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鎌田傳


「ラリー・コナーズ氏(「コナーズの短期売買入門」「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」)の経営する、TradingMarkets.comでテクニカル・アナリストを務め、現在証券会社に勤務。訳書に、「スイングトレード入門 短期トレードを成功に導く最高のテクニック」(パンローリング)、そして電子書籍「トレード成功のヒント - 米国株式市場の習性と特徴」(パンローリング)がある。」

鎌田傳の「South Bayトレーダー」 日記

株をトレードする人は自信過剰??

04月30日
オンライン版のニューヨーク・タイムズに、こういう手書きチャートが掲載されています。



縦軸は投資結果、そして横軸は売買回数になり、売買回数が頻繁になるほど投資結果が悪くなります。2000年と言えばインターネット株バブル、ナスダック市場が天井となった年ですが、その年こういうタイトルの学術レポートが発表されています。

Trading Is Hazardous to Your Wealth: The Common Stock Investment Performance of Individual Investors (トレードはあなたの財産に危険: 個人投資家たちの株投資成績)

ということで、上の手書きチャートは、この学術レポートの結論を示したものです。

最近、米国ナスダック市場の調整が目立つようになりましたが、ダウ工業株30種平均、そしてS&P500指数は相変わらず高値圏で横ばい状態です。上昇相場が始まってから既に5年以上の月日が経過し、マーケットの天井を心配する人たちがさすがに増えています。言い換えると、米国のブルマーケットは、そろそろ終了の可能性がある訳ですが、ここに来て個人投資家たちのトレード数が大幅に増えています。

全米最大のオンライン・ディスカウント証券会社、TDアメリトレードの第2四半期の利益は34.7%増となり史上最高の1億9400万ドルに達した。フレッド・トムシェック氏(最高経営責任者)は、「個人投資家たちはますます強気になっている。今年最初の3ヶ月間の毎日の平均トレード回数は49万2000回に及び、これは去年の同時期を30%上回る数字だ」、と語っている。更にTDアメリトレードによると、現金が顧客の口座を占める割合は通常15%〜20%ほどだが、現在のレベルは14.8%に下がっている。

トレード回数の上昇は他の証券会社にも見られ、Eトレード・ファイナンシャルの場合は去年の同時期を33%上回り、個人投資家たちの売買が活発になっています。

頻繁なトレードは口座に悪影響という研究結果があるにもかかわらず、私たちはなぜ頻繁なトレードをしてしまうのでしょうか?カール・リチャーズ氏(ファイナンシャル・プランナー)は、こう述べています。

トレードを試す人たちが後を絶たないのは、人々は厳しい現実を知らないからだ、という説明がある。しかし私は、「自信過剰」が一番の原因だと思う。経験の無い人が傍からトレードを見ていると、それは極めて楽な作業に映る。上昇中の銘柄を買って、それが下がる前に売ればよいだけのことだから誰にでもできる作業だ。それに、オンラインの証券会社には便利なツールが多数揃っているから、トレードで稼ぐことは簡単だ、と思ってしまう。重要な質問はこれだ。「あなたは口座残高を増やしたいたいですか?」データが示していることは、トレードで、あなたの投資目標を達成できる確率は低い。

リチャーズ氏の言うことに一理ありますが、皆さんは氏の言葉を鵜呑みできますか?トレードを始める人の9割は脱落する、という現実を考えれば、たしかにリチャーズ氏の言うように最初から手堅い投資だけをするべきかもしれません。しかし、難しいトレードにチャレンジし、勝者となれば大きな報酬を得ることができることも事実です。

蟻のように絶えず働き冬のために着実に備える、という投資態度の方が賢明なのかもしれません。しかし私が魅力を感じるのはトレードの方です。

(参照した記事:The Illogic of Active Trading

TD Ameritrade second quarter profit up 35 percent on net new assets

Some signs that mom and pop are back in the market)



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投資資金の話/少ない口座資金の話

04月27日
もっと資金があれば7000株買えたのに、と少ない資金を嘆くことがあります。私たちは50億円、100億円と豊富な資金を持つ機関投資家ではありませんから、買える株数は最初から極めて限られています。聖書に、こういう話があります。

