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林知之
うねり取り 基本と実践 1963年東京都杉並区生まれ。1976年から商品のサヤ取りを始め、相場の世界に入る。FAIクラブの誕生とともに株式へ移行、証券会社3社で営業を経て、2000年に林投資研究所の代表取締役に就任する。
一般社団法人投資顧問業協会において、業務第五部会員、自主規制第五部会員、関東部会幹事を兼任。
『林知之の相場「確信ある自分流」』

「この銘柄は、いつか戻る」……こんなつぶやき、ありませんか?

05月27日
人投資家が行う株式投資・トレードで、最も大きな特徴は、「なにもかも自由」という点だと思います。

組織の属するプロ、例えばファンドマネージャーは、個人的な好みで売ったり買ったりすることなんて許されません。それに対して私たち個人投資家は、なにをどう売買してもいいのです。

買いでもカラ売りでもOK、どんな銘柄を手がけてもOK。
極端なことをいえば、「株をやめてFXにしようかな」と思い立ち、実際にそうしたとしても、誰からも文句を言われません。

特に、売買の期間は自由です。
デイトレードをやってもいいし、ウォーレン・バフェット氏のような長期保有を考えてもいいのです。この部分、別の表現を使えば「売買の時間軸」が今回のポイントです。

株を買ったが、ザンネンなことに下がっている──この状況において、思いきり長期の保有ならば、単なる“マーケットのブレ”というか、ノイズとか誤差と片づけることができます。

でも、あえて「いつか戻る」なんてつぶやきが出るようならば、おそらく間違いなく、単なる強がりでしょう。「損切りが正解」と考えながらも処理をせず、問題を先送りしているのです。完全に自由な立場なのに、わざわざ「いつか戻る」なんて言葉を思い浮かべているのですから。

単純に「買い値よりも下がっている」だけなら客観的な視点かもしれませんが、「いつか戻る」というのは、とがめられてもいないのに必死に言い返している感じですよね。

ほかにも、「現物だから安心」とか「現物だから大丈夫」ってつぶやきがあります。
証券会社の営業トークを利用して、自分自身の財産を不要なリスクにさらしてはいけません。

テクニカル分析で数カ月単位の上昇を期待して買ったのに、動かない状況でもダラダラと維持したいために「この会社は成長性がある」とか、考えてもいなかったファンダメンタル分析を持ち出す……こんなパターンもあります。

いくら自由だからといって、あとづけで当初の想定をすり替えたらダメです!

なんだか、耳の痛い話、しつこいダメ出しでゴメンナサイ。
でも、大切なことなので述べました。

株を買って保有する行為は、競馬や宝くじとちがい、いわゆる期待値がプラスです。総合的には、長く持つことで報われると考えることが可能です。

でも、自由な個人投資家として、自分で決めた「期間」は守ることが重要です。
価格変動が予測不能なので、期間だけを守って行動し、ダメなときも小さい損でおわらせ、取れるときにそこそこ確実に取るという地味な作業が基本です。

同じテーマの動画は、こちらです!


YouTube動画 【それホントなの?】今はヤラれているが、いつか戻る






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「株は安く買って高く売るもの」は誤り

05月18日
株で儲けるには、「安く買って高く売る」ことだ──これこそ秘訣、神髄といわれることがあります。それに、算数としては否定しようのない正解です。

でも、この言葉をそのまま実践(現実の売り買い)に持ち込もうとすると、大きな誤りを生みかねません。意外な落とし穴があるのです。

現実は、計算どおりにはいきません。
時間を決めた待ち合わせでは、徒歩5分の距離でも、例えば7分で計算して家を出たりします。
もしも“ゼッタイに遅れることの許されない”重要な面接だったら……現地に30分前に到着して建物を確認後、近くで時間をつぶして、最後は1分前にビルに入っていく、なんて対応をするかもしれません。

こうした、「計算」と「現実」のギャップは、株式投資・トレードにおいて、考えている以上に大きなものです。
「安く買って高く売る」の前半部分、「安く買う」が問題を引き起こす要因だと私は考えます。

買い物ならば、「安く買う」が正解です。
同じ品物で、付帯的なサービスも同じならば、安いほうの店を選びます。

では、株価のように価格が動くケースでは、どうでしょうか。
人気で高かった商品が安くなってきた→「買おう!」
買った品物を消費するので、単純に過去と比べて安いことが「買い」を決断する根拠です。

