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優利加

2003年8月から個人投資家に株式トレード技術の指導をする「優利加塾」を開講。2007年4月から准教授として大学及び大学院にて「数理ファイナンス」、「金融工学」、「ファイナンス概論」、「経営財務」などの科目を講義する一方、学部生及び大学院生の「演習(ゼミ)」の指導も行っている。モットーは「自他共楽」と生涯現役の株式トレード。著書の『 生涯現役の株式トレード技術』は、2006年2月出版以来、続々と感動の声が殺到。 ブルベア大賞2006 大賞を受賞。

「生涯現役のトレード日記」

A株は年初来高値を更新したが「被せ線」

04月26日
昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -134.97 @26,462.08, NASDAQ +16.67 @8,118.68)。ドル円為替レートは111円台後半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が731に対して、下落銘柄数は1,325となった。騰落レシオは90.19%。東証1部の売買代金は2兆5756億円。

TOPIX -2 @1,618
日経平均 -49円 @22,259円

フィラデルフィア半導体指数(SOX)が下落した一方、インテルは売上高予想を下方修正したため、時間外取引で大幅安となった。これを受けて、東京市場でも半導体株が売り優勢となった。日経平均は一時200円超下げる場面もあったが、切り返して陽線で終えた。

日経平均の日足チャートで現状認識をしてみよう。4月15日に値が切り上がって以来横ばいが続いている。上に行きたいのだが下に引っ張る力を振り切れず保ち合いとなっている。今日は大きく下げて始まったが切り返して陽線で終え、辛うじて上向きの10日移動平均線の上にある。その下は上向きの25日移動平均線、さらにその下は上向きの60日移動が続いている。株価サイクル3(着実な上昇局面)である。10連休を目前にとりあえず手仕舞い売りしたという感じである。

A株はザラ場で年初来高値を更新したが陰線で下げ、「被せ線」となった。これも10連休前の利益確定売りが優勢となった。連休明けがどうなるか見ものである。

33業種中21業種が下げた。下落率トップ5は、非鉄金属(1位)、金属製品(2位)、石油・石炭(3位)、倉庫・運輸(4位)、鉄鋼(5位)となった。
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A株、長い保ち合いを上放れて上昇に弾み!

04月25日
昨日の米国株式相場は小幅反落した(DJIA -59.34 @26,597.05, NASDAQ -18.81 @8,102.10)。ドル円為替レートは111円台後半での動きだった。本日の日本株全般は上げた。東証1部では、上昇銘柄数が1,578に対して、下落銘柄数は489となった。騰落レシオは94.99%。東証1部の売買代金は2兆2781億円。

TOPIX +8 @1,620
日経平均 +108円 @22,308円

日銀の金融政策決定会合で、金融緩和を少なくとも2020年春までは続けると明示したことで、株価指数が買い戻された。しかし、もうすぐ本格化する主要企業の2019年3月期決算発表を控えて、上値を追いかけて買おうという動きはなかった。

日経平均の日足チャートを見ると、今日は陽線で終えたが、4月15日以来続いている保ち合いレンジを抜けていない。

以前からたびたび指摘しているA株は3ヶ月弱の保ち合いを、昨日から出来高を伴って上に抜けてきた。上昇に弾みが付きそうだが、さて、どこまで上がるか?

33業種中27業種が上げた。上昇率トップ5は、陸運(1位)、その他製品(2位)、不動産(3位)、小売(4位)、石油・石炭(5位)となった。
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株価サイクル3だが保ち合いが続いている

04月24日
昨日の米国株は大幅上昇した(DJIA +145.34 @26,656.39, NASDAQ +105.56 @8,120.80)。ドル円為替レートは111円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が547に対して、下落銘柄数は1,510となった。騰落レシオは93.54%。東証1部の売買代金は2兆3229億円。

TOPIX -11 @1,612
日経平均 -60円 @22,200円

米国株は大幅高となったが、日本株は10連休と主要企業の2019年3月期決算発表を目前に控えて手仕舞い売りが優勢だった。上海株が軟調だったことも日本株の売りを誘った。日経平均は後場に一段安となり、一時は100以上下げた。