ある人が旅行に出かけるとき、僕たちを呼んで、自分の財産を預けた。



それぞれの力に応じて、一人には五タラントン、一人には二タラントン、もう一人には一タラントンを預けて旅に出かけた。早速、五タラントン預かった者は出て行き、それで商売をして、ほかに五タラントンをもうけた。同じように、二タラントン預かった者も、ほかに二タラントンをもうけた。しかし、一タラントン預かった者は、出て行って穴を掘り、主人の金を隠しておいた。

そして、いよいよ主人が旅から帰ってきます。

さて、かなり日がたってから、僕たちの主人が帰って来て、彼らと清算を始めた。まず、五タラントン預かった者が進み出て、ほかの五タラントンを差し出して言った。『御主人様、五タラントンお預けになりましたが、御覧ください。ほかに五タラントンもうけました。』主人は言った。『忠実な良い僕だ。よくやった。お前は少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ。』

次に、二タラントン預かった者も進み出て言った。『御主人様、二タラントンお預けになりましたが、御覧ください。ほかに二タラントンもうけました。』主人は言った。『忠実な良い僕だ。よくやった。お前は少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ。』

ところで、一タラントン預かった者も進み出て言った。『御主人様、あなたは蒔かない所から刈り取り、散らさない所からかき集められる厳しい方だと知っていましたので、恐ろしくなり、出かけて行って、あなたのタラントンを地の中に隠しておきました。御覧ください。これがあなたのお金です。』主人は答えた。『怠け者の悪い僕だ。わたしが蒔かない所から刈り取り、散らさない所からかき集めることを知っていたのか。それなら、わたしの金を銀行に入れておくべきであった。そうしておけば、帰って来たとき、利息付きで返してもらえたのに。さあ、そのタラントンをこの男から取り上げて、十タラントン持っている者に与えよ。


私は聖書の専門家ではないので、この物語に下手な注釈はしたくありませんが、私は一タラントンを預かった僕と同じです。現に僕は、「恐ろしくなったので金を地の中に隠した」、と答えています。私自身株をやっていて、時々これは行けると思う銘柄に遭遇することがあります。口座資金の大半を使って買うべきなのですが、少ない資金を失ったら大変という思い(恐怖心)に支配され、結局保守的な額で投資してしまいます。こんな時に限って銘柄は大幅上昇となり、後で歯がゆい思いをします。

五タラントン預かった僕、二タラントン預かった僕にも恐怖心はあった筈です。商売をして儲けた、ということですが、言うまでもなく商売をして必ず儲かるという保証はありません。もう一つの注目は、五タラントンという金は僕の金ではなく主人の金です。要するに、僕は他人の金で商売したのですから、これは株の世界なら金を借りて買う信用取引と同じです。

もちろん、聖書は信用取引を奨励している、と結論するつもりはありません(笑)。しかし、主人が褒めたのは、主人の金を使って賭けに出た僕です。商売に失敗し、五タラントンを全て失い破産ということもあるかもしれませんが、私は賭けの精神を持ち続けたいと思っています。


(情報源: マタイによる福音書25章)



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知ったら終い: コーヒーを買っているのは誰?

04月25日
コーヒーのファンドが、今年に入ってから約2倍になったことを伝える見出しです。



世界最大のコーヒー豆生産国であるブラジルが歴史的な干ばつに襲われ、関係者の話によると、今年の全世界のコーヒー生産量は予想される需要に1100万袋ほど追いつかないようです。(1100万袋は、世界第2位の生産国であるコロンビアの年間生産量に匹敵する。)

「よし、それなら買ってみよう」、と早速動き出した人たちもいる筈ですが、ここで思い出したのは音輪明宏さんのブログです。

昔、自由の国、アメリカにはゴールド・ラッシュというものがあった。アメリカの西部の川でどっかの誰かがものすごい量の砂金を見つけて一夜にして大金持ちになったという話。皆さんも一度は聞いたことがあると思う。

根本的な話をすれば金が出たと聞いた噂話を聞いた時点でもう遅いと思わないといけない。噂になる頃には、金なんてあらかた採り尽くされてるに決まっている。たとえ金があったところでそんなに人が集まったら儲けなんて微々たるもの。


そのとおりだと思います。一言で言うとこうなります。

知ったら終い

(材料があっても、実際にその材料を知ってしまったら(世に出てしまったら)相場はお終い、という意味。出た瞬間に織り込み済みになる、ということ。)


