通勤のお供に投資の仲間たち携帯版を
■開催予定のセミナー ■DVD一覧 ■お買い物 ■ブログのホームに戻る
「ラリー・コナーズ氏(「コナーズの短期売買入門」「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」)の経営する、TradingMarkets.comでテクニカル・アナリストを務め、現在証券会社に勤務。訳書に、「スイングトレード入門 短期トレードを成功に導く最高のテクニック」(パンローリング)、そして電子書籍「トレード成功のヒント - 米国株式市場の習性と特徴」(パンローリング)がある。」
「マーケット関係者が抱える10の心配事」、という記事の第4番めに、迫る米国の金利引き上げが記されています。「超低金利が永久に続くことは有りえない。利上げは時間の問題だ」、という声が多いことで分かるように、人々は金利の上昇を既に受け入れているように見えます。こんな状況ですから、金利引き上げが実施されたとしても、投資家たちはそれを当然の事と受け止め、さほど驚かないのではないでしょうか? 金利の引き上げは、投資家たちに大きなショックを与えるだろう。 -- ジョシュア・フリードマン(キャニオン・パートナーズ) 「一理あるな」と思った記事ですが、CNNマネーは、こんなことを指摘しています。 今日の多くの投資家は新米だ。個人投資家だけでなく、ウォール街のプロも含めて、ほとんどの人たちには金利上昇周期の初期段階を目撃したことがない。2004年6月以来、金利上昇という投資環境は起きておらず、今日31歳の人たちは、その頃まだ酒を飲むことができない子どもだった。 投資において経験が無いというのは危険要素になり、人々は金利引き上げに対して、必要以上に大袈裟な反応を示す可能性がある。ウォール街で30年の経験を持つベテラン、アート・ホーガン氏はこう語っている。「多くの人たちは、金利が引き上げられるとマーケットに歴史的な大きな動きが起きると思っているようだ。しかし、そんなことが起きることはない。」 CNNマネーは、違った視点から利上げを見ることを勧めています。 新米投資家は、「金利が上昇する」ということに敏感になりすぎている。たとえば、連銀が金利を0.25パーセンテージ・ポイント引き上げたとしても、金利は相変わらず1%未満の超低金利だ。2006年の金利は4%を常に上回っていた。しかしその年、S&P500指数は13%を超える上昇だ。 一番最後に、CNNマネーは、こんな心配事も指摘しています。 連銀も、ある意味で新米だ。もちろんイエレン議長、それに連邦公開市場委員会のメンバーには金利引き上げの経験がある。しかし、現在と同じ状況での金利引き上げ経験のある人はいない。ヨーロッパはマイナス金利、そして金利低下が世界的に起きている状況で連銀は金利引き上げの用意をしている。それに連銀は、4兆ドルを超えるバランスシートを最終的に縮小させなければならない。アート・ホーガン氏は、「この膨大なバランスシートは極めて扱い難い問題になるだろう」、と述べている。 今年の後半、または来年に金利引き上げが予想されていますが、実際に引き上げとなればマスコミは大々的に報道することでしょう。言うまでもなく、ほとんどのジャーナリストにも金利引き上げの報道経験が無いことでしょうから、彼らも新米です。投資家、連銀、ジャーナリスト、正に新米だらけです。皆が利上げを予期しているとはいえ、こんな状況を考えると、金利引き上げはやはり心配材料です。 (参照した記事:10 disasters money pros are worried about Problem: Many investors are 'rate hike newbies')
最近のStockCharts.comには、米国株式市場の天井を警報しているような記事が目立ちます。 * 4月22日: How Do Stock Market Tops Form? Part 1(株式市場は、どのように天井を形成するのか? パート1) * 4月24日:How Do Stock Market Tops Form? Part 2(株式市場は、どのように天井を形成するのか? パート2) * 4月27日:How Do Stock Market Tops Form? Part 3(株式市場は、どのように天井を形成するのか? パート3) * 4月27日:SPY Monthly PMO: Long-Term SELL Signal Lurking(S&P500指数に連動するETFに迫る売りシグナル) 一番最後の記事を参照して、チャートをさっそく作ってみました。 