でも、株は、買って消費するものではありません。
買う狙いは、「自分の買い値よりも高く売る」ことです。
ここが大きなポイントです。

株価変動を見ながら「安く買う」という言葉にとらわれると、まだ下げ途中なのに慌てて買ってしまう、なんて失敗があります。最安値を狙っての行動ですが、下げトレンドの途中ならばカラ売りが正解のところ、逆行する買いポジションを取って損をしてしまいます。

へたをすると、最も買いたい突っ込みの最安値で、「これはダメだ〜」とブン投げてしまうかもしれません。いや、それって相場あるあるですよ。

あるいは、大底を打ったと確信して買ったのに、いつまで待っても上がらない……その銘柄で損はしないものの、ほかの銘柄で儲けるチャンスを逸している状態です。そして、確率は低いかもしれませんが、さらなる値下がりリスクだけを抱えている、と説明できます。

もういちど述べます。
株で買いポジションを持つ狙いは、将来の値上がり以外にありません。
ポジションのつくり方が逆張りでも、順張りでも、見据えているのは近未来の値上がり、すなわち時間の経過を伴う「上げトレンド」です。

だから、「安く買う」を実践的な表現に変換すると……
ズバリ『上げトレンドで買いポジションを持つ』という言葉が浮かび上がるのです。

高く買ってもいい、もっと高値で売ることだけが大切なんだ──こう考えるほうが、実は素直なのです。

たしかに、同じ状況ならば、買い値が低いほうが有利です。
でも、そのためには、苦労して、手間をかけて先回りすることが求められます。
それだけ、リスクも増加するのです。

逆張りとは、順張りと同様に「将来の値上がり」を見据えながら、上記のような苦労とリスクを承知して、あえて難しいことに挑戦するポジションのつくり方です。

こうした考察抜きで、単に「安く買う」に固執すると、チグハグになりかねないわけです。

「安く買う」に固執するのは、もしかしたら、考えすぎ、狙いすぎ、力の入れすぎ、ミスをこわがりすぎ、かもしれません。でも、相場の予測は当たったり当たらなかったり……多数の参加者が同じ場所でカネの取り合いを演じていて、自分のそのひとりなのです。

本来、予測不能(予測を当てることがとても困難)の株価変動を、ムリに「当てよう!」と考えて力むことが間違っているのです。

やっぱり損切りはツラいし、できれば減らしたいと思うのが人情ですが、そんな感覚を手放さないと堂々巡り、負のスパイラルに陥ります。

ひとつ、魔法の言葉を紹介しましょう!
単純なものです。
「ゴメンナサイ」のひと言です。

上がると考えて買った銘柄が上がらない……「損切りが正解なんだよな」と思いつつも、感情がジャマしてふんぎりがつかない。ツラいし苦しい。どうすればいいんだ〜

いやいや、当てることがそもそも困難なのですから、見込み違いがあっても当たり前です。損切りが連続したって、自分の価値が下がることなどありません。堂々と損切りして、ダメなポジションを現金にして、ニュートラルな気持ちで次のチャンスを探せる態勢に戻ることが重要です。

「うわぁ、買うのは早かった」と悲愴(ひそう)感を漂わせるのではなく、当然のこととして適切な対応を取るために、「はい、ゴメンナサイ」と言ってスパッと損切りすればいいのです。

こんな覚悟、というか、開き直った気持ちがあれば、素直に「上げに乗る」ためのポジション取りができるようになるでしょう。上げについていく姿勢の順張りでも、苦労をいとわずに買い値を有利にする逆張りでも、あまり近視眼的な状態に近寄ることなく、バランスを保って実行できるはずです。

「ゴメンナサイ」は、自分を責めすぎない、不要な自分イジメをしないための言葉です。

このひと言をきっかけに、「ダメだった」「早めに損切りだ」という気持ちをつくり、意地にならずに行動する、心理テクニックのようなものです。

このテーマの動画は、これです!
(文章にないアイデアも話しています。ぜひご覧ください)


YouTube動画 【それホントなの?】株は安く買って高く売るもの



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持たざるリスク

05月02日
どんな世界にも、プロとアマチュアがいます。
では、プロとアマチュアを区別する基準は?

株式投資・トレードにおいて、売買の技術レベルでプロとアマチュアを分けたら、「プロは上手でなければならない」「アマチュアは上手でなくてもいい」という考え方も出てきそうですが、ちょっと待った!

