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鎌田傳


「ラリー・コナーズ氏(「コナーズの短期売買入門」「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」)の経営する、TradingMarkets.comでテクニカル・アナリストを務め、現在証券会社に勤務。訳書に、「スイングトレード入門 短期トレードを成功に導く最高のテクニック」(パンローリング)、そして電子書籍「トレード成功のヒント - 米国株式市場の習性と特徴」(パンローリング)がある。」

鎌田傳の「South Bayトレーダー」 日記

ガソリンはここが天井??

02月29日
上昇の続くエネルギー市場は、あまりにも注目を集めすぎている。まるで去年3月、4月の銀市場のようだ。パニック買いは、商品価格を異常なレベルに押し上げるから、今はここが天井かどうかを議論する時ではない。現に私は原油価格132ドルを予想している。しかし現時点では、どのようにポジションを利食うかを考えるべきであり、更なる買い足しを実行する時ではない。-- ピーター・ブラント氏(Factor LLC)


さて、現在の原油の値段は高すぎるのだろうか、それとも安すぎるのだろうか。ルイス・ウッドヒル氏は、forbes.comに、こんな意見を投稿している。


原油(米国産ウエスト・テキサス・インターミディエート)は1バレル105ドル88セントで取引されている。これは1バレル79.95ユーロ、8439.69円、そして67.13ポンドに相当する。要するに、通貨の単位が違うだけで、どれも現在の1バレルあたりの原油価格が示されている。

原油価格は高いのか、それとも安いのかを判断するには、金を基準にした原油価格が役にたつ。今日1バレルの原油を買うためには、0.0602オンスの金が必要だ。1971年1月1日から計493カ月を振り返ってみると、原油の平均価格は金0.0732オンスになる。

現在の原油価格(0.0602オンス)は過去41年間の平均価格より低い。現在の金価格(1オンス1759ドル30セント)を使って計算すると、原油が長期的な平均価格に戻るためには約22%の上昇が必要だ。もちろん、このように原油が上昇すれば、1ガロンあたりのガソリン価格は65セントから75セント上昇することになるだろう。



それにしても、最近のガソリンの上げ方は急ピッチだが、下はガソリンに投資をしているETFの日足チャートだ。





円で囲ったが、注目は最近の異常な出来高の増え方だ。ピーター・ブラント氏は、「まるで去年3月、4月の銀市場のようだ」と言っているが、下が銀のETFの日足チャートだ。





特に4月の終わり頃、天井付近での出来高が膨大だ。こんなチャートを見ると、ガソリンはこのあたりが天井かもしれないと思ってしまうが、ブラント氏はこんなことを語っている、


ガソリンに投資しているETFの先週の出来高には天井の兆候が見られる。(少なくとも、いよいよ最後のパニック買いが始まったようだ。)しかし、商品市場の墓場への道は、ここが天井だと空売った人々の骨で舗装されていることを忘れないでほしい。


(参照した記事:Gasoline Prices Are Not Rising, the Dollar Is Falling

Blow-off top or the bull market sweet spot in energy prices?)



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円は買いチャンス?? -- 週末のブログから

02月27日
thestreet.comのオンライン意見調査


質問: あなたは今週のマーケットにどんな姿勢で臨みますか?

回答:

・ 強気 46.08% (147票)

・ 弱気 36.67% (117票)

・ 中立 17.24% (55票)

どんな銘柄が買われると思いますか、という質問に対する回答で最も多かったのは原油関連(22.57%、72票)。そして、どんな銘柄が売られると思いますか、という質問に対する回答で最も多かったのは航空会社(20.68%、66票)。


日本円について (bespokeinvest.com)




チャート:Bespoke Investment Group


上は、日本円に連動する上場投信の長期チャートだ。2007年から今日までの動きが示されているが、最近の円の急落で、上昇するトレンドラインが直ぐそこに迫っている。円の絶好の買いチャンス、と解釈することもできるが、もちろん言うまでもなく大きなブレイクダウンというシナリオもある。


(参照した記事: POLL: Bull or Bear?

