「生涯現役のトレード日記」
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夷陵の戦いから学ぶもの 03月01日
≪ある日の師弟の会話≫
From: Eureka!
Sent: Sunday, March 01, 2009 3:59 PM
To:….@freeml.com
Subject: [eureka_cm:9042] 夷陵の戦いから学ぶもの
皆さん、こんにちは。
○○さんも三国志から多くのことを学んでいるようですね。
夷陵の戦いにおける劉備の戦い方は、それまでに義兄弟であった関羽と張飛が殺されたため仇討の感情に支配され、冷静な戦略が立てられなったため、戦略・戦術の原理原則から乖離しすぎたと言えます。陣をどんどん後退させる陸遜に持久戦に持ち込まれ、追撃を続けるうちに補給線が細く長くなりすぎた上、最前線に殆どの兵力を集中している、しかも当初の水陸両面からの攻撃ではなく、陸上に兵力を集中していることに危うさを感じなかったのか?事実、陸遜が水上から、劉備軍の本陣ではなく後方の補給線を急襲し始め、劉備軍は総崩れとなった。
夷陵の戦いの劉備の采配を相場に当てはめてみましょう。
上昇相場に乗って、買いの増し玉を重ね逆ピラミッド型で買い上がって行く。買い玉の主力の買値はどんどん上がって行くが、含み利益総額は増加していく。大勝利を手にしたも同然だ~!やがて高値圏のこう着状態となり、数週間から数ヶ月間の保ち合い相場となる。このとき、資金はほとんど投入し切り満玉に近い状態となっている。当初は、つなぎ売りも入れる予定だったが、根拠もなく上昇相場の継続を確信するあまり、両面作戦は白紙撤回し買い一辺倒で作戦続行を決定する。やがて、これ以上相場が上がりそうもないという雰囲気が支配的なってくると買い方の利食い売りが始まり(味方の寝返り)、それに乗じて売り方が空売りを仕掛けはじめると相場の下落は加速する。逆ピラミッド型で補給線が伸び切った買い玉はあっという間に含み損領域へ落ち込み、つなぎ売り玉もないのでなすすべもなく損失だけが拡大していく。
どうでしょうか?戦と相場の本質はまったく同じだということが分かると思います。だから、相場でも戦略的、戦術的思考は大切なのです。
優利加
From:○○
Sent: Sunday, March 01, 2009 10:04 AM
To:…..@freeml.com
Subject: [eureka_cm:9041] Re: 地の利と時の利を味方につけると強い
優利加先生、皆さんこんにちは
32期○○です
NYダウも日経も7000割れを必死に食い止めようとしているみたいですね。
僕は三菱UFJの追撃売り待ち、日本製鋼所25DMA反落10DMA下抜けで売り参戦したいと思っています。
陸遜は時の利、地の利がそろうまで待ったのが勝因なのですね。
一方劉備は勝利の方程式を無視して我流でやってしまったため負けるべくして負けたのですね。
戦線を離れていた孔明は蜀軍のフォーメションを聞き激怒したみたいですが・・・
これからも陸遜のように「守」を遵守していきたいです。
2009/02/27 0:18 Eureka!:
皆さん、こんばんは。
○○さん、相場全体は依然として天の利、地の利、時の利、すべてが売りです。日経平均ベースの予想EPSから計算したフェアバリューから判断すると、自然体で行けばさらに下げるはずですが、政府の政策発動や年金の買い支え等もあるので、7,000円割れは何とか避けようという強い力が働いていると思われます。
但し、現在の予想EPSは2009年3月期決算が中心なので、4月末から5月末までに2010年度3月期決算予想が出そろい、新年度の予想EPSが現在の110円前後からどの程度上になるのか下になるのか次第で、昨年10月下旬以降続いている底値圏での保ち合いからどちらかへ放れることになるでしょう。
夷陵の戦いで陸遜が劉備を壊滅できたのは、蜀軍の補給線が伸び切り3ヶ月間の対峙で劉備軍の士気が緩み切った(地の利)ところで、火攻めと夜襲による奇襲(時の利)をかけたことが主因でしょう。昔も今も、地の利と時の利を味方につけると強いです。
優利加
From: ○○
Sent: Thursday, February 26, 2009 9:31 PM
To: ….@freeml.com
Subject: [eureka_cm:9039] Re: 本日の相場
優利加先生皆さんこんばんは
32期○○です
今日の日経は10DMAを一時上抜きましたが結局戻り売りに押されたようです。
直近安値7685円を突破できるかどうかですね。
騰落レシオ82.87、上方新値2本、株価サイクル⑥
売り戦略ですね。
今は反発警戒で三菱UFJの最小売り玉だけです。
監視中の日本製鋼所は出来高が急増し大きく反発、10DMAを上抜きました。
僕が数日前売り玉手仕舞いした時つなぎ玉をいれて両建てしとくと威力を発揮するのですね・・・
上下どっちの展開も考えられるので今は様子見です。
同じ職場の△△さんが、
三国志の陸孫が劉備を破った時のように
絶好の時機が来るのを待ちたいと言ってました。
なるほどなぁと思いました。
連戦連勝で圧倒的に有利だったはずの蜀が呉に大敗したのは
劉備の慢心おごりに対して陸孫が我慢に我慢を重ねた結果なんでしょうか。
ひたすら防戦していた陸孫にしびれをきらした劉備が陣を乱して呉に進入した時
この時をまっていた陸孫は守勢から一気に火攻めに転じて蜀軍を壊滅させました。
馬良の諌めを聞き、ほどよく勝って引き上げればよかったのですが・・・
孔明が聞いた時はすでに遅しでした・・
いくら資金があっても劉備のように兵法・レジュメを無視した戦いをすれば
あっという間に大敗・退場しますね。
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