日経平均の日足チャートを見ると、今日は陰線だったが、まだ上向きの10日移動の上で推移しており、その下に上向きの25日移動、さらにその下には上向きの60日移動平均線が続き、株価サイクル3(着実な上昇局面)である。ただ、4月15日以来、保ち合いが続いている。エネルギーが蓄積されているので、早晩、上下どちらかに放れるはずだ。大きな悪材料が飛び出してこない限り、多分、上だと思う。

33業種中27業種が下げた。下落率トップ5は、電気・ガス(1位)、証券(2位)、輸送用機器(3位)、石油・石炭(4位)、金属製品(5位)となった。
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連休明けには外国人の買いが入ってくる?

04月23日
昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -48.49 @26,511.05, NASDAQ +17.21 @8,015.27)。ドル円為替レートは111円台後半の前日比やや円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,234に対して、下落銘柄数は779となった。騰落レシオは93.89%。東証1部の売買代金は1兆9461億円。

TOPIX +4 @1,623
日経平均 +42円 @22,260円

米国株が高安まちまちとなり、売買材料が不足気味で、大型連休を控えているため積極的な売買は手控えられた。4月に入ってから上昇が目立っていたファーストリテイリングが売られ、この1銘柄だけで日経平均を40円強押し下げた。外国人投資家の日本株保有残高は異例の低さとなっているため、リバランスをするとすすれば、連休明けには外国人の買いが入ってくると考えられる。

株価サイクル3(着実な上昇局面)を維持している。上向きの10日移動平均線の上で推移しているが、4月15日以来保ち合いが続いている。

33業種中24業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、石油・石炭(2位)、陸運(3位)、精密機器(4位)、建設(5位)となった。
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参加者が少なく薄商いで小動き

04月22日
先週金曜日の米国株式市場は休場だった。ドル円為替レートは111円台後半での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が976に対して、下落銘柄数は1,058となった。騰落レシオは97.07%。東証1部の売買代金は1兆6263億円。

TOPIX +2 @1,619
日経平均 +17円 @22,218円

海外市場は休場が多く参加者が少ないため薄商いだった。材料不足からも、日本株全般は小動きだった。改元に伴う4月27日〜5月6日の10連休が始まるまで後1週間を切ったが、手仕舞い売りが優勢となって相場が崩れる兆候は見られない。

米中貿易戦争による中国景気の失速は杞憂に終わりそうである。中国の3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、政府版も民間発表版もどちらも好不況の分水嶺となる50を超えた。中国政府が昨秋から打ち出した景気刺激策の効果が出始めている。

仮需による潜在的売り圧力も小さい。東証1部の時価総額に対する信用買い残は、4月5日時点で0.355%であり、2009年5月(0.3532%)以来の低水準である。日経平均は4月15日以来横ばいが続いているが、10日、25日、60日の各移動平均線は上向きであり、連休明けには上放れするか?

連休中の主なイベントは次の通り。
4月30〜5月1日:FOMC
5月1日:米サプライマネジメント協会(ISM)の製造業景況感指数
5月3日:米雇用統計

33業種中17業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、海運(2位)、建設(3位)、小売(4位)、不動産(5位)となった。
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10日移動平均線が上向きのときは・・・

04月19日
昨日の米国株式相場は上げた(DJIA +110.00 @26,559.54, NASDAQ +1.98 @7,998.06)。ドル円為替レートは119円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,147に対して、下落銘柄数は899となった。騰落レシオは100.45%。東証1部の売買代金は2兆208億円。

TOPIX +2 @1,617
日経平均 +110円 @22,201円

米国株式相場がやや上昇したのを受けて、TOPIXも日経平均も小幅高となった。中国の広東省で主力家庭用ゲーム機の販売が承認されたと報道され、任天堂が大幅高となった。しかし、4月19日は聖金曜日の祝日で、香港、ロンドン、米株式市場が休場となるため、取引に参加する海外投資家が少なかったことが響き、小動きとなった。