Yen Breaking Down?)



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うるう年、2月29日は株にラッキー??

02月23日
今さら気が付いたが、今年はうるう年だから今月は29日まである。朝日小学生新聞に、「今年はうるう年 1日多いよ」という記事があり、最後の方に、こんなことが書かれている。


みなさんの身のまわりで2月29日があることの影響がないか、探してみましょう。 毎日おこづかいをもらう子は今月は1日分多くもらえますが、1か月分まとめてもらっている子は変わらないでしょう。 銀行にお金をあずけている子は、今年は1日長い分、利子が多くなり、1年後に受け取れる額は一般的に少し多くなります。また腕時計の中には、カレンダー機能が100年に1度うるう年を抜くルールに対応していないものもあります。1948年2月29日生まれの作家、赤川次郎さんは「4年ぶり」の誕生日を迎えます。


さて歴史的に見た場合、2月29日の米国株式市場は強いのだろうか、それとも弱いのだろうか。下がダウ指数の2月29日の成績だ。




資料:Bespoke Investment Group


1900年に米国株式市場が始まって以来、マーケットは21回の2月29日を経験し、成績の方はあまりぱっとしない。


・2月29日のダウ指数の平均成績はマイナス0.05%。

・中間値はマイナス0.22%。

・ダウ指数がプラスになったのは21回中の7回だけ。

・今月29日は水曜だが、2月29日が水曜になったことは3回あり、勝敗の方は1勝2敗。

・一番最後の2月29日は2008年。この日ダウ指数は、2.51%の大幅下落となった。



(参照した記事: 今年はうるう年 1日多いよ

Historical Market Performance on Leap Days)



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中東で今年核戦争が起きる!?

02月21日
今年に入ってからガソリンは25セントも上昇し、1ガロンあたりの価格は3ドル53セントになった。専門家たちは、4月の終わり頃には4ドル25セントという、記録的な価格に達することを予想している。(huffingtonpost.comから抜粋)


ガソリン価格上昇の原因の一つに、イランの核開発問題がある。


イランのメヘル通信によると、国営イラン石油公社幹部は20日、欧州連合(EU)が今後も同国に敵対的な行動をとるのであれば、19日の英国とフランスに続き、他のEU加盟国に対しても原油輸出を停止すると警告した。具体的には、EUが、イランが核開発停止に応じないことへの制裁として7月1日から発動するとしている同国産原油の全面禁輸の見直しを求めているとみられる。(中略)一方、イランの首都テヘランには同日、国際原子力機関(IAEA)の調査団が到着した。1月下旬に続く訪問で、調査団は2日間、イラン当局者らと協議を行う。イラン側は前回訪問でも十分な協力姿勢を示さなかったとされるほか、最近ではウラン濃縮に用いる新型遠心分離器の開発成功を発表するなど、核開発をさらに推進する構えをみせており、今回も成果が得られる可能性は低い。(産経新聞2月20日)


イラン軍は20日の声明で、核施設などの防御を想定した4日間の防空演習を南部で開始したと発表した。AFP通信が伝えた。イスラエルによるイラン核施設空爆説が浮上する中、防空能力を示し、イスラエルの動きをけん制する狙いがあるとみられる。演習のため、ミサイルや対空砲、レーダー、戦闘機を配備。軍の声明は「軍と精鋭部隊、革命防衛隊の協力を強化するのが目的」としている。(時事通信2月20日)


そして、「ダウ・セオリー・レターズ」の執筆者として有名なリチャード・ラッセル氏は、今年中東で核戦争が起きる危険性を語り、下記が氏の話の要点になる。


とても不吉なことが起きようとしている。人々はニュース報道でそれを知ることになるが、イスラエルは核兵器を使って、イランを攻撃することだろう。イランが核保有国になる日が近い今日、イスラエルは今年中にイランを攻撃する必要がある。もしこのような事態が起きれば、中東は完全に崩壊する。私達投資家はドルと金に注目だ。たとえドルが大きく下落したとしても、金が爆発的に上昇するから、ドルの損失を十分以上に補うことができるだろう。