組織に属するプロは、「他人のカネ」を動かしています。
それに対して、アマチュアの個人投資家は「自分自身のカネ」を動かします。

大切な資産を増やそうとして株式市場でポジションを取り、常に自分の大切な資産をリスクにさらすのです。そして、多くのプロたちと同じマーケットで、間接的ながら競争するのです。

実は、プロよりも上手でなければならないのです。
手を出したときは、プロよりも高い精度で結果を出すことが求められるわけです。

かかわる時間が限定されているのに「プロよりも上手でなければならない」……。
ムチャなことだと感じるかもしれませんが、個人投資家には大きな武器があります。

それは、「常に売買していなくてもいい」(休んでいることが許される)ということです。

どんな売買をするのも自由なら、銘柄も、手法も自由です。
ファンドマネージャーのように、資金の出し手に理屈を説明する仕事もありません。
ひとりで決めて、ひとりで行動すればいいのです。

そんな立場に与えられた大きなアドバンテージは、やたらと効率を求めて積極的にやらなくてもいいという部分です。難しい場面は、ひたすら見送っていいということです。

別の言い方をすれば、「得意な場面」「やさしく取れそうな状況」だけを選ぶことができる、ということです。それなのに、「ポジポジ病」なんて言葉がよく使われるように、多くの人がポジションを“持ちすぎる”のが現実です。

だったら、ほかの個人投資家と差をつけるには、ポジションを持ちすぎない、ポジションを減らすことを積極的に考えればいい、という論理が成立します。

今日のタイトルは、「持たざるリスク」という表現です。

金融においてリスクとは、「危険」ではなく「不確実性」(結果を読むことが難しい度合い)ですが、「持たざるリスク」という言葉にある視点、“損失の可能性”として話を進めます。

株を持っていないと損をする、つまり、わかりやすい上げ相場では、積極的に買いポジションを取らないことで利益を逃すこと(機会損失)に直結する、という意味です。

株価がグイグイ上昇する場面で、市況解説に登場するのが、この「持たざるリスク」です。
持っていないと損だよ──投資家を無意味にあおっているようなものです。

こんな言葉に反応してはいけません!
だって、個人投資家は自由なので、上げ相場を逃しても立場がわるくなったりしませんから。資金を預けている人から、「いい相場なんだから、どんどんやって儲けてよ」なんて言われないのです。

ふだんから、自由ゆえに“やりすぎる”(売買が多すぎる or ポジションが多すぎる)のですから、「持たざるリスク」なんて言葉に反応することなく、ひたすら抑えることで『精度を高める』努力が求められるのです。

自由が「やりすぎ」「攻めすぎ」「制約なさすぎ」につながります。
だから、自分なりにキツい制約を設ければいいのです。

「できそう」というイメージで、つい行動してしまいます。
でも、「確実にできる」くらいの確信が必要なのです。

30センチ幅の足場板の上を歩く──だれでも踏み外すことなく進めそうですが、その足場板が高い位置にあったら、どうでしょうか? 50センチの高さでも、少しは緊張します。では、10メートルの高さだったら? 危険回避の本能から「コワい」と感じるので、足を出す動作がギクシャクするはずです。

現実を考えたら、かなり割り引いて行動範囲を抑えるのが正解なのです。

でも、あれもダメ、これもダメ……と否定形を並べたら、ガマンしなければなりません。
ガマンなんて、ゼッタイにつづきません。
私たち人間の心理は、楽しいもの、ラクなものを求めているのです。

だから、行動範囲を限定するうえで、ひたすら肯定形に置き換えるのがポイントです。

駅のホームから線路に落ちたらタイヘンなので、「ホームの端を歩かない」習慣をつけたいのですが、この否定形を肯定形に変化させるのです。「ホームの真ん中だけを歩くと安心だ」という具合に。

売買でも同じです。
私は、裁量の売買では「月曜日にポジションを増やさない」というルールを決めています。
土日にいろいろ考えて、つい思いつきで余分なことをしてしまいがちなので、禁止事項を設けているのです。

でも、「月曜日はダメ」というのはメンタル的にイヤなので、「月曜日にポジションを増やさないことで、ほかの参加者よりも落ち着いた気持ちを維持できる」と考えたり、「週末に必死に考えることから解放される」といった捉え方で、心地よさを感じるようにしています。

自分で自分を誘導し、結果がよくなるように、行動の精度が高まるようにしているのです。

ガチガチに制約を設けても、自由は消えません。
当然、自分の武器である「個性」も消えません。

「かたち」を整え、おとなしい行動、控えめな行動スタイルを貫くことで、勝手気ままにやるよりも個性が結果につながるはずです。

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