日経平均の日足チャートを確認しておこう。下から順番に、上向きの60日移動平均線、上向きの25日移動平均線、上向きの10日移動平均線が並んでおり、株価はその上で推移している。株価サイクル3(着実な上昇局面)である。ただ、この2日間は短陰線で高値を更新できずに上値は重い動きとなっている。これが現状認識である。この先はどうなるかはどうやっても正確には予測できない。ただ、経験則から、10日移動平均線が上向きのとき、株価がその上方で推移する確率は70%くらいである。

33業種中13業種が上げた。上昇率トップ5は、その他製品(1位)、機械(2位)、電気機器(3位)、水産・農林(4位)、海運(5位)となった。
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短期的な過熱感から利益確定売りが優勢

04月18日
昨日の米国株式相場は小幅安となった(DJIA -3.12 @26,449.54, NASDAQ -4.15 @7,996.08)。ドル円為替レートは111円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が192に対して、下落銘柄数は1,907となった。騰落レシオは97.68%。東証1部の売買代金は2兆2288億円。

TOPIX -16 @1,615
日経平均 -188円 @22,090円

米国株が小幅安となり、日経平均は前日まで5日連続で上昇していたことに加えて、明日は米国市場が休場となるため、日本株は利益確定売りが優勢となった。アジア株が下げたことも相場の足を引っ張った。米国では、医療保険制度の改革、「国民皆保険制度」を巡る思惑から製薬会社や医療保険株が下げた。東京市場では、薬価に下げ圧力がかかり、収益が圧迫されるとの見通しからアステラスや中外製薬などの医薬品株が売られた。

日経平均の日足チャートを見ると、短期的な過熱感がでており、10連休を前に利益確定売りをしておきたいという気持ちが優ってきたようである。

33業種中30業種が下げた。下落率トップ5は、医薬品(1位)、精密機器(2位)、パルプ・紙(3位)、金属製品(4位)、水産・農林業(5位)となった。
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日経平均、目先の上値抵抗線は12月3日の戻り高値@22,699円

04月17日
昨日の米国株式相場は上げた(DJIA +67.89 @26,452.66, NASDAQ +24.21 @8,000.23)。ドル円為替レートは112円に迫る水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,220に対して、下落銘柄数は803となった。騰落レシオは99.50%。東証1部の売買代金は2兆3628億円。

TOPIX +4 @1,631
日経平均 +56円 @22,278円

米国株高を受けて、さらに中国の経済統計の回復を受けて、TOPIXも日経平均も続伸した。これで日経平均は5日続伸したが、5日続伸は2018年11月22〜12月3日の7営業日続伸以来、約4ヶ月半ぶりである。また、円相場が112円台前半の円安になったことも、自動車株や電気機器株など主力の輸出銘柄が買われて株式相場を支えた。他方、短期的な過熱感から個人は利食い売り先行となり、相場の上値を抑えた。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日の「上放れ並び赤」の後、定石通り高値を更新してきた。目先の上値抵抗線は12月3日の戻り高値@22,699円である。

33業種中21業種が上げた。上昇率トップ5は、証券(1位)、海運(2位)、輸送用機器(3位)、石油・石炭(4位)、銀行(5位)となった。
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「上放れ並び赤」の変形 ⇒ ジリ高となるか?

04月17日
昨日の米国株は小幅安となった(DJIA -27.52 @26,384.77, NASDAQ -8.15 @7,976.01)。ドル円為替レートは111円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が698に対して、下落銘柄数は1,346となった。騰落レシオは104.61%。東証1部の売買代金は2兆929億円。

TOPIX -1 @1,626
日経平均 +53円 @22,222円

米国株が小幅安となり、材料不足からTOPIXは小幅安となったが、日経平均は続伸した。日経平均は4日続伸となり、連日で年初来高値を更新した。ただ、ファーストリテイリング、KDDI、ソフトバンクグループの3銘柄だけで日経平均を98円押し上げた。これらの銘柄はPBRが高い銘柄(日経平均=1.14倍と比べ)が、それでも買われる。