下はコーヒーの日足チャートです。



注目してほしいのは、ローソク足チャートの下にあるCOTレポートを基に作られた三本の線です。

・ 赤: 大口投機家 (0より上の場合は買っている。ゼロより下の場合は売っている。)

・ 青: 小口投機家 (dumb money 愚かな金と呼ばれることもある。)

・ 緑: コマーシャル・ヘッジャー(当業者。実際にコーヒー豆が必要な業者たち。例: スターバックス)

コーヒーが低迷している時(1)、コーヒーを積極的に買っていたのは当業者であるコマーシャル・ヘッジャーです。その反対に、大口投機家(非当業者:たとえばヘッジファンドなど)は売り手です。

そして今年に入り、コーヒーが急騰している状況(2)で買っているのは大口投機家であり、コマーシャル・ヘッジャーは売り手です。言い換えると、コマーシャル・ヘッジャーはコーヒーの上昇を見て慌てて買うようなことはなく、低迷時に買い溜めたコーヒーを売って利食うことができます。

更に、大口投機家自身が、今回の急騰要因の一つになっています。とにかく、コーヒーは長い低迷でしたから、大口投機家は空売りで利益を上げ続けていました。しかし干ばつが材料となり上昇が始まり、大口投機家たちは売りポジションを一斉に買い戻しです。正に踏み上げが起きてしまった訳です。

もう一つチャートを見てみましょう。トウモロコシの日足チャートです。



1の部分で分かるように、安値圏で買っていたのは当業者たちであり、最近の上昇を見て買っているのは大口投機家たちです(2)。

もちろん、コマーシャル・ヘッジャーの方が大口投機家より優秀である、という意味ではありません。コマーシャル・ヘッジャーの場合、高い原料を仕入れたのでは会社の利益に悪影響となってしまいますから、原料が安い時に積極的に買います。しかし、ヘッジファンドのような大口投機家は、直ぐに良い結果を出さないと顧客に逃げられてしまいますから、どうしても現在動いているものを中心に投機することになります。

皆さんは、どちらのタイプの投資家/投機家になりたいですか?コマーシャル・ヘッジャーですか、それとも大口投機家タイプですか?


(参照した記事: 騙される人、騙す人。投資の世界にはその2種類しかいないなんて書いてみた(´・ω・`)

知ったら終い(しったらしまい) - 実践!相場用語集

Coffee Funds Nearly Double So Far This Year)



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なぜトレードの計画を立てるのか?

04月22日
金持ちになりたい、という願望を持つのは悪いことではありませんが、それがトレードの弊害になってしまうことがあります。たとえば頻繁なトレードです。特に、短期間で金持ちになってやろうという願いを実現させるためには、じっくりと長期投資をする事はできませんから、どうしても頻繁なトレードをしてしまいます。

では、頻繁なトレードを避けるべきだ、というアドバイスをする人が多いのは何故でしょうか?よく聞く回答は、「たとえ手数料が安くなったとはいえ、あまりにも頻繁にトレードをしていたのではトレード利益が減ってしまう」、というものです。確かに、毎日30回、40回とトレードをしていたのでは毎月の手数料は膨大なものになります。それに、これは実際にトレードを始めると分かることですが、最初から直ぐに儲かるトレーダーはいませんから、手数料は損額を更に拡大する結果となります。

ある新人トレーダーが、こんなことを述べています。

頻繁にトレードをしてはいけない、という事は何度も聞いていたが、私はその悪い癖を身に付けてしまった。今は、しっかリと自分をコントロールすることができるようになり、規律のあるトレードをしている。

注目は、コントロールと規律です。新人トレーダーの言葉を言い換えると、こうなります。

私は自分自身をコントロールすることができなかったので、規律を欠くトレードを頻繁にしてしまった。

自分を抑えることができない大きな理由の一つは感情です。テレビのニュースだけでなく、ツイッターなどのSNSで株情報が直ぐ手に入る今日この頃ですから、「これはかなり行ける!」、などといった話を聞くと直ぐに買いたくなってしまいます。

トレードに規律が無いのは、あらかじめ用意したトレード計画が無いためです。こういう話を聞いたことがあるでしょうか?

