羽根英樹
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1993年からサヤ取りを始める。現在でもサヤ取りを主力にトレードする個人トレーダー。
サヤ取りの秘密を暴露しすぎと一部の投資家から怒られた話題の本『サヤ取り入門』のリニューアル版『
サヤ取り入門 [増補版] 』は、発売以来ベストヒットを続けている。そのほか、著書に『
マンガ サヤ取り入門の入門』、『
マンガ 商品先物取引入門の入門』(全てパンローリング)などがある。
着実に利益を積み重ねるそのトレード手法の解説を、パンレポート「サヤ取りの実践」に連載している。
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『羽根英樹のイベントドリブントレードブログ』
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書評・FXの小鬼たち 02月06日
本書に出てくるトレーダー達の売買対象は、FXが中心ではありますが、先物、株式と多義にわたっています。原書のタイトルは「Millionaire Traders」で、元々FXマーケットに絞った本ではないと思います。本書は、インタビュー形式でトレーダーに探りを入れるといった本で、まあマーケットの魔術師シリーズのようなものです。個人的にはこの手の本は結構好きですね。どれくらいトレードの手の内を明かしているのかという期待感いっぱいで、本の端から端まで読みます(笑)。インタビュー本の成否は、インタビュアーの資質によって決まります。インタビュアーがトレードの事をきちんと理解している事は当然のことながら、トレーダーに対して鋭い質問をすることで、うまく回答を引き出す。このあたりの駆け引きの巧さは、ジャック・シュワッガー氏が絶妙で、この事がマーケットの魔術師シリーズが名著と言われる所以でしょう。反対にインタビュアーにトレードの知識がないと悲惨なインタビューになります。インタビューですから一応の形にはなりますが、少しトレードをかじった人間からみると「もっと他に聞く事はあるだろう!」と歯痒さばかり残ります。少し脱線しましたが、本書の著者、キャシー・リーエンとボイス・シュロスバーグは、トレーダーから話を聞き出すのがかなり巧いようです。トレードトレーディング収益の源泉にあたる「キモ」の部分にかなり近いところまで聞き出せているように思いました。かなり面白い本です

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