日経平均の日足チャートを見ると、下から順番に、上向きも60日移動平均線、上向きの25日移動平均線、上向きの10日移動平均線ときれいに揃っている。株価は10日移動平均線の上で推移しており、さらに、昨日、上放れして陽線で終わり、本日も陽線で高値を更新している。「上放れ並び赤」の変形である。上放れ並び赤が出ると、その後はジリ高になりやすい。大きな悪材料が飛び出してこなければ、しばらく強含みの展開となると見るが、果たして定石通りの動きとなるかどうか。

33業種中25業種が下げた。下落率トップ5は、パルプ・紙(1位)、鉱業(2位)、電気・ガス(3位)、石油・石炭(4位)、卸売り(5位)となった。
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「株価サイクル3(着実な上昇局面)」

04月15日
先週金曜日の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +269.25 @26,412.30, NASDAQ +36.80 @7,984.16)。ドル円為替レートは111円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,910に対して、下落銘柄数は190となった。騰落レシオは109.82%。東証1部の売買代金は2兆3924億円。

TOPIX +23 @1,628
日経平均 +299円 @22,169円

米国株の大幅上昇を受け、TOPIXも日経平均も大きく続伸した。中国人民銀行が発表した3月末の人民元建て融資残高の増加を受けて、中国の景気改善が期待された。

日経平均の日足チャートを見ると、日経平均は戻り高値で上値抵抗線となっていた21,900円前後を上抜け、さらに心理的な節目でもある22,000円も上抜けした。下から順番に、上向きの60日移動平均線、上向きの25日移動平均線、上向きの10日移動平均線、そして一番上に株価が来る「株価サイクル3(着実な上昇局面)」の形となっている。

33業種すべてが上昇した。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、倉庫・運輸(2位)、保険(3位)、機械(4位)、非鉄金属(5位)となった。
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日経平均、株価サイクル3(着実な上昇局面)

04月13日
昨日の米国株式相場は小幅に下げた(DJIA -14.11 @26,143.05, NASDAQ -16.88 @7,947.36)。ドル円為替レートは111円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄の方が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が809に対して、下落目柄数は1,219となった。騰落レシオは95.46%。東証1部の売買代金は2兆2522億円。

TOPIX -1 @1,605
日経平均 +159円 @21,871円

TOPIXはわずかに下げ、日経平均は続伸した。日経平均は終値ベースで年初来高値を更新し、2018年12月5日以来約4ヶ月ぶりの高値となった。2018年9月〜19年2月期の連結純利益が過去最高を記録したファーストリテイリングが大きく買われ、この1銘柄だけで日経平均を約160円押し上げた。この銘柄が前日比同じだったならば、日経平均も前日比ほぼ変わらずということだった。

日経平均の日足チャートを見ると、下から順番に、上向きの60日移動平均線、やや上向きに変わりつつある25日移動平均線、そして一番上に上向きの10日移動平均線と並び、その上で株価は推移している。株価サイクル3(着実な上昇局面:生涯現役の株式トレード技術 海図編 210ページ)である。ただ、3月4日戻り高値@21,860円と4月8日戻り高値@21,900円が上値抵抗線として株価の頭を抑える構図となっている。来週はこの上値抵抗線を一気に突破できるかどうかに注目している。

33業種中12業種が上げた。上昇率トップ5は、情報・通信(1位)、その他製品(2位)、サービス業(3位)、保険(4位)、輸送用機器(5位)となった。
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チャートを素直に読むと上に抜ける可能性の方が高い

04月11日
昨日の米国株式相場は上げた(DJIA +6.58 @26,157.16, NASDAQ +54.97 @7,964.24)。ドル円為替レートは111円前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄の方が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が814に対して、下落銘柄数は1,222となった。騰落レシオは93.49%。東証1部の売買代金は2兆545億円。

TOPIX -1 @1,607
日経平均 +24円 @21,711円

日本国内の材料不足からTOPIXも日経平均も小動きだった。日経平均の高値と安値の幅はわずか93円だった。強いて特徴を挙げれば、米長期金利の低下を嫌気して銀行などの金融株が売られ、食料品や医薬品などがディフェンシブ銘柄として買われた。