StockCharts.comは、PMO(プライス・モメンタム・オシレーター)という指標を使っていますが、これは多くのトレーダーにお馴染みのMACDと動きはほとんど同じです。下は、S&P500指数に連動するETFの月足チャートにMACDを入れたものです。 2007年以来、売りシグナルは2度出ています。 A(2008年1月): 金融危機で米国株式市場は大幅下落です。 B(2011年9月): 大きな崩れはありませんでしたが、マーケットは数ヶ月間にわたって、12月移動平均線の下での推移となりました。 現在の様子がCです。MACDライン(赤)はシグナルライン(青)を下抜けて(デッドクロス)、売りシグナルが出ています。しかし、今日を含めてあと4日の取り引き日が残っているので、今月のローソク足はまだ完成していません。ですので、売りシグナルを確認できるのは、今月の最終取り引きが終わってからになります。 上のチャートに、もう一つ指標を入れてみましょう。 円で囲いましたが、パラメーターを14に設定したRSI(相対力指数)は、買われすぎな状態が2年間も続いています。(一般的な解釈は、70以上の数値は買われすぎ、30以下は売られすぎです。)もちろん、このままもうしばらく強いマーケットが続く可能性もありますが、MACDとRSIの二つからは黄信号が点滅中です。 (参照した記事:SPY Monthly PMO: Long-Term SELL Signal Lurking)
スマート・マネー (smart money)、ダム・マネー (dumb money)という言葉をよく聞きます。スマート・マネーは賢い金のことであり、ヘッジファンドやミューチュアル・ファンドなどの投資プロたちを指します。ダム・マネーは愚かな金を意味し、大衆や個人投資家のことです 。ウォーレン・バフェット氏、ジョージ・ソロス氏、ビル・グロース氏などはスマート・マネーに属し、つまらぬミスが多い私はダム・マネーの代表です。 投資銀行やミューチュアル・ファンドは投資のプロ、言い換えると両者はスマート・マネーですが、ベン・カールソン氏(公認証券アナリスト)は昨日のブログで、こんなことを指摘しています。 金融機関は、投資の専門家たちの集まりだが、外見と中身はだいぶ違う。下記は、投資のプロたちが、私たちに知られたくないことだ。 ほとんどの場合、彼らはマーケットに何が起きているのかが分かっていない: 多くの例が示しているように、金融市場の動きを正確に予想できる人は極めて少ない。更に、過去に起きたことを適切に説明できる業界のベテランも少ない。もちろん、詳しい解説をしてくれる人もいるが、それが本当の原因かは分からない。要するに、彼らの説明は事実ではなく投資家たちを説得するために用意された話だ。 議論されていることは、さほど重要なことではない: 資金の25%を外国株に向けるべきだろうか?それとも35%を配分するべきだろうか?引退した人のポートフォリオは、資金をどのように分散するべきだろうか?これらは興味深い話題だが、投資に極めて重要な核心となるようなものではない。大局観を持たず、このような些細な事ばかりを強調するアドバイザーは、顧客を単に迷わせるだけだ。 スマート・マネーなど存在しない: 大衆という言葉で表現される個人投資家が馬鹿にされる傾向がある。しかし、レバレッジの乱用で資金の大半を無くすなどといった多数の実例で分かるように、投資のプロも個人投資家と大きな違いはない。 結果とは無関係な報酬: マーケットは投資家を差別しない。博士号などなくても、だれでも株を売買することができる。それに、考え方が間違っていたとしても儲かってしまうこともある。好成績をあげたのは一年だけ、というファンド・マネージャーが多く、彼らは今日も成績に関係なく報酬を得ている。更に、ファンド・マネージャーの好成績は実力だったのか、それとも単に幸運だったかを見分けるのは難しい。 評価が難しいファンド・マネージャーの成績: マーケットは7%下げた。しかし、このファンドは3%しか下げなかったから、このファンドのマネージャーは優秀だ。マーケットは10%上昇した。しかし、ファンドは+9%だから、このファンドのマネージャーの腕は悪い。成績評価は、マーケットと比較する必要があるのだろうか?絶対的な数字には意味が無いのだろうか?白、黒と簡単に成績を評価することが出来ないのが現状だ。 大胆な発言をする専門家ほど人気がある: 大衆は、自信たっぷりに大胆な予想や意見を語る専門家を信用する傾向がある。ウォール街もそれを十分に承知しているから、間違っても「分かりません」、などといったことは言わない。しかし多くの場合、正しい答えは「分かりません」だ。 (情報源:Things People in the Finance Industry Don’t Want You to Know)