もちろん核戦争など起きて欲しくないが、ラッセル氏の言うように、私達はいざという場合に備えて、資金の一部を金に回しておくべきだろう。それに最近のガソリン価格上昇で分かるように、資金の一部をエネルギーセクターに回しておくことも必要だ。チャートアナリストとして有名なジョン・マーフィー氏は、18日のブログでこう書いている。


エネルギーセクター専門の上場投信、Energy Sector SPDR (XLE)が7カ月ぶりの高値を記録した。50日移動平均線が下から上に200日移動平均線をクロスして、「ゴールデンクロス」という名前で広く知られる現象も起きている。更に、この上場投信の最近の上昇率はS&P500指数を上回り、資金がエネルギーセクターに流入していることが分かる。




リチャード・ラッセル氏


(参照した記事:Gas Prices Are Highest Ever For This Time Of Year

原油輸出停止 イラン、英仏以外のEU加盟国にも警告

核施設の防空演習開始=イスラエルをけん制か―イラン

2012′S MARKET MOVING EVENT WILL BE AN IRAN/ISRAEL WAR

ENERGY SHARES START TO SHOW RELATIVE STRENGTH)



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アップルが先か、マーケットが先か?

02月16日
下はナスダック100指数に連動する上場投信、PowerShares QQQ Trust, Series 1 (QQQ)の日足チャートです。





前日のローソク足を包む弱気な線が形成されましたが、とにかく目立つのは、今日の突出した出来高です。過去3カ月間の平均は46,606,200株、そして今日はその2.2倍に相当する105,681,986株です。パニック売りと言ったら大袈裟ですが、投資家たちが一斉に利食って来た、という雰囲気です。

ナスダックには超人気株アップルが上場されています。 下が日足チャートです。





これも弱気なローソク足、そして膨大な出来高です。今日の出来高は53,747,278株ですから通常の4倍に相当し、正に皆慌てて売ったという様相です。さてこのアップルですが、下記で分かるように、アップルがPowerShares QQQ Trust, Series 1 (QQQ)を占める割合はトップの15.05%です。





ひょっとしたら今日のマーケットでは、アップルが先にピークとなって、その直後ナスダック100指数に連動するPowerShares QQQ Trust, Series 1 (QQQ)がピークになり一転急落かと思ったのですが、実際は同時でした。





赤がアップル、緑の線がPowerShares QQQ Trust, Series 1 (QQQ)です。両方ともお昼に天井となり下げが始まりました。

一つ心配なのは、マーケットの先行指標として有名な輸送株指数の下げ方です。





上は輸送株指数に連動する上場投信の日足チャートです。今日の下げは1.95%、長い陰線です。上昇する短期トレンドラインは既に割れていますから、ここからは積極的にマーケットに参戦するのではなく、しばらく様子を見ることが必要です。


(参照した記事:QQQ - QQQ Holdings)





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注目のアップル -- 500ドルまであと一歩

02月12日
週末です。株をやる人たちは、いろいろなチャートを見ていることでしょう。先ず、来週の注目はアップルです。





言うまでもなく、投資家たちの期待は500ドルの達成です。もちろん、アップルはアメリカを代表する銘柄といった存在ですから、500ドル達成となればニュースでも大きく取り上げられることでしょう。

アップルの目標株価ですが、アナリストたちはこのように見ています。

・強気目標株価: 700ドル

・弱気目標株価: 270ドル

・49人のアナリストの平均目標株価: 568ドル49セント

ブレイクアウト専門のトレーダーなら500ドル突破で買うわけですが、しばらく横ばいが続くことを願う人も多いことでしょう。

マイクロソフトの株価は30ドル台、インテルは20ドル台、GEは20ドル弱ということで、株価の高いアップルは値嵩株に属します。しかしアップルなど問題にならないほど高い株は、あのウォーレン・バフェット氏の会社、バークシャー・ハサウェイです。下が日足チャートです。