EUは英国の離脱期限を10月31日まで再延期すると発表した。市場では「想定の範囲内」として影響は限定的だった。欧州経済に大打撃となる「合意なき離脱」はひとまず遠のいたが、市場からは「問題の先送り」と受けとめられた。欧州景気の失速という懸念は根強く、欧州関連とされる銘柄(三菱自動車、NTN、ニコン、マキタなど)は低迷している。決められない英議会に対する不信感が高まっている。ユーロ圏のPMIなどの景気指標は低迷しており、現在の景気と株価の下支え材料は欧州中央銀行(ECB)による金融緩和の継続だけである。

日経平均の日足チャートを見ると、下から上向きの60日移動平均線、その上にほぼ横向きの25日移動平均線、さらにその上に上向きの10日移動平均線が走っており、株価は10日移動平均線の上で推移している。そして、4月8日の戻り高値@21,900円が上値抵抗線として株価の頭を抑える構図となっている。ざっくり言って、2月13日以降は22,000円と21,000円の間を上下するレンジ相場が続いている。上に抜けるか下に抜けるかが問題だが、チャートを素直に読むと上に抜ける可能性の方が高い。しかし、相場は突然、不測の大きな材料が飛び出してきてそれまでのベクトルの方向が急転換することはよくある。目先は上方向だろうと見当をつけてポジションを持ちながらも、常に下振れにも心と建玉の準備をしておく必要がある。これができることが「技術」である。

33業種中19業種が下げた。下落率トップ5は、不動産(1位)、銀行(2位)、鉄鋼(3位)、証券(4位)、鉱業(5位)となった。
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総合判断は強含みの展開を想定している

04月10日
昨日の米国株式相場は大きく下落した(DJIA -190.44 @26,150.58, NASDAQ -44.61 @7,909.28)。ドル円為替レートは111円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が485に対して、下落銘柄数は1,572となった。騰落レシオは92.96%。東証1部の売買代金は1兆9674億円。

TOPIX -11 @1,608
日経平均 -115円 @21,688円

米トランプ大統領がEUに対して1.2兆円の報復関税を検討していると発表し、米欧の通商摩擦への警戒感や国内の経済統計の弱さから、TOPIXも日経平均も下げた。日経平均は前場では200円を超える下げもあったが、切り返して陽線で終えた。上海株が落ち着いた動きだったことや、日銀によるETF買いの観測が相場を支えた。東証1部の売買代金は4日連続で2兆円を割り込んだ。4日連続の2兆年割れは今年1月21日〜24日以来である。

ダウ平均は最高値まで1.9%、S&P500種株価指数は1.2%、ナスダック総合株価指数は2.0%まで迫っている。3指数とも最高値を更新しそうな勢いである。対照的に、東京市場では3月第4週まで9週間連続で外国人投資家は売り越した。そろそろ買い越しに転じるのではないかと期待される。2018年度の外国人の日本株売越額は約5兆6300億円と、ブラックマンデーの株価暴落があった1987年以来の高水準だった。また、毎年4月は外国人が買い越しになる傾向がある。もし、今年も買い越しならば、2001年から19年連続となる。2001年以降の4月の日経平均の騰落は11勝7敗と、上昇した年の方が多かった。さて、今年の4月はジンクス通りに上げるか?

日経平均の日足チャートを見ると、株価は今日は下げたものの陽線で引けており、上向きの10日移動平均線の上にある。25日移動平均線はほぼ横向きで、60日移動平均線は上向きである。総合判断は、3月4日の戻り高値が上値抵抗線ではあるが、強含みの展開を想定している。

33業種すべてが下げた。下落率トップ5は、石油・石炭(1位)、鉱業(2位)、建設(3位)、その他金融(4位)、電気機器(5位)となった。
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日経平均、総合的に見て上方向へ動きやすいが・・・

04月10日
昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -83.98 @26,341.02, NASDAQ +15.19 @7,953.88)。ドル円為替レートは111円台前半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が705に対して、下落銘柄数は1,318となった。騰落レシオは94.29%。東証1部の売買代金は1兆9426億円。