木材価格の下げが止まりません。 木材は住宅建築に欠かせない商品ですが、低迷する木材価格は、私たち個人投資家に何かを知らせようとしているのでしょうか?ジョン・ワゴナー氏(金融ジャーナリスト)は、先週こんなことを書いています。 木材価格は住宅市場の良い指標であるだけでなく、米国経済の状況を把握するために役立つ指標でもある。住宅価格、住宅着工件数などのデータが毎月発表されるが、それらのデータには数週間、数ヶ月の遅れがある。しかし、木材価格には遅れはない。なぜなら、木材は商品市場で取り引きされているから、私たちは遅れのない現在の木材価格を知ることができる。 信じられない話かもしれないが、木材価格と株式市場には、私たちが思っている以上に密接な関係がある。業界関係者から高い評価を受けたペンション・パートナーズ社から発表されたレポートによると、私たちは木材価格と金価格に注意を払う必要がある。 ごく簡単にレポートの要点を言うとこうなる。「過去13週間を振り返り、もし木材価格の上昇率が金を上回っている場合は株に積極的に投資する。もし反対なら、積極的な株投資は止めて守りを固める。」 では現状はどうだろうか?去年の終わり頃から木材は低迷し、金の方が明らかに強い。だから株は大幅下落となる、と結論することはできないが、少なくともこれからの株式市場は不安定な展開になる、と言うことはできる。 ゼロヘッジは、木材価格は先行指標であることを指摘し、こう書いています。 経済指標として原油価格と銅価格がよく取り上げられるが、木材価格と米GDPには強い相互関連がある。今日、木材価格は18ヶ月ぶりの安値を記録した。前に同様なことが起きたことがあるが、話はハッピーエンドにはならなかった。 下は、ゼロヘッジに掲載されているチャートです。 先ず、上半分のAを見てください。2008年、金融危機でマーケット(S&P500指数)は大幅下落となりましたが、木材価格の方は2004年がピークとなり、S&P500より先に下げが始まっていました。正に、木材は先行指標といった様相です。 Bは現在の様子です。S&P500指数の上昇基調は崩れていませんが、木材は既に明確な下げ基調に入っています。さて、今回もマーケットは木材を追って下げることになるのでしょうか?CNNマネーのポール・ラモニカ氏は、こう語っています。 著名ヘッジファンド運用者デービッド・アインホーン氏は空売りポジションを増やしている。当社が入手したアイホーン氏が株主へ宛てた手紙によると、今年の米国企業の利益は下降となる可能性が高く、現在の米国株式市場は割高だ。 更に、今朝のCNBCとのインタビューで、マーク・モビアス氏(Templeton Emerging Markets Group)も米国企業利益の減速を指摘し、米株から離れることを勧めています。 (参照した記事:Three investment lessons from the trees Bears waving more red flags about stocks Time to get out of US stocks: Mobius The Most Important Commodity For Housing Is Screaming "Recession")
金曜の米国株式市場の結果です。 主要株式指数は3つ揃っての下げとなり、いよいよ本格的な調整が始まった、という声が多く聞かれます。下はS&P500指数の日足チャートです。 金曜は長めの陰線が確かに形成されていますが、見てのとおり、最近は横ばいが続いています。(入れた移動平均線は200日移動平均線) 下に入れたのは、生活必需品セクターに投資しているETFとの比較です。Aの部分を見てください。右下がりとなっています。これが意味することは、S&P500指数の伸び率はこのETFの伸び率より悪いということです。要するに、生活必需品のETFの方がS&P500指数より成績が良い訳ですから、投資家たちは安全な株に資金を移して守りを固めています。