プロのトレーダーが儲けることができるのは、事前に立てた計画に沿ったトレードをしているからだ。多くの人たちは、プロは臨機応変に頻繁なトレードをして利益を上げていると思っているようだが、それはとんでもない誤解だ。

私は、プロ・トレーダーがやっているチャットを利用したことがあります。チャットはマーケットが始まる45分ほど前から始まり、今日注目の銘柄が先ず紹介されます。なぜ、この銘柄は買いなのか、いくらで買い、いくらで利食うのか、間違った場合はどこで損切るのか、といったことが説明されるので計画に沿ったトレードをすることができました。もちろん、マーケットの最中には他の面白そうな銘柄が出てきますが、それらをトレードすることはありません。

以前の私の上司は、現在デイトレーダーとして成功していますが、彼も事前に立てた計画に従ったトレードだけをしています。トレードを始めた頃はCNBCで取り上げられた株、株掲示板で話題の銘柄などもトレードしたようですが、結局それらは自分で選んだものでないからダメだ、と元上司は語っています。

レストラン・ベニハナの創業者、ロッキー青木氏の本に、「成功したければマニュアルに従え」、といったことが書かれていました。たとえば、世界で大成功しているマクドナルドにはマニュアルがあります。新しい店を出す場合、全ては既に用意されたマニュアルに沿って進められ、その日その日の責任者の気分によって違うことが試されるなどといったことは決して起きません。

青木氏が強調していることは、先ず自分自身のマニュアルを作り上げること。そしてマニュアルが出来上がったら、それに従ってビジネスを展開すること。成功のマニュアルが出来上がってしまえば、二軒目、三軒目とレストランをオープンすることは簡単だ、ということです。

もう一つ指摘したい事は、どんなに確実だ、と思われるトレードにもリスクはあります。突然のテロ事件で株が大幅に下げる、といったことも起きますから、儲けが100%保証されたトレードなどありません。頻繁なトレードは資金を必要以上にリスクにさらす事と同じですから、あらかじめ厳選したトレードだけに的を絞ることは資金を守ることにもつながります。




(参照した記事: 4 Psychological Pitfalls That Will Blow Your Account)



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ニューヨーク証券取引所: 聖金曜日はなぜ休みなのか?

04月19日
復活祭の週末です。今日金曜は聖金曜日、なぜか米国株式市場は休みです。聖金曜日は米国の祝日ではありませんから、ほとんどの民間企業は今日も通常どおりに営業しています。それなのに、なぜ米国株式市場は聖金曜日を休みにしたのでしょうか?株の投資家は特に罪深いので、聖金曜日を懺悔の日に定めたのでしょうか?

さっそくグーグルで検索すると、「なぜ聖金曜日は株式市場が休みなのか(Why the Stock Market Is Closed on Good Friday)」、という記事が出てきました。下が要約です。




ニューヨーク証券取引所が聖金曜日を休日にしたのは、その日がクリスチャンにとって重要な日であるということもあるが、過去二回の暴落に関係があるようだ。アート・キャシン氏(UBS)は、こう説明している。「伝説によると、聖金曜日にニューヨーク証券取引所が営業したら、株が暴落してブラック・フライデーになってしまった。ということで、証券取引所は聖金曜日を休日にしてしまった。しかし事実は、そんな暴落など起きていない。」 (注: ニューヨーク証券取引所が聖金曜日を休日にしたのは150前だが、1898年、1906年、そして1907年の聖金曜日は例外として営業した。)

暴落は無かった??といことは、証券取引所は何の根拠も無く聖金曜日を休日にしてしまったのでしょうか?こういう話があります。

悲劇的な「ブラック・フライデー」の暴落は本当に起きた。しかし、それが起きたのは株式市場ではなく金市場だ。1869年9月24日、金曜日、ジェイ・グールドとジム・フィスクの二人の悪党のお陰で、金市場は暴落となった。

金曜日に金が暴落するというのも出来すぎた話ですが、この一件は9月24日ですから聖金曜日ではありません。ということで、はっきりした理由は分かりませんが、日本流に言うなら「触らぬ神に祟り無し」といったところでしょうか?