TOPIX -1 @1,619
日経平均 +41円 @21,803円

TOPIXはわずかに下げたが、日経平均は小幅高となった。米市場で半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体指数(SOX)が7日続伸し、連続で最高値を更新したことを受けて、東京市場でも東京エレクトロンなど半導体関連銘柄が上げた。他方、リビアの内戦で供給が減るとの思惑からニューヨーク原油先物相場が上昇したことを受けて、石油関連株も上げた。

日経平均の日足チャートを見ると、10日移動平均線の上にある。10日移動平均線は上向きとなり、ほぼ水平の25日移動平均線を上抜けた。その下に上向きの60日移動平均線がある。総合的に見て上方向へ動きやすいが、3月4日の戻り高値@21,860円が上値抵抗線として上がろうとする株価の頭を抑えている。この抵抗線を一気に突破するには何らかの買い材料、或いは大きな弾みが必要だろう。

33業種中22業種が下げた。下落率トップ5は、電気・ガス(1位)、小売(2位)、不動産(3位)、陸運(4位)、建設(5位)となった。
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10日、26日、60日の各移動平均線が上向きに揃った

04月05日
昨日の米国株は上昇した(DJIA +166.50 @26,384.63, NASDAQ -3.77 @7,891.78)。ドル円為替レートは111円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,311に対して、下落銘柄数は729となった。騰落レシオは104.15%。東証1部の売買代金は1兆9652億円。

TOPIX +6 @1,626
日経平均 +83円 @21,808円

米国株高を受けて、TOPIXも日経平均も上げた。トランプ米大統領が貿易協議のために訪米した中国の劉鶴副首相と会談し、米中貿易交渉の合意が近づいていると期待されたことが背景にある。海外企業から入る配当金の再投資の買いも混じっている。ただ、4月5日夜には3月の米雇用統計の発表を控えて利益確定売りも出て、上値を抑えた。

日経平均の日足チャートを見ると、今日の高値@21,839円は3月4日高値@21,860円にほとんど並んだ。10日、26日、60日の各移動平均線が上向きに揃った。世界経済の減速懸念や英国のEU離脱問題など不安材料はあるが、これまで株式に慎重だった一部の投資家が、日米欧など主要中央銀行が金融緩和気味なことを背景に「持たざるリスク」を意識して買い始めているようだ。

33業種中20業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、金属製品(2位)、繊維製品(3位)、その他製品(4位)、空運(5位)となった。
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上昇トレンドライン上に戻ってきた

04月04日
昨日の米国株式相場は上げた(DJIA +39.00 @26,218.13, NASDAQ +46.86 @7,895.55)。ドル円為替レートは111円台前半の前日比やや円安水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄の方がやや多かった。東証1部では、上昇銘柄数が873に対して、下落銘柄数は1,158となった。騰落レシオは99.36%。東証1部の売買代金は2兆1147億円。

TOPIX -2 @1,620
日経平均 +12円 @21,725円

フィラデルフィア半導体指数(SOX)が過去最高を更新したことで、米国市場ではハイテク株が大きく上げた。東京市場でも、半導体関連や電子部品などの銘柄上げた。ただ、日経平均は前日までの3日間で500円超上げたので、短期的な過熱感から利益確定売りも出やすい。

4月27日から始まる10連休に注目が集まっている。連休中に米連邦公開市場委員会(FOMC)、4月の米雇用統計など重要なイベントがある。連休中であるため、海外の株式市場が大きく動いても日本株は取引できない。したがって、ポジションを縮小しておこうという動きが予想される。

日経平均の日足チャートを見ると、60日移動平均線は上向き、10日及び25日移動平均線はほぼ水平で且つ、収斂しておりエネルギーが蓄積されている。保ち合いを放れるときは動きが速くなりそうである。さらに注目すべきは、昨年12月26日安値と3月11日安値を結んだ上昇トレンドライン上に戻ってきたということである。

33業種中21業種が下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位)、パルプ・紙(2位)、陸運(3位)、電気・ガス(4位)、医薬品(5位)となった。
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10日及び25日移動平均線が上向きに転じれば、上昇に弾みが付きそう