金曜の終値は$117,980ですから、円に換算すると約915万円です。株価は無視してチャートパターンだけに注目すると、現在日足チャートには、ブレイクアウトが期待できる下辺が切り上がる上昇三角形が形成されています。しかし株価が高すぎて買えない、と最初からあきらめてしまうわけですが、実は上のチャートはバークシャー・ハサウェイのA株であり、バークシャー・ハサウェイにはB株もあります。下がB株の日足チャートです。





こちらの方は金曜の終了は78ドル79セントです。チャートにはA株と同様に上昇三角形が出来上がり、多くの投資家たちのブレイクアウト候補リストに入っていることでしょう。



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ブレイクアウトの米国株式市場 -- 買い手が期待するシナリオとは

02月06日
好調なマーケットが続いています。特に先週金曜は、予想以上に良かった雇用統計をうけて、S&P500指数はレジスタンスラインを突破して高値を更新しました。




上昇する20日移動平均線(1)と50日移動平均線(2)で分かるように、短期中期のトレンドは上げ基調です。長期トレンドを見る200日移動平均線(3)は、まだ上昇していませんが、最近はほぼ水平に近い状態になってきました。それから、先日50日移動平均線が200日移動平均線をクロスしたことで、移動平均線の並び方が上から20日、50日、200日の順番になり、いよいよ強いアップトレンドが明確になってきました。

もちろん考慮しなければならない事もあります。金曜のブレイクアウトでRSI(4、相対力指数)が70を超え、マーケットが買われすぎレベルに達しました。もちろん、相場が強いときはRSIが70を突破するのは当たり前だという反論もありますが、少なくともここでは利食いの売り物に注意する必要があります。




データ:sentimentrader.com


上は投資家たちの心理状態です。長期(Long-Term)短期(Short-Term)とも超楽観レベル(Extreme Optimism)に接近し、ほぼ皆が皆強気な状態です。逆張りを専門にする人たちは、皆が悲観的なときに買い、現在のような状況では持ち株を利食うタイミングになります。

次に、S&P500指数にボリンジャーバンドを入れてみました。





1で分かるように、金曜のローソク足は上限バンドを少し上回って終了です。これはいくらなんでも行き過ぎだから、持ち株を少し売って利食うべきだと言うことができますが、強気な人たちはこんなことが起きることを期待しています。





上は人気株アップルの日足チャートです。買い手がマーケットに期待しているのは、Aの部分で起きている、上限バンドに張り付いたまま上昇するバンドウォークという現象です。 言い換えれば、売り手がここで積極的に空売ることができない理由の一つは、マーケットにバンドウォークが起きる可能性があるためです。



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またまた話題の太陽エネルギー銘柄

02月03日
ツイッターは、どんな銘柄が話題になっているかを見つけるのに役立つ。もちろん、株価を煽るためにツイッターを利用する人も多いことだろうが、木曜のマーケットでは太陽エネルギー関連のツイートが目立ったような気がする。一例を挙げよう。下はSunPower Corporation (SPWR)の日足チャートだ。





ここ6カ月間の様子になる。先ず1で分かるように、50日移動平均線の突破に失敗した後しばらく低迷が続いていたが、2の部分で分かるように、最近は50日移動平均線が支えになっている。

もう一つ目につくのはオン・バランス・ボリューム(緑色の線)だ。矢印で示したが、40日移動平均線が長いことレジスタンスになっていたが、オン・バランス・ボリュームは最近この移動平均線をブレイクした(3)。

オン・バランス・ボリュームの上昇は買い圧力の蓄積を表し、更なる株価の上昇が期待できるだけに、太陽エネルギー関連を引き続き監視しようと思っている。



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