(参照した記事:Why the Stock Market Is Closed on Good Friday)





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米国株式市場: 変なティッカー・シンボル

04月17日
7974と言えば任天堂の証券コードですが、アメリカの場合は数字ではなく、アルファベットで形成されたティッカー・シンボルが使われます。例えば、アップル株のティッカー・シンボルはAAPLになり、グーグルの場合はGOOGです。



ティッカー・シンボルを見ただけで、どの会社か直ぐに分かる場合もあります。例えば、IBMのティッカー・シンボルはIBMです。そして、プロクター・アンド・ギャンブルのシンボルはPGです。中には、こういう変わったティッカー・シンボルもあります。

WOOF: 動物病院を経営するVCA Antech Incのティッカー・シンボルです。WOOFはワンワンという犬の鳴き声です。

MOO: MOOはモーという牛の鳴き声ですが、これは農業関連銘柄に投資しているETF、Market Vectors Agribusinessのティッカー・シンボルです。

BID: Sotheby'sのシンボルです。BIDには入札という意味があり、Sotheby'sは骨董品や絵画などのオークション会社です。

TAN: TANは褐色や日焼けを表す単語です。このシンボルは、ソーラーエネルギー株専門のETF、Guggenheim Solarのものです。

YUM: おいしそうな食べ物を見ると、アメリカ人たちは「yum-yum」、と言います。YUMはチキンでお馴染みのKFC、そしてピザハットの親会社(Yum! Brands, Inc)のシンボルです。

SEA: ご存知のようにSEAは海です。このシンボルは、Claymore/Delta Global Shippingという海運株専門のETFのものです。

BIN: BINは「ゴミ箱」です。これはProgressive Waste Solutions Ltdという廃棄物処理会社のシンボルです。

AU: 化学の授業を思い出してください。AUは金の原子記号です。このシンボルは金鉱会社、AngloGold Ashanti Ltdのものです。

BEAT: BEATには打つ、鼓動するという意味があります。このシンボルは、BioTelemetry, Incという心臓監視装置を製造する会社のものです。

それでは質問です。

KOのティッカー・シンボルは、どの会社のものでしょうか? KOと聞くとボクシングのノックアウトを想像しますが、正解はコカ・コーラ社です。





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マーケット関係者たちのコメント

04月15日
・ 現在のマーケットに顕著に見られることは、投資家たちはベータ値の高い株を売り、優良な大型株へ資金を移動させている。-- ブライアン・ジェイコブセン(Wells Fargo Funds Management)

・ 最近3ヶ月から6ヶ月間のチャートを見てほしい。特に注意を払ってほしいのはナスダック総合指数と小型株指数のラッセル2000だ。最近目につくのは、短期間に何本もの長い陰線が形成され、これが示していることは米国株式市場は明らかに調整が始まっているということだ。 -- フィル・パールマン(Social Leverage, LLC)

・ マーケットの調整色が濃厚になり、投資家たちはバリュエーションを重要視するようになった。 -- ウリ・ランデスマン(Platinum Partners)

・ 投資家たちは、資金を大々的に新興市場の株へ移動させている。先週、新興市場株のファンドへ流入した資金総額は29億ドルにおよび、これは2013年2月以来最高の金額だ。(ビジネス・インサイダー)

・ マーケットは大きく上げていただけに、たった一つの悪い決算ニュースが、マーケット全体に悪影響を与えやすい状況だ。-- ドロシー・ウィーバー(Collins Capital)

・ 3月の米国非農業部門雇用者数は19万2000人増、そして2月の数値は+19万7000人に上方修正された。失業率は6.7%、1週間の平均労働時間も0.2時間増えた。海外情勢では、もちろんまだ問題はあるがウクライナ情勢は大きくエスカレートすることなく、そして心配された新興市場の崩壊も起きていない。こんな状況だが、米国株式市場は下げが顕著になった。何故だろうか?極めて簡単に説明すると、ヘッジファンドが株を徹底的に売っているからだ。報道によれば、あるヘッジファンドは3月だけで18%もの損を出している。ヘッジファンドはレバレッジを最大限に活用しているから、今日のような下げ相場が始まると持ち株を投げるしかない。 -- マイク・ラーソン(Money And Markets)

・ 大きく売られているのは爆発的な上昇を遂げたナスダック銘柄だ。言い換えれば、売られている株は限定されている訳だが、これからは売りは他の業種の株へ広がっていくことになるだろう。 -- パトリック・アダムズ(PVG Asset Management)

・ 10%、15%といった本当に大きなマーケット調整が起きるのはQE(量的緩和)が終了する秋だ。(バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ)