04月03日
昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -79.29 @26,179.13, NASDAQ +19.78 @7,848.69)。ドル円為替レートは111円台前半の水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,480に対して、下落銘柄数は588となった。騰落レシオは101.47%。東証1部の売買代金は2兆4166億円。

TOPIX +10 @1,622
日経平均 +208円 @21,713円

TOPIXも日経平均も反発した。ファイナンシャル・タイムズ電子版が午前9時半頃、「米中閣僚級協議で米中両国の最終合意が近い」と報道した。また、中国の3月の財新非製造業購買担当者景気指数(PMI)が54.4と、1年2ヶ月ぶりの高値水準だった。本日の日本株はこれらを好感して反発した。

日経平均の日足チャートを見ると、10日及び25日移動がほぼ横向きに収斂しており方向感がはっきりしないが、60日移動平均線は上向きである。現在は横向きの10日及び25日移動平均線が上向きに転じれば、上昇に弾みが付きそうである。3月4日高値@21,860円を明確に上抜けできるかどうか。

33業種中26業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、証券(2位)、非鉄金属(3位)、機械(4位)、電気機器(5位)となった。
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昨日に続き上値では根強い売りが出てくる

04月02日
昨日の米国株式相場は大幅続伸した(DJIA +329.74 @26,258.42, NASDAQ +99.59 @7,828.91)。ドル円為替レートは111円台前半の前日比やや円安水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄の方が多くなった。東証1部では、上昇銘柄数が886に対して、下落銘柄数は1,181となった。騰落レシオは96.21%。東証1部の売買代金は2兆3336億円。

TOPIX -4 @1,612
日経平均 -4円 @21,505円

米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が市場予想を上回って上昇し、米ダウ工業株30種平均はほぼ半年ぶりの高値を付けた。これを好感して、TOPIXも日経平均も高く始まった。しかし、買い一巡後は国内金融機関の益出しの売りに押された。日経平均は一時200円超高くなったが、後場の寄り付きから下げ始めた。

中長期志向の海外投資家の買いも入っているだろうが、売り圧力は消えない。3月第3週まで海外投資家は8週連続で売り越している。都銀・地銀も3月第3週まで31週連続で売り越している。また、月末から始まる10連休を控えて、買い持ちポジションを一旦手仕舞いする動きも増えるだろう。

日経平均の日足チャートを見ると、ほぼ水平の10日及び25日移動平均線の上に株価はあるけれど、昨日の長い上ひげに続いて今日は陰線で終えた。上値では根強い売りが待っていることを示している。

33業種中17業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、非鉄金属(2位)、機械(3位)、銀行(4位)、証券(5位)となった。
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改元(令和)のご祝儀相場気味

04月01日
先週金曜日の米国株式相場は続伸した(DJIA +211.22 @25,928.68, NASDAQ +60.16 @7,729.32)。ドル円為替レートは111円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げた。東証1部では、上昇銘柄数は1,837に対して、下落銘柄数は259となった。騰落レシオは101.63%。東証1部の売買代金は2兆4846億円。

TOPIX +24 @1,616
日経平均 +303円 @21,509円

米国株が続伸し、中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が改善し、円安となり、改元のご祝儀相場もあり、TOPIXも日経平均も大きく上げた。日経平均は一時500円高に迫る上げ様だったが、上値では利益確定売りに押された。3月の日銀短観の業況判断指数(DI)は悪かったが、想定の範囲内ということで影響は限定的だった。株価が大きく上がる雰囲気ではないが、中国が景気対策を行い、先進国は金融引き締めを停止したので年後半にかけて世界景気が回復するとういシナリオも描ける。

日経平均の日足チャートを見ると、10日移動平均線と25日移動平均線がほぼ横向きで収斂しており、株価はその上に浮上してきた。長めの上ひげを引き、始値と終値がほぼ同じ寄り引き同事線となった。上値では売り圧力が強いことを示している。しかし、60日移動平均線が上向きに転じてきたので、上方向に分がありそうである。

33業種中32業種が上げた。上昇率トップ5は、石油・石炭(1位)、鉄鋼(2位)、金属製品(3位)、非鉄金属(4位)、輸送用機器(5位)となった。
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