もちろん、マーケットが調整となってしまえば生活必需品株も下げます。一般的に言えることは、調整という局面では生活必需品株は打たれ強く、ハイテク株などより下げ率が低くなります。 「6年もブルマーケットが続いているのだから守りを固めるのは当然だ」、という意見の他に注意したいのは季節性です。 5月に株を売って相場から離れろ(Sell in May and go away.) あまりにも言い古された言葉なので、こんなことを実行する人は少なくなった、と思われるかもしれませんが、下はS&P500指数の過去20年間の季節性です。 見方を円で囲った4月で説明します。 1を見てください。75という数字で分かるように、過去20年間でS&P500指数が4月に上昇した割合は75%です。言い換えると、4月が高くなった確率は75%あり、過去20回中15回上昇したことになります。2の2.1という数字は、4月の平均上昇率が2.1%であることを示しています。 既に気が付かれたと思いますが、年間を通じて最も好調なのは4月です。AからEは5月から9月のマーケットになり、「5月に株を売って相場から離れろ」、という相場の格言が言うように、来月からはパッとしないマーケット展開が予想されます。 こういうデータもあります。 過去87年間の4月の季節性です。横軸には1、2、3という数字が入っていますが、これは4月の第1取引日、第2取引日、第3取引日を表わします。興味深いのは、第15取引日あたりがピークになり、残りの取引日は弱くなります。ひょっとすると、昨日の下げが下げの始まりかもしれません。ということで、季節的な要素を考えると、ここからのマーケットには大きな上昇を期待することはできません。
ドラギ総裁はどんなことを言うだろうか、と注目された記者会見ですが、とんだ邪魔が入りました。 ECB総裁の会見を中断、女性が机に飛び乗り独裁抗議の紙吹雪(ブルームバーグ) 女性は「ECBの独裁を終わらせろ」と叫びながら紙吹雪をまいたが、警備員に机から引きずり下ろされ会見場の外へ連行された。(ブルームバーグ) 女性の名前はJosephine Witt、ハンブルクの大学に通う21歳の学生です。「ECBの独裁を終わらせろ」、というのが彼女の言いたかったことですが、注目は彼女のシャツに書かれている言葉です。 ECB DICK - TATORSHIP ECBは欧州中央銀行のことですが、注目はDICK - TATORSHIPです。独裁を終わらせろ!、と彼女は叫んでいた訳ですが、独裁はDICTATORSHIPですからDICK - TATORSHIPではありません。 なぜ彼女はDICK - TATORSHIPという表現を使ったのでしょうか?DICKには「ばか者、間抜け、能なし」という意味があります。要するに彼女は、「欧州中央銀行の独裁を終わらせろ」、と単に言いたかっただけでなく、「欧州中央銀行はバカの集まり、無能の集団だ」、とも言いたかった訳です。 今回の一件は主要報道機関が取り上げ、更にツイッターなどのソーシャルメディアでも大人気となりましたから、Josephine Wittさんは一瞬にして有名人になりました。ジャーナリストだという偽の身分証明を持って、荷物検査などのセキュリティー・チェックを簡単に通過して記者会見場に入れたということですから、多くの人たちが既に指摘しているように警備状況の甘さを感じます。 机の上に突然飛び乗ってきた彼女にドラギ総裁は驚き、恐怖を感じたことでしょう。彼女がテロリストでなく、単なる笑い話で今回の一件が終わり本当に良かったと思います。 追伸: Josephine Wittさんのツイッターです。( https://twitter.com/josephine_witt) (参照した記事:ECB総裁の会見を中断、女性が机に飛び乗り独裁抗議の紙吹雪 ピーター・スペンスさんのツイート This is the protester who got into the ECB and glitter-bombed Mario Draghi)