・ 急騰、大化けした銘柄に売りが集中している。しかしS&P500指数を見てほしい。大きく崩れることなく被害は最小限に喰い止められている。これが意味することは、現在起きている下げは買いチャンスだ、ということだ。 -- ダン・チャング(Fred Alger Management)

・ 火曜のS&P500指数は強い、ということを以前話したことがある。今年ここまでのS&P500指数は0.83%減だが、もし火曜を入れないで計算するとマイナス8.13%だ。 -- ライアン・デトリック(Schaeffer's Investment Research)

・ 春、そして夏と言えばバーベキューだが、今年は牛肉が高くなりそうだ。ロサンゼルス・タイムズによれば、牛肉用の牛の数が8770万頭に減り、これは1951年以来最低の数値だ。それに海外からの牛肉需要も増えている状態だから、牛肉価格が史上最高となった1987年に似ている。(The State Column)

・ 配達時間を短縮するために、アマゾンは倉庫の数を増やし従業員の数も増やしている。しかし同時に、アマゾンは辞めたい人には5000ドルを支払うという選択肢も与えている。なぜそんな事をするのだろうか?関係者の話によれば、倉庫で本当に働きたい人だけを社に残すのが目的だ。(CNN)






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性格に合ったトレード方法、性格に合わないトレード方法

04月12日


自分自身の経験から、このツイートには同感です。5年以上前になりますが、出来高で売買タイミングをつかむ方法を教えるセミナーに参加したことがあります。確かにユニークな方法で、これは使えるかもしれないと思いましたが、もう一つ訴えてくるものがないのです。

RSI(相対力指数)のセミナーも、私にはしっくりしませんでした。講師は現役のヘッジファンド・マネージャーだったので、会場には多くの人たちが集まり、実例を使っての講師の説明はとても興味深いものでした。しかし、出来高のセミナーの時と同様に、もう一つ訴えてくるものがないのです。食わず嫌いは良くないと思ったので、実際にこの方法を試してみましたが、結果は冴えないものでした。やはり、自分の性格に合わない手法では良い成績を上げられないようです。

最近はトレード用アルゴリズムを使って自動売買ができますから、手法が性格に合う合わないは関係なくトレードをすることができます。極端な言い方をすれば、トレード知識がゼロでも、トレード用アルゴリズムを利用することで利益を上げることが可能です。(言うまでもなく、成績の良いアルゴリズムは高額です。しかし、それが長期間に渡って使えるという保証はありません。)

自分に合ったトレード方法について、Woodshedderさんは、こう述べています。

トレードを始めた最初の数年間で大切なことは、自分の性格にあったトレード方法を確立することだ。私はウィリアム・オニール(『オニールの成長株発掘法』の著者)の方法に興味があったので、売買にはブレイクアウトを使った。要するに、上放れで買い、下放れで売る方法だ。このやり方を数年間続け、確かに利益を上げていたのだが、トレードをする度に不安感があった。不安になった理由は二つある。ブレイクアウトで買うのも良いが、私はブレイクアウトを予期した買い、言い換えればブレイクアウトの起きる直前に買いたいと思った。そして、上放れで買った場合に感じることは、ひょっとすると高値をつかんでしまったのではないかという不安だ。

ご存知のように、ブレイクアウトの全てが成功パターンではありません。ダマシということもありますから、上放れても直ぐに売られてしまい、また以前の株価に戻ってしまうこともあります。

上放れの後、株価が直ぐ弱くなるようなら私は持ち株を早速処分した。しかし、売ったとたんに再上昇ということもよく起きたから、私は売買手法の見直しが必要であることを痛感した。結論を言えば、私はブレイクアウトで買うことをやめ、ブレイクアウト後に起きるプルバック(戻し)で買うことにした。プルバックの方法が完全に身に付くまで約1年かかったが、この方法は自分の性格に合い、今は売買する度に不安感は無い。

トレードをする度に不安な気持ちになる、または違和感があるといった状態なら、そのトレード方法は自分の性格に合っていない可能性があります。極論すれば、トレードにはプルバックを利用した方法、そしてブレイクアウトに乗る二つの方法しかありません。買いの場合なら、上放れでの買いと押し目買いです。もしあなたが、上放れでの買いにしっくりしないものを感じているなら、次回は押し目買いを試してみることをお勧めします。

(参照した記事:Buying Breakouts vs. Pullbacks)



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前向き思考はトレードに邪魔!?

