄数が1,185に対して、下落銘柄数は342となった。騰落レシオは90.75%。チャートの形が上昇トレンドを維持している銘柄は大きく反発した。グリー及びディー・エヌ・エーもそのような銘柄である。

TOPIXも日経平均も反発した。三空叩き込みの後だけに自律反発し易かった。まだ10日移動平均線の下に沈んだままなので、時の利は売りが続いている。

TOPIX +12 @753

日経平均 +173円 @8,763円


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三空叩き込み

09月06日
昨日の米国株式相場はレイバーデイの祝日のため休場だったが、ドイツやフランスなど欧州株が大幅安となった。これを受けて、本日の日本株全般も大きく下げた。韓国、台湾、中国など他のアジア株式相場も下げたため、日本株の下げをより大きくした。東証1部では、上昇銘柄数307に対して、下落銘柄数は1,248となった。騰落レシオは80.58%。



TOPIXも日経平均も大きく下放れて始まり、陰線で終えた。終値ベースでは3月15日の安値を更新した。これで9月1日以降、三空叩き込みとなった。本日の米国株の下げを先取りして織り込む動きだったと考えられる。本日の下げで十分織り込んでいれば、明日は下げ渋ることになるが、はたしてどうなるか?



TOPIX -14 @741

日経平均 -194円 @8,590円



2011年9月5日

10日移動平均線を再度割り込んだ

先週金曜日の米国株は大幅続落した(DJIA -253.31, NASDAQ -65.71)。8月の雇用統計で非農業部門雇用者数が増加の予想に対して横ばいだったことが失望売りへとつながった。米国の景気減速懸念がますます高まってきた。これを受けて本日の日本株全般は大きく下げた。東証1部では、上昇銘柄数が311に対して、下落銘柄数は1,236となった。騰落レシオは80.6%。



TOPIX も日経平均も窓を空けて下げ、10日移動平均線を再度割り込み、安値10日移動平均線に接している。形式的には時の利は売り転換した。米国株相場次第では直ぐに買い転換しそうではあるが。いずれにせよ、とても不安定なので売り買いどちらでも長いポジションは取りにくい。

3月11日の東日本大震災後のTOPIX及び日経平均は、急落後に自律反発し、一旦時の利は買い転換したが、間もなく再び売り転換し、約4ヶ月のレンジ相場を経て、6月下旬から1ヶ月ほど反発した。今回は原因が異なるので、動き方も違うと見ておいた方が良いだろう。



TOPIX -14 @755

日経平均 -166 @8,784


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25日移動平均線に跳ね返された

09月02日
ISM製造業景況感指数は市場予想ほど落ち込まなかったが、昨日の米国株は反落した(DJIA -119.96, NASDAQ -33.42)。これを受けて本日の日本株全般も反落した。東証1部では、上昇銘柄数が441に対して、下落銘柄数は1,049となった。騰落レシオは88.71%。指数が反落したのに対して、ゼネコンや情報通信など内需関連株が総じて上げた。レオパレスは8月29日から大きく動き始めたが、本日の17.9%という上昇率は仕手株のような動きだった。

TOPIXも日経平均も陰線で反落した。上値抵抗線である下向きの25日移動平均線に跳ね返された形である。

TOPIX -9 @769

日経平均 -110円 @8,950円


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25日移動平均線目前まで反発してきた

09月01日
昨日の米国株は小幅続伸した(DJIA +53.58, NASDAQ +3.35)。どうやら円高の動きが止まったようで、本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,015に対して、下落銘柄数は504となった。騰落レシオは87.12%。

TOPIXも日経平均も上放れて始まり短陽線で終えた。どちらも下向きの25日移動平均線、且つ、8月16日高値目前まで反発してきた。ここまでは自律反発と見ることができるが、ここから反発の強さが試される。チャートの形としては時の利が買い転換し、「ダブルボトム+下降トレンドラインの上抜け」も形成した。

TOPIX +8 @778

日経平均 +105円 @9,060円


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