トレーダー・コーチとして有名なブレット・スティーンバーガー氏は、「金融市場で成功している人たちには3つのタイプがある」、と語っています。 1、統計学者型: 過去のデータを分析し確率を重要視するタイプです。 統計学者タイプの人たちに共通して言えることは、過去のデータに基づいて、成功の確率が高いものだけをトレードする。突発的なニュースで株価が荒れることがあるが、最終的に株価はノーマルな状態に戻るものだ。 2、理論家、セオリー派: 相場観を語ることが好きな人達の多くは理論家、セオリー派に属します。 セオリー派にとって重要なことは全体像だ。ファンド・マネージャーの場合なら、中央銀行や政府による金融政策、それに地政学的リスクなどを考慮して、全体的な金融環境を先ず把握する。中央銀行の姿勢はタカ派だろうか、それともハト派だろうか?極めて簡単に言えば、中央銀行が量的緩和を促進しハト派な態度なら、その国の株は買いだ。 3、トレーダー型: このタイプにとって重要な事は、マーケットに繰り返し現れるパターンだ。言い換えると、トレードで成功するためにはパターンを素早く認知する能力が要る。 パターンと言っても、それはチャートパターンだけに限られたことではありません。スティーンバーガー氏は、投資心理もパターンの一つに含めています。現在の市場の雰囲気は明るいでしょうか、それとも大衆は恐れを感じて株を売っている状態でしょうか?優れたトレーダーは市場のムードを把握するのが上手いものです。 スティーンバーガー氏は、こんな興味深いことも指摘しています。 「私はデータを重要視する統計学者型、そしてセオリー派でもありトレーダーでもある」、という人が存在することは確かだが、そんなやり方で実際に成功している人は少ない。何故だろうか?大きな理由の一つは、一人のトレーダーが3つのタイプを備えることはトレードの失敗になってしまうからだ。たとえば、あなたは大局的に見た場合、買いが正しいと判断したとしよう。しかし一時的な悪いニュースで株価が崩れ投資心理が一転すると、あなたも一転して株を売ってしまう。 (参照したサイト:The Three Paths to Success in Financial Markets)
前回はストキャスティク・ポップ(買いパターン)について書いたので、今日は売りパターンについて書きます。既にご察しの方々もいると思いますが、ストキャスティク・ポップを逆にすると売りシグナルを得ることができます。買いの場合はストキャスティク・ポップですが、売りの場合の名称はストキャスティク・ドロップです。 使う指標: ストキャスティク: パラメーター(70、3、3) ADX: パラメーター(14) ストキャスティク: パラメーター(14、3、3) ストキャスティク・ドロップ: �� パラメーターを70、3、3にセットしたストキャスティクは50未満であること。(単に50未満であるだけでなく下降していることが好ましい。) �� ADXは20未満であること。 �� 上の2つの条件が揃ったら、パラメーターを14、3、3に設定したストキャスティクが20を割ったら空売る。 アルミニウムで有名なアルコアの日足チャートで説明します。 矢印で分かるように、70、3、3に設定したストキャスティクは50未満、そして下降しています。これが第1の条件です。 円で囲いましたが、ADXは20未満で推移しています。二つの条件が揃ったので、あとは売りシグナルが出るのを待つだけです。 Aが売りシグナルです。14、3、3に設定したストキャスティクが20を割っています。これが起きたのは1の陰線です。もし、この日の終値で空売った場合の株価は15ドルちょうどです。 利食い、損切りはストキャスティク・ポップの時と同様にパラボリックを利用します。(パラメーター:0.02、0.2) 赤い点がパラボリックです。ローソク足より上にパラボリックがある場合は、空売りポジションを持ち続けます。利食い(損切り)は、Bのように点がローソク足の下に出現したら行います。Bの終値で利食った場合の株価は13ドルちょうど、もし翌日の始値で利食った場合は12ドル92セントです。
先日、「過熱した株を買う方法: ストキャスティクス・ポップ」と題して、ストキャスティクスを使った買い方法を紹介しました。今日は、その改良版です。(注:言葉をストキャスティクス・ポップからストキャスティク・ポップに改めます。) 先ず、ストキャスティク・ポップを考案したのはジェイク・バーンスタイン氏、この改良版を作ったのはデイビッド・ステックラー氏です。 ストキャスティク・ポップ(改良版) 買い方法:(アップル株の日足チャートで説明します。) 1の点線は買われすぎレベルを示す80に引かれ、2の点線は売られすぎを示す80に引かれています。 ストキャスティクのパラメーターは70、3、3です。 3の青い線は50に引かれています。