04月10日


あらかじめ負けを想定しておく、というのは重要なことだと思います。トレードにあてはめて言えば、負けを想定することは損切りの設定を意味しますから、負けの想定は資金を守ることにつながります。

よんぎさんのツイートを読んで思い出したのは、著名トレーダー、ラリー・ウィリアムズさんの言葉です。


自分の経験とリサーチを基にして、私はこういう信条を作り上げた。

「今自分のしているトレードは失敗に終わる。大きな負けになる。」

何と悲観的な信条だ、と前向き思考を実行している人たちは言うことだろう。トレードは成功する、必ず上手く行く、というのが前向き思考であり、このお陰でトレーダーたちは必要以上に大きな売買をしてしまう。更に、自信満々でトレードに臨んでいるから、株価が逆に動いても直ぐに損切ることができない。要するに、負けているポジションの保有が長期化してしまうのだ。

私の信条、「今自分のしているトレードは失敗に終わる。大きな負けになる」、について考えてみよう。データは、この信条の正しさを証明している。75%のミューチュアル・ファンドのマネージャーは、ダウ指数の伸び率より良い成績を上げることができない。そして、短期トレードを専門にするトレーダーの80%は口座の全資金を失ってしまう。私自身の場合も、多くのトレードで損が出ており、あなたもそうなることに間違いない。

私の信条を受け入れてほしい。「このトレードは、おそらく失敗するだろう」、という考えが頭にあれば適切な損切りを設定することができ、一度のトレードで大きな損を出すことがなくなる。言い換えれば、沈み始めた船から素早く脱出することができるのだ。

私の信条を受け入れてほしい。「このトレードは失敗するぞ」、と最初から思っていれば、必要以上に大量な売買をすることなど起きない。信用口座を利用して、いつも目一杯買っていたのでは、少しの値動きでたちまちマージン・コール(追い証)だ。

前向き思考が原因となり、多くのトレーダーたちが道理に合わない危険なトレードを行なっている。明らかに難しいマーケット状況であり、どう考えても勝ち目がない状態でも、彼らは勝ちを信じてトレードを行う。正に、自ら災難を求めているのと同じだ。



(情報源: よんぎさんのツイート

Long-Term Secrets to Short-Term Trading)



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米国株式市場: 先週もっとも元気だったのは石炭株

04月07日
ダウ工業株30種平均の日足チャートです。



やや長めの陰線(1)が金曜のローソク足です。レジスタンスライン(A)の突破に失敗し、期待された高値の更新は無く、ダウはほぼ安値引けとなりました。見てのとおり、直ぐ下には上昇する短期トレンドライン(B)が迫っています。

金曜のダウの下げは159.84ポイント(0.96%)でしたが、先週全体では0.27%の下落です。さて、先週もっとも好調だったのは+2.72%の石炭です。石炭株指数の日足チャートを見てみましょう。



12月30日の高値付近が壁になり、金曜のローソク足(1)には失速を示す長い上ヒゲが形成されていますが、石炭株指数は3月13日以来9.54%の上昇です。(同期間のダウは+1.89%) 2の部分を見てください。3本の移動平均線(20日、50日、200日)が一点に集まり上昇が始まっています。言い換えると、短期、中期、そして長期トレンドが下げから上げに転換した可能性があります。週足チャートを見てみましょう。



1-2-3ボトムの可能性があります。11月の高値(2)を突破するとアップトレンドが明確になる訳ですから、2の高値突破は買いシグナルです。

石炭株は嫌われている物の代表的な存在ですから、現在展開されているラリーは単なるデッド・キャット・バウンスかもしれません。しかし、割安株を狙う人たちが本格的に買い始めている可能性もありますから、しばらく石炭株を追ってみようと思います。



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投資家たちの心理状態は1999年に似ている?