買い候補になる銘柄は、4の部分のように、ストキャスティクが50以上にあり上昇していることです。 次にADXを入れてください。(ADX: J.W.ワイルダー氏が考案した相場のトレンドの強さを見るための指標) パラメーターは14、入れた点線は20に引かれています。(20以上の数値は強いトレンドを示し、20未満は弱いトレンドを示します。) �� 50以上でストキャスティクが上昇している(矢印の部分) �� ADXが20未満になるのを待つ(円の部分) � ↓△両魴錣�揃ったら、あとは買いシグナルが出るのを待つだけです。 14、3、3に設定したストキャスティクを加えてください。 一番下が14、3、3に設定したストキャスティクです。1の点線は買われすぎを示す80、2は売られすぎレベルを示す20に引かれています。3の80を突破したところが買いシグナルです。 ��70、3、3のストキャスティクは50以上で上昇している。 ��ADXが20未満で推移している。 ��14、3、3に設定したストキャスティクが80を突破したら買う。 では、どこで利食い、または損切るべきででょうか?ステックラー氏は、パラボリックを使うことを勧めています。 ローソク足の上下に入っている赤い丸い点がパラボリック(Parabolic SAR)です。(パラメーター:0.02、0.20) Bのように、パラボリックがローソク足より下にある場合は買いポジションを持ち続けます。Cのように、パラボリックがローソク足より上に出現したら利食い、または損切りです。
ロシア株のETF(Market Vectors Russia)が下降するトレンドラインを突破した。 -- J.C.パレッツ 下がパレッツ氏のブログに掲載されている日足チャートです。 見てのとおり、単に一本のトレンドラインを飛び越えたのではなく、中期、長期のトレンドラインも突破しています。ロシア株が低迷していた大きな理由は原油安ですが、最近の動きを原油のETFと比較してみましょう。 黒い線がロシア株のETF、赤が原油のETF(United States Oil)です。ほぼ同様な動きが続いていましたが、4月早々ロシア株のETFはブレイクアウトです。「原油がこんな状態ではロシア株は買えない」、と多くの投資家が言っていましたが、このブレイクアウトが物語っていることは、投資家たちにとって原油安はもはや大した問題ではありません。 先月の12日になりますが、ジェレミー・シュウォーツ氏(WisdomTree)は、こんなことを述べています。 世界に12万の会員を持つCFAインスティテュートが会員たちに質問した。「2015年は、どの国の株を買うべきだろうか? (注:CFAは公認証券アナリストの略) トップ4は米国、中国、インド、そしてロシアだった。低迷が続き、多くの投資家に避けられ続けてきたロシアだが、多数の投資ストラテジストがロシア株に注目していることは確かだ。 シュウォーツ氏は、ロシア株が極めて割安であることを指摘しています。 一番上(A)がMSCIロシア株指数です。過去20年間の株価収益率(PER)の中央値は6.6倍、そして今年1月31日時点における株価収益率は3.4倍ですから、ロシア株は超割安です。一番下(B)のS&P500指数(大型米株指数)を見てください。両方の数字はほぼ同じですから、現在のレベルは割高でも割安でもありません。まだ超割高ではないから買ってみよう、という意見もあることは確かですが、既に7年目に入ったブルマーケットを考えると、ここで積極的に買う気にはなれません。 もう一つチャートを見てみましょう。 ノーベル経済学賞を受賞した、シラー教授が考案した「シラーのPER」です。これによると、現在のS&P500指数のPERは27.16倍、そして歴史的平均値は16.59倍ですから、現在のレベルは極めて割高です。現時点で暴落の危険があるのは米株の方でありロシア株ではありません。 (参照した記事:Russian Stocks Break Out in April Most Great Investments Begin in Discomfort: Is Russia Turning a Corner?)
トレード成功のヒント - 米国株式市場の習性と特徴
スイングトレード入門 短期トレードを成功に導く最高のテクニック
コナーズの短期売買入門 NEW!!
魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門