04月04日
毎週木曜、AAIIから個人投資家たちのセンチメントが発表されます。向こう6ヶ月間、株式市場は上昇するだろうか、下がるだろうか、という質問に対する回答ですが、今回はこんな結果です。

・ 上がると思う(強気): 35.4% (前回は31.2%)

・ 下がると思う(弱気): 26.8% (前回は28.6%)

・ 6ヶ月後も今日とほとんど同じレベルだと思う(中立): 37.9%(前回は40.3%)





この意見調査は1987年から始まり、下が歴史的平均値です。

・ 強気: 39.0%

・ 弱気: 30.5%

・ 中立: 30.5%

見てのとおり、今回の結果は強気と弱気は歴史的平均値を下回り、中立はそれを上回っています。AAIIはこう書いています。


中立センチメントが歴史的平均値を上回るのはこれで13週連続になり、こんな事が起きるのは1999年以来初めてだ。


最高記録は15週連続です。これが起きたのは、1999年の7月29日から1999年の11月4日までになり、99年と言えばインターネット株バブルのピークです。下は、ダウ工業株30種平均の月足チャートです。





1が1999年7月、そして2が1999年11月のローソク足です。マーケットの天井で、通常より高い中立センチメントの数値が連続した訳ですが、これは今日の様子に似ています。現在、ダウ工業株30種平均は史上最高のレベルで推移しています。そして、平均を上回る中立センチメントは13週連続ですから、あと2週で99年の記録に追いつきます。

もちろん、中立センチメントだけでマーケットは天井だ、と断言することは無茶です。注目したいのは、今月の2週目から本格的に始まる企業の決算発表です。はたして、決算内容は投資家たちを満足させることができるでしょうか?今月の後半は大きな動きがありそうな気配です。


(参照した記事: AAII Sentiment Survey)



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米国株式市場の大幅調整は無い!?

04月01日
量的緩和の縮小、更に連銀は思っているより早く金利を引き上げるかもしれないという見方が高まり、多くの人たちは低金利時代の終焉、そして高金利時代の到来を予測しています。しかし現状は、下の米30年国債の利回りチャートで分かるように、長期金利は上がるのではなく逆に下がっています。



1月がピークとなり、現在の利回りは3.558%です。繰り返しになりますが、高金利到来が予想されるなら、国債は売られて利回りは上昇する筈です。なぜ、このような予想に反する展開になっているのでしょうか?

マイケル・ゲイド氏(Pension Partners, LLC)は、こんなことを指摘しています。

テーパリングやタカ派的なイエレン氏のコメントにもかかわらず、国債が買われ長期金利が下がっている。更に興味深いことは、投資家たちが最近買っている株は電力やガスなどの公益株、そしてヘルスケア関連などの一般的に言われる安全株だ。これが意味することは投資心理の変化であり、投資家たちは明らかに株式市場の大きな下げを心配している。

今日の米国株式市場に見られる危険シグナルとして、USA TODAYは次の三つを挙げています。

1、IPO(新規公開株)の失敗: 待望されたIPO、King Digital Entertainmentが3月26日、ニューヨーク証券取引所に上場された。IPOの初日取引は平均で22%ほどの上昇になるが、King Digital Entertainmentの初日は15%の下落だった。更に、最近取引が始まった8つのIPOの全てが低迷しており、投資家たちのIPOに対する関心度が下がっている。

2、弱さが見え始めた人気株: フェイスブック、テスラ・モーターズなどの急上昇していた株が最近大きく売られている。

3、売られる小型株: 2013年のマーケットで大活躍したのは小型株だが、今年の小型株の成績は冴えない。


今年ここまでの動きを見てみると、大型株指数のS&P500は+1.4%、小型株指数のラッセル2000は+0.16%です。極めて大ざっぱな言い方になりますが、大型株は安全であり、小型株は投機性が高く危険度も高くなります。もちろん大幅上昇が期待できるのは小型株の方ですが、今年に入ってからの成績が示していることは、投資家が求めているのは安全性です。

先週も指摘したことですが、もう一つ忘れてはいけないのは最近好調な新興市場株です。とにかく大きく売り叩かれていただけに、割安株を求める資金が新興市場へ流入し始めています。ゲイド氏はこう語っています。

もし新興市場も低迷しているなら、私は米国株式市場の大幅調整を声高に叫んだことだろう。しかし、最近の好調な新興市場のお陰で、米株は大きな調整を免れることができそうだ。


(参照した記事:Is this the correction, or a coming crash?

Warning signs are flashing on Wall Street

Not so sweet IPO: Candy Crush